2018年6月27日水曜日

ファンタスティック・フォー:「Shopping氏の果てなき狂乱」4点セット

今週はワールドカップが1日4試合ということで、見るのが大変ですが(全試合見るつもりらしいです。(・_・;))なんとShopping氏も1日に4つビルドを出してきました。(こちらも見るのが大変です。(・_・;))

*余談ですが、NHKのアプリでいつでも全試合が見られるというのが、ワールドカップも進化したな、という感じですが、このアプリ、マルチアングルで試合を見ることも出来て、戦術カメラというのが選手の配置から動きまでをはっきりと確認することが出来、サッカー通にはよだれ物です。(・_・;) でも、とても全部見きれないし、見ているとゲームもやってられないので、時間拡張スキルがほしい感じです。(・_・;)

さて、Shopping氏は久々の投稿で楽しみなところですが、4つも作れないし、「ラダガンの愚行」セットは未だに無得点(1個も出ない)とグループリーグ敗退している感じです。(・_・;) (一方「ライムタン」はビルドも作って、ちゃんと供養したはずなのに、引き続き化けて出て来る始末でどうにかしてほしいです。(・_・;))このようなわけで、アポステイトは作れないし、エレメンタリストはある程度強さも見えているし、ナイフ投げは、すでにいくつも紹介している、というところで、今回はウィッチハンターをメインに見てみますが、一応他のものも軽く触れておきます。


・2刀型生命力アポステイト → リンク
「ラダガンの愚行」セットをアポステイトで使うというのが面白いところで、「マルマスの布告」2本でエレメンタル→生命力変換を使って「ハガラッドのルーン」「ボーン ハーベスト」の2本柱を生命力変換してメインで使う属性変換ビルドです。通常攻撃は「ベロナスのかけら」を使っての武器攻撃型であるものの、パッシブスキルは取らず「インクイジター シール」もフル強化に、「マーク オブ トーメント」も取ってと、今回は火力一辺倒ではない感じです。

動画を見ると、下のエレメンタリストよりは火力は下がる感じに見えますが、グラディエータのクリア時間としては、そこまで遅くはない感じです。ただ減速耐性が低いので、やや戦いにくそうな感じは受けます。ということで、どちらかと言うとChthon氏辺りが作りそうな、変化球的なビルドというところで「新メニュー出してみました。」って感じでしょうか。(・_・;)

・ナイフ投げ生命力リーパー → リンク
「ファンタズマル ブレイズ」「フレネティック スロウ」で生命力変換した、連射型のナイフ投げビルドですが、珍しく盾持ちというところで、こちらも火力特化でなくバランスを取った作りに見えます。最近はSuperfluff氏の方が火力特化に走っていて、完全にお株を奪われている形ですが、これは丸くなったということか、大人になったということなのか謎なところです。(・_・;) ビルドとしては特筆する部分は無さそうですが、「ファンタズマル ブレイズ」はどうしてもエナジーがキツくなるので、クルーシブルは祝福でなんとかなるものの、本編だと対策をしないとストレスが溜まって来るのが辛いところです。

*このビルドで真に注目すべきはタイトルでしょうが、ジレット レイザー・ブレイド 5枚刃はひげ剃りってことで、これはネタビルドか?って感じですが、危険な兆候です。(・_・;)

・2H雷エレメンタリスト → リンク
これについては簡単そうだったので作ってみましたが、先日のSuperfluff先生の2H雷カンジュラーと同じタイプの「プライマル ストライク」をメインにしたビルドで、動画を見ると「ローカー」を倒す速度は結構速い感じです。実際のところはSuperfluff氏に比べると火力は抑えめですが、バランスを取っている分戦い易く、正直これくらいのバランスが正常かなとも思います。(・_・;) ただ、「テルミット マイン」に結構振っているのでエナジーがやや不足気味です。

エレメンタリストの場合、この「テルミット マイン」の雷耐性低下がポイントではありますが、注目は防御能力の低さです。両手武器の場合は攻撃速度とダメージがある程度高ければ、ヘルス変換の回復力が上がるので殴っている分には、意外とディフェンスはなんとかなります。ただ、クリティカルは受けるので、そこは即死しない分のヘルスを必要なだけ確保して、気絶耐性も祝福を含めて確保できるように、という感じで作られています。ということで、リングも攻撃速度をMaxにするための選択で、実は非常に考えられた作りですが、「DAなんかいらね~よ」という感じで痛快ですね。(・_・;)

GrimDawnTools
正直このタイプは、サブクラスはどれにしてもそれほど違いはないです。ウォーダーは「ブリッツ」の移動スキルが便利で、初心者にオススメ。ヴィンディケイターもディフェンスが強いですが、排他スキルが競合するのが難点。ドルイドはクリティカルダメージを最も上げることが出来170%オーバーは強烈です。そして、カンジュラーとエレメンタリストは耐性低下を積めるところが有利です。

・2刀型冷気ウィッチハンター → リンク
「デスマークの影」セットを使った冷気型のナイトブレイドで、一見普通かな、と思いがちですが、なんと「ラヴァジャー」を倒せるということで、えっ、ウィッチハンターで「ラヴァジャー」が倒せるの?って感じですが、今回は徹底して回避能力を上げることで乗り切ってみようという作戦で「当たらなきゃ怖くねえんだよ。」というソルジャーでもインクイジターでもペットでも無いという、普通は「ラヴァジャー」相手としては選択しないようなクラスをあえてぶつけてきたという、「これこそが世界と戦えるビルド」(・_・;) という感じの非常に気合の入った攻めのビルドです。(今大会今一つ成績が振るわない韓国チームに活を入れるべく、自ら点を取りに来たってところでしょうか。(・_・;))

まず装備ですが、「デスマークの影」セットは先日ブレイドマスターで使ってみて、パッチでの強化が非常に良い感じでした。というところでフルセット必須でしょう。あとは、なんと言ってもレリックの「ブレイドダンサーのタリスマン」が???という感じかもしれませんが、これは「近接攻撃回避率」での選択です。GrimDawnToolsのアイテムデータベースを使って「近接攻撃回避率」で検索すると意外に沢山の装備があることが分かりますが、レリックに関しては、これくらいしか無いので他に選択しようがないというところだと思います。ということで、パンツ、ベルト、メダル、ブーツなども同じ理由での選択になります。

星座もイオンの砂時計」「噂の女王 マーマー」「鰻」「ナダーンの刃」と「近接攻撃回避率」で考えられるすべてを取るという配置です。最後にスキルは、当然「シャドウ ダンス」はフル強化ですが、加えて物理耐性を持つ「デュアル ブレイズ」もフル強化しています。(あと、今回「サークル オブ スローター」は取っていませんが、この様な意図なら使った方が良いのではないかと思います。)

では実際に作ってみますが、このような古いクラスはすでにスキルリセット費用が上限に達しているので、クルーシブルでバイトをしてからでないと、作業が進められなかったりしてくるのが結構辛いところです。(・_・;) (まあ、星座スキル上げも兼ねてという感じで、仕方ないところです。)まず、「ラヴァジャー」専用ビルドということで耐性が欠けていては本編では辛いので、そこは増強剤を変えて整えました。また、「イオンの砂時計」も通常は発動スキルまで取ったほうが、絶対に戦いやすいので取りました。結果として、ヘルスがかなり少なくなってしまいましたが、レア装備でベルト、ブーツはクラフトで作れるのと、パンツもAffixがあるので、「近接攻撃回避率」に耐性とヘルスが付いたものがあれば置き換え可能だと思います。

で軽く戦ってみた感じとしては、ディフェンスビルドだけに本編ではあまり良く分かりませんが、エリートの「ラヴァジャー(肉)」と戦ってみると、確かに十分行ける感じです。そして、アルティメットの「ラヴァジャー(魂)」ですが、こちらも薬品類を使えば途中までは行けそうな感じで驚きです。近接回避と物理耐性があればウィッチハンターでも結構行けるんだなと、目からウロコな感じです。ということで、2刀型なのに近接での物理攻撃類に対しては余裕というのが、なんとなく違和感がある感じですが、当然DA型程までは行かなく耐性低下などには弱いので、クルーシブルなどでは動きながらうまく戦う必要はあるでしょう。ただ、逆に言うと耐性低下だけに注意すれば良いとも言えるので、そこをわかった上で戦えば、たしかに非常に戦いやすい感じもします。

まとめてみると、「近接攻撃回避率」と物理耐性を徹底強化することで物理系攻撃に対するディフェンス力を上げて「ラヴァジャー」に対抗しようという、なかなかに知恵を絞ったビルドという感じですが、これはバランス調整すればクルーシブルにも有効な手段で、このビルドに限らずナイトブレイドなら他のクラスでも応用できるので、非常に参考になるビルドではないかと思います。

GrimDawnTools
今回4つ同時にビルドを出してきましたが、全てに共通するのはレアアイテム無しというところで、ここは非常にこだわりを感じるところです。「近接攻撃回避率」というのは、先日のABCbarbecue氏とも共通する部分がありますが、より徹底したというところで、価値あるビルドというところでしょう。それにしてもウィッチハンターは難点はあるものの初期の頃から変わらず使い続けられている感じで、愛されているクラスだな、と思うところです。

2018年6月23日土曜日

【特別企画】冷気キャスター型インフィルトレイター比較研究

ABCbarbecue氏の新作が登場しましたが、冷気インフィルトレイターということで、今更あえて取り上げるまでも無いかな、と思ったものの、フォーラムの他のビルドを見てみると、冷気インフィルトレイターがたくさん並んでいるな。(・_・;) ということで、比較してみるのも面白いかもしれないので、特集っぽい感じで試して見ることにしました。また、武器攻撃ではなく魔法系スキルを中心としたキャスタースタイルは違いが出やすいので比較すると面白いかもしれません。

*ということで、このブログも段々とマニアックになって行くなと、自分でも思うところですが、実績もすべて解除して、装備も殆ど揃って、クラスも全部作って、他にやることが無くなったんだな、というところを察してあげて下さい。(・_・;)


その前に、前回の2刀型冷気トリックスターですが、確かにソルジャーやインクイジタークラスに比べるとディフェンスは弱く、クルーシブルでは祝福は必須という感じですが、いろいろ戦ってみた結果、現時点では最強と言っても良いかもしれません。とにかく殲滅速度が異常に速く、ここまで速いとクルーシブルが短時間でクリア可能なので、祝福を使う回数を減らすことが出来、グラディエーターを4回まわすという部分でかなり有利です。それに、170が厳しいなら130-150にすれば良いし、チャレンジャーでも同じことが出来るので多少装備が落ちても十分実用的です。グラディエーターの150クリアの場合でも、レジェンダリー品は最大8個くらい出るし、MIのAffixの質も良いので非常に効率が良いです。いや~それにしても火力はあのピュリファイアをも完全に超えてて、AoM以前では最弱とも言われたトリックスターが今や最強のクラスとは時代の流れを感じるところです。(・_・;)

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では本題ですが、今回グループリーグで対戦するのは以下の4チームです。(ワールドカップの見過ぎです。(・_・;))え~フォーラム常連のChthon氏、Ptirodaktill氏に、ここ最近ビルドを多く出してきているveretragna氏、そして、泣く子も黙る中華ビルドで有名なABCbarbecue氏です。ということで若手veretragna氏が常勝国相手にどこまで戦えるか、中華パワーがまたしても炸裂するのか、というあたりが見どころでしょう。(・_・;) (Chthon氏のビルドはDA修正前の古めのビルドで、クルーシブルは想定してないところには注意です。)

Chthon氏 → リンク
Ptirodaktill氏 → リンク
Veretragna氏 → リンク
ABCbarbecue氏 → リンク

装備:
 画像は左上がChthon氏、右上がPtirodaktill氏、左下がVeretragna氏、右下がABCbarbecue氏になります。
また黄丸は共通している部分、赤丸はキーになる部分という感じです。

キャスター型ということで、基本はエピックの「ザ シルバー センチネル」セットがベースになって来る感じですが、良く出る装備なので、まずは良いステータスのものを厳選しておきたいところです。なかでもショルダーの「神話級 シルバー センチネルのショルダーガード」はスキルも美味しいところが強化される上に、属性変換も付いて「プロも愛用しています。」という感じです。(・_・;) それ以外ではアミュレットの「メイジスレイヤーのプロテクター」も単品としては優秀。レリックの「イグナファーの燃焼」も当確です。

