2020年1月31日金曜日

スタートレック ピカード:キャスター型火炎&雷ソーサラー

今回は、前回の最後で少し話に出たmad_lee氏、Nery氏のソーサラーを作って比較してみたいと思います。共に「ウルズインの地獄のアバター」セットを使ったタイプですが、mad_lee氏が雷の「キャニスター ボム」型、Nery氏は火炎・雷の「キャニスター ボム」「モータートラップ」を使うパターンで、そこに前回ポイントとなったクールダウン短縮を加えるという形ですが、常連人による新旧対決という感じになりました。(・_・;)

mad_lee氏 → リンク
Nery氏 → リンク


タイトルは、あの新スタートレック(1987年~1994年)のピカード艦長が戻ってくるという、超大作の新作ドラマです。まだ2話だけではありますが吹替版も同時に配信というのは凄い気合の入り方で、Amazonは最近大作志向に変わったらしく非常に力が入っています。ともかく、前回と同様、古い世代のおじ様連中が歓喜の涙を流しそうな作品です。ということで、今回のビルドですが、「ウルズインの地獄のアバター」セットのソーサラーもこれほど強くなったということで、古い世代のソーサラー信者が歓喜の涙を流しているかもしれません。(・_・;)

*ちなみに、旧シリーズの登場人物の「データ」も、いきなり冒頭から同じ役者さんのままで登場するのが感動モノではありますが、なにか見た目がピカード艦長に負けずに凄く老けた感じで、「なんで、アンドロイドが老けるんだよ!」というツッコミを入れたくなるところです。(まあ、その場面は夢みたいなのでOK?(・_・;))

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では、最初にmad_lee氏の雷ボンバーマンからですが、上で書いているように「ウルズインの地獄のアバター」セットを基本とした「キャニスター ボム」メインのスタイルで、武器を「神話級 銃身職公の一斉射撃」の片方だけにして、オフハンドとメダルに「大竜巻」セット2点を組み合わせる形です。何故2丁拳銃のセットで使わないのかというと、「ウルズインの地獄のアバター」フルセットはエナジー再生力が無いのでキャスター型で、さらに星座でクールダウンが必要なことからこれしか無いというところなのでしょう。そして、リングのスキル強化の面や星座の配置からしても、雷型のほうが向いているのがわかります。あと、武器のコンポーネントは「腐敗の印章」2個で典型的な「火力バカ」スタイルと言って良いでしょう。(・_・;)

mad_lee氏はコメントで星座の配置がポイントと言っていますが、クールダウン短縮がキーになっているので「イオンの砂時計」は必須として、「キャニスター ボム」にCDなしの「インプ」を組み合わせてさらなる火力を引き出す狙いです。なお、装備で火炎は70%、イーサーは25%程が雷に変換されます。スキルに関しては特別なところはまったくなく、教科書どおりの攻めという感じですが、(・_・;) 「フラッシュ バン」を取らない辺りに性格が出ている感じが伺えます。(・_・;)

では作ってみますが、レジェンダリーフルセットのはずですが、何故か耐性がかなり足りません。(・_・;) さらに気絶耐性も低いので、パンツをレア品に替えることにしました。で、カカシのヘルスリセットまでのタイムは25秒程と、まあまあな感じではありますが、そこは泣く子も黙る「キャニスター ボム」、実際に使ってみると強烈な範囲火力で、「こんなに楽に戦えてしまって良いんだろうか?」と思ってしまうような殲滅力の高さです。(・_・;) ただ、これでもエナジー再生はギリギリで、連射しているとすぐに枯渇するので、低燃費を心がけた運転が必要でしょう。(・_・;)

それにしても、これは本当に楽に戦えます。広範囲に気絶が入りあとはDoTで勝手に死ぬので、遠くから「キャニスター ボム」を投げているだけでOKで、あまりダメージも受けないのでディフェンス力は殆どいらない感じです。あとは、ボス戦ですが、これだけ楽だと「ナリフィケイション」と無敵だけで十分事足りる感じで全く不足は有りません。ということで、SR65-66を戦ってみましたが全く問題なしで75程度も問題ないでしょう。ただ、ビルドのバランス的には火力特化的な作りなので、エナジー再生や行動系耐性に、一部の耐性超過などが、やや欠けている感じがあります。なので、安定志向にしたい場合は少し手を入れたほうが良いかもしれません。


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強さ的には流石ではありますが、やはりビルドの作り的には特に目新しい部分は無く、定番的な構成にクールダウン短縮を組み込んだという感じがします。

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次に、Nery氏の火炎・雷型ですが、装備は「ウルズインの地獄のアバター」セットに、ブーツ、レリックは同じで、あとは、リングが「神話級 タイムフラックスバンド」2個になっています。それ以外は武器が「神話級 ワープファイア」、オフハンドに「アルダナーのうぬぼれ」というソーサラー定番の組み合わせで、残りは「モータートラップ」のスキル強化中心の選択です。なお、ベルトの「神話級 悪鬼皮革の腰帯」は非常に珍しく、使っているは初めて見ましたが、性能的には「神話級 ウルズインの苦悶」の方が良いようにも思えます。まあ、攻撃能力の方を優先しての選択でしょうか。あとは、武器のコンポーネントは「破壊の印章」「ストームファイア」を通常攻撃にした古き良き魔法連射スタイルです。(・_・;)

*なお、「神話級 悪鬼皮革の腰帯」はほとんどノーマークだったので倉庫キャラの在庫に無くダメかと思いましたが20キャラほど個人倉庫を見てみたら、辛うじて転がっているのが発掘され事なきを得ました。(・_・;)

星座に関しては、火炎メインで「アルダナーのうぬぼれ」があるので「イオンの砂時計」は取らず、「ウルズインの松明」「マギ」の火力に「死者のチャリオッツ」で攻撃能力強化の選択です。最後にスキルはアルカニスト側はほぼ同じで、デモリッショニスト側は削れそうな部分を減らして「モータートラップ」に振リ直しただけという感じで、こちらは、「フラッシュ バン」もちゃんと取ってますね。(教科書どおりの攻めです。(・_・;))

