第3章:クトーンの牙

前回までのGrimDawnTownは!
このビルドの全記録を見ていて、各章のタイトルがちょっと変わっていることに気がついた。何か深い意味があるのか?重要な秘密が隠されているのか? ドゥーアーレーはそう感じつつ次のページをめくるのだった。

今回は装備だがあまりにも多すぎるので、初心者向けで良さそうなものをピックアップしてみるという形で書いてみよう。

エピック

「盲目の敏捷ブーツ」(ブーツ)
若干賛否両論がありそうだが、移動速度を確保できない序盤で有用。一見、発動スキルの-20% 移動速度のせいで使えないと思いがちだが、マイナスになるわけではなくブースト分がなくなるだけ。非戦闘時の移動が楽になることを考えれば、減速を食らったと思えば気にならない。

「近衛兵」(セット装備)
エピックセット装備の中で群を抜いて優秀で、たった3箇所で稼ぎにくい物理、カオス、イーサー耐性が確保できる上、それぞれのディフェンス性能も高く、エリートを戦うにあたってよくお世話になるセット装備。

「 破滅(赦免)」(セット装備)
強化版は報復ビルドで最終装備になりえるが、単体でも性能が高く、単品としても通常版、強化版共にレジェンダリー品までの繋として有効。

「武勇のレッグプレート」(パンツ)
強化版は普通に最終装備として使用される程の高い装甲値にヘルス、防御能力、耐性が揃っておりクラスに関係なく使える。ただ体格要求値が高いので、クラスや属性値の振り方によっては体格が足りなくて装備できないケースが出てくる。ここだけは注意しておこう。

「ヴァンガード オブ ザ リージョン」(盾)
ソルジャー以外でも盾持ちなら真っ先に入手したい、ヘルス、防御能力、各種耐性とフル完備した高性能なアイテム。

「ベロナスのエッセンス」(アミュレット)
攻撃速度と全+1で近接型ビルドに向いていて、エレメンタル属性を使うなら強化版は最終装備の候補になるアミュレット。レジェンダリーの「ベロナスの比類なき目」と比較することになるだろう。

「詐術の ブラック スター」(メダル)
ヘルス変換に高いカオス・生命耐性のステータス、さらに発動スキルの全耐性低下を持つことで最終装備として使われることもあるメダル。攻撃属性が合ってなくても耐性確保も含めて選択肢として常に候補に入ってくるアイテム。

レジェンダリー

「裁判官の印環」(リング2点セット)
パッチ変更で発動スキルの動作が変わり若干弱体化されたが、ゲームの初期から変わることのない絶対的な存在感を放つ不動のリングセット。ステータスの性能、発動スキルの効果に文句のつけようはない。最初のトレハンとしてレジェガチャでこれを狙ってみるというのは有効な手段。

「ティンカーの工夫」(ベルト)
一時期は「裁判官の印環」と並んで定番装備の一角を担っていたがパッチで弱体後は利用頻度が減ってきた。またクルーシブル導入とパッチで装備全体的に耐性が強化されたこと、レア装備で耐性を確保するスタイルが増えたことなどの背景も有り、現在は最終装備までの繋的位置になっている感じ。

「ゴーレムボーン グリーヴ」(ブーツ)
これも定番で、以前は上の2つとわせて三種の神器とも呼ばれており、この3箇所は無条件で確定みたいなところがあった。こちらも現在は利用頻度が下がったが、今でも普通に最終装備として使われている。

「慈悲のアバター」(アミュレット)
最終装備としては使われないものの、LV58で装備できビルドを選ばないので良い装備が少ない時点では特にありがたみがあるアイテム。充実した耐性と発動スキルの効果は大いに助けになるだろう。

「ベロナスの比類なき目」(アミュレット)
エピックのところで話が出たが、クリティカルダメージと攻撃能力に全+1付きのビルドを選ばないステータスに、発動スキルで-100 攻撃能力と石化というディフェンス能力もある優秀なアミュレットでセット装備を使わない場合の最終装備としてよく目にする。とにかく最短で入手したいアイテムの筆頭。

「熟達の記章」(メダル)
クラフトで結構素材を確保するのが大変なのと付与されるスキルがランダムで博打的な要素のあるアイテムだが、発動スキルもバフとしての能力が非常に優秀。また、LV58で装備でき育成用としても優れているので、キャラが増えて素材が揃ってきたらある程度数を作ってみたいところ。