キーアイテムとしては、Chthon氏はチェストの「神話級 ストームウィーブアーマー」はスキル強化目当て、武器の「オレクスラの寒気」は発動スキル、ヘルムの「メイジスレイヤーのフード」もスキルとセット効果が目的という感じで、全体的に結構珍しい選択が多いですが、凍傷DoTを意識した構成です。あとは、武器のコンポーネントは「夜の印章」2個ですが「チルスパイクス」も2つ使うというところが凡人には思いつかない発想です。

Ptirodaktill氏は、リングの「エレメンタル ハーモニー」セットですが、他でも再三出てくるので好みなのでしょう。まあ、誰にでも地縛霊のように呪いで取り憑いて、外せなくなった装備というのはありがちです。(・_・;) なお、メダルの「神話級 暗黒夢の標章」については、意外にPtirodaktill氏だけしか使っていませんが、非常に優秀で定番と言っても良いと思います。ただ「神話級 冬王の王冠」は発動スキルもペットボーナスも生かせないので、ちょっともったいない感じはします。全体的にはAoEのスキルを多く使って範囲攻撃力を重視した構成になっています。あとはコンポーネントで「聖化した骨」を2箇所使っているのは、クルーシブルでの対「グラヴァ'スル」用ではないかと思います。(クルーシブルでの勝負どころとなる160、170で出てきたら速攻で倒して、有利な展開に持ち込もうという考えで、良い作戦だと思います。)

Veretragna氏は、武器の「神話級 チルフレイム イヴォーカー」というのが意表をついている感じですが、当然スキル変化の「ハガラッドのルーン」強化が目的で、ルーンをメインとしたビルドとなります。また、Veretragna氏は他のビルドでもそうですが、フォーラムでは珍しくディフェンスをきっちり確保するタイプで、初心者の方にもやさしいバランスになっているところは好感が持てます。

そして、注目のABCbarbecue氏ですが、パンツの「神話級 バルバロスのショース」は属性に関係なく使える優秀な定番装備ですが、ここでは装甲強化を目的としている感じです。また、ブーツの「神話級 レイスウォーカーズ」も発動スキルの近接回避が目的と思われ、ABCbarbecue氏のビルドでの考え方の柱となる「生存性」を上げるための装備ということになるかと思います。ということで、こちらも全体的には非常にディフェンスに気を使ったビルドとなります。

行動系耐性:
画像は左から右へChthon氏、Ptirodaktill氏、Veretragna氏、ABCbarbecue氏になります。

まあ、ビルドが何処を目指しているか(本編、スーパーボス、クルーシブルなど)の違いで変わる部分はありますが、特にクルーシブルでは行動系耐性は重要です。ということで、Veretragna氏、ABCbarbecue氏は物理耐性も含めてしっかり確保していることがわかります。Ptirodaktill氏も物理耐性については意識していますが、減速耐性0は注意が必要で、ある程度慣れている人向け、という感じになるかと思います。

スキル:
 画像は左上がChthon氏、右上がPtirodaktill氏、左下がVeretragna氏、右下がABCbarbecue氏になります。
また黄枠は共通している部分、赤枠はキーになる部分という感じです。

まずナイトブレイド側ですが、「ベール オブ シャドウ」ツリー、「ニューマチック バースト」ツリーは使うポイントの差はあれど必須です。あとはパッチV1.0.6.0以降ではとりあえず「デュアル ブレイズ」にも振るというのが必然になった感じで、Ptirodaktill氏に関してはフル強化です。

Chthon氏は「シャドウ ストライク」強化型で単体火力を重視しているのがわかります。また、「エレメンタル アウェイクニング」は、装備などのアイテムスキルを生かす目的でバフを優先して強化しようという意図が見えます。

Ptirodaktill氏は、パッチV1.0.6.0以降で物理耐性が加えられた「デュアル ブレイズ」を思い切ってフル強化してきました。また、「リーサルアサルト」のバフに注力しているのがわかります。

Veretragna氏は、ルーン主体なのでナイトブレイド側は、至って普通なバランスにまとめている感じです。ということで「エレメンタル アウェイクニング」「リーサルアサルト」のバフ系を押さえた配分です。また、「シャドウ ストライク」は思い切って外しています。

ABCbarbecue氏は「アマラスタのブレイド バースト」ツリー自体も外してきました。あと、珍しいのは「サークル オブ スローター」に少し振っているのがポイントで、ここでも近接攻撃回避を重視しているのが分かります。そしてこちらも「シャドウ ストライク」は切ってきました。

インクイジター側は、まあ、どれも定番的なスキル配分という感じですが、Chthon氏の「インクイジター シール」無しは本編をターゲットにした結果でクルーシブルでは流石に使うしか無いところでしょう。DoTに比重を置くということで、「ハガラッドのルーン」ツリーは「チルサージ」に注力していて、ここが装備の選択にも影響を与えています。

Ptirodaktill氏は、「デュアル ブレイズ」強化のため「ハガラッドのルーン」は無しで、リングの「エレメンタル フォース」などのアイテムスキル類が変わりをしている感じになっています。ということで、至って平凡な構成というところです。

Veretragna氏は、ルーン主体ということで「ハガラッドのルーン」に加えて、「カラスターのルーン」にも振っています。これは武器の「神話級 チルフレイム イヴォーカー」の火炎→冷気変換を利用する形での選択です。

ABCbarbecue氏は、「ハガラッドのルーン」ツリーをフル強化で、いかにもメイン火力というところですが、排他スキルは「信念のオーラ」を選択しています。これはコメントではOA,物理耐性を重視したとのことですが、ここでも「生存性」がテーマになっている感じです。また、「ホーン オブ ガンダール」を使うのが珍しいです。星座発動スキルとしての選択ではPtirodaktill氏のように「ワード オブ ペイン」を使うほうが一般的だと思いますが、エレメンタルダメージ減少を重視した選択のようです。また、武器コンポーネントの「チルスパイクス」もメイン火力として使っています。

星座:
 画像は左上がChthon氏、右上がPtirodaktill氏、左下がVeretragna氏、右下がABCbarbecue氏になります。
また黄丸は共通している部分、赤丸はキーになる部分という感じです。
全体的に共通しているのは「ローワンの王冠」「噂の女王 マーマー」「毒蛇」の耐性低下に、優秀な火力源である「冬の精霊 アマトク」は確定という感じです。

Chthon氏は、「リヴァイアサン」型ですが、他が結構イレギュラーな感じで、「インクイジター シール」無しということから考えるとディフェンスがつらそうですが、DA修正前のビルドなので、やはりクルーシブルは完全に想定していない作りということでしょう。

Ptirodaktill氏も「リヴァイアサン」型ですが、「守護者の目」を使っているところが珍しいです。ビルド自体がAoEのアイテムスキルを多用するところが売りということでの選択のようですが、属性変換は僅かなので完成ボーナス目的として、「ヒキガエル」よりは「1ポイントプラスすれば、こちらの方がお得。」の広告に騙されて取ってしまった感じでしょう。(まあ、メイスの「神話級 冬の帳の篝火」の発動スキルに合わせた感じだと思います。(・_・;))

Veretragna氏は、「建築神 ターゴ」が物議を醸しそうな感じですが、(・_・;) 個人的にはこれを取るなら「冬の精霊 アマトク」を1ポイント削ってでも発動スキルを取るところですが、ヘルスを重視した形です。この辺りは実際にクルーシブルを戦った中でここを強化しておきたいという考えから調整したのかもしれません。

ABCbarbecue氏は、またまた「イオンの砂時計」を使ってきました。先日のウィッチハンター同様「生存性」という部分においてスキルの時間短縮は絶対に外せないという考えでしょう。あとは「吟遊詩人のハーブ」がこのビルドでは重要性が高い感じで、OA,DA、エナジー回復というのもありますが、ここでは減速・捕縛耐生を重視したのではないかという気がします。これはVeretragna氏も取っていますが選択した理由は結構違いがあるのではないかと思います。あとは、「空位の王座」を取っているところに、レアアイテムなどで安易に気絶耐性を確保したりはしない、というポリシーみたいなものが感じられます。



*では、順番に作って試してみようと思いますが、まあ、スキルはある程度同じなので振り直しは比較的楽だとしても一度に4回も作り変えるというのは、結構無謀だな、と今更後悔しても始まらないので頑張ってみましょう。(・_・;) となると、しばらくはこのクラスは変更不可になりそうなので、どれを最後にするかで命運が分かれそうですが、ここは期待を込めてABCbarbecue氏を最後ということで賭けてみましょう。

Chthon氏 → GrimDawnTools
Ptirodaktill氏 → GrimDawnTools
Veretragna氏 → GrimDawnTools
ABCbarbecue氏 → GrimDawnTools

 画像は左上がChthon氏、右上がPtirodaktill氏、左下がVeretragna氏、右下がABCbarbecue氏になります。
 これを見ると、ヘルスや耐性の盛り方は人によって結構違うので、適当で問題ないな。ということが分かってホッとします。(ホッとするな!(・_・;))

戦力比較:
カカシを殴ってヘルスリセットまでの時間を計測

Chthon氏    :21秒
Ptirodaktill氏   :52秒
Veretragna氏    :37秒
ABCbarbecue氏   :27秒

Chthon氏の21秒は驚き!これはDoTのスタックで200k超えのダメージが常に発生することで強烈な火力が出ている感じで、装備を見ただけでは全く予想できない火力で恐れ入りました。ただ、エナジーが不足気味で、ディフェンスもかなり捨てているので、ヒットアンドアウェイ的に戦った方が良さそうです。「ローカー」はかなり厳しく、最低でも「インクイジター シール」は必要でしょう。

Ptirodaktill氏は、エナジーもディフェンスも十分で好バランスですが、意外にも火力は至って普通かなという感じです。また、「ローカー」は時間もかかるし、ちょっと張り付きでは厳しい感じでした。

Veretragna氏は、こちらも非常にバランスが良いですが、火力・ディフェンス共にPtirodaktill氏より上回っている感じで、「ローカー」もギリギリ張り付きで勝てる感じです。これなら何処でも安定して戦えそうで、誰にでもオススメできるビルドという気がします。それに「ザ ルーンバインダー」セットを使わないルーンビルドという部分での面白さもあると思います。

ABCbarbecue氏は、ディフェンスはVeretragna氏と同じ感じですが「チル スパイクス」を使うため、ややエナジーが不足気味。ただ、火力はさらにワンランク上で、このためか「ローカー」も張り付きでサクッと倒せます。しかし、Veretragna氏も決して出来は悪くないと思いますが、ABCbarbecue氏はレア装備を使わず、耐性も整えて、なおかつこの火力を実現しているということで、レベルの高さを感じます。

総評:
安易な企画だった割には、比較してみると結構面白い感じでタメになりました。個別にはChthon氏のあの装備で、あの火力というのには結構驚きました。またABCbarbecue氏はよく「生存性」(survivability)という言葉を使いますが、単にディフェンスとはちょっと意味が違って、F1などでいうところのドライバビリティという感じに思えます。いくら速い車があっても操縦性が悪くては安定して勝つことは出来ない、ってところでしょうか。これは、もうパソコンの前に大きな文字を書いておいて、拳を突き出しながら「生存性で勝つ!」とか復唱が必要でしょう。(空手かよ。(・_・;))

まあ、インフィルトレイターは何をやってもそれなりに強いな、とは思うところですが、やはり「ハガラッドのルーン」「チルスパイクス」は流石に強い感じで、昨年末のAoM発売直後に最初に作った新クラスのアポステイトで使ったときから、やたら火力が出るな、とは思っていましたが、キャスター型で作る場合は一応押さえておきたいところでしょう。なお、クルーシブルについては、時間がかかるので試しませんでしたが、リンク先に動画があるので見れば分かる思います。(というか、結構大変だったので、もうこの企画は止めにしようと心に誓いました。(・_・;))