では作ってみますが、基本は同じ作りなので上のビルドからの変更は楽です。また、パンツの「神話級 武勇のレッグプレート」、星座の「クズリ」、スキルの「フラッシュ バン」など、全体的に攻守のバランスを考えた作りになっているので、武器やアクセサリーの増強剤はエナジー再生優先に、行動系耐性、耐性超過も十分で、火力に飢えた極悪非道の他の常連人と比べると、実に人間が出来ている感じで、初心者にも優しい思いやりの製品作りが好印象です。(・_・;) とはいえ、カカシのヘルスリセットまでのタイムは17秒程と、流石にデモリッショニストを代表する高火力スキルのツープラトン攻撃は強烈です。(・_・;)

こちらもSR65-66は全く問題ないのでSR75も間違いなく大丈夫でしょう。mad_lee氏の方は、単体火力や耐性などで劣り、エナジー再生も厳しいですが、「キャニスター ボム」を投げるだけでOKなので操作が楽で非常に戦いやすいです。一方、Nery氏の方は単体火力ではトップクラスと言って良く、火力が集中したときの火力は凄いです。ただこちらは魔法連射型なので、操作的にはmad_lee氏よりは忙しくなり、Nery氏のスキルスロットには入っていませんが、場合によっては「ペットの攻撃」も使った方が良いかもしれません。ということで、結論ですが、もう好みの問題でしょう。(・_・;) 個人的にはNery氏の方が気に入りましたが、mad_lee氏や前回のPlasmodermic氏のビルドも実力的にはほとんど差はないと思うので、どれでもOKだと思います。

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多分個人的に気に入ったのは魔法連射型だというのが理由かもしれませんが、(・_・;) メダルの増強剤は、特別な理由がない限りテレポート系は使わないタイプなので、ラッシュ系に変更させて頂きました。(・_・;)

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と、本来はここで終わるはずでしたが、ソーサラーひと筋○十年のShoot2033氏から、グラディエーターW151-170を4分10秒という、とどめを刺す形のイケイケ・バージョンが出ました。(・_・;) → リンク

装備構成は、mad_lee氏とNery氏を足して2で割ったような感じで、スキルは「キャニスター ボム」「ブラックウォーター カクテル」mad_lee氏と同じですが、こちらは火炎型なので星座が違うというパターンです。ポイントになるのは「ウルズインの地獄のアバター」は、さらにセットを崩してアミュレットは、「キャニスター ボム」のスキル変化付きの「終わり無き炎の破片」を使ってきました。あとは同じくスキル変化付きのレア武器「モルテンクロウ スライサー」ですが、これはAct7「地獄の荒れ地」の恐竜系が落とします。リフト近くにたくさん居るので比較的集めやすいものの、ヒーロー系はあまり落とさないためかレアAffixの物は出にくい感じです。今回は、手持ちの中ではレアAffixの物よりダブルマジックの方が良さそうだったのでこちらを使いましたが、この程度なら簡単に入手できるでしょう。

では作ってみますが、属性値はGTリンクの配分だと、明らかに体格が足りないはずで、そこは気合で無理やりねじ込んだ感じでしょうか。(そんなアホな。(・_・;))まあ、体格は最低限であとは精神力極振りです。また、刺突と出血耐性は80%を割っていますが、「ヤバいときはブラストシールドがかかるので捨てちまえ!」みたいな無茶振りです。(・_・;)

カカシのヘルスリセットまでのタイムは20秒弱で、mad_lee氏のバージョンからさらに5秒以上短縮しているのが流石です。一応シャッタードレルムもSR65-66を何とかクリアはできましたが、非常に熱い戦いで、(・_・;) ボス戦で突っ込んでくるタイプは、バフや無敵があるうちに削れるかが際どいところで、組み合わせによってはかなり厳しいかもしれません。(・_・;) まあ、このバージョンについては、タイムアタックに命をかけたクルーシブル専用って感じだと思います。

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Shoot2033氏は実に久しぶりの登場で、FG以前からソーサラーを作ってきた彼にとっては作らずにはいられなかったのかもしれませんが、ついにソーサラーも「ぶっ壊れの」ナイフ投げ刺突ブレイドマスターに迫るタイムを出すところまで来ました。 (・_・;)

*ちなみに、その刺突ブレイドマスターも、シャッタードレルムに関しては結構危ないです。(・_・;)

2020年1月24日金曜日

アリータ バトルエンジェル:キャスター型火炎ソーサラー

前回に続いてPlasmodermic氏から「イスカンドラの統一」フルセットを使ったキャスター型の火炎ソーサラーが出ていますが、実は最初に見たときは、特に目新しい部分も無い感じなので、注目していなかったのですが、mad_lee氏がSR75-76を戦っている動画を見て「ちょっと待って!」とばかりにあらためて見直した次第です。で、saveファイルが置いてあるので早速試してみた所、「えっ!何!この火力???」という感じで、「キャニスター ボム」に匹敵するような範囲火力に驚きます。(・_・;) → リンク

というところで、今回は、もはやJohn_Smith氏のレベルに迫りつつあるPlasmodermic氏に加え、その後を追う形のbanana_peel氏、romanN1氏のフォーラムの明日を背負う3人のビルドを一度に見てみたいと思います。

タイトルは、日本のコミック「銃夢」を実写化した映画ですが、時間が経ちすぎてもう映画化は無理かと思っていたところ何とか完成にこぎつけたという曰くの作品 で、この手の実写化するケースというのは、あまり成功した例が無いので、実はほとんど注目していませんでしたが、思いの外良い出来で、原作と全く同じシーンがたくさん出て来て、知っている人には感動モノでしょう。また、主人公はCGキャラですが、ついにCGもここまで来たかと思わせるようなリアルな動きや仕草に驚きます。ということで、今回のビルドも、「まあ、ありきたりかな?」と思えそうな所、実際に使ってみるとトンデモナイ強さで、例えるなら、ただのジジイと思っていたのが、実は水戸光圀公だったという感じの驚き。あるいは、古びたフォルクスワーゲンだと思っていたのが実はバンブルビーだった、という感じでしょうか。(・_・;)


まず、何日か前にya_氏からシャッタードレルムについての議案が出されていて盛り上がっていました。簡単にまとめると、「SR75近辺ならグラスキャノンの高火力ビルドなどにとっては楽勝で、何回か死ぬとしても短時間でクリアで出来、報酬は変わらないので、死んだ場合のペナルティをもっと増やすべきだろう。」みたいな話です。→ リンク 

