2019年10月23日水曜日

キリング:エレメンタル・ペットカンジュラー

前回の続きで、ペットビルドでなんとかシャッタードレルムの75辺りを戦えないか試行錯誤を重ねて、非常にマニアックな毒酸ペット・オプレッサーとか作ってみたのですが、もう一つ安定しない感じで悩んでいたところ、またしてもタイミングよくAlkamosHater氏からSR75-76でいけるというペットカンジュラーが出ました。まあ、時間の関係であまり試しきれてないところはありますが、ちょうど5chでも話題に出ていたので、出しておくことにします。(・_・;)

*ちなみにペット・オプレッサーは、本体に敵が向かってこないようにというのが目的で、ヘイトの強い「サモン ブライトフィーンド」「リープスピリット」メインです。さらに使い捨て型なのでペットの耐性が不要、「リープスピリット」は武器ダメージが高いのでヘルス変換での回復も可能とか中々イケてるのですが、なぜオースキーパーかというと、シャーマンやオカルティストだとデバフをかけることで敵が反応してしまうところ「サモン ガーディアン オブ エンピリオン」なら本体は一切敵にデバフ類をかけないくて済むという考えです。さらに、生命力耐性低下なら両方のクラスが持っているので生命力型というのも試してみましたが、やはり敵にに殴られず安全に戦うという考えは難しいようです。

タイトルはミステリー色のある犯罪物という感じのデンマークの海外ドラマからですが、本国での大ヒットの影響を受けてアメリカでもリメイク版が出ました。(このタイプでは同じくサスペンス系という感じのドラマ「ブリッジ」もリメイクされています。)で、このようなリメイク版というのは、中々評価が難しいところで、オリジナルを知っていれば、どうしてもオリジナルの方がよく見えるところはありますが、知らなければまあリメイク版も悪くはないかも?という気がしないでもなく、実のところあまり成功した例を見たことはありません。で、今回の紹介する2つのビルドも、奇しくも共にリメイク版という感じがありますが、たしかに元のビルドを知らなければ手放しで素晴らしいのかもしれませんが、知っていればどうなのか?というのが、どうしても考えてしまうところがあります。(・_・;)


最初に、SR90まで行けたというAlexGoldFish_322氏の火炎イーサレイのメイジハンターを見てみましょう → リンク

簡単に言うと武器の「ヘクスフレイム」での「アルブレヒトのイーサーレイ」の火炎変換に、メダルの「ウルズインの標章」のスキル変化での火炎ダメージ強化が見どころですが、それ以外に関しては特に工夫みたいのはなく他のイーサーレイビルドや、mad_lee氏の「パネッティの複製ミサイル」型のビルドがイーサーレイに置き変わっただけのようなイメージもあります。まあ、実はこのビルドで最も大事なところとしては「アルブレヒトのイーサーレイ」へのアミュレットでの武器ダメージ追加と、オフハンドでのヘルス変換ともいえ、そこがディフェンスの強さにつながるわけで、武器ダメージは少なくとも2刀レベルの速度に貫通というのは強力でガンガンヘルス回復します。ということで、もはや以前のイーサーレイのイメージは捨てたほうが良いです。

一応軽く試してみたところ、カカシのヘルスリセットまでのタイムは30秒くらいですが、火力以前に、この手のビルドでカカシ相手にエナジーが余裕で持つというのが凄く、オフハンドとグローブのダブルでのエナジーコスト削減の効果でしょうか。(・_・;) 流石にSR90は動画でも薬品を大量に使っても死にまくっているので現実的ではないですが、81くらいなら十分戦える力はある感じで、貫通&超ロングの射程距離で敵を薙ぎ払うのは快適です。ということで、やはり今のイーサーレイというのは強いです。