「クレアボヤンツ ハット」(ハット)
装甲も高くなく本来イーサー属性向きだが、頭で全+1は貴重なので、今でもビルドによっては最終装備として採用されるケースがある。ステータスはエナジー再生に優れている。

「シージブレイカー」(盾)
盾持ちのビルドでセット装備でない場合は、ほぼこれで確定とも言われる確固たる地位を確立している至高の盾。パッチでヘルス値が減らされてしまったが性能的な優位は変わらず。高い物理耐性と盾の中では傑出した発動スキルの火力が魅力。また、物理の実数値ダメージが高いため、オフハンド参照を持つ「ブリッツ」では非常に高い火力が出る。クラフトの材料集めが大変だがなんとしても物理耐性は基本値の18%以上のものを作っておきたい。

「ワープファイア」(ダガー)
武器に関しては選ぶのは難しいが、これについてはどう控えめに見ても強力。優秀なステータスに冷気→火炎変換がビルドによっては火力を大きく引き上げる。また、発動スキルの耐性低下がこれまた強力。さすがにパッチで弱体化されたが、今でも火炎属性のビルドでは必須の武器となるだろう。

「バルバロスのショース」(パンツ)
正直な所パンツに関しては他の部位に比べてあまり良いものはなく、これが耐性が付いたMIパンツに置き換えられてしまう理由でもあるわけだが、これだけは別格。装甲が高い上にステータスに全く無駄がない充実ぶり、さらに発動スキルのブーストが強力な上発動時間も長い。さらにこの発動スキルは仲間にも効果があるというおまけ付き。ソルジャーで「オレロンの激怒」を使う場合はこれ意外に考えられないだろう。

「大司法官の防具」(セット装備)
ビルド例の話のところでも出てきたが、近接型で無くても使いたくなる、高い装甲値、ヘルス、耐性と必要なステータスが揃った万能な装備セット。しかもセットボーナスの装甲・装甲吸収率が優秀なので2点セットでも使いやすいのが素晴らしいところ。また、フルセット時の発動スキルは、火炎属性のビルドにおいて有効。

レアアイテム
ステータス次第ではレジェンダリーアイテムを超えることもあるため、最後のフロンティアともいわれますが、トレハン初期でも有用なものはあるのでピックアップしてみます。難点はどんどん種類が増えていくので倉庫を占領してしまうことでしょうか。

「ソレイル-セクト レッグガード」(パンツ)
クルーシブル以降あたりから定番パンツの座に名乗りを上げた、ソレイルガーディアンのMI品。2~4%ヘルス変換にイーサー・出血耐性がベースで、これにAffixで別の耐性が付けばそれだけで耐性確保用の装備として使えてしまうのと、MI品の中では比較的入手しやすいのでトレハン初期でもお勧めしたい。ビルドによっては「ドリーグ-セクト レッグガード」の方が向いている場合もあるので合わせてトレハンするのが良いだろう。

各ネメシスの肩装備(ショルダー)
5体のネメシスにライトとヘヴィアーマーの2種類で計10種類あるが、こちらは耐性装備としてだけでなくスキル+が付くので使用しているクラスによってどれが向いているかはっきり違って来るのが特徴。大体セット装備は肩を含むので最終装備にはなりにくいが、そこまでの繋として非常に有用。クルーシブルの方が良いものが出やすいのでアスピラント、チャレンジャーにおいて忘れずにチェックしておきたい品。

「クロンリーズ シグネット」(リング)
必ずしも全てのビルドで有効ではないが、そこそこのものなら出る確率が比較的高く、各種耐性が揃ったものなどAffixによっては最終装備として使えるもの出るので見逃さないようにしたい。

さてダメアイテムにもちょっと振れておきましょう。

「苦痛の鎖」(ベルト)
エピックのベルトだが、ステータスが良いと思って装備してると発動スキルのマイナス効果で死んで初めて罠と気が付くという、食虫植物のようなとんでもない引っ掛けアイテム。初心者は間違っても装備しないように注意しよう。