まあ、楽勝なのは装備をチートで強化しているからだろう?というのはありますが、(・_・;) 確かにボス戦で複数同時に襲いかかられても、死ぬまでに1体を倒せる程の火力があれば、一体ずつ道連れにしながら倒すことでクリアでき、全体的な殲滅速度が速いので、死んでタイムペナルティがあるとしても時間内にはクリアできたりするので、火力のないビルドより有利なのは間違いないです。ということで、ボス戦は最初は1体だけで、時間経過で2体目、3体目がでてくるようにしたら?とかの意見も出ていますが、なかなか面白いアイデアです。


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最初に、banana_peel氏から2H刺突タクティシャンの更新版が出ていて、これが、なかなか興味深いので見てみます。→ リンク

なんとなく更新版というより、全く別のビルドという感じの大変更ですが、(・_・;) 基本は両手武器「ナダーンのリーチ」と、リングの「ブレイドツイスター シグネット」で85%程のエレメンタル→刺突変換を使うというところがポイントですが、通常攻撃に「ブレイド アーク」を使ういうところが変わっています。また、「ワード オブ ペイン」もフル強化ですが、これは前回のメイジハンターと同様に、「デス センテンス」の刺突耐性低下と一体になるので範囲攻撃力が期待できます。

他にポイントになるのは、全+1の装備中心で、ヘルム、アミュレット、レリック、ベルトに、武器も実質全+2になるので合計で全+6で、これで「ワード オブ ペイン」をフル強化するのと、リング、グローブのスキル強化を使う意味で「ブレイド アーク」を選択した形でしょう。このため刺突だけでなく出血も含める属性配分になっています。星座は、基本的に刺突ビルドの配置ですが、出血耐性低下用に「女狩人」を取っています。あと、スキルに関しては全+1を利用して「信念のオーラ」が22ポイント、「インクィジター シール」「アルケイン エンパワーメント」が共に18ポイントと高いのが優れているところです。

では作ってみますが、アミュレットで狙った耐性付きというのはちょっと難しいので、エレメンタル耐性をカバーするためにショルダーをレアアイテムに変更しました。まあ、「ワード オブ アゴニー」が下がりますが、逆にエレメンタル→刺突変換は100%になるので良しとしましょう。(・_・;) で、カカシのヘルスリセットまでのタイムは、残念ながらエナジー枯渇で計測不可です。(・_・;) まあ、クルーシブルやシャッタードレルムのように敵が多い場面では辛うじて問題ない感じですが、本編だとかなりエナジーは厳しい感じで、キャスター型でもないのに魔法スキルをフルに使ったりすると、こういう事になりがちです。(・_・;)

星座スキルが半分まで上がったところでSR65-66を戦ってみましたが、ディフェンスはヘルス変換メインなので、死ぬときは死ぬみたいな感じですが、火力的には十分なのでクリア自体は問題ない感じです。ただ、刺突なので耐性持ちの「カイザン」は張り付きのままでは厳しく、ボス戦では注意が必要でしょう。

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最近は殆ど見かけなくなった感じのタクティシャンですが、刺突ビルドで出てくるとは時代が変わった感じです。(・_・;) まあ、刺突の場合は先日のナイフ投げブレイドマスターのインパクトが強かったので、どうしても見劣りする感じがしてしまいますが、ビルドの作りとしては悪くないと思います。

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ついでに、romanN1氏から「果てなき夜の防具」セットを使ったリチュアリストが出ているので簡単に見ておきましょう。本当はこちらも実際に試してみたいところですが、ペットビルドから作り変えるのは結構大変なので今回は断念しました。(・_・;) → リンク

*そろそろ、リチュアリストも、もう1キャラ作らないと駄目な感じですが、ちなみにペットビルドが資産0で可能かということについては、個人的見解ではちょっと難しいと思います。まあ、エリートくらいまでは特に問題はないと思いますが、特に終盤は装備がないと本体が非常に弱いので相当に苦労すると思うし、そもそも、クルーシブルやシャッタードレルムにはあまり向いてなく、かなり本編でトレハンが必要になると思うので効率的な面では良くない感じがします。


リチュアリストだと当然生命力型なので、火力強化としてどのような工夫があるのかがポイントですが、「マルマスの布告」の2刀にして100%近いエレメンタル→生命力変換を使う形です。基本的には「サヴィジィ」の雷成分は生命力になるのでメイン攻撃にして、ネクロマンサーのWPSを加える形の武器攻撃型で、「ネザーエッジ」「ソウルハーベルト」の冷気ダメージがフルに生命力で使えるのがポイントです。また、装備でスキル強化のある「ウインドデビル」「ボーンハーベスト」「イル オーメン」も冷気ダメージの変換が期待できるので強化しています。あとは、ベルトのカオス→生命力変換も「瀕死の神」「フィーンド」で活かせています。なお、星座に関しては典型的な生命力型の配置で特別なところはないです。

グラディエーターのW151-170は6分8秒くらいですが、これは、祝福3バナー1なので、最近流行のストームコーラービーコン3~4個よりは、20~30秒程は遅くなると思って良いと思うので、生命力型ということを考えるとかなり良いタイムだと思います。ただ、武器にもグローブにも攻撃速度がないので、実際の攻撃速度としては足りてない感じだし、防御能力、物理耐性、耐性超過も低めでやや苦しい感じもします。

やはり生命力で武器攻撃型というのは、ヘルス変換の高さを考えてもかなり不利な要素が多い気がします。ただ、出来る限り属性変換を有効に使おうと、かなり頑張っている感じで、ビルドの作りという面では光るものが有り今後に期待できる出来だと思います。

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では、本題の火炎ソーサラー。まず最初に下のカカシ相手の画像を見てほしいのですが、GrimInternalsの統計情報で、最大DPSは1,200K超えに、この範囲火力の派手さに驚きます。



う~む、装備的には、なんとなく遥か昔に作った火炎・イーサー型ウォーロックと同じような構成で、どう見ても「キャニスターボム」「アルブレヒトのイーサレイ」のビルドに勝てるとは思えなく、おそらく特別な部分があるとすれば、排他スキルを「スターパクト」にしたところと、星座の「盲目の賢人」くらいだと思います。(あと、精神力極振りもかな。)

