2020年10月25日日曜日

ビューティー&ビースト:バトルメイジ&コマンドー検証

 しばらくフォーラムも5chも見ていなかったので、若干浦島状態ですが、一通り見たところではHotfixが出た以外に大きな動きはなさそうな感じです。で、今回は前回のソルジャー強化の確認作業の続きで、落ちこぼれ軍団とも言われていた(・_・;)バトルメイジ、コマンドーがどれくらい強くなったのかという辺りを見てみたいと思います。


タイトルはかなり以前に「スモールビル」の記事でちょろっと登場した海外ドラマからですが、何故かここに来てHuluで配信開始されました。実はこの作品DVDはシーズン2までしか出てなくシーズン3,4は日本語で見ることは無理だと思っていたところまさかの全4シーズンを日本語字幕での配信です。内容は以前書いたとおり、基本イケメンの元超人兵士と美人女性刑事のコンビものですが、よく見てるとかなりメチャクチャな展開というか設定が多く、個人的にはどこか笑える作品という感じもしますので、その辺りを楽しんで頂ければと思います。(怪しい勧め方、というのか勧めて平気なのかも謎です。(・_・;))ということで、今回のビルドですが、完全に諦めていたバトルメイジやコマンドーがソルジャーの強化によってまさか復活ということで、ありがたいところですが、このゲームを歴史的観点で追ってみると時期によってビルドやクラスの強さが激変していて結構メチャクチャな展開になっている気もします。(・_・;)

*つまりバトルメイジ&コマンドー=ビューティー&ビーストってことですが、少々美化しすぎたかもしれません。(・_・;)

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まず、V1.1.8.1が出ているので一応軽く触れておきます。

・クルーシブルの祝福にペットのバフを強化

これは装備入れ替えによるスキル強化が修正された代わりの救済措置的な考えによる強化かもしれませんが、以前は祝福を使った後にペットが死ぬと効果が消えてしまうという、かなり不自然な状態だったのが、現在はペットが死んでも効果は続くようになっているらしく、ようやくまともになったというところだと思います。


・「シルバーコア ボルト」(コンポーネント):装甲貫通100%を追加。

これはフォーラムのどこかの記事で要望が出ていたのを採用したものだと思いますが、実際にどれぐらい有用かというのは、なんとも言えません。ただ、レアコンポーネントは結構素材の要求が厳しいので使うに値する魅力がほしいところで、そのような意味では良い修正だと思います。


他の装備類は今回は比較的数が少ないので省略で良いでしょう。おそらくペットの「神話級 うわばみのサークレット」「神話級 腐敗飲みの紋章」「サモン ブライト フィーンド」のリチャージの変更が影響がありそうなところですが、このペットは常駐型でも十分に強いのでさほど問題は無いと思います。


クラス:

ソルジャー

「ゾルハンのテクニック」:

今回のパッチの目玉と言って良く、二刀流の場合両手を使うようになり、攻撃アニメーションも高速になるなど大幅な強化です。正直今までだとフル強化するのはアヴェンジャー・ウォーダー位しか無く、攻撃モーションの遅さから2刀なら「マーコヴィアンのアドバンテッジ」両手武器なら「ゾルハンのテクニック」というのが定説でしたが、今後は2刀でも使われることになりそうで、ナイトブレイド以外の2刀ビルドの可能性を広げる興味深い変更だと思います。

アルカニスト

「テインテッド パワー」:

「神話級 グリムドーンのエッセンス」も含めて1.1.8.0の強化は無かったことにしてほしいと言うことなのか、あるいは期間限定のセールだったのかは謎ですが、先日のパッチで強化された部分が丸ごと剥奪されました。(・_・;)


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では本題ですが、都合良くafanasenkov26氏からセーブファイル付きで、定番どころのビルドの更新版が出ているので、3つ程試してみます。


スペルスカージ・バトルメイジ リンク


この記事内の過去の動画と比べてみるとV1.1.7.0でクルーシブルのタイムが6分44秒だったのが5分44秒と実に1分も短縮していますが、パッチでの度重なるやけくそ気味のバフがようやく実を結んでついに普通に強いビルドと呼べるほどになったようです。これで開発もようやく重い荷物を下ろすことが出来てホッとしていることでしょう。(・_・;) 

で、実際に試してみた感じではディフェンスは十分だし、「デヴァステイション」が降り続けるので範囲攻撃力も良好ですが、個人的には、このスキルは素早く移動しながらの戦い方には向かないので若干近接攻撃スタイルとは合わない感じがするのと、強くなったとはいっても、今回ソルジャーを含むビルドの大半がパワーアップしているので、トップビルドというところまでには届いていない感じもします。それでもSR75-76は問題なくクリアでき、全体的には強いビルドの仲間入りは果たしたと言って良いかと思います。