2018年6月19日火曜日

品種改良の成果:2刀型冷気トリックスター

相変わらず精力的にビルドを出し続けるSuperfluff氏ですが、先日の両手型のトリックスターがコメントでは満足できなかったのか、あるいは「俺ならこうする」と思ったのかは分かりませんが、2刀型の冷気トリックスターを出してきました。まあ、このタイプはどう作ったとしてもある程度の強さは見込めるので、あえて取り上げるまでもないかもしれませんが、そこは今一番危険な男といわれるSuperfluff氏なので、(・_・;) 一応チェックしておきましょう。→ リンク

*余談ですが危険な男といえば、ワールドカップでペルーのゲレーロ選手、目つきがヤバイです。絶対に何人か殺している顔つきですが、直前に薬物違反で出場停止を食らっているというのもうなずけます。(・_・;) でも、ゴール前で意表を突くヒールキックでのシュートなど動きも技もキレれています。惚れました。(・_・;)

その前に、その2H冷気トリックスターのveretragna氏が、今度はイーサー型を出してきましたので、ちょっと見てみることにします。しかし、リチュアリストはキャラを作ったばかりだというのに、まさかの3連発でC・ロナウドばりのハットトリック完成です。(・_・;)

さて、今回は「サヴィジリィ」を雷→イーサー変換を使って徹底的に強化する感じで作られています。全体的には先日の中華バトルメイジと似たような装備ですが、イーサーメインの割には結構属性の違う物が多かったりと、若干変な感じもあります。ただ、ネクロマンサーのヘルス変換を最大限に使うというところがポイントで、とにかく殴っている分にはそう簡単には死ななそうなタフさで、スキルの数も少なく操作が非常に楽です。しかし、「サヴィジリィ」しか無いのにこれだけ戦えてしまうというのは、ちょっと異常な感じもしてくるところで、確かに雷ドルイドを作ったときに、あまりの強さに感激したものの、そもそもドルイドがこんなに強いはず無いし、(暴言が出ました。(・_・;)) エレメンタリストは完全におかしいし、最近はなんとなく胡散臭さも感じてきましたが、今がチャンスとも言えるので旬な間に遊んでおこうという考え方はありでしょう。(・_・;)

GrimDawnTools
カカシのヘルスリセットまでは1分15秒位と遅めですが、「ローカー」は離れないように張り付いていればギリギリ勝てる感じで悪くありません。本編は「サヴィジリィ」だけのワンクリック操作でも戦える感じで脳死プレイ可です。(・_・;) 難点としては、やはりOAが低めで、移動スキルが無いのも痛いですが、それでもリチュアリストのビルドの中では強い方だと思うので、行き詰まったら試してみるのも良いでしょうし、さらなる改良を目指してみるのも面白いと思います。

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では本題。実はこちらも内容については余り書くことがないくらいに、一般的なこのタイプのビルドと違いが無いのですが、ポイントとなるのはズバリ1点だけです。

◎「リング オブ スチール」の徹底強化。
スキルをフル強化しているのはもちろんのこと、当然「リング オブ フロスト」を取って冷気に変換しますが、それ以外にも装備でさらなる強化を図っています。

・「コルバの激怒」フルセット。
おそらくこのセットを冷気型で使う場合「コルバの首斬り斧」は出血要素が強いことから別の装備に変えることが多いのですが(まさに首を切られている感じです。(・_・;))「リング オブ スチール」強化ということでフルセットボーナスのスキル変化を使うため今回は解雇を免れた形です。で、そのスキル変化ですが、「リング オブ スチール」に武器ダメージ追加ですが125%というのは非常に高い数値で、そもそも100%以上が付いているのは他に無いと思います

・「神話級 グラスプ オブ アンチェインド マイト」(グローブ)
ここでも「リング オブ スチール」に武器ダメージ40%追加で計165%で、これは流石にヤバイでしょう。(・_・;)

・「夜の囁きの導管」(アミュレット)
ランダムスキル変化の「リング オブ スチール」強化ですが、刺突ダメージなのでどうかなと思うところですが、コメントによると範囲が広がることが大事とのことです。(たしかにクルーシブルでは非常に有効だと思いました。)

*あとは、「アルカモスの苦難」セット(リング)ですが、なぜレジェンダリーの「アルカモスの恐怖の印」セットでは無くエピックなのかはちょっと謎です。(・_・;) どう見ても性能的にはレジェンダリーの方が上で、刺突→冷気変換も有効だと思いますが、まあそのうちコメントあたりで説明があるかもしれません。ただし、カカシを殴っている分には全く速度的にも違いは無い感じです。

追記:
リングがエピックなのは、OAを優先させた結果とのことで、jajaja氏の冷気トリックスターもエピックを使っていたのでそれに沿った形のようです。まあ、高難易度で特定の敵相手にわずかに違うかどうか、というレベルではないかと思います。

では、実際に作ってみますが、手数が止まると致命傷になるため、気絶耐性は非常に重要で50%以上は必須って感じですが、レア装備2箇所共に気絶耐性付きというのは厳しいので、星座の「ウルズインの松明」を1ポイント削って、「空位の王座」に充てました。で、戦ってみると、流石にこれは速いです。「リング オブ スチール」一発で敵のヘルスがゴッソリ減るというか、見ようと思ったらもう死んでいるというか、(・_・;) 結構キテます。

試しにカカシで時間を測定してみると、ヘルスリセットまでは24秒と、やはりかなり速いです。しかも装備は若干劣化しているので、もう数秒は短縮できる感じです。あと、単体ダメージについては目視ではよく見えないので、今大会から導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を使って確認してみた所、たしかに、400K超えの危険なダメージが入っています。これはペナルティ(弱体化)確実でしょうか。(・_・;) 

それ以外では、予想通り「ローカー」には張り付きでは勝てないので、そこはインフィルトレイターの方が有利かな、というのはあります。また、ペットの「ネメシス」はクルーシブルでは死ぬのは稀ですが、本編では結構死にますので、別のに変える選択肢もありかもしれません。しかし、クルーシブルで戦ってみると意外に快適で、今回については「ウェンディゴ トーテム」無しは正解だと思います。戦い方としては大きく動きながら戦っていけばそれほど耐性低下も受けないし、基本的には受ける前に倒していけるのでサクサク進みます。なのでマップは「死の坩堝」のように広いマップのほうが良いです。また、この様な理由で設備よりは祝福優先で使っていくのが良いでしょう。

全体的には、最近のSuperfluff氏の他のビルド同様、火力がすべてで、速攻で倒すことでディフェンスを不要にするスタイル(いわゆるjajaja化 (・_・;))がさらに進んでいる感じがしますが、基本的には2刀型の冷気トリックスターそのままなので、比較的戦いやすく、今回はおすすめ出来るビルドかな、と感じました。それにしても、グラディエーターの151-170のクリア時間ははついに7分台に入ったということで、そろそろ理論限界値に近づいてきた感じです。(・_・;)

GrimDawnTools
先日の2H雷カンジュラーのダメージにも驚きましたがそれを超えているということで、トリックスターもまだ改良の余地があったのか! というところが、流石廃人王というところでしょうか。(・_・;) いや~それにしても、これはある部分では完全にインフィルトレイターを超えている感じで、トリックスターも立派になりました。(・_・;)

2018年6月16日土曜日

ザ・エクスペンダブルズ:ペット・リチュアリスト

前回書いたように、全クラス作り終わってやっと一息と思ったところに、このタイミングでリチュアリストのペットビルドが出てくるかな。というか、あるいは作っておいてよかったというか、複雑な気分ですが、せっかくなのでSuperfluff氏の新作ペット・リチュアリストを試してみたいと思います。とにかく、フォーラムの動画を見てほしいのですが、まずペットビルドでグラディエーターをクリアすること自体が難関ですが、逃げや立て直しは全くなしで、正面から突撃してクリアしているというのがありえない感じで、いろいろな部分で従来のペットビルドの常識を覆していて、こちらも偉業達成というところでしょう。(・_・;) → リンク

では、一応おさらいしておくと、以前にも書いているように、ペットビルドというのは、このゲームのビルドの中でもかなり特殊で、専門家というのが存在します。フォーラムではDaShiv氏が有名で、解説も恐ろしく詳しくなにか学術論文みたいですが、(・_・;) 日wikiでも他のビルドに比べてかなり詳しく書かれていたりと、軽く作ってみる分には特に難しくはないものの、掘り下げていくとかなりの専門知識が必要になり、フォーラムのいつもの常連メンバーでさえもあまりビルド例を見ることがありません。しかし、そこは廃人王のSuperfluff氏、安易にカバリスト、カンジュラーではなく、リチュアリストを使って本格的なペットビルドを出してきました。

*ちなみにSuperfluff氏は少し前にドルイドのペットビルドも作っていて、実は作って試し済みですが、(・_・;) アルカニストの超マニアックなスキル「マニフェステイション」を使うという、「このスキルを使うのはあんただけだろう。」的なチャネリング以上のマニアックさに、もう笑うしかない感じですが、確かに強さは十分なものの結構扱いづらいのと、装備のレア度が高すぎて再現には程遠く、ちょっとオススメできない感じだったのでボツにしました。(・_・;)

ペットビルドとしてのリチュアリストですが、カバリスト、カンジュラーと比べると、専用装備が少ないというのもありますが、やはり、オカルティストの「ドリーグの血」が無い所が大きく、ペットと本体のヘルス回復という部分で不利で、特に「瀕死の神」を取る場合は対策が必要になります。ということで、普通は「モグドロゲン ザ ウルフ」型で行きたくなるところですが、Superfluff氏は「瀕死の神」を使ってきました。ということで、ここが見どころでしょう。

では、詳しく見てみると装備では、両手武器の「神話級 死門の守護者」を使ってきました。正直ペットビルドで両手武器を使っているのを見るのは始めてです。(冬王トリックスターなども両手ですが、殆どはハイブリッド型だと思うので、純粋なペットビルドでは、コンポーネントが1つしか使えないデメリットが結構痛いので、殆ど使われない感じです。)他も結構珍しい装備の組み合わせですが、重要そうなものとしてはヘルム「神話級 ネクロロードの凝視」とリングの「神話級 スピリットバインダー グリフ」がリチュアリスト向けでステータスもスキル変化も素晴らしくて優秀な感じです。あとは、アミュレットの「不朽の囁きの導管」のランダムスキル変化による「レイズ スケルトン」の召喚数+1とリチャージ短縮は重要でしょう。

次に星座に関しては、最近こればかりという感じになっている「イオンの砂時計」の時間短縮に「瀕死の神」のコンビですが、ペットビルドではスタンダードな使い方なので普通の選択です。ただそれ以外は「ラトッシュの杖」「魂たちの看守 テュポス」と先日のパッチで強化された星座を使ってきました。スキルについては、生命力属性がメインということで当然耐性低下の「デヴァウリング スウォーム」「スペクトラル ラース」はフル強化です。あとは「モグドロゲンズ パクト」に結構振っているところが目を引きますが、「瀕死の神」のヘルスペナルティと時間短縮でスキルの使用率が上がることでのエナジー消費の対応をここで調整したというところでしょう。それ以外はいかにもペットビルドという構成です。

では一通りペット関連のステータスを見てみると、耐性を確保しているのは当然として、「ダメージ」「攻撃速度」が高い半面「ヘルス」や「防御能力」は完全に捨てていて、速攻で倒すことを想定した超短期決戦型の作りと見ることが出来るでしょう。では実際に作ってみますが、前回の生命力キャスター型とTire3の星座が同じでスキル上げが楽なのが救いですが、今回もレアアイテムが難関で、キングス付きパンツはあるものの、耐性が確保できないので断念して別のものにしました。次に、メダルは倉庫にまずまずのものがありましたが、ブーツのエレメンタル耐性は難しいので、出血耐性付きのものを使っておいて、エレメンタル耐性はアクセサリーの増強剤で穴埋めすることにしました。というところで、やや本体の耐性が足りていませんがペットのステータス部分ではそれほど差がない範囲に収まった感じです。(このレア装備は再現できないと思いますが、耐性などは必ず揃える必要が出てくるので、作るにあたっては装備に合わせて星座、増強剤、コンポーネントなどのどこかで調整が必要になってくると思います。)

