第8話:衝撃のシールドカデンツ

前回までのGrimDawnTownは!
バトルメイジの出来に自信を得たカースンは休む間もなく、新たに耐性低下に特化したビルドの作成を開始する。このビルドは驚くべきことに武器切り替えで戦闘スタイルの変更を可能にした遠近両用型であった。

DLCのクルーシブルが導入されたことで大きな変化が起こりました。このクルーシブル、とにかくレジェンダリーアイテムがたくさん出て、しばらくするとトレハンはネメシス中心からクルーシブルをいかに効率良く回せるかという方向に変化していきます。

導入当初、グラディエーターは非常に難易度が高く、マルチ用かごく一部の強ビルドのみしか戦えないと思っていたその時、またまた出ました名ビルドクリエーターjajaja氏のマーコ・ウィッチブレイドとウルトス・カンジュラーです。どちらも非常に強力なビルドですが、特にウィッチブレイドは現在でも強ビルドの主流派として存在するシールドカデンツ型の原型として画期的なビルドでした。

・マーコ・ウィッチブレイド
発表当時、「マーコヴィアンの砦セット」は4点揃っていたので早速作ってみましたが、ディフェンスは「オーバーガード」「メンヒルの防壁 」なので硬いのは当然ですが、片手武器なのに何この火力の強さは?」と、火力なら2刀か両手武器という定説を覆す程の高い火力に衝撃を受けます。一見ディフェンス重視の構成に見えますが、火力を生み出しているのは物理耐性低下と、武器とスキルで強化された攻撃速度に、パッチで強化された「カデンツ」「デッドリー モメンタム」を限界まで強化して最大限火力を引き出しています。また、「マーコヴィアンのブルワーク」「シージブレイカー」と並んで物理ダメージが高い盾ですが、オフハンド参照する「ブリッツ」を強化することで単体火力が非常に高くなっています。

特にクルーシブルでは死んだらそこで終わりということもあり従来より遥かにディフェンスが重視されますが、ディフェンスを強化すると当然火力は落ちていくので、それまでの火力とディフェンスのバランスの取りどころが必然的に変わりました。その中で強固なディフェンスと同時に十分な火力を備えたこのビルドは、グラディエーターを戦えるビルドとして一躍スタンダードな存在となります。そして、このソルジャーの盾持ち(+「オーバーガード」)でディフェンスを整え「カデンツ」の火力で戦うスタイルのビルドを総称して、このビルド例のタイトルから単に「シールドカデンツ」と呼ばれることになります。 さてこのビルド、あえて難点を上げるとすると、戦闘が比較的単調になりがちなので若干面白みにかけるというところぐらいでしょうか。それほど完成度の高いビルドでした。

・ウルトス・カンジュラー
これまた強力なビルドです。「ウルトスの嵐セット」は幸運にも全て揃っていたので試しにペットカンジュラーに装備させて試してみました。とにかく、両手武器ながら強力な範囲攻撃力で恐ろしい殲滅力を発揮します。しかも、見た目とは裏腹、操作はただ殴るだけなので超簡単です。こちらもウィッチブレイドに負けず強力なビルドですが、このビルドの不運はすぐにパッチで弱体化されたこと(あまりにも強すぎた?)とやはりウィッチブレイドに比べるとディフェンスが弱くうまく調整しないと耐性低下などの攻撃で死ぬ危険性がありました。ということで、残念ながらその後は目にする機会が少なくなりましたが出た当初はこちらも結構なインパクトの有るビルドでした。

とにかくjajaja氏のビルドはwikiに載っていた他のビルドと違い、それ通りに作っても耐性などが全然足りなく、厳選した上でギリギリまでステータスを上げた装備や属性値で組んであるため全く同じにすることは結構困難でした。しかし、強いビルドにするためには細部まで詰めていかないとダメだということが、しみじみと感じられて身にしみるところでした。

ウォーボーン アーマーセットを装備したシールドカデンツ・ウィッチブレイドとアイアン・メイデン。
シールドカデンツ・ビルドの出現で、それまで難しかったグラディエーターのソロクリアが一気に開ける事になりました。

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