ですが、まさにそこが重要で、この火力の秘密は属性変換とクールダウン短縮です。まず、属性変換は武器の「神話級 ワープファイア」とリングの「神話級 永劫仮想の指輪」2個で冷気はほぼ100%。雷は50%が火炎に変換されます。加えてチェスト、ショルダーで50%イーサー→エレメンタル変換に、「トロザンのスカイシャード」はスキル変化で33%冷気・雷→火炎変換があります。ということで、エレメンタルはかなりの部分を火炎に変換できるのですが、ここを有効に使う狙いでの「盲目の賢人」というわけです。

次にクールダウン短縮ですが、この装備構成はアルカニスト全+5で、そこにメダルの「スターパクト」+3とレリックのクラフトボーナスを加えて「スターパクト」は21ポイントでクールダウン短縮は15%です。これに「イスカンドラの統一」セットのオフハンド、ヘルム・アミュレットで26%なので、このセットはクールダウン短縮に非常に向いた装備です。で、これが上の属性変換がある場合は、「スターパクト」の補正ダメージは無駄ですが、凍傷ダメージは燃焼になるし、物理・イーサーの冷気変換も特にマイナス要素ではないので、実は「レックレスパワー」より断然こちらが良いということになります。

そして、トータルで40%以上のクールダウン短縮にレリックの「エタニティ」の短縮が効いて、前々回のスペルブレイカーのように、ほとんどのスキルのリチャージが半分程度まで短縮されます。そして、スキルをたくさん重ねて燃焼DoTを中心としたダメージをスタックさせるというのがこのビルドの狙いです。

カカシのヘルスリセットまでのタイムは17秒ほどですが、DoT中心なので時間が経つとさらに加速し、範囲も広いです。また、「トロザンのスカイシャード」は凍結付きなのが効いていて、固まっている間に敵が溶けるので、ダメージを受けにくくディフェンスの強さに繋がっています。ということで、今回のビルドを見ると「懲戒のオーラ」「セレスチャル プレゼンス」の耐性低下より、クールダウン短縮を積んだほうが火力が高くなるというのが分かりますが、さっそく、mad_lee氏やNery氏からも「スターパクト」を使ったソーサラーが出ていて、アルカニストを中心としたクールダウン短縮がブームになる可能性もあり、極めて重要なビルドだと思います。

GTリンク
AoMの頃のキャスター型は、火力はあってもディフェンスが弱くて「使えね~」的なイメージがあったのですが、ハッキリ言って今だと、武器攻撃型よりキャスターのほうが強いんじゃないかというくらいに、勢力図が変わってしまった感じです。そして、その頃には完全に絶滅していた感じだったソーサラーですが、今やメイジハンターやシールドブレイカーと同列かそれ以上の強クラスになった感じです。



2020年1月19日日曜日

ボッシュ:キャスター型イーサー・メイジハンター

またしても、Plasmodermic氏から非常に面白そうなイーサーレイ型のメイジハンターが出ました。で、せっかくなので今回はPlasmodermic氏の独特のビルドの作りという部分を知るために、少し詳しめに書いてみたいと思います。→ 動画リンク *フォーラムの記事は出ていません。

タイトルは、マイクル・コナリー原作の有名なミステリー小説をドラマ化した作品で、内容はロサンゼルス市警察の刑事ハリー・ボッシュが殺人事件を捜査するという、いかにも当たり前な説明しかできませんが、(・_・;) 他のドラマによくあるように1話毎に事件があるのではなくシーズン単位の長編物で、しかもハードボイルドタッチなので、なかなか渋く、出来も良いのでいつの間にかAmazonものでは最長のシーズン5まで続いています。で、今回のビルドを試してみて特に感じたのが、「骨狩り卿の頭巾」のスキル変化の優秀さですが、ハッキリ言って弱体化されないのが不思議なくらいの優遇ぶりで、即「没収」レベルって感じです。(・_・;)

*ちなみに、カタカナだと妙に違和感をを感じますが、(やはり「BOSCH」ですね。(・_・;)) さらにハリー・ボッシュ・シリーズだと、魔法使いの子供向けファンタジー作品とも間違われそうなのが難しいところです。(・_・;)

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最初に、マルチSR200でおなじみのDuskdeep86氏ですが、ペット・リチュアリストの改良バージョンが出ていて、見事SR100クリアということで、果たしてsigatrev氏の毒酸型を超えられたのかというところを見てみたいと思います。→ リンク

構成としては、以前「ビクセン」の記事で紹介したものと、装備はアミュレットとベルトが変わった程度で、星座も「春の乙女 イシュターク」「イオンの砂時計」「瀕死の神」のTire3の3本柱で変更はありません。一方、スキルについては、ペットを「リープスピリット」1本だけに絞って、その分をディフェンスに回すという感じで調整をかけてきました。

カカシのヘルスリセットは、25秒ほどでsigatrev氏の毒酸型と差は無く、最大ダメージでは「瀕死の神」の威力なのか上回っている感じです。ただし、sigatrev氏の方はDoT型なので、時間が経つほどに火力が加速する感じがあり、実際戦ってみた火力だとsigatrev氏の方が上です。

あとは、今回に関しては操作的な部分について触れておく必要がありますが、動画を見ると頻繁にスキルスロットを切り替えながら戦っています。これはおそらく、通常使うキーは6個程度にしておき、それをスロット切り替えすることで、同じキーの位置のまま倍の数のスキルを使うことが出来るということでだと思いますが、これを使う場合はスロット切り替えのキーは、もっと使いやすい位置に割り当てを換える必要があるでしょう。(マウスのサイドボタンなどが良いかもしれません。)ただ、それを使わないとしても、ペットが一つだけなのでかなり操作はシンプルで、個人的にも「リープスピリット」は慣れているので非常に操作がしやすいです。

シャッタードレルムを戦った感じでは、75シャードも問題なく非常に安定していますが、やはり火力は少し低めで、ヒーローの集団やネメシスとの混戦になると、かなり時間がかかる印象があります。ということで、ネメシス類は出来るだけ他から切り離して1体だけで相手をしたほうが良さそうです。実際の動画の方では、この辺りを薬品類を使うことでカバーするバランスになっている感じなのですが、まあ、無くても多少時間がかかる程度なので、特に問題はないと思いますし、全体的には悪くない出来だと思います。