では戦ってみますが、まず、ペットはヘルスや防御力が低いので当然すぐに死にます。ただ、リチャージ短縮があるので、短時間で補充することが出来ます。つまり、ガンガン死にますがそれを上回るペースで補充出来れば問題ないし、ペットのヘルスを回復させる必要もなくなる。という大量消費、大量生産型の使い捨てスタイルです。ということで、なんとなく全部のペットを「カンジャー プライマル スピリット」のように時間制限ありで使っている感じになります。なので、強さ以前にペットの管理、立ち回り、ヘルスコントロールと操作が難しく、かなり慣れが必要な感じです。どちらかというと、ペットビルドというよりは、たくさんのスキルを使うキャスタービルドに近いイメージかもしれません。

まとめると、最近のSuperfluff氏のビルドはクルーシブルの設備・祝福を使うことを前提とした、非常に火力重視のバランスなので、上級者以外であれば多少ディフェンス寄りに調整したほうが戦いやすいのではないかという感じますが、このビルドに関しては特にその様な傾向が強く、本編などでも必ずしも戦いやすいビルドとは言えない気がします。ビルド自体は、ヘルス回復のなさを使い捨て型にすることで不要にして、リチュアリストの得意とする生命力と「瀕死の神」の組み合わせを使える形にするという、強さにおいても工夫においても素晴らしい作りで傑作と言って良いビルドではありますが、そのような理由もあって非常に評価が難しいビルドでもあると思います。

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おそらく、かなりペットビルドを使ってきた上級者でないと使いこなせ無さそうな上にグラディエーター専用という感じもします。動画のプレイは見事と言うしか無いですが、前へ前へ突っ込んで戦っているのは、気合でも性格でもなく1秒でも早く倒すしか生き残る道がないので、そうせざるを得ないという、実は非常に追い込まれた戦いを強いられているようにも見えます。

全体的にはその前のペット・ドルイドと同じような作りで、それをさらに押し進めた感じですが、たぶん、パッチでペットに強化が入ったこともあって、なんとかしてペットビルドでグラディエーターを制覇したかったのかな、という感じがしました。

2018年6月15日金曜日

偉業達成:生命力・リチュアリスト

今回は、いよいよ全28クラスの最後となるリチュアリストの作成ですが、途中で中華ビルドの割り込みのため中断して、ワールドカップ前に完成させる予定が間に合いませんでした。(・_・;) さて、リチュアリストといえば、まずペットビルドがありますが、やはり専用のセット装備がないからでしょうかカバリストやカンジュラーほどは人気がない感じです。ということで、「ヴァルグールの飢え」セットが眠っているのでこれを使う生命力型で作ってみようと思いますが、このセットは下位版がないのでLV94までは、何も考えずに適当にやれるだけやってみましょう。ということで、今回はなんとなくプレイリポート風になります。

では、さっそく本題ですが、生命力型なので序盤は「ボーン ハーベスト」「ラヴェナス アース」を中心としたキャスター型という感じで進めていきます。シャーマン側は当面「デヴァウリング スウォーム」だけでOKなので、レベリングはやりやすい感じで、特に「ラヴェナス アース」は火力・ディフェンス・耐性低下と全て揃っておりこれだけ強化しておけば十分戦えるので楽です。また、「ボーン ハーベスト」もCDありですが短めだし武器参照が付いて威力が高く、射程距離も長いので優秀です。ということで、やはりネクロマンサーは強いです。

最初は「ラヴェナス アース」特化で行こうかと思いましたが、運悪く「ボーン スパイクス」が出なく中途半端な形で進みましたが、火力的には問題なくノーマルAct5,6も余裕でした。そして、Act6でまさかの「マルマスの布告」の下位版が出てしまったので「ラヴェナス アース」特化は無くなりました。(・_・;) エリートの入っても火力に不足はないのですが、「瀕死の神」を取るとヘルス回復スキルがないだけに、戦闘後にヘルスが減るのが気になります。また、時折強烈なダメージで死にそうになることがあるのですが、耐性やディフェンスには問題ないことから、どうやら反射で大ダメージを受けているようです。戦闘中はヘルス変換で回復できるので問題ないですが、ここも回復スキルがないことが響いて敵が死んだ後にDoTなどが残っていると結構ヤバイです。

という感じで、火力・ディフェンスともに問題ないものの注意していないと、ときおり死にかけます。そして、流石に3キャラ連続で作っていると疲れてくるので、なにか高速道路で居眠り運転しているような、いつか事故りそうな危うさを感じる中だるみ状態で進んでいたところ、ポロッと「ワイルドブラッド クラッシャー」が出ました。

これは!
「もしかして、両手ですか~」
「Yes Yes Yes」
「もしかして、オラオラですか~」
「Yes Yes Yes」

ということで、突然ですが両手武器型にコンバートしてみます。スキルも「サヴィジリィ」にポイントを振って近接型にして、武器コンポーネントも「リフトストーン」に替えて突撃します。しかしながら基本的にはあまり違いはなく、やはり「瀕死の神」のヘルスペナルティと、時折来る反射ダメージに苦戦して、あぶなっかしい戦いが続きます。しかし、目は覚めました。(・_・;)

そんな感じで進めながら「密輸人の道」を爆走していたところ、後ろからトロールのヒーローが追いかけてきて、何をするのかと思ったら火の玉を投げてきました。→ 即死 (・_・;)
「なにっ~!」
長いことこのゲームをやってきて、こんな場所でその辺のヒーローに殺されるのは初めてのような気がします。とんでもなくふざけた真似をしてくれるな、とすごい勢いで舞い戻って店員の名札を掴んだところ「バラール ザ・ロックイーター」というやつでした。でも殴ったら崖下に吹き飛んでいったので、「シャンブラー」のように火の玉だけがヤバイ感じでしょうか。う~ん、これだけやっていても、こんな敵に今まで気が付かなかったとは、なんて奥が深いゲームなんだ...とちょっと思いました。(・_・;)

そんなこんなで、LV75になっても使えそうなセット装備もないので、微妙な感じで進んでいきますが、LV80を超えてアルティメットに入ってきたところで、結構受けるダメージがきつくなってきました。流石にキャスター装備なので装甲が低めで、「ディケイ」「ウェンディゴ トーテム」だけでは厳しくなってきた感じです。とりあえず、近接は辛いのでキャスター型に戻してなんとかLV94まで来ましたが、耐性低下は結構積めているし、ヘルスも有り余っているものの、攻撃能力がかなり低めで、何か火力がイマイチな感じがします。で、結局フォーラムの作品集に「ヴァルグールの飢え」セットを使ったビルドがあったのでこれをベースにすることにしました。→ リンク (キャスター型のほうがまともに殴られないのと、エナジー再生の面でも有利で、ヘルス変換が高く戦闘中に関しては安定していることから、盾にする意味もあまりなくオフハンドでも問題ない感じです。)

では、ここからはいつものように一通り内容を見ていきます。まず装備は「ヴァルグールの飢え」フルセットになりますが、カバリストかリチュアリスト向けの装備で、スキル変化の「ストーム トーテム」強化は変化スキルの「コラプテッド ストーム」を取って生命力化することを前提としたものです。ただ個人的にはこのクラスで生命力を使う場合、優秀なスキルが多いのでポイントが足りなかったり操作が面倒になるので、できれば強化するのは「ブラッド パクト」にしてほしかったところです。あとは、アイテムスキルが付いているのがグローブだけというのも、ちょっと損をしている感じがします。ということでフルセットボーナスが必要かどうかが判断の分かれ目になるかと思います。

他では、武器の「マルマスの布告」はエレメンタル→生命力変換で必須でしょう。リングの「神話級 シグネット オブ ザ フォールン」「神話級 カース ベアラー 」も定番ですが、今回片方は同じく耐性低下を持つ「ヴォイドハート」で代用しました。それ以外の部分については別の装備で自由に置き換え可能だと思います。武器コンポーネントの「リフトストーン」も好みです。注意点としてはヘルス変換での回復がメインなので気絶耐性は50%以上はほしいです。このためレア装備で良いものがなければブーツの「神話級 凶兆のグリーブ」は確定です。あとは攻撃能力が上げにくいクラスなのでベルトは通常は「神話級 ガードル オブ ストールン ドリームズ」が良いのですが、今回は全クラスコンプリート記念として、ヴァルバリー港制覇時に集めたベルトの中から秘蔵の品を使ってみました。Affixサンダーストラックの気絶耐性に、イーサー、カオス、エレメンタル耐性、さらに+32ヘルス再生/秒が、「瀕死の神」のペナルティを和らげてくれます。(これは「モグドロゲンズ パクト」12ポイント分に匹敵するので大きいです。)

星座は出来れば保険として「グール」がほしいところですが、オフハンドだと「マーク オブ トーメント」に頼らざるを得なく「イオンの砂時計」は必須に近いので、星座は変更の余地は殆ど無いでしょう。スキルについては、どれを強化するかはいろいろな考え方があると思います。個人的にはヘルスは20,000もいらないので「ハート オブ ワイルド」は減らしました。また、使用スキルが多くなるので「ストーム トーテム」は面倒なら外しても良いと思います。またレリックは「ウロボルークの刈取り」にしていますが「リーピング アーク」を使うのはボス戦だけです。あと「イル オーメン」は物理ダメージ減少と恐怖が必要なので面倒でも使ったほうが良いです。最後に万が一の保険を用意しておきたいところですが、やるとすればレアアイテムを増やして耐性を充分確保した上でメダルを「神話級 神聖の標章」するか、フルセットは諦めて盾の「神話級 ミートシールド」辺りを使うかだと思いますが、装備が揃ってない場合はこのようにしたほうが無難です。全体的には耐性低下がかなり充実しているので、敵との相性を感じなく火力的にも充分ですが、やはり倒す速度は遅めで、ある程度殴られます。このため装備が弱いと結構苦労する感じになってしまうのは避けられそうに無いでしょう。

さて、このリチュアリストですが、結構扱いが難しいです。もともとこのクラスの特徴として、ヘルスを確保しやすい一方で、攻撃能力を上げるのが非常に難しく、レア装備でカバーしないと3000以上は難しい感じです。また生命力型なら「瀕死の神」は必須ですが、ヘルスペナルティは戦闘中はヘルス変換でなんとかなるものの、引き撃ちや逃げる際に危ないのでなんとかしたいところです。しかし、ヘルス回復スキルが無いので「モグドロゲンズ パクト」を上げるか、とかになりますがポイントがもったいない感じもするしで、難しいところです。しかし、攻撃スキルがこれだけ揃っているクラスも珍しいので、いろいろ弄る楽しみがあり、初心者にはちょっとオススメできないものの、なかなか面白いクラスではあります。

ということで、ついに全クラス制覇~これで、あとは心置きなくワールドカップ。と思ったら、Superfluff氏からペット・リチュアリストが登場!(マジですか。(・_・;)) なんとなくペットだけに全クラス制覇の「ご褒美」って感じもしますが、(私は犬ですか。(・_・;)) 疲れた体に鞭打って次回に続くことにしましょう。

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武器の見た目はR指定のボカシとかではなく(・_・;)「スパーク オブ リアリティ」のエフェクトで、ブラックホールみたいでかっこよいです。ということで、ついに全クラスLV100を達成。プレイ時間も切りよく5000時間になりました。あとは、ワールドカップに集中したいところですが、単に海外ドラマがサッカーに置き換わるだけだったりして。(・_・;)

2018年6月12日火曜日

【特集】検証、中華式CDRビルド

前回のCDR型バトルメイジでクルーシブルをいろいろ戦ってみたので、感想を少し追記しようと思って書いていたら、かなりの分量になってしまったので別記事で書くことにしました。(・_・;) まあ、久々に注目すべきビルドが出たってことで特集にするのも良いかなというところです。