GTリンク

ソルジャーを含むビルドは軒並み強くなっている感じですが、火力でいうと以前紹介した、supertolik氏の2H物理ウィッチブレイドもさらに凶暴化していて凄まじいダメージを出しています。あとは、自作のタクティシャンも物理フラットはついに50Kを超えていて時代の代わり、終わり?を感じさせます。(・_・;) こんな感じ→GrimDawnTools ということで、今はソルジャーが強く、AoM時代に逆戻りした感じもしますが、この手のビルドでのSR75-76のクリアはずいぶんと楽になった感じです。


2H火炎コマンドー リンク

おなじみ「シャー'ズールズ ワールドイーター」「大司法官の防具」セットに「フォースウェーブ」のビルドですが、改めて試してみるとカカシのヘルスリセットまでのタイムは17秒程と非常に高速。SR75-76も余裕で10分台でいけ、前回の物理ウォーロード辺りと互角のタイムが出るのが驚きです。とにかく範囲攻撃力が強烈でこちらの方がチャンク1~3のマップのクリア速度が圧倒的に速いです。唯一の難点は耐性持ちとの相性が結構強く相手によって倒す速度にかなり差が出てくるのが実に惜しい感じです。あとは、前回のウォーロード程ディフェンスは強くないので、3体以上同時を相手にするのは厳しく結局はこれが理由で最速のタイムを狙うにはちょっと苦しいかもしれません。

とは言え、今回の3つのビルドの中では爽快感もあって個人的には一押しと言って良いので、サンプル動画を撮ってみました。→ リンク

素晴らしい範囲攻撃力で、こんなに楽にプレイ出来て良いのか?とか思ってしまいますが、これぞコマンドーという派手さで、これならシュワちゃんも納得の強さでしょう。(なんだそりゃ。(・_・;))

GTリンク

いや~ソルジャーも強くなりましたがデモリッショニストも強くなったので、結果的にコマンドーはかなり強化されている感じで、以前同じようなビルドを使ったときとは完全に別物という気もします。そういえば最近のパッチで強化されたせいか?レリック「アナイアレイション」も思いのほか良い感じで非常に効果的です。


DWカオス・ウィッチブレイド → リンク

ついでに、ウィッチブレイドで注目の「ゾルハンのテクニック」を使ったビルドが出ているので試しておきます。で、このタイプは本来はウィッチハンターで作るのがスタンダードでbanana_peel氏のビルドはカカシのヘルスリセットまでのタイムが9.5秒という爆速的な殲滅速度を誇る高火力ビルドでしたが、→ リンク あまりに脆すぎてシャッタードレルムでは死にまくりで自分にはとても使いこなせそうにありませんでした。(・_・;) というところでのウィッチブレイドですが、「ラー’ズィンの苦悶」セットの「ゾルハンのテクニック」強化に加えて、新MIの「マーコヴィアンのアドバンテッジ」強化での2つのWPSをメインを使うということで、検証に最適な感じです。

*なお、日wikiのコメントにも出ていましたが、開発がキャラ別で攻撃アニメーションの変更をするのを忘れたらしく、現時点では女性キャラだと「ゾルハンのテクニック」の性能がフルに出ない可能性がある様なので要注意です。(次のパッチで修正するとのことです。)


で、実際に試してみた感じでは、まだディフェンス的には脆さがありますがウィッチハンターよりは格段に安定して戦え、火力もそれほど見劣りはしない感じで、なかなか良い出来ではないかと思います。ただ、範囲攻撃力はほとんど無いので個人的には「ブラインドサイド」があると雑魚が散って邪魔なので外した方が良い気がしたのと、「ドリーグの血」のポイントが低いので、戦闘後の持続ダメージが非常に危なく、通常は「第二儀式」辺りを削ってもう少しポイントを振った方が良いと思います。


注目の「ゾルハンのテクニック」についてはかなり良い感じに見え、ナイトブレイドの2刀型と比べても全く見劣りする感じは無いので、デスナイトの2刀型なども結構期待できるかもしれません。ブレイドマスターだとどのWPSを使うのかが難しそうですが、これはかなり時間をかけて検証しないと分からないと思います。まあ、そのうちだれかが検証してフォーラムに書き込んでくるでしょう。(・_・;)


実は、似たようなビルドは自分でも考えて試していたのですが、こんな感じです。→GrimDawnTools  これだとカオスフラットダメージは40Kを超えてきて、2刀でこれだけ稼げるビルドはあまりないと思います。ここで使っている武器のAffix「デモニック+アラクリティ」はベストの一つで、少なくとも「デモニック」は必須でしょう。ここでは「カデンツ」ではなくアイテムスキルの「カオスの接触」「デッドリーモメンタム」のバフを加える形ですが、防御能力が低めなこともありバランス的には、上のカデンツ型の方が安定している感じです。