GrimDawnTools
クルーシブルで設備・祝福無しで戦うくらいなら、シャッタードレルムでも普通に薬品なしでやればいいのに、とか思ってしまうところですが、そこはなんとしても90まで行ってみたかったのかもしれません。 また、十分に強いビルドなので無理してまで数値の高さを強調する必要もないとは思いますが、やりすぎは逆効果なので禁物でしょう。(・_・;)

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では本題のペットカンジュラーですが、これは、特に記載はないですが、スキルの割り振りなどがソックリなことから見て、このMaya氏のエレメンタル・ペットカンジュラーをアレンジたものと考えて良いと思います。 → リンク

実はこのMaya氏のビルドはかなり前に試していて、カンジュラーとしても、Maya氏のビルドとしてもは1,2位を争う素晴らしい出来だと思いましたが、やはりシャッタードレルムではちょっと厳しいということで記事にはしませんでした。で、そこを今回どのような形でアレンジしたのかというのがポイントになるわけですが、ズバリ!本体のディフェンスを強化しようというのが答えだったようです。

GTリンク
やはり、カンジュラーのディフェンスの安定度は抜群で、本編あたりはすこぶる快適なのですがシャッタードレルムの大量の敵相手では、本体が持たなくてやられます。まあ、その辺りはMaya氏も解決策が見いだせずに悩んでいたようです。

では、今回のビルドのアレンジですが、まず、「ネイチャーズ コールの礼装」は外して単品ベースの装備に変えてきました。これは「プライマル スピリット」を主軸に置くという考えからで、個人的にもオフハンドの「バウンド レイス」などは試してみたことがありますが、ペットの火力として「プライマル スピリット」は抜きん出ている感じがあるので、考え方としては非常に納得がいきます。あとはベルトだけが普通は「神話級 ヴォイドマンサーのコード」辺りを使うところですが、そこはペットの耐性確保優先での選択という感じです。

なお、GrimDawnTools上ではペットの耐性はフルに上がっていないように見えますが、実際にはエレメンタル耐性は「ストームスピリット」物理・出血は「エンボルデニング プレゼンス」刺突・イーサーは「オークスキン」がかかるので、ほぼ完璧と言って良いです。ただ、カラスあたりの位置取りが離れすぎると耐性が思いっきり欠けるので、本体の位置関係やペットの設定(攻撃的にするなど)を含めて常に考えておく必要があります。

*ペットビルドに関しては上記のように一部ステータスが反映されないこともあってGrimDawnTools上だけで判断するのは難しいです。また、実際の属性ダメージなどはGrim Internalsなどで実際に出力されたダメージを見ないと分からないです。ということで、ペットビルドについてはとにかく実際に作って試す以外に無く、そこがフォーラム常連人でもペットビルドだけは出さなかったりする理由でも有り、sigatrev氏があれだけ大量の実験を繰り返している理由でもあります。

続いて星座ですが、おそらくここが最大のポイントで、maya氏のバージョンと比較すると「冬の精霊 アマトク」「生命の樹」の代わりに「ビヒモス」「メンヒルのオベリスク」という選択になっています。これは、ペットの火力を落とさずにできるだけ本体のディフェンス力を強化しようという考えで、おそらく相当に試行錯誤した結果ではないかと思います。最後にスキルに関しては「サモン ブライアソーン」のポイントを減らして、「プライマル スピリット」「モグドロゲンズ パクト」ツリーに振ったという以外はMaya氏と変わりない感じです。あとはアクセサリーの増強剤が「あれ?」って感じかもしれませんが、これも本体の防御能力を上げつつ、なおかつペット強化にもなるという考えでの選択です。

では、作ってみますが、実はMaya氏のバージョンそのままのキャラがすでにあるので、今回は簡単にできます。(・_・;) で、カカシのヘルスリセットまでのタイムは18秒で、ディフェンス寄りにしている割には非常に火力が高いのが驚きな感じです。シャッタードレルムは70までは行けていたので、70-71で戦ってみましたが、なんとかクリア可能で、たしかにコレなら75も行けるかもという感じで感動です。(・_・;)