では、今回の話はクルーシブル中心ですが、そもそもクルーシブル以外でここまでのディフェンス力を必要とするのはセレスチャルぐらいなので、やむを得ないです。まず設備・祝福はチャレンジャー、グラディエーターともに「ストーンウォールバナー」もしくは祝福のエンピリオンは必須な感じです。これはヘルスが低めなので、突然変異で更にヘルスが下がった場合、一撃で即死するリスクが高くなるからです。(チャレンジャーでも耐性低下とクリティカルが重なると一発で8000以上のダメージを受けることがありえるので、ディフェンス力とは関係なく、ある程度ヘルスを上げておくほうが無難です。)まあ、設備・祝福無しだと、いずれにせよトリビュートポイントは余ってくるので、「ストーンウォールバナー」だけなら、100から始めて4回やってもトリビュートポイントの残りは90。さらに、90でスタートした場合も4回後の残りは同じく90で、全く減らない形になる感じです。(あくまで、毎回全部勝てればですが。(・_・;))ということで、ディフェンス力という部分を試してみたいと思います。

*トリビュートポイントは160クリアで5~6。170クリアで24~25ってところみたいなので170をクリアできればかなり稼げます。また、170で死んだときも17貰えました。

ということで、結果としては全く問題なくクリアできたので下の方にサンプルの動画も貼っておきました。かなり時間がかかっていますが、これは火力の補助が全く無いのでしょうがないと思います。ただヒーロ程度なら倒す速度は普通なのでボス以上や、耐性持ちで時間がかかっているというところです。それにしても、慣れれば5回の内4回くらいはクリアできる感じで本当にディフェンスの安定感が普通じゃありません。勝負は160、165、170の3箇所だけなので、うまく戦えばバナーなしでもクリアは可能で、これはちょっと他のビルドでは出来そうにありません。


スキルの使い方としては、「オーバーガード」は命綱なのでかけ忘れると命取りです。次に「エレオクテスの鏡」もどんどん使っていきます。そして、リチャージの間を「ナリフィケイション」「メンヒルの砦」で埋めていくような感じでスキルを使って行くのが基本ですが、動画のように結構適当にやっても、まあ大丈夫です。(・_・;) 「ナリフィケイション」はデバフを消すという観点では狙って使ったほうが良いですが、エレメンタルダメージ軽減が目的なら、すぐに使って切れないようにしたほうが良いです。(あと、「メンヒルの砦」は正直な所、無くても大丈夫な感じで、重要性は低いです。)慣れてくれば、ボタンを押すタイミングは自然と分かってきますが、押し間違えや、かけ忘れは危険なので、特に勝負どころではスキルアイコンを目視確認しながら、安心・安全で確実な操作を心がけましょう。(・_・;)

では、ブログならではというところで、ウェーブ別の解説もつけておきます。

161:ポジショニングが悪く「アレクサンダー」のメテオがモロに当たっていますが、(・_・;) 他に耐性低下がかかっていないケースであれば、まあ大丈夫なのでそのまま戦いました。それより回復持ちのヒーローがいる場合は泥仕合になるので、その場合は先に始末する必要があります。メテオに注意しながら倒しにいきましょう。

162:今回はマッドクイーンが出て来ませんでしたが、張り付きのままでも耐えられるので全く問題ないです。

163:3人の評議員が固くて嫌になりますが、まあそれだけなので評議員のそばで雑魚を減らして行けば、多少時間の節約になるかもです。なお、このマップでは出向いてくれますが、マップによっては出現場所のダメージゾーンに立てこもったりするので更にうざいです。

164:楽なウェーブです。次に備えて水分を補給するなりしっかりと休息をとっておきましょう。(・_・;)

165:またしても「アレクサンダー」が来ますが、耐性持ちなので倒すのに時間がかかります。ただ、他に耐性低下さえなければ安牌なので、そういう意味では耐性低下持ちがいる場合はリスク回避ということで、そちらから先に倒すのが良いのではないかと思います。ということで小山力也は先に倒すことにしました。(・_・;)

166:これも同じ考えで耐性低下を持つ「シャー'ズール」を最初に行きました。後は問題ないですが、なぜか「ルーシャス司令」が引っかかたらしいので出張サービスで叩きに行きました。

167-168:全く問題ありません、最後に備えて気合を入れておきましょう。

169:ここからが勝負です。イーサー耐性持ちですが、耐性低下が嫌なので「アナステリア」から行くことにしました。「セオディン マルセル」は最後に残るとそのまま170が始まってしまうので、適当なところで倒しておいたほうが楽です。

170:とにかく組み合わせで違いが大きいので、最初の数秒でのポジショニングが明暗を分けます。ピッタリこない場合は立ち位置を変える必要がありますが、そこからAoMのネメシス1体を倒すまでが勝負になります。今回は、「迷いし者の死神」2体で、イーサー耐性持ちだけに辛いところですが、他が「ザンタリン」「ムージラウク」なのでまだ楽な方です。できるだけ地形をうまく使って分断すると楽になります。「グラヴァスル」「クバカブラ」の場合だと「グラヴァスル」「迷いし者の死神」「クバカブラ」「迷いし者の死神」を先にと、基本耐性低下持ちを優先に倒す感じでやっていますが、思い通りにいかないこともあるので、このウェーブだけは場数を踏むしか無いでしょう。(動画にはないですがウェーブ160も同様です。)

動画の報酬はレジェンダリーが4つしか無い寂しいパターンでしたが、サンダーストラックのクバカブラパンツが出たのでステータスも覗いてみました。グラディエーターは良いAffixの付いたMI品を狙ってプレイする感じになりそうなので、レジェンダリー品の方が目当てあればチャレンジャーのほうが、気分的に楽だし時間的にも速いかもしれません。(チャレンジャーでも160、170は危険で、死ぬ可能性的にはあまり変わらないようなので、このビルドの場合はグラディエーターで戦う方がお得感が高い感じがしました。)

あと、最悪途中で死んでもバナーだけなら、トリビュートポイントのロスも気にならないし、数個くらいはレジェンダリー品も出るし、MIのAffixの質も悪くないですが、時間ががかかるので、慣れてきたら「ヴァンガード バナー」に替えたいところです。

チャレンジャーの場合は、150-170で15分くらいでしたのでグラディエーターの半分くらいの時間ですが、余裕があるのでマップもどこでも平気な感じです。そして、こういうときに限ってキングス付きのネメシスパンツとかが出たりするから困ります。(・_・;)

参考動画:「砂の坩堝」グラディエーターW161-170
一応ディフェンス力が見どころなので、設備は「ストーンウォールバナー」のみ、祝福は無しというかなり厳しめの縛りプレーです。戦闘スタイルは専門的に言うと「脳死張り付き」呼ばれる、引き撃ちもヒットアンドアウェイもないベットリと暑苦しい戦い方です。(一応家族の同意があれば生命維持用のスキルを切っていつでも旅立たせることが出来ます。(・_・;))ただ、中央で仁王立ちは流石に無謀すぎるので定番の下側のアーチの部分で敵を分断しつつ、メテオ類も防ぐという戦法で行きました。*黄色い輪のようなアイコンが「シールドウォール」で常に発動しているのが分かると思います。

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さて、このビルドですが、クリーグ・バトルメイジがベースになっているということは、当然クリーグ・デスナイトでもアレンジ可能ではないかと思えるところで、装備・星座を同じにすればかなり近い感じにはなりそうです。「エレオクテスの鏡」に変わって「マークオブトーメント」になるって感じですね。ということで、作って試してみました。

まず装備では、ベルトは変更が必要なので「神話級 スピリット シーカーコード」に。アミュレットはそのままでも良さそうですがネクロマンサーであれば「不朽の囁きの導管」のランダムスキル変化でイーサー耐性低下が使えるので、こちらに替えました。あとリングは「ザ メイジロード」セットでも良さそうですが、耐性低下と耐性確保の観点から片方だけ使うことにしました。であればレアリングで置き換えるのもありですが、「フィーンド」を使っている以上、エレメンタル→イーサー変換は少しでも残したいので、この形になりました。

星座は、そのままだとエナジーが不足する感じだったので、ヘルス変換で回復は足りていることもあり、「ビヒモス」「蜥蜴」「鉄床」もを削って「レブナント」「毒蛇」にOA確保もあって「鷹」に変えて調整しました。最後にスキルは、ソルジャー側は星座スキル発動用の「キャリドアのテンペスト」の代わりとして「ブレイドアーク」「メイヴェンのスフィア オブ プロテクション」の代わりで排他スキルは「メンヒルの砦」を取っています。ネクロマンサー側は定番的なパターンなので特に書くことはないですが「マーク オブ トーメント」は当然極振りです。

バトルメイジと比較した違いですが、ヘルスが稼ぎやすいものの、OAが少し下がります。あとは気絶耐性が低くなりますが、「オーバーガード」があるので問題ないでしょう。それ以外ではクールダウン短縮も下がりますが、「マーク オブ トーメント」は持続時間が長いので許容範囲です。火力、ディフェンスともにほぼ同じというところですが、厳しい場面ではやはりバトルメイジのほうが耐えることが出来る感じがします。大きくは「エレオクテスの鏡」「マーク オブ トーメント」の違いと思えそうなところですが、個人的には「ナリフィケイション」が無いことの違いのほうが大きい気がします。このスキルを10ポイントほど振ったエレメンタルダメージ減少の効果は非常に大きく、さらにデバフも消せるということは星座「水の番人 ウロ」「蟹」のスキルを同時に持っているとも言え、その優秀さが分かるというものです。

それでは、クルーシブルに行ってみますが、バトルメイジと同じ条件にして「ストーンウォールバナー」のみで戦ってみたところ、こちらもなんとか170をクリア出来ました。時間もだいたい同じ感じですが、イーサー耐性持ち相手はバトルメイジよりややきつい感じです。ただ、ヘルスは充分あるので「ヴァンガードバナー」に替えた方が良いでしょう。当然ポイントとなるウェーブも同じで160、165、170のネメシスになりますが、バトルメイジよりは耐久性が低い感じなので、操作やポジショニングはよりシビアになります。しかし、それ以外に関しては全く問題なく張り付きで耐えることが出来ます。

170は「アレクサンダー」「迷いし者の死神」「ヴァルダラン」「ザンタリン」でこのビルドにとってはイーサー耐性持ちばかりで勘弁してほしいところですが、(・_・;) なんとか持ちこたえて勝てました。今回の条件においては、バトルメイジはどんな組み合わせでも、なんとかなる感じですが、デスナイトはちょっと無理な組み合わせがありそうな気がします。ただ、祝福があるだけでかなり違うので、使う分にはそこまで差はないと思います。

実はさらに両手型のバトルメイジでも応用が可能かな?と思っていろいろ工夫してみましたが、流石にこっちは難しい感じで断念しました。ということから考えると時間短縮+「シールドウォール」が非常に効果がある感じで、盾+装甲の強化にヘルス回復を組み合わせてディフェンスを作るというスタイルかと思います。このため盾持ちのビルドであれば他のクラスでも応用は可能だと思います。

GrimDawnTools
この新しいCDR型ですが、仕組みは違えど結果的にはDA型と同じと言って良いディフェンス力を持っています。なにか、DAが修正されて、この後どうするか途方に暮れる人が多い中で、生みの親の当事者は「別にDAじゃなくても、別の方法で同じことは出来るよ。」と余裕で受け流している感じもして、感服するばかりです。実はABCbarbecue氏のウィッチハンターを見たとき、何故CDR型にするのか、というところが若干疑問だったのですが、このビルドが前提ならその理由がよく分かる感じで、非常に納得できました。

2018年6月10日日曜日

エージェント・オブ・シールド:CDR型イーサーバトルメイジ

週末はリチュアリストを作る予定でしたが、またまたトンデモナイビルドが登場して、それどころではなくなりました。(・_・;) 前回ABCbarbecue氏のウィッチハンターを紹介したときに少し書きましたが、その記事の別ページにバトルメイジの動画があって、どれくらいの人がこれを見たのかは分かりませんが、このゲームをある程度やっている人なら誰しもが、あのDA型が出たときと同じ様な驚きを受けたことだと思います。とにかく、ネメシス9体?を撃破する脅威のディフェンス力は、薬品を使っていることを差し引いてもちょと衝撃で、見た目は普通のクリーグ・バトルメイジってところなのに、何故こうなる??? ということで、可能な限りこのビルドを再現して試してみました。→ リンク