これは結構インパクトのある数値で、カオスを甘く見てはいけません。(・_・;)

こちらは実際のゲーム画面での数値で「闇の願望」はメダルの増強剤「闇き欲望のルーン」のスキルですが、こちらもインパクトのある数値です。(・_・;) 

*ちなみにスキルにはメインハンドダメージしか参照しないものもあるので、武器の装備は攻撃力の高い方をメインハンド側に装備しないといけません。なので「ナレン クールズ ブレイド」が必ずメイン側です。

参考までに、自作構成のサンプル動画です。→ リンク

さすがにボス戦は2体同時は厳しいので、複数来た場合はマップ反転を使わざるを得ないです。まあ、このビルド自体はシャッタードレルムよりはクルーシブル向きでしょう。


GTリンク

上のコマンドーと比べると、範囲攻撃力が無いのでチャンク1~3では殲滅速度が遅めですが、ボス戦の一対一ではこちらの方が圧倒的に速く、敵との相性もほとんど無いので快適です。あと、最近のナイトブレイドは「ブレイドスピリット」同伴ばかりなので、こちらの方が従来の2刀ビルドらしい感じが強いです。(・_・;)


上のビルドなどはステータス的には自作の構成の方が上に見えますが、最終的にはバランスの良さが優劣を決める上で大きな差になることもあるので、あまりTool上のステータスにはこだわらず実際に戦ってみて判断するというのが大事でしょう。まあ、上の3つのビルドはどれも素晴らしい出来だと思いますが、全てGD stashで作成した装備でかなりステータスが良いので、多少は割り引いて考える必要があります。なので動画などを見る場合もそこは頭に入れておかないと、自分で作ってみても同じ強さにならなかった。という罠にはまる危険があると思います。(・_・;)

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最後に物理報復コマンドーです。 リンク

AlkamosHater氏お得意の報復型での新作ということで見てみますが、構成としてはエレメンタル系を「鍛えられたベロナス」で丸ごと物理に変換するおなじみの形で、装備に関しては新鮮味は全くないです。(・_・;) 全体的には先日報復ウィッチブレイドの更新版でもやっていた装甲重視、防御能力軽視というバランスをここでもやっています。

一応実際に作って星座スキルが7割程まで上がったところでSR75-76を試してみましたが、なかなかの火力&ディフェンス力でクリア自体は全く問題ないです。ただ、ウィッチブレイドと同様に通常攻撃が無いためか、特に殴ってこないキャスター系は時間がかかる印象で、正直上の2H火炎コマンドーなどと比べると結構ストレスを感じるところです。また、マスタリーにB耐性低下が無いので相手によってはダメージの入り易さに差がある感じもします。なお、ディフェンスの方に関してはソルジャーが入っているだけあって不足は無いです。

SR80のボス戦で「コルヴァークの発現」は物理耐性が高いこともあり一対一でも倒すのが困難な感じで、「アレクサンダー」「ヴァルダラン」などもかなり時間がかかります。ということで、総合的に見ると悪くは無いのですが、報復ウィッチブレイドと比べると1,2ランク落ちるのは間違いなく個人的には結構微妙な感じでした。(・_・;)

GTリンク

お試しセットアップ

防御能力軽視は、大抵はこれぐらいの数値でも問題は無いのですが、突然変異と相手の組み合わせによってはかなり痛いダメージを受けるので、ディフェンススキルのリチャージなども把握した上で、きちんと立ち回りをしないと辛い場面が出てくる感じがしました。

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おまけ

バルダーズゲート3

ついにアーリーアクセスが開始されたので少し書いておきたいと思います。まあこのゲームはハクスラでは無いですが、個人的にバルダーズゲートの1,2は今までにプレイしたゲームの中でもベスト10に入るくらいの名作なので触れないわけにはいかないでしょう。(・_・;) ただ、制作は「Divinity: Original Sin」のLarian Studiosに変わっていて、続編というよりは「Divinity: Original Sin」のシステムを使ってD&Dを作ってみました~ 的な印象です。ということで、全体的な感じとしてはバルダーズゲートの1,2らしさはかなり薄く、どちらかというと「Dragon Age」辺りに近いような感じがします。


まあ、この辺りは事前にある程度予測できたことなので別ゲームとして見るとして、序盤を少しやってみた感じとしては出来はなかなか良いです。現在は第一章だけしかないですが、それでもかなりボリュームがあり、マップの隅々まで回っていると相当に時間がかかりそうで、会話の量も半端ない感じで十分に遊べます。ストーリー的にも序盤は全く前作との繋がりを感じませんが、いきなりマインドフレイヤーに捕らわれていて、寄生虫を頭の中に埋め込まれるシーンから始まるという意外性のある展開で引き込まれます。