ということで、実力としては、やはりsigatrev氏の方に軍配が上がる感じがしますが、良い点としては、ペットが「リープスピリット」だけなので管理が楽な上、使い捨てなので耐性を考える必要もないというところでしょうか。

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FG以前であれば、クラスはカバリストかカンジュラーというのがペットビルドの常識でしたが、シャッタードレルムに適応する上では「ウェンディゴ トーテム」「春の乙女 イシュターク」が一つの回答のようで、リチュアリストの時代が来た感じです。

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では本題。もはやどんな属性でも強いイーサーレイですが、今回のビルドはオフハンド「トウム オブ ザ アルケイン ウェイスツ」のスキル「抹消」をエレメンタル→イーサー変換して擬似的にイーサーレイを実現しようという、「なんちゃってレイ」とも言えるビルドですが、(・_・;) グラディーエーターのW151-170を4分26秒は全くネタではない強さで、ニヤけている場合ではなくハードボイルドで行ってみたいと思います。(・_・;)

装備での属性変換は、武器の「アルドリッチの布告」、リングの「メイジロード シグネット」、ショルダーの「アセンデット ショルダープレート」の3箇所で、ピッタリ100%変換というわけです。そして、当然アルカニスト側にはイーサーの耐性低下がないのを装備で稼ぐ必要があるので、そこをアミュレットの「イーサーボルト ペンダント」、ヘルムの「骨狩り卿の頭巾」という選択ですが、このヘルムは「インクィジター シール」の召喚数+2とリチャージ短縮も強力で、上でも書いていますが単品としても破格の装備ではないかと思います。そして、共にインクィジターのスキル変化ということでのメイジハンターというわけです。さらに、メダルの「神話級 ギルダム アルケイナムの推掌」も素晴らしいハマり具合です。

次に星座に関しては、下の画像のようにちょっと珍しい配置で、Tire3が「瀕死の神」「天の槍」「エルドリッチの太陽 コルヴァーク」(5ポイント)の3つを取る形。あとは、魔法スキル中心でヘルス変換は殆ど無いと思いますが「グール」を取っているのが興味深いです。というところで、さらにその下に、他のイーサーレイ・スペルバインダーの星座を比較として載せておきますが、今回の装備にも生命力→イーサー変換が55%ほどあるので、それを考えると普通は「ベールの番人 ラトッシュ」あたりを取りに行きたくなるところだと思います。

今回の星座:


他のイーサーレイ・スペルバインダーの例:

ここで、ちょっと興味深いのがメダルの増強剤は「堕落した王達のルーン」ですが、このスキル「堕ちし王の意志」「瀕死の神」にアサインしています。この場合、単に移動スキルを使っただけだと星座スキルは発動しないので、敵にぶつけないとだめです。そして、このスキルについては武器ダメージがあるのでヘルス変換が乗ります。ということで、キャスター型でこのような選択をするのは珍しいと思いますが、この辺りの考え方が普通のフォーラムの常連人とは違う感じがします。

最後にスキルは、スキル変化で必須となる「エルゴロスのストームボックス」はイーサーにDoT変換はないので「ライトニング テザー」は当然1振り、また、「デスセンテンス」は当然フル強化ですが、エレメンタル変換があるので「ワード オブ ペイン」は全体的に強化してメイン火力扱いで、「抹消」と合わせて、この3本柱が火力のメインになっています。

なお、「エルゴロスのストームボックス」については、派生スキルの「アラガストのアルケインネット」は取っていません。個人的には取ったほうが良いように思えるので、試しに[あり・なし]で比較してみましたが、やはり火力的には取ったほうが高くなります。まあ、この派生スキルはイーサー変換だと感電のDoT分が変換できずに損する形になることから、+10%修正総計がつくのではないかと思いますが、そうであればやはり取ったほうが良いように思えますので謎です。(・_・;)


では作ってみますが、レアアイテムは再現が難しく、気絶耐性までは確保できないので、武器のコンポーネントの片方を「共鳴の印章」に変えました。 あと、耐性も足りないので、他のコンポーネントも変える必要がありますが、エナジー再生もきついのでチェストくらいしか変えることが出来ません。なので増強剤も少し耐性確保に使ってなんとかごまかしました。(・_・;)

戦ってみた感じでは、「抹消」については、まずまずの火力ですが、そもそもアイテムスキルだとスキル変化が無く、武器ダメージもつけられないのでヘルス変換も無理で、かなり不利です。さらに、エナジー消費も厳しく撃ちっぱなしは難しいです。ということで、カカシのヘルスリセットまでのタイムはエナジー枯渇で計測不可ですが、おそらく35秒くらいの火力で、これはトップクラスのイーサーレイビルドでも30秒くらいなので、実は火力自体にあまり差は無い感じです。

で、その火力の秘密は、まず、イーサー変換された「ワード オブ ペイン」で、動画を見て100%イーサーなのに敵のヘルスの減り方がDoTっぽいな、と思った方は鋭いです。(・_・;) これは、「デス センテンス」の耐性低下と一体になっているので遠距離でも非常に火力が強く、普通にエレメンタルとして使う場合の「懲戒のオーラ」との組み合わせより遥かに優れる感じで、雑魚程度はかなり遠くにいても「じわっ」という感じで溶けた後に吹き飛びます。つまりネクロマンサーの「スペクトラル バインディング」「スペクトラル ラース」が超広範囲にまで拡大したようなイメージです。また、「エルゴロスのストームボックス」も、同じくスキル変化で耐性低下を含むので、それだけで十分な火力ですが、加えて、割り当てた「ツインファング(蝙蝠)」の発動が非常に良好で、他のビルドでも応用できそうな使えるネタって感じです。(・_・;)

ディフェンス面では、「インクィジター シール」のリチャージは、手元のキャラでは1.6秒で、存続時間は12秒なので余裕で5体設置可能です。ただ、それ以外は「ワード オブ リニューアル」の回復と「ツインファング」だけなので、シャッタードレルムでは厳しい感じもしますが、意外にシャッタードレルムの65シャードは全く問題なく、まだ、一部星座スキルのレベルが低いことを考えると75シャードも十分行けるかもしれません。