*なお、今回はGrimDawnToolsのリンクがなく、動画上で見れる範囲でしか内容が分からないので、違っている部分があるかもしれません。特に増強剤や星座の割当などは完全に想像で設定しているのでご了承下さい。また、例によって今後パッチによる弱体化というのもあり得るかもしれませんのでご注意下さい。

まず、装備から。基本的には「クリーグの武装」セットを使った、盾持ち型がベースになっていますが、ヘルムだけは「破壊者の恐視」に変わっています。また、リングの「神話級 バンド オブ ザ エターナルホーント」は耐性低下、「アルブレヒトの二重性」はカオス→イーサー変換での選択でしょう。あと、アミュレットの「スペルスカージ ディフレクター」はクールダウン短縮と耐性が目当てではないかと思います。と、ここまではレアアイテム無しって所以外は、普通かなって感じです。唯一、コンポーネントは今となっては珍しい、「聖化した骨」「ホーンテッド スチール」など一部旧コンポーネントを使っています。

次に、星座はこのビルドの命とも言えるところで、「イオンの砂時計」のクールダウン短縮が柱となりますが、次に重要なのが「建築神 ターゴ」「シールド ウォール」で、これは、もともとリチャージ時間が短めなので、時間短縮させるとほぼ常時展開させられるのがポイントで、常に装甲35%upにシールドダメージブロック+150%となるのは大きいです。他では、火力としては「フィーンド」「鉄床」だけで、全体的には時間短縮によるディフェンススキルの回転率UPを狙った配置という感じですが、ちょっと珍しい構成だと思います。

最後にスキルですが、まず、アルカニスト側は排他スキルが「スターパクト」のクールダウン短縮優先で、「エレオクテスの鏡」にもポイントを振っています。あとは、フラットダメージ強化にカオス→イーサー変換を活かして「ファブリック オブ リアリティ」を極振りです。また、「エレメンタル バランス」は取らず、「メイヴェンのスフィア オブ プロテクション」「ナリフィケイション」にも十分ポイントを振っている所から、かなりディフェンス重視の構成です。なお、「キャリドアのテンペスト」は星座スキル発動用で間違いないでしょう。ソルジャー側は「カデンツ」がメインですがフルにポイントを振っていません。逆に「ブリッツ」はクールダウン短縮を活かすためかフル強化です。それ以外は、至って普通な感じです。

さて、戦ってみると、意外に火力が高い感じがします。当然現在のトップレベルの火力には及ばないものの、ビルドの構成から考えられる以上の火力が出ている感じで、なにかシールドカデンツ型が出たときと同じ様な感じがしました。しかし、カカシを殴ってみるとヘルスリセットまでは2分25秒と、多分こんなもんだよなと納得できる時間だったりします。で、問題のディフェンスはと言うと、本編辺りだと余裕過ぎて良く分からないのでクルーシブルで試す必要がありますが、さすがにグラディエーターとなると星座スキルのレベル上げが必要なので、残っているクエストなどを消化しながら下積みのトレーニングを行うことにしました。(・_・;)

結構な時間を使って鍛え上げたところで、まず、「現実のふち」辺りで戦ってみると、通常の攻撃では破壊できない、攻撃してくる岩を楽に倒せるので、どうも「シールド ウォール」「エレオクテスの鏡」の反射ダメージが結構効いているようです。そして「ローカー」も張り付きであっさり撃破出来ましたが、どう見ても倒す速度が速いです。ということで、この反射ダメージの効果が予想以上に大きい感じですが、以前「エレオクテスの鏡」をフル強化して試したときには、あまり効果を感じられなかったので、結構目からウロコです。

思った以上にイケそうなので、エリートの「ラヴァジャー(魂)」と戦ってみた所、途中までは張り付きで全く問題ないですが、流石に凶悪化した後ではとても張り付いていられないので、対策&薬品類が必要でしょう。アルティメットの「ラヴァジャー (心)」はディフェンスは十分行けそうですが、火力が足りないのでこちらも薬品類が必須な感じです。ただ、OAが低い分相当時間がかかりそうなので、あまり現実的では無さそうでした。

では、いよいよグラディエーターですが、結果から言うとウェーブ150までは設備・祝福なしでも行けます。問題となるのは大量にネメシスが出てくる160、165、170辺りで、流石に設備・祝福なしで張り付きで戦うのは危ないですが、引き撃ちも交えれば不可能でもない感じもします。ただ、火力が足りなく相手によっては異常に時間がかかるので、通常は祝福のアマトクやヴァンガードバナーを使った方が無難です。

ということで、まとめてみると基本的にはCDR型のスペルバインダーと同じタイプといって良いと思いますが、装甲が高い分素のディフェンス力があり、安定度ということであればスペルバインダーより上だと思います。ただし、火力としては少し劣る感じなので、どちらが良いかは自分の腕次第というところでしょうか。また、Tire3の星座を4つ取る体内損傷型ウィッチブレイドもディフェンスに定評があるビルドですが、いい勝負だと思います。安定感では今回のバトルメイジが上だと思いますが、ウィッチブレイドはDoT型でヒットアンドアウェイの戦法で戦えるので、こちらについては戦い方の好みの差ではないかと思います。ともかく、またしても中華ビルド恐るべしと、唸ってしまう所ですがDA型が死んだ後に出てきたのは、なんとCDR化したシールドカデンツでした。

*今回久しぶりにグラディエーターを何回も戦いましたが、170クリアの報酬の良さに驚きました。なんと言ってもレアアイテムのAffixの付き方が完全に違う感じで、サンダーストラックス付きが一度に4つも出たことがありました。ということで、これはグラディエーターをクリアできるキャラをなんとしてでも確保しておきたい感じです。

GrimDawnTools
ディフェンスも強いが、火力も最低限は確保されていて単に思いつきで作られたのではなく、生存性を最重要と考えた上で細部まで非常に計算して作られた一級品のビルドです。おそらく、普通に火力だけ、ディフェンスだけを考えたのでは作れないような、柔軟な発想と相当な時間をやりこんだ中で気がついた知識をフル動員して初めて出来るような感じの作りで脱帽しました。個人的にはバトルメイジがついに頂点に立ったということで嬉しいですが、クリア時間としては遅めにはなるものの、比較的集めやすい装備でグラディエーターがクリアできるということで、是非試してみてほしいビルドだと思います。

2018年6月7日木曜日

軍隊の雑談:

今回は軍隊ということで、いろいろなビルドでカカシを殴ってみてヘルスリセットまでの時間を計測してみたいと思います。注意点としては、カカシ相手なのでディフェンスは関係なくあくまで火力のみの勝負となります。(なお、攻撃は受けないので被打時発動スキルを持っている場合は不利です。それから、あくまで単体火力なのでAOEや範囲攻撃主体の場合も単純に比較はできないところです。)

*カカシについては、モンスターデータベースを見ると、耐性は生命力が25%、それ以外は18%で、18%という数字は耐性を持っていない場合の最低値だと考えて良いと思います。あと物理耐性は5%、DAが2000に装甲値は1500というところです。また、ヘルスは14,000Kとセレスチャルクラスで「ローカー」の4,500Kと「ラヴァジャー」「モグドロゲンの化身」の25,000Kの中間って感じです。

2H冷気インフィルトレイター     :23秒
片手銃盾持ちピュリファイア       :27秒
2H雷カンジュラー          :27秒
2H冷気トリックスター        :40秒(Superfluff版だと28秒)
2Hクロスボウ雷ドルイド       :32秒
2刀型刺突ブレイドマスター      :36秒
2H火炎タクティシャン        :44秒
2H物理ウォーダー          :48秒
カオスレイ・ウォーロック        :50秒
2H物理バトルメイジ         :55秒
CDR型イーサースペルバインダー     :1分06秒
盾持ち体内損傷ウィッチブレイド     :1分07秒
カオス/イーサー・メイジハンター    :1分07秒
2H火炎エレメンタリスト       :1分20秒
2丁拳銃生命力ディファイラー     :1分25秒
盾持ちイーサー・デスナイト       :1分40秒
ダブルブリッツ・コマンドー       :1分40秒
盾持ち出血ウィッチブレイド       :1分40秒
ライムタン・サバター          :エナジーが枯渇して計測不可。
ドレインエッセンス・アポステイト    :エナジーが枯渇して計測不可。
*精々1.2回試しただけなので数秒程度の誤差は出ます。

*バトルメイジは以前記事で書いたときよりディフェンスよりに変わっています。また、ライムタン・サバターはエナジーが枯渇しなければ40秒位です。あとエレメンタリストは次のコーナーで出て来るビルドです。

まあ、あくまで参考としてで、実際のビルドの総合的な強さとは一致しませんが、やはり単体火力が強いビルドが有利で、スペルバインダーなどはAOE型なのでどうしても不利な感じです。あと、チャネリング型やナイフ投げビルドは大抵エナジーが持ちませんが、カオスレイ・ウォーロックだけはエナジーも余裕だし、健闘している感じです。他にはやはり生命力ビルドは単体火力としては振るわない感じです。また、出血ウィッチブレイドは古めのビルドの例として出してみましたが、以前のビルドだとこの辺りが普通かなというところで、デスナイトも同じくらいというところから、最近作られたビルドのバランスはクルーシブルの難易度が下がったせいもあってか、今年初めの時点よりは、かなり火力志向になって来ていると言えるかと思います。(前回の2HトリックスターはSuperfluff版にするとこれだけ違うということで、やはり、瞬時にこの様なアレンジ版を出せるあなたは只者ではないです。(・_・;))

他にもヴィンディケイターやペット・カバリストなども試したいところでしたが、ビルドを変更していたので断念。しかし、なかなか、これだけ一度に比較できる人もいないと思いますので、何かの参考にはなるかもしれません。個人的には1分以内が一応目標値かなというところで、30秒以下というのはかなりディフェンスを削って火力を上げる方向になるので必ずしも追求する必要はないと思います。(一応フォーラムでの噂では2刀型冷気インフィルトレイターで8秒というのが最速らしいので、どこまで短縮できるかチャレンジしてみるのも面白いでしょう。)

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次はおなじみ雑談を少し。

・新ボスのクラ'ヴァールですが、最初は楽かと思っていましたが、意外にビルドによってはきついし、レベリング時は危ないのでハードコアだとパスしたほうが良い相手だと思います。特に足元の冷気の池とメテオ(ブリザード?)は結構ダメージがキツイので耐性が低いと殺られます。ただ、ゾンビアタック公認なので通常はゴリ押しで問題ないですが。(・_・;)

・クルーシブルですが、やはりパッチ後だと150クリアと170クリアでは報酬に差がある感じがします。しかし、難易度は下がったとはいえ170クリアはそれなりにハードルが高いので、チャレンジャーといえども多くのビルドでは祝福なしでは厳しいかもしれません。とりあえず170までやるということでは貰えるトリビュートポイントが増えたので必ず設備・祝福は使ったほうが良いですが、最近は上の実験でもあるように火力志向なので、そういう意味では、マップによってはとりあえずストーンウォールバナーを立てておくというのが一番安上がりな気もします。ただ、ビーコンもかなり強化されているので、祝福優先か、設備優先かなどトリビュートポイントの使い方は悩むところです。

・いよいよ、まだ作っていないクラスの残りが1つになってリーチが掛かりました。ということで明日から最後の戦いとなるリチュアリスト戦に挑むことになりそうです。そして、装備も新セット以外のレジェンダリー品で出ていないのは「スペルスカージ ヘルム」の設計図だけになりました。(あとはエピックリングの「神話級 永劫腐敗の指輪」が全く出てくれませんが、これはもう永久に出ない感じでしょうか。(・_・;))

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次に、両手シャーマンで「ブルートフォース」ツリーを活かすパターンとして、珍しい両手武器の「ブレーズ ラッシュ」を使った火炎型のエレメンタリストを試してみました。ザックリ作ってみただけで何の工夫もありませんが、以前だったら間違いなくどうしよもないレベルだったはずの所、火力・ディフェンス共にまずまずで、ちゃんと使えるレベルになっています。欲を言えばもう少し火力が上げられればという感じですが、エレメンタリストに向いた装備が少なく物理成分が結構残っているので、もう少し属性変換出来ればという感じです。ちなみに、星座を「瀕死の神」、排他スキルを「ストームコラーズ パクト」に変えてもさほど違いはなく、もう一つな感じでした。