*マインドフレイヤーは、以前紹介した海外ドラマ「ストレンジャー シングス」で最近一気に知名度が上がった感じですが、前作では非常に凶悪な敵で、味方が同士討ちをし始めるは、変な方向に走り出すは、レベルやステータスを下げられるはで、事前に対策をしておかないと、いとも簡単にパーティーが崩壊します。(・_・;)

一章の中盤辺り?で頭に埋め込まれた寄生虫を取り除くためにドルイドを救出に来たところで、右上のクマさんがそうですね。で、ここはどのような選択にしても戦闘は避けられない感じですが、画像は戦闘開始したところで、戦闘になると自動でターンベースの動作に変わります。まあ、この辺りは最近のゲームだとよくあるシステムって感じでしょう。

さらに、戦闘時に「O」キーで真上からの視点に変更でき、こうなるといかにもタクティカルシミュレーションという感じですね。

結果的には主人公は何故か味方だと思っていたクマに吹き飛ばされて死亡。(・_・;) ウィザードも弓のクリティカルで死亡と死者2名を出してボロボロになりながらもなんとか勝利。
パーティーメンバーは呪文で蘇生出来るので全滅しなければ大丈夫です。)で、蘇生&キャンプして回復させたところで辺りを見渡すとクマがいません。というか、元の人間の姿に戻って死んでました。(・_・;) 戦闘後も余裕で生きてた気がしましたが、どうやら、ダメージの床に立ったままだったようで、こちらがキャンプしている間に死んだようです。(まさに洋ゲー テイスト満載です。) ということで、セーブポイントからやり直しです。(・_・;)

とにかく、英語がよく分からないので選択をミスって仲間の評判が落ちたらやり直し、選択後のダイスロールで失敗してもやり直し、というように、ひたすらセーブ&ロードの繰り返しまくりですが、それを受け入れられればとても楽しいゲームだと思います。(・_・;)


ついでに、ここで最近非常に使えるツールを見つけたので書いておきますが、Mouse Dictionaryという辞書ツールで、カーソルの位置にある単語をリアルタイムで辞書引きしてくれ、驚きなことに画面に映っている物なら何でも読み取れるのでゲーム画面内でも使えます。かなり以前にFirefoxのプラグインで同じような物がありましたが、このソフトも「英二郎」の辞書を読み込み出来るので質的にもハイレベルで使えます。そして、今回はPDFや動画でも行けてしまうのが凄いです。(映画や海外ドラマの字幕など文字が大きすぎるのはやや難しいですが、多少調整すれば、日本で公開していない作品とかでも英語字幕があれば十分見ることが出来るかも?(・_・;))→ 参考リンク


ゲームをウインドウ表示にしていて、右にあるのがMouse Dictionaryですが、検索ボックスの右のボタンを押すと画面のようにカーソル位置にもポップアップで検索結果が表示されるので自動で流れる会話でも結構追えます。あと、このゲームは選択場面になったときには直前の会話文は残るので、大事なところはじっくり考えながらプレイ出来ます。

画面は赤髪のエルフのレンジャーが作成したキャラ、後ろの二人がNPCの仲間で左がゴブリンガールの戦死、戦士LAE'ZELと、右がクレリックのSHADOWHEARTで、あとお笑いキャラのウィザード、吸血鬼のローグ、悪魔に魂を売ったウォーロックがいますが、パーティーは4人までのようなのでレンジャーを作った場合はローグは自動的に押し出される形になってしまいます。なお、上の画像の3番は技能による選択肢で、キャラが持つスキルや、クラス、種族などに応じて現れ、会話後にダイスロールでターゲットの数値より高い値を出して成功すれば有利な展開に持ち込め、ほとんど戦闘無しでも進んで行けます。

*ただ、対象の能力が低いとターゲットの数値が高めに設定されるので、考えて選ばないと成功する確率が低いです。ダイス20に対してターゲットが15以上だとほぼ失敗するのが見えています。また、マインドフレイヤーの能力による選択を使えるケースもありますが、この場合ほとんどがターゲットは1になるので、まず失敗することは無くチート級の強さです。(・_・;)


あとは、同じD&Dのゲームでシステム的にもよく似た「SOLASTA」もアーリーアクセス開始で、ちょっとだけプレイしてみたところ(同じようなゲームを2つも買ってますが...(・_・;))操作的な部分ではこちらの方がプレイしやすく、こちらも良さそうな出来ですが長くなるので次回にしましょう。(・_・;)