「フレッシュワープト カービン」(両手銃)
これ以外にもレアアイテムの中には+4のスキルが付いたものが幾つか存在する。その中でこれはAct3,4のフィールド上でよく出るので目にしやすい。この+4 「レックレス パワー」につられてつい使ってみたくなりがちだが、この手のアイテムはわざと装備させて弱らせようとするイセリアルの策略なので初心者は騙されて装備してはいけない。

「ノッチト ボーン オブ ア サウザンド デス」(片手斧)
稀にファビウスが装備していて、その場合は、グラディエーターをクリア出来るレベルのビルドでもほぼ間違いなくどこかでクリティカルが出て即死に近い形で殺されてしまうという、恐ろしいまでに凶悪な攻撃力を誇る。はずだが、自分が使っても並の攻撃力しか出ないという「これは詐欺だろう?」的な武器。なんというか、こっちは種族を選べないのに人間へのダメージが付いた武器を持たせるのはあり?と言いたくなる。

「ラカ'ジャックス」(クロスボウ)
クロスボウ自体がそもそも使えないが、その代表格として触れておきたい。クラフトで作るレジェンダリー品はどれも強力な性能を備えているが、どんなに性能が良かろうとこれはありえない。まず使う機会は無いだろう。

「グリム ドーンのエッセンス」(アミュレット)
これまたクラフトのレジェンダリーアイテムだが、カオス・イーサーのステータスを持つアイテムは他にも結構有り初心者はウォーロックでいつかビルド作ってみたいと考えてしまうところだが、このカオス・イーサービルド自体お目にかかることはない。ここまで読んできた諸君ならすでに分かってきたと思うが「誰も信じるな。」これが大切である。

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ここで初心者がだまされないように、動画を見るにあたっての注意事項を書いておきます。グラディエーターをクリアした動画を見て、「これは強いな~ 作ってみるか」と思ったりすることがあるかもしれませんが、ちょっと待った! クリア出来るということは最低限ある程度の強さがあるというのは正しいとして、どれくらいの確率でクリアできるかは、よく見ないと分からなかったりするので見るべきポイントを上げておきましょう。

・ボスやネメシスが弱めの敵しか出ていない。
マッドクイーンやシャー’ズルなど強めの敵が出ていなくて、ネメシスの組み合わせもザンタリン、ムージラウクなどだとビルドによっては難易度がかなり下がるので、何回か戦って唯一クリアできた動画という可能性も考えられます。注意しましょう。

・設備・祝福や薬品をどれだけ使っているか。
必ずしも悪いことではありませんが、たくさん使っているビルドとそうでないものとではかなり力に差があるのは間違いないので、画面やスキルアイコンをよく見て、あまりに多く使っている場合は、それだけ使わないとクリアは難しいとも考えられるので注意です。

・戦闘中にヘルスがかなり減ることがある。
このヘルスの減り方を見ていればビルドの安定度が分かるというものです。高い火力でサクサク倒しているように見えて実は紙一重で生き残っているという場合もあります。そう、その動画はたまたま死ななかっただけ。初心者がそういうビルドを使ってクリアできるはずは無いので注意しましょう。

・超レアな装備品を使っている。
レアアイテムで希少なAffixがついているものはビルドによっては非常に高い性能を発揮しますが、中には普通にプレイしたのでは2000時間やっても出ないようなアイテムもあるので、作れないビルドである可能性もあります。また熟達の記章で+5がついたものなど、普通はまず出ることはないので使っている場合は注意しましょう。

・動画が古い。
パッチ変更でもかなり強さが変わってしまうことが有り、その動画を撮ったときと今とでは強さにかなり違いが出てくる場合がありえますので、動画がかなり古い場合は注意が必要でしょう。(特にマッドクイーン10秒などは、大抵パッチで修正を受けていると思って良いと思います。)

ということで、個人的に趣味ビルドやキワモノビルドを作って楽しむのは合法ですが、良さそうなビルドに見せておいて初心者を道連れに心中させるようなビルドは間違いなくクトーン教団の陰謀です。注意しましょう。(・_・;)


ビルド作成でもっとも重要なのが見た目です。ここで失敗すると魂のない人形と化してしまいますので、ここまで終わって初めてビルドが完成したと言えるでしょう。見事に決まる場合、どこか外している場合、とても受け入れられない場合など、ビルドの評価はここで大きく分かれます。とにかくビルドを極めてくると最後は性能は無視して見た目を優先させるのが普通でしょう。(騙しているのはおまえだ (・_・;) )





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