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雷は火炎・冷気に比べて属性変換の種類が少なめなのが難点で、もう少し装備が揃っていれば、両手武器型シャーマンの火炎型や生命型もかなり行けそうな感じがします。とはいえ、どんな武器でもそこそこな強さにはなりそうなので「烈魂」「レヴィアタン」などを使ってみるのも面白いでしょう。

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最後に、DA型を世界に広めた中華コミュニティービルドの記事を投稿したことで有名なABCbarbecue氏が久々にビルドを投稿して来ましたので、触れておきたいと思います。ビルドは「ラダガンの愚行」セットを2点使った2刀型ウィッチハンターで、現在「ラダガンの愚行」セットは0なので作れないのが残念ですが、いくつか興味深い部分がありますので、詳しく見てみましょう。 → リンク

まずは、生命力→酸変換の「デスガード ブレイド」と冷気→酸変換の「毒刃のカウル」をつかうところは、jajaja氏の毒酸型ウィッチハンターと同じですが、ここに「ラダガンの愚行」セットのチェストとアミュレットを加えて、刺突→酸変換と「シジル オブ コンサンプション」のカオス→酸変換をプラスしています。また、リングに「神話級 デスガードシジル」を2個使っているところも目を引くところです。それから、解説にあるようにメダルの「不死の誓約」のヘルス回復スキルのリチャージ短縮が、生存性を上げるために重要というところも興味深いところです。

星座も結構珍しく、パッと見には毒酸型には見えません。キーになるのは「イオンの砂時計」の時間短縮ですが上にもあるようにディフェンス目的での選択のようです。それから低めの攻撃能力をカバーするためか、「死者のチャリオット」「吟遊詩人のハーブ」を取っています。スキルで目を引くのは、ナイトブレイド側は「神話級 デスガードシジル」でのスキル強化がありながら、あえて2刀用パッシブは使わず、「シャドウ ストライク」強化です。そしてオカルティスト側は「シジル オブ コンサンプション」に属性変換での火力ブーストとして「ソレイルのウィッチファイア」「第2儀式」を強化しています。(最近「第2儀式」は火力ブーストとしてフル強化するのをよく目にするようになってきました。)あとは「ドリーグの邪眼」のみ強化という、武器攻撃ではなく魔法系スキルを主体にした最近では珍しい感じの構成です。

そして、次もポイントですが、コンポーネントがフォーラムの定番的な構成と全く違っていて文化の違いを感じます。見ただけで結構驚きですが、これは耐性超過を重視した選択だと思います。エレメンタル、毒酸、生命力、イーサーは意識的に40%以上を確保、さらに、行動系耐性もしっかり整えられています。また、攻撃能力、防御能力、装甲値も慎重に計算されている感じで装備が選ばれていますが、一方で装甲吸収率は78%、ヘルスもかなり低めと切り捨てられています。

これは、今年はじめに中華コミュニティのビルドが紹介されたときにも、似たような構成のビルドをよく目にしましたが、必ずしもフォーラムなどで目にする定番的な装備や、コンポーネントの使い方が正解ではないと、言われている感じもして考えさせられるものがあります。動画の方はクルーシブルの終盤を少しだけ見ることが出来ますが、戦い方も特徴的で「ブレイド バリア」での回復を積極的に使っていて、クリア時間などはあまり気にしてない感じです。またマップも「砂の坩堝」で下のアーチ部分をメテオのブロックに使うところなどは、DA型登場時と同じ様な戦い方で、今のフォーラムでは「死の坩堝」のゲートを使うのが主流になっているのと対象的な感じがします。

ということで、クルーシブルをクリアするにあたっては、火力で押し切るのではなくバランスを整えて生存性を上げる方向に調整して、戦い易くすることで安定させるという、現在のフォーラムの主流の考え方とは違った作り方で、ディフェンスの弱いウィッチハンターにおいて一番大切なのは生存性だという言葉が胸に響きますが、またしても目からウロコ的な非常に勉強になるビルドかと思います。(コメント欄のバトルメイジやカンジュラーの動画なども必見だと思いますので是非隅々まで見てほしいと思います。)

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新セット「ラダガンの愚行」をウィッチハンターで使ってきたという所など、相変わらず発想自体の素晴らしさを感じます。また、コメント欄に出てくるフォーラム常連陣の数々を見ると、リスペクトされている感じで、やはり中華コミュニティビルドの投稿による影響の大きさを痛感するところです。また、最近jajaja氏のビルドのリメイクなども多数出てきたりで、このゲームもリリースから時間が経過してきて、なにか歴史のようなものを感じるようになってきました。(・_・;)

2018年6月5日火曜日

ミスター・ロボット:ライムタン・サバター

前回の予告どおりに今回は新セットの「ライムタン」セットを使ったサバターを試してみたいと思います。(ちなみに、他のセットは「ザ ブラッド ナイト」は頭と肩の2個をGet、「ラダガンの愚行」は不作で0です。(・_・;)ということで、以前紹介したChthon氏のサバターを見てみると、ちょうど最近更新されていて、新しいバージョンが追加されていますが、え~と Chthon先生、ライムタンセットが無くなっているんですが...(・_・;) これはプライドは捨てて、あくまで勝ちに来たって感じなのでしょうか。なんとなくセットを集めた意味が亡くなった気もしますが、(・_・;) このままでは記事も終ってしまうので、一応、比較してみるということで、両方試してみることにしましょう。→ リンク

作る前から大問題が発生しましたが、作戦続行ということで、まずは「ライムタン」セットですが、星座によって2パターンあるものの「瀕死の神」は少し飽きてきたので「リヴァイアサン」を取る方を試してみることにします。軽くおさらいしておくと、武器は「神話級 三日月」の2刀流ですが、冷気変換した「グレネイド」「ファンタズマル ブレイズ」を主力とした遠隔スタイルのビルドです。では実際に作ってみますが、クラフトで作ることになる「神話級 三日月」の材料となる「スペクトラル バトルアックス」は「苦悶の階段」の商人が売っているので買いに走ってサクッと作れば準備OKです。

で、戦ってみた感じですが、最近は尖った両手型が多かった為か、非常にまともで好バランスな出来に感動します。(・_・;) グレネイドは動画で見ることが出来るように、青い炎に変わるのが芸が細かいですが、調べてみた所ヘルムの「ライムタン マスク」「神話級 三日月」のどちらかを装備していれば爆風が青色に変わるようです。基本的な戦い方としてはコンポーネントスキルの「チルスパイクス」をメインとして「グレネイド」「ファンタズマル ブレイズ」「ブレイド スピリット」を使って中距離の遠隔スタイルで戦う感じですが、ナイフ系は接近して全弾ヒットさせたほうが火力が出るので、遠隔型と言うよりはヒットアンドアウェイ型に近い感じです。ということで、その様な戦い方であればディフェンスの弱さも全く気にならず、ヘルス変換と「ニューマチック バースト」の回復だけでなんとかなります。

あとは、エナジー消費が高いスキルが揃っているので持つのかというところですが、ギリギリ大丈夫という絶妙なバランスで、リングの「エクトプラズム」外すと完全に枯渇する感じなので、そういう意味ではセット装備も含めては非常に尖った構成ではありますが、丁寧にバランスを取った好感が持てる仕上がりぶりで、快適に戦えます。

では、ようやくここからが本題とも言えますが、「ブレイド トラップ」は果たしてどうなのか、というところを見てみましょう。装備でスキル強化されるので1ポイント振るだけで12ポイントになります。これで少し戦ってみると、Act6のゴーレム系などは完全に動きを封じることが出来、遠隔から楽に始末できます。効果時間としてはそれほど長くはありませんが、リチャージも短いので距離を保ちながらスキルをかけ直して行けば、完全に動きをコントロールすることが出来ます。ただし、正確に敵をターゲットしないといけないのと、効果範囲があるので敵が分散していると止められない敵が出てきます。しかし、「ブレイド トラップ」自体も遠隔攻撃スキルなので遠く離れた集団をまとめて捕縛できるのは面白いです。

そして、最大の問題となるボスクラスに効くのかというところですが、「クロンリー」(捕縛耐性98%)は一瞬止まるので引き撃ちで充分倒すことが出来ますが、足元にイーサーのダメージ池をぶつけてくるので、楽かと言われると微妙なところです。そして、トロールのように捕縛耐性が500%位ある敵に対してはやはり効きません。では「ファビウス」(捕縛耐性138%)辺りならどうかと言うと、

「光った、光った、いま一瞬止まったよね?」
「俺には何も見えね~ぞ、デタラメ言うんじゃね~ ごるぁ~」
「一瞬ラグったんじゃね~の?」
レベルかな、と。(・_・;)

なんとか頑張れば、ボロボロになりながらもヒットアンドアウェイで勝てなくもないですが、試しに張り付いて戦ったたらサクッと倒せました。(・_・;) ということで、結論としては相手によっては効くので、まあ、あれば便利かも、って感じ。ただし、無くても一向に差し支えないのは間違いないです。(・_・;) 個人的には面白いので1票(1ポイント)入れておきたいところですが是非「オレクスラのフラッシュ フリーズ」と合わせて、もう一声強化してあげて下さい。

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まさにロボット的な見た目ですが、タイトルは意外にシリアスで玄人好みの海外ドラマではなく、「ドモ アリガト Mr,ロボット」で有名なロックバンド「スティックス」のヒット曲のイメージでしょうか。(・_・;))

では、次に悲しくも「ライムタン」セットを外した最新バージョンを試してみますが、セット装備を変えただけという、簡単なものではなくスキルはそれほど違いはないものの、星座、装備は全面的に変更されていて、完全に別のビルドと言って良いでしょう。基本的に変わらないのは「グレネイド」メインということですが、属性は冷気では無く刺突になります。装備でポイントになるのが、クロスボウの「ギルドアの粉砕機」「グレネイド」のスキル変化で物理→刺突変換があることから、スキルでも「テンパー」にポイントを振っています。また、ベルトの「神話級 反逆手段の包み」は50%酸・エレメンタル→刺突変換があり、火炎の多くは刺突に変化します。

しかしながら、両手遠隔武器になるので「シャドウ ストライク」は無くなり、完全に遠隔型かと思いきや、「ブレイドスピリット」も何故か解雇。(・_・;) また、通常攻撃はなく火力は「グレネイド」「ファンタズマル ブレイズ」にリングの「神話級 氷炎の統治」の発動スキル、あとは星座「フィーンド」「アサシン」くらいです。正直言って戦い方がイマイチ見えませんが、いろいろやってみた所、これは遠隔型ではなく近接手榴弾型というか、接近戦で持っているものをすべてぶちまけるという、斬新なスタイルかな?という気がしました。(・_・;) 正直な所火力ディフェンスともに微妙かなという感じがしますが、おそらく「グレネイド」を最大限に使うというコンセプトを追求してみたバージョンと見ました。ただし刺突だとどうしても耐性低下が不足するので、結果的にそこが火力不足に繋がっている感じがします。

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かなり斬新な構成ですが、やはりどうしても刺突のつらさを感じてしまうところです。ということで、「ライムタン」の方が好みですが、冷静に見るとこちらも普通のナイフ投げビルドと大して違いがないかもという気も... (・_・;)

2018年6月4日月曜日

季節外れの珍事:2H冷気トリックスター

V1.0.6.0パッチが出たときに、まさかこの様な状況になるとは想像も出来ませんでしたが、シャーマンの「ブルート フォース」ツリーの強化はなかなか良い修正ではありました。そして、その後のV1.0.6.1での「アプヒーヴァル」のバグ修正で一気に凶悪化した感じで、とうとう、あの冬王両手剣トリックスターがグラディエーターの170をクリアしてしまうという事態にまで発展してしまいました。(・_・;) → リンク

早速本題に行きますが、装備としてはチェストとヘルムに「コルバの激怒」セットを使って雷→冷気変換を使うのは2刀型と同じです。ということで、基本形としては先日の雷カンジュラーをベースに、雷成分を冷気変換して、ナイトブレイドの冷気スキルで活かそうという作戦です。面白いのはアミュレットの「神話級 ドゥームブリンガー」とグローブの「深紅の鉤爪」で、属性は違うものの「フィラル ハンガー」強化での選択です。またショルダーの「神話級 タイタン ポールドロン」も珍しいですが、ディフェンス強化としての選択のようです。その他リング、ブーツ、パンツがレアアイテムですが、かなりレア度が高いので再現は難しいでしょう。