まあ、通常マップでもデバフ&回復持ちのキャスター集団だったり、ガーゴイルのヒーロー4体+回復持ちの「トラクッステリア」だったりを相手にするとかなり崩壊寸前になりますが、とにかく回復持ちを最優先で「ペットの攻撃」連打とかで速攻で倒すなど工夫すればなんとか行けます。後はボス戦ですが当然「ファビウス」「アイアン・メイデン」は本体に突っ込んできますが、何度か戦っていると最初の数十秒だけ耐えきれればペットのダメージによってヘイトが上がるので、それ以降はペットの方に向かっていって本体の方には来ません。

それ以外のボスも概ね問題はないですが、安全を考えて本体は少し離れてとか思っているとバフが届かなくてペットが崩壊したりするので、単体相手の時は恐れずに敵に近い位置をキープするのと、逆に敵がたくさんいるときは、どの相手から倒すのかや、ペットとの距離感の調整なども結構気を使って戦う必要があるのは変わらないと思います。ともかく、そのような意味も含めて、本体のディフェンスを強化するというのが正解だったというのは非常に納得できるわけですが、ペットビルドにとっては大きな成果ではないかと思います。

GrimDawnTools
自分としては、本体が殴られないような方向で試行錯誤していましたが結果的には本体を強化するほうが正解だったようで、ペットビルドでなんとか75をクリアしようと燃えていたところを見事に敗北した感じですが、そこを見事に「ジャイアント キリング」されてしまった感じでしょうか。(・_・;) まあ、やはり正面から向かっていかないとダメだという、このゲームの鉄則みたいなルールを再認識させられた感じかもしれません。(・_・;)


参考までにSR70-71を戦ってのダメージの詳細でが、やはり雷がメインになっていますね。



追記:
実によくあるパターンですが、(・_・;) 今度は上のビルドを更にディフェンス寄りに強化したバージョンが出ました。で、SR90も行けたとのことですが、動画では薬品をガンガン使っているので、まあ現実的ではないとして、更に火力を落とすとなると通常マップあたりでも非常に辛そうな感じはしますが、一応試してみましょう。(・_・;) → リンク

装備は「ネイチャーズ コールの礼装」セットに戻って「サモン ブライアソーン」「プライマル スピリット」メインでカラスと犬はおまけ程度という感じです。あとは、武器の「神話級 ウルトスの火花」リングの「神話級 ケルファトゾースのグリフ」など雷ダメージ強化の装備に変わっていますが、ボス戦における捕縛対策での「神話級 灰色の魔術師のフッドパット」などは同じですね。

星座も「メンヒルのオベリスク」を含めて基本的には同じ感じですが、「ビヒモス」よりは「ドライアド」という考え方が興味深いところでしょうか。なお、「雄牛」については結構謎で、(・_・;) 「亀」「ヒョウ」でなくというところが不可解ですが、火力は「プライマル スピリット」頼みになるので、親和性を確保する中で攻撃型の星座スキルのあるものを選択したという考えでしょうか。スキルについてはペットは上に書いたとおりですが、それ以外ではディフェンス強化で「ウェンディゴ トーテム」を取っています。

では作ってみますが、ベルトでペットボーナス付きというのが、これしか無かったのでダブルレアという贅沢なものになりました。(・_・;) ただ、耐性に関してはアミュレットのAffixで左右されるので、おそらくベルトと増強剤で調整するしか無く、通常はペットボーナス付きという選択はかなり難しいような気がします。あと、オフハウンドの「バウンド レイス」はバロウホルムの下側にある地下の廃墟にいる「ウグダール」が出すので、クエストで殺すという選択にしていれば、毎回戦えるのでとりあえず入手は可能でしょう。まあ、ペットボーナス付きというのはまず望めないので、そういう意味ではダブルマジックのAffixでも問題ないと思います。