いや~ 今回もかなり斬新な作りですが、増強剤の一粒までをも堪能できそうな細部まで考え抜かれた素晴らしいビルドです。(・_・;) とにかく、この人に関しては、他の誰とも違う独特の世界を持っている感じで、久々に出現した偉人って感じです。(シヴィライゼーションかよ。(・_・;))ともかく、属性変換に関しては右に出る人がいないくらい傑出していて、単に100%変換するだけでなく、それを最大限有効に使うような作りをしてくるのが見どころだと思います。なので表面だけサラッと見るのではなく、是非細かい部分まで見てほしいと思います。

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ヘルス変換はほとんど無く、ダメージ減少も無し、ヘルス再生力もあまりない。それなのに「インクィジター シール」すら使わなくても結構ディフェンスが大丈夫なのがある意味不思議で、どんなにディフェンスを強化してもダメな毒酸キャスター型などと比べると、この差は一体なんだろう?とか思ってしまいますが、もうこの辺りは頭で考えてもわからないので、試すしか無いって感じでしょうか。(・_・;)

2020年1月15日水曜日

iゾンビ:刺突&冷気スペルブレイカー

開発中だったビルドは、残念ながらシャッタードレルムではイマイチだったので結局ボツとなりました。(・_・;) ということで、報復ウォーロードのレベリングの記事が世(日wiki)に出ることになりましたが、若干今更感はあると思います。ただ、今でも新規で始める人もいるみたいだし、あって困るものでもないと思うので、1家に1キャラの報復ウォーロードであれば、レベリングガイドくらい完備しておくべきだろう、という勝手な思い込みもあります。(・_・;)

で、今回ですが、スペルブレイカーで面白いビルドが2つ出たので見てみたいと思います。刺突の方のValinov氏は当ブログでは初登場かもしれませんが、かなり凝ったビルドが多く確かな実力があります。以前は動画がplaysでGTリンクが無いため試しにくかったというのもありますが、最近Youtubeに変わったので、是非見てほしいと思います。→ 動画一覧

あと、Grim Misadventureでは、V1.1.6.0でモンスタートーテムと9つのレジェンダリー武器が加わるようです。そして、その後には思わせぶりな画像が貼られていますが、「双子滝」にある橋がついに開通するのかもしれません。実はベータ時代はここにバーボンクローンがいて、「まだ出来てません。」みたいなことを言っていた気がしましたが、ここは「ホームステッド」につながる橋だと思うので「暴君の砦」につながってくるのか、それだとヌルいのでイーサー床を歩かせるべく「大火地区」につなげるのか、(ありそう。(・_・;))、意表をついて「クロンリーの隠れ家」につなげるのか(戻してどうする。(・_・;))など、いずれにしても楽しみです。

最後に、GrimDawnToolsもようやくV1.1.5.2に更新されワールドマップも日本語になりましたが、日本語翻訳スレッドで情報が出ていた「モルゴネス」のいる場所のすぐ手前にある隠しエリアは、載っていませんでした。

タイトルは、いわゆるコンビ者の捜査ドラマで、以前ちょっとだけ話に出た「ルシファー」が悪魔と女性刑事のコンビ物という、行くところまで行った感じのありえなさでしたが、こちらの方はゾンビの女の子と黒人刑事という珍コンビで、一歩も引けをとっていません。(・_・;) 女医がパーティーで何故かゾンビに襲われて自分もゾンビ化しますが、人間の脳みそを食べていれば人間性を保てることから、検死解剖医に転職。で、脳みそを食べるとその人の記憶がイメージとして浮かんでくる作用があるらしく、それを使って犯罪を解決しようという、無茶苦茶な設定ですが、ドラマ自体は普通に面白いです。(・_・;) ということで、今回のビルドもクールダウン短縮を50%以上積んじゃおう、とか、凍結をかけまくってハメ殺ししようという、無茶苦茶感のある珍ビルドという感じです。

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では、まずオフハンドのナイフ投げ刺突スペルブレイカーからですが、なんと言っても「うつろな凝視」(ブラインド アサシン)セット4点を使って、クールダウン短縮を50%以上稼いで、スキルのリチャージ短縮に特化した、極めて珍しいビルドです。(・_・;) *なお、このビルドを先に紹介しますが、スキルのリセット費用が非常にかかるので、試した順番は次のビルドの後です。→ リンク

それ以外では、通常刺突だと「ファンタズマル ブレイズ」はCDありで使う形になるので、オフハンドには「神話級 ジャリントールの首」で、さらにリチャージ短縮を加える形です。で、出来上がったビルドのステータスを見ると、クールダウン短縮はジャスト50%で、「ファンタズマル ブレイズ」は1.3秒、「リング オブ スチール」が1.5秒、「ニューマチック バースト」は5秒で、星座スキルも軒並み半額セールになっていて、完全に別世界って感じです。(・_・;) あと、スキルに関しては特別なところはないですが、星座はリチャージ短縮の影響でスキルの回転が速くなりエナジーを消費するのか、「ウルカマの天秤」「吟遊新人のハープ」のダブル取りになっています。

レア装備は一箇所だけなものの、ここだけで耐性、気絶耐性にスキル強化まで稼いでいるので、劣化は避けられないでしょう。(・_・;) おそらく替えるとすればブーツくらいしか無い感じですが、結局62%のエレメンタル耐性はカバーできないので、アクセサリーの増強剤とコンポーネントで対応することにして、装備構成はそのままにして、気絶耐性は諦めました。(・_・;) あと、狡猾性全振りだと防御能力が低すぎるので多少妥協して少し体格に振っています。

カカシのヘルスリセットまでのタイムは、42秒程度と奮いませんが、結構操作が難しいのと、刺突属性は全く使ってなかったので、星座スキルが半分ほどしかレベルが上ってなく、実際はもう少しは速くなると思います。「ファンタズマル ブレイズ」がわずかにリチャージ時間があるので、通常攻撃は「バイティング ブレイズ」ですが、どのスキルも非常にリチャージが短くなるので、かなり普通と違ったタイミングになり、慣れが必要な感じです。基本的にディフェンスは「リング オブ スチール」の近接回避と、「ニューマチック バースト」の回復をまわして、そこにデバフ解除の「ナリフィケイション」と無敵を混ぜていきますが、ただ定期的に押すのではなく、どれも必要な時を見極めた上で使う必要があるので難しいです。