星座も、雷カンジュラーのパターンを冷気に置き換えた感じで、「瀕死の神」を取るのはもはや定番化した感じがします。スキルに関しても基本雷カンジュラーと同じで、シャーマン側は「ブルートフォース」ツリー極振りに「サヴィジリィ」ツリーも極振りで、今回は「プライマル ストライク」は使わないので「サヴィジリィ」自体も限界まで上げています。ナイトブレイド側は典型的な冷気型のパターンで、変わったところは全くありません。

さて、今回は実際に作る前にもう一つ書いておくことがあり、Superfluff先生がゲストで登場です。流石に両手シャーマンの第一人者だけあって、コメントで修正案を出してきました。まずショルダーを「神話級 シルバー センチネルのショルダーガード」、アミュレットを「神話級 山の心臓」に変えるという案ですが、酸→冷気変換を加えて火力アップに、「神話級 冬王の破滅剣」のペットボーナスを使う形でハイブリッドにして火力強化する作戦でしょうか。

ではまず、Superfluff氏のバージョンを実際に作って試してみますが、レアアイテムはとても再現不可能で耐性を整えるのが精一杯です。リングの「リビング リング」は古代の森の商人が売っているので厳選は可能ですが、このレベルのものは売りに出るのかすらも怪しい感じで、売っていたとしても値段が30万くらいはしそうで、たくさん買っていると破産するので要注意です。(・_・;)

では戦ってみた感じですが、流石に火力は高くインフィルトレイターに負けないレベルの火力はある感じです。火力の入り方も冷気型なので似ていて、急速に敵のヘルスが減るスピードが上がっていくところが特徴です。ペットのチルメインは、当然ペットボーナス型なので死ぬときはあっさり死にますが、パッチでリチャージが短くなっているので、実用性には問題ないです。ただし、ディフェンスに関してはかなり厳しく、注意していないとあっさり死ねる感じで、雷カンジュラーよりシビアさを感じます。(どうも、Superfluff氏はあまりにやり込みすぎて、バランス感覚が崩壊したようで、常人だと簡単に死ねる程度でも、目をつぶって戦えてしまうという悟りの境地に達してしまったようです。(・_・;))

ということで、とてもついていけないので、今回の作者veretragna氏のバージョンに変えてみますが、たしかに驚くほど楽になりました。特に「神話級 タイタン ポールドロン」はステータスの数値以上にディフェンスの効果を感じます。ということで、若干火力は落ちるものの、最初はこちらの方でやったほうが無難でしょう。その上でレアアイテムを詰めていくというのが正しい順序という気がします。

しかし、まさか冬王剣でグラディエーターがクリアできる時代が来るとは夢にも思いませんでしたが、「ブルートフォース」に限らず、両手武器型はここに来て再評価の機運が高まってきているので、ブームに乗り遅れないように新たな可能性を追求してみたいところです。...とかやっていたら、なんと新セット装備が1つ完成しました。まあ、どれが揃ったのかは言うまでもないとは思いますが、「ライムタン」で、「やはりこれか。」ってため息が出る感じですが、どうしても使わせたい魂胆のようです。(・_・;) なので次回はこれを使ってみる予定ですので乞うご期待!

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ヘルス、DA(防御能力)装甲あたりは充分ですが、OA(攻撃能力)がかなり低く劣化している感じです。ただ、雷カンジュラー同様バフビルドなので、戦闘中は2700くらいにはなります。それでも300程足りないので、それをどこまで上げられるかですが、耐性を確保したままそれを実現するのはかなり難しいです。また、気絶耐性も50%はないと、手が止まって簡単に死ねるので作成難易度はかなり高めです。


2018年6月2日土曜日

サンダンス映画祭:2H遠隔雷ドルイド

謎なタイトルですが、何が言いたいかと言うと、今回は「サンダラス ストライク」を取った「プライマル ストライク」メインの遠隔型ビルドな訳ですが、タイトルも属性変換を使って、「サングラス捨てていく?」「サンタクロースが行く」「サンダル履いて行く」「三球だけストライク」「参加しろストライキ」「三種のソースのオムライス」「三時のダラス行きスカイチケット」「サンスクリット シッダマートリカー」(何だそりゃ (・_・;))などと連射すれば火力が出ないかな、とちょっと思ってみただけです。(でない、でない。(・_・;))

暑さで脳がやられている感じですが、気を取り直して真面目に行きましょう。(・_・;) さて、作ってないクラスを補完しておくための作業が進行中なわけですが、前回のブレイドマスターに続いて今回はドルイドです。このクラス、何故今まで作っていなかったかと言うと、なかなかビルドがイメージ出来なく、名前からするとシャーマンをメインにしたいところですが両手型は死んでいたし、生命・出血はありえないし、「サヴィジリィ」で殴るにしてもディフェンスが持ちそうにない、ということで避けてきたわけですが、(忘れられていたとも言えます。(・_・;))フォーラムの作品集を見ても2つしか例がない上にシャーマンメインは無しと、かなり痛々しい感じです。しかしながら、ようやくパッチで両手スキルが強化されたし、以前雷ウォーダーで遠近両用にしたとき「プライマル ストライク」が結構強かったので、遠隔専用で作ってみれば面白いかもということで、最初から最後まで両手銃/クロスボウだけで行けるのかということを試してみたいと思います。

ではレベリングからですが、序盤は両手銃にして「プライマル ストライク」「サンダラス ストライク」を取ったら、「レイジング テンペスト」極振りで耐性低下をふんだんに加えます。星座も真っ先に「ローワンの王冠」を取りに行きます。あとはLV24で武器のコンポーネントに「神聖な鋼」を付ければ敵無しって感じです。文面では全く伝わらないと思いますし、多くの人は両手遠隔銃なんか使えないと思っているかもしれませんが、レベリングに関しては1,2を争うレベルの快適さです。これは「プライマル ストライク」は着弾地点を中心に範囲攻撃が発生するので、画面端ギリギリで敵集団に向けてロングショットをポチッと発射するだけで敵が全滅します。ということで雑魚処理の快適さが半端ではありません。

しかしながら、このゲームは高速で突っ込んできてタコ殴りしてくる野蛮な輩が多いのに敵の動きを封じる手段が乏しいことから、どうしても遠隔タイプは不利になるわけですが、シャーマンの場合「グラスピング ヴァインズ」という強力な足止めスキルが助けになります。これで動きを遅くしておいたところに「プライマル ストライク」のAOE(範囲攻撃)にとどめの「セイクリッド ストライク」で、ほとんどのケースで接近される前に倒してしまうことが可能で、ボスなども遠くから撃っているだけで楽に倒せます。で、これがどういうことになるかと言うと、敵の攻撃をほとんど受けないのでディフェンス自体が不要です。

まあ、序盤はこんなのもあるよね、とか思っていましたが意外に順調に進んで、ノーマルAct5以降も爆走します。Act5でレアの両手銃「ウグデンボーグ スパークスロワー」を拾えますが、スキル変化の「プライマル ストライク」に+40% クリティカルダメージが強力な上、拾ったのがかなりの良品で「エケット ズール」は2,3秒で軽く瞬殺、「セオディン マルセル」も同じく瞬殺レベルでノーマルは楽勝でした。まあ、資産を使っているというのはありますが、他のクラスと同じ条件で比較しても非常に強いと思います。これは、やはり「ストームコーラーズ パクト 」「エレメンタル バランス」でのクリティカルダメージの高さが効いている感じで、ここがドルイドの売りと言って良いでしょう。

ということで、LV75まで全く問題なく進んであとはレジェンダリー装備に切り替えれば、LV100までも楽勝です。唯一注意が必要だったのは新ボスの「クラ’ヴァール」で遠隔だと範囲攻撃の嵐がキツく、もともとディフェンスがそれほど強くないこのビルドでは非常に厳しい感じで、どうも遠隔型には難敵のようです。まあ、得意不得意はあれど最終装備まで来ても遠隔型で問題ない感じですが、装備については、前回のカンジュラーの装備をそのまま移して武器だけ「神話級 ラカジャックス」に変えればOKかな、(手抜き感アリアリです。(・_・;))と思いましたが、グローブは攻撃速度なら「神話級 光の守護者のガントレット」ですが、やはり遠隔型としては竜巻を増やしておきたいので「シンダータッチ」に変更。ベルトもドルイドなら「神話級 アルケノウィーブ コード」がスキルが合う上に、減速デバフも付いていてベストマッチでしょう。

なお、武器に関しては、上に挙げた「ウグデンボーグ スパークスロワー」に、マルマスレジスタンスの派閥装備「マルマス カービン」がなかなかの性能で入手しやすく、エピックも「神話級 サンダークラップ」に、スキルがデモリッショニスト全+1というのが惜しいですが「神話級 スパークボルト アーバレスト」と充実しています。星座もほぼ同じと言って良いですが、最後は「イオンの砂時計」「天の槍」「テンペスト」「ヒドラ」「嵐の番人 ウルトス」など選択肢が多いです。スキルはシャーマンは同じで、アルカニスト側も定番のパターンで解説不要でしょう。

で、いろいろ戦ってみると本編を戦う上では、全く問題なく敵が画面に入るギリギリからスナイパーモードで狙撃していけば、全くダメージを受けること無く倒していけるのがなかなか面白い感じで、近づいてくる敵も減速デバフが結構強いので、引き撃ちも混ぜていけば大抵の敵は快適に倒せます。それに単体火力も非常に高く「アルカモス」「シャー’ズール」あたりなら張り付きでも倒せる感じで、これはもしかして結構強いのか?とか思いましたが、残念ながらクルーシブルはやはり苦手で、序盤は一歩も動かず狙撃で殲滅できて快適ですが、ウェーブ120以降あたりで敵の数が増えてくると厳しくなってくる感じで、引き撃ちも混ぜていけばなんとか頑張れるものの「ファビウス」「メイデン」は結構辛い感じです。なので、クルーシブルの場合はDoTメインにして「ストーム トーテム」辺りを強化したほうが良いかもしれません。

*最近チャレンジャーを設備・祝福なしでよく戦ってますが、これだと、先日の2H雷カンジュラーも注意していないとウェーブ100以下でも普通に死ねます。確かに火力は最強レベルだしSuperfluff氏は、設備・祝福ありでグラディエーターをクリアしているわけですが、そう考えてみると、今のクルーシブルというのは以前よりはるかに設備・祝福の比重が高くなった感じがします。

ということで、普通のビルド以上に本編とクルーシブルの差が激しい、本編専用ビルドという感じですが、スナイパーモードで遠くからチクチク倒していくのが好きな人なら楽しめると思います。そこで、ヴィンディケイターなら、さらにディフェンスを上げられるし、遠隔用のパッシブスキルもあるし、「ラカジャックス」のスキルも活かせるということで、同じ構成にして試してみましたが、結果的にはイマイチでした。確かにディフェンスは強くなりますがやはり近接型の方が向いている感じで、エナジー再生やダメージ吸収なども考えると遠隔型ならドルイドのほうが向いている気がしました。

さて、今回は、かなり向き不向きがあるビルドなのでwikiに載せるのは止めましたが、なかなか面白かったので、どんな感じかわかるように動画のリンクを張っておくことにします。

動画1高等評議会会議所
ボスは張り付きでも勝てますが、遠隔スタイルで戦ってみたところです。最後にダメージを受けてしまいましたが、うまく戦えばノーダメージで倒せます。

動画2ルーシャス司令
まさにカモといえる相手で一方的に倒せます。

GrimDawnTools
「プライマル ストライク」の範囲の広さにクリティカルダメージ170%の威力は流石で使っていて楽しいです。あとは敵の動きを止められないとしても、数秒間だけでも、もっと移動速度を上げられるアクティブスキルとかがあるだけで、ずいぶん違ってくるような気がするので、今後のパッチや拡張パックに期待したいところです。