シャッタードレルムの65シャード戦った感じでは、チャンク1~3のマップは問題ないですが、ボス戦は操作がマズイと簡単に死ねるので、ある程度スキルのリチャージのタイミングを体で覚えていかないと安定しないかもしれません。あと、気絶耐性10%はやはり厳しいです。(・_・;) まあ、星座スキルが上がれば75シャードくらいまではいけるかもしれませんが、どちらかというとクルーシブルの方が向いているでしょう。


GrimDawnTools
下のスペルブレイカーとは全く違うビルドですが、戦った感じがどこか似ているのが不思議で、珍ビルド同士、相通じる部分があるのかもしれません。(・_・;) それにしても、このリチャージの短さは新鮮で、ちょっと他のビルドでも出来ないか?とか考えられて夢が広がる感じがします。(・_・;)

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続いて、5chでも早速話題になっていましたが、AlexGoldFish_322氏から「オレクスラのフラッシュフリーズ」フル強化のキャスター型の冷気スペルブレイカーです。→ リンク 動画を見ると「マッドクイーン」やネメシスを完全に凍結したままハメ殺ししているのがヤバい感じで、おそらくフォーラムの間でも、

M氏「これ、ちょっとマズいんじゃね?」
Y氏「いや~マズいでしょ。」

という、何かインターネットに恥ずかしい写真が流出したときの反応のような、(・_・;) ひそひそ話が蔓延しているのではないかと思いますが、一方で、開発当局内においても、

Z「諸君。やるべきことはわかっているな?」
部下「斬れ(弱体化)ってことですよね?」
Z「手加減はするなよ。フッフッフッ。」

といったような会話がなされているような気がします。(ドラマの見過ぎ。(・_・;))ともかく、次のパッチでは血の雨が降るかもしれません。(・_・;)

さて、構成的には、以前中華ビルド紹介の記事のスペルブレイカーと星座以外は、かなりそっくりなので、そのビルドをアレンジした形なのかもしれません。ポイントとなるのは、レア武器の「スペクトラル プラジョン」で、「オレクスラのフラッシュフリーズ」の持続時間が1秒伸びるので、実際作ったキャラで確認すると効果時間は7秒、リチャージは4.4秒になっていました。この武器は「苦悶の階段」の商人が売っていて、すぐそばの橋が塞がっていないパターンなら、エリアの出入り口に非常に近くて厳選はしやすいです。ただ、30分以上やってみてもろくなAffixがつかない感じで、クルーシブルやシャッタードレルムでないと良Affixは望めないかもしれません。

さらに、これを「イオンの砂時計」に割り当てていますが、見ていると毎秒判定になっているようで、確実に最初の一発目の効果時間内に発動します。星座スキルのリチャージは11.8秒だったので3回に1回は連射できる感じでしょうか。まあ、凍結時間短縮などの耐性を持っていると7秒も凍結はしないのですが、そこは他の凍結を持つスキルを使って繋いでいく感じでスキルを使っていくのがコツなのかも知れません。そして、耐性さえ低ければ「オレクスラのフラッシュフリーズ」だけでバッチリ7秒間凍結しますので、重ねがけしていけば完全にノーダメージで倒せます。

あとは、「アニューバーの指輪」も2個目を確保できたので使ってみましたが、今回の構成では、「ファブリック オブ リアリティ」のイーサーダメージをこの指輪で冷気変換して火力にしているので、この指輪がないとかなり火力が落ちます。また、ベルトもダブルレアで入手困難なので、ある程度劣化は避けられないでしょう。カカシのヘルスリセットまでのタイムは35秒ほどでそれほど速くはないですが、中華ビルドのバージョンに比べると、フラッシュフリーズ自体の火力もあり、凍結に加えて凍傷DoTの威力で雑魚程度は一発で固まったまま「じわっ」と溶ける感じで、急速解凍しているようなイメージです。(・_・;)

そして、ネメシスの多くも完全にハメ殺し可能ですが、素のディフェンス自体は強くないので気を抜くと簡単に死ねます。ということで、結構操作や立ち回りがポイントという感じがします。また、装備が劣化する程に殲滅速度もかなり落ちる感じなので、凍結を試したいだけであれば以前「ゴリアテ」の記事で紹介したPlasmodermic氏の「ネックス」「オルタス」を使った2刀型の方が作りやすいし、扱いやすいと思います。ただ、凍結の効果としてはこちらの方が上で、わずか1秒ですが効果時間延長の効果は大きいです。

こちらも、シャッタードレルムは65シャードを戦ってみましたが、凍結する敵に関しては本当に楽勝ですが、ボスやネメシスで凍結しない相手は普通に厳しいので、完全に楽勝というわけでもなく、組み合わせによってはボス戦でハマる可能性もあり、オススメか?と言われると「う~ん」と考えてしまう感じですが、弱体化が入る前に一度はやっておくべきビルドかもしれません。(・_・;) まあ、流石にとてもSR100を戦えるビルドとは思えませんが、「カイザン」「迷いし者の死神」「カイモン神父」なども、完全に固まったままのサンドバック状態にできますので、一度やってみると「オレクスラのフラッシュフリーズ」への評価が激変するでしょう。

GrimDawnTools
まあ、凍結できない敵がいるから使えない、と思うのではなく、エンヤ婆言わく「大切なのは『認識』すること、出来て当然と思うことですじゃ。」ということで、敵を7秒間止めるスタンド「ザ・ホールド」って感じですが、(・_・;) 歯車が噛み合えば10秒でも20秒でも止められるようになると思うので、是非DIOの世界に入門してみてください。(・_・;)


2020年1月9日木曜日

ウォッチメン:報復での属性変換について

最初に、新情報をいくつか。

*zantaiより、次のパッチで「ブレイドアーク」に強化が入るそうで、1/13のGrim Misadventuresで詳細が発表されるようです。→ リンク

*生命力化した「ウェンディゴ トーテム」が表記のステータスより多くのダメージを与えているという報告を受けて、次のパッチで弱体化が入りそうです。ついに来るべきものが来たのかもしれませんが、はたして生命力・カンジュラーの運命やいかに!乞うご期待!(なんだそりゃ。(・_・;))→ リンク

*以前紹介したSRマルチプレイはついに200シャードをクリアしたようで、おめでたいところですが、「砕かれた門の番人」(ゲートキーパーの変異版)と「カイザン」は倒すのが不可なようで、「砕かれた門の番人」に関しては召喚してくるウジ虫くんがタンク役を無視して火力担当のプレイヤーを狙ってくるのが理由のようです。(・_・;) → リンク

あと、少し前に5chで[% 標的のダメージ減少]が敵の耐性減少も軽減する、という非常に興味深い話題が出ていました。実は以前からGrim Internalsのデバフ情報で総耐性減少(全耐性減少)の数値を見ていると、何らかの要因で数値が軽減されているのは知っていました。ただ、クルーシブルやシャッタードレルムのような混戦の中ではハッキリ理由が分からなかったのですが、ダメージ減少だったとは目からウロコです。(・_・;) そこでは「ルーシャス司令」相手に「懲戒のオーラ」を使って検証されていましたが、たしかにオーラだと途切れること無くかかるし、単体相手に試せば分かりやすいですね。ともあれ、今になっても新たな発見があるという奥の深いゲームです。(・_・;)

で、今回は特に面白いビルドもないので、(・_・;) ちょっと趣向を変えてウォーロードを新たに作ったついでに報復での属性変換について解説しておきたいと思います。まあ、基本的には通常の属性変換と特に違いはないのですが、GrimDawnTools上では変換が反映されないので注意が必要なポイントなのかもしれません。


タイトルはDCコミックの名作をHBOが海外ドラマ化した最新作で、Amazon Primeで先行して1話だけ無料で視聴できるので見てみましたが、なんの予備知識無しに見て視聴者がついてこれるのか心配になるほどのマニアックさです。(・_・;) また、このドラマに合わたのか、日本での発売を諦めてた映画「ウォッチメン」のアルティメット版が10年の時を経て突如発売されたので思わず買ってしまいました。(・_・;) 低価格に吹替版も完備ということで素晴らしい限りですが、以前別になっていた劇中劇のアニメが原作通り本編中に挿入され3時間35分という長編になってボリュームたっぷりです。(・_・;) ということで、今回は久々の「実験してみよう」のコーナーですが、意外に大事かもしれないのでしっかりウォッチしておきましょう。(・_・;)

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まず、年明けに取り組んだ最後の実績となるハードコアでの「モルゴネス」撃破ですが、資産0からの報復ウィッチブレイド作成での検証作業を経て無事に達成できました。(・_・;) 下が、その時のビルドで、若干派閥の評判の関係で揃えきれなかった部分もありますが、実はノーマルのシャッタードレルムで20回ほどトレハンしてメダルの増強剤やエピック品の設計図などはたくさん出たものの、装備は全くアップグレードできませんでした。(・_・;) まあ、そこは「フィーバードレイジ」の力で乗り切れたということかなと思います。

GrimDawnTools
最初は毒酸型の盾持ちビルドだったのが、AoMで体内損傷型になり、今回物理報復型へと変わりましたが、作ってたのがウィッチブレイドで本当に良かったと思わずにはいられない感じです。(・_・;)


流石に倒すのに時間がかかるので、お供の魔法使いが3体まで増えたときは若干焦りましたが、なんとか倒せました。ちなみにお供は「ミッション・インポッシブル」のごとく「モルゴネス」が死ぬと数秒後に自動で消滅します。(・_・;) 

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では、報復での属性変換の実験ですが、まず、分かりやすくするため報復ウォーロードのキャラから星座をリセットし、装備も裸にして、パシッブスキルなども全部外します。そこに、火炎報復ダメージ付きの盾と属性変換用の「神話級 鍛えられたベロナス」だけを装備したのが下の画像です。

で、盾には680の火炎報復に、+76%全報復補正があるので計算としては、

680 ✕ 0.76 = 516.8 が元のダメージに加わり、

680 + 516.8 = 1196.8 ということになります。



そして、これを「神話級 鍛えられたベロナス」のオーラで100%エレメンタル→物理変換を行うと3,638 と大きく数値が上がりますが、これは狡猾性による物理ダメージの補正が入るからです。

なので実際に掛かる補正ダメージは、この例の場合、狡猾性72ポイントの +418.4% が加わり、

418.4% + 76% = 494.4% になります。

ということで計算としては、

680 ✕ 4.944 = 3361.92 が元のダメージに加わり、

680 + 3361.92 = 4041.92 

ですが、「神話級 鍛えられたベロナス」はパッチで弱体化を受け報復ダメージに対して-10%の修正が入るようになったので最終的には、

4041.92 ✕ 0.9 = 3637.728 になるわけです。


最終装備での全報復修正は2000~3000%くらいになるので、実際にはそこまでのブーストにはならない感じですが、物理報復に変換する場合は、狡猾性に振れば400%程補正ダメージを稼ぐことが出来ます。これは精神力でも同じで、物理報復→火炎や酸報復に変換する場合は精神力に振ることでボーナスが付きますが、攻撃能力の上がる狡猾性のほうがお得で、ここが物理報復が有利なところでしょう。まあ、属性値に関しては、報復に限らず属性変換を使う場合には、出来るだけ狡猾性or精神力に振っておくと火力アップになるの間違いないと思います。

というわけで、報復ビルドで「神話級 鍛えられたベロナス」が人気だった理由はこれですが、火炎→酸のように同じ魔法系の属性間の場合でも変換すると精神力ボーナスが加わる分、何もしないよりはわずかでも変換したほうが得と言えるかもしれません。例えば、300 火炎報復→酸変換する場合、50%変換で精神力は0ポイントだとしても、通常は最低でも+120%以上のボーナスが乗るので、

(150 ✕ 1.2)+150 = 330

と同じくらいにはなります。なので、ダメージ量が同じなら耐性低下の高い属性に変換したほうがダメージが上がるのは間違いないでしょう。ということで、単に300程度の報復ダメージを追加するよりは、100%以下の変換でも、できるだけ属性変換を使ったほうが火力が高くなる可能性がある、ということは頭に入れておくと良いと思います。


さて、時間がかかるかと思っていた実績解除がお正月の1日目に終わってしまったので、またしても、上の報復ウォーロードを資産0でレベリングしてしまったわけで、あとは、これを日wikiに載せるかですが、結構書くのが大変なのでちょっと思案中。まあ、週末は3連休なのでこれを書くか、あるいは現在開発中のビルドがうまく行けば記事のネタになるかもしれません。 (・_・;)