カカシのヘルスリセットまでのタイムは27秒ほどと、かなり落ちました。実際本編で戦ってみても火力の低さがハッキリ分かりますので、まさに「プライマル スピリット」頼みという感じですが、AlkamosHater氏のバージョンよりリチャージも劣るので結構苦しい場面が出てきそうです。

では70-71シャードを戦ってみると、通常マップは概ね問題なく、本体の安全性としては格段にアップした感じでほぼ万全です。ただ、回復キャスターが混ざってくると結構時間がかかりがちで、そこにバフ剥がしやデバフ持ちなどが加わると、ちょっと倒すのが無理に近いケースも出てくる感じで、倒せても時間がかかるしペットも死ぬので補充しながらの、穴の空いたバケツで水を汲んでいる感じの戦い方になります、(・_・;) 一方ボス戦に関しては時間はかかるもののかなり良好で、意外に「クバカブラ」も少し動かしながら戦えばペットは死んでいくものの再召喚しながらで、なんとか勝てました。しかもこれは2体同時を相手をしながらですが、これはしばらくすると本体は狙ってこなくなるので、ペットさえ持ちこたえられれば3体、あるいは4体同時でも勝てる可能性はあるということで、ある意味凄いです。(・_・;)

まあ、結論としては結構疲れるので、あまりオススメできる感じではないですが、例えばペット用の装備にもう少し本体のディフェンスを強化するような調整が入ればペットビルドも決して悪くないかな?とか思えるほどの可能性は感じましたので、今後のパッチに期待、ってところでしょうか。(・_・;)

作者のDuskdeep86氏は中華系のようで、またしても中華パワー炸裂か!という感じですが、通常マップのザコ相手で消耗して疲れ切ってしまって、ボス戦でのディフェンスの凄さが今ひとつ薄れてしまいそうなのが難点な感じに思えました。(・_・;)

2019年10月21日月曜日

レギオン:中華ビルド検証

前回の予告通りいくつか中華ビルドを実際に作って試してみましたが、星座のスキル上げなどに時間がかかるので、やはり3つくらいが限界でした。(・_・;) まあ、GrimDawnToolsだけで見るのと実際作ってみるのではやはり大きな違いがあるので、試す価値は十分あるのですが、キャラ数も50以上になると一部の装備はどこにあるのか探すのも大変で、そろそろ倉庫ツールあたりは使わないと限界かもしれません。(・_・;)

タイトルは、マーベル・コミックXメンで、プロフェッサーXの息子「デイビッド」を主人公にした海外ドラマからですが、近年の海外ドラマの中でも映像・音楽・ストーリーのどれもが斬新でかなりぶっ飛んだ作品です。(・_・;) 正直なところ傑作なのか問題作なのか、その両方なのか評価も難しいですが、これほど斬新な作品も珍しく時代背景からかレトロでサイケでプログレッシブな不思議な映像美が印象的です。先日シーズン3を持って終了しましたがこの作品に関しては無理に長く引っ張っても新鮮見がなくなるのでコレで正解だと思います。ということで、前回紹介した中華ビルド例の中から3つのビルドを厳選して試してみましたが、どれもが非常に斬新な構成で中華4000年、いや、400人といわれるコミュニティーの知恵と工夫には脱帽させられます。(・_・;)


では、まずエントリーナンバー1番、物理報復ウォーロードですが、「ストーンガード」セット無しで果たしてどの程度の実力があるのかというところを見てみたいと思います。

詳しく説明すると長くなるので、ビルドのポイントの部分だけに絞って説明すると、まずは「神話級 鍛えられたベロナス」を使ってのエレメンタル→物理’変換の効果ですが、下が「ベロナスの力」のオーラの有り無しでの比較で、左が無し、右が有りです。

本編の「三神の秘密会議所」を出て少し進んだ辺りを戦っただけのデータで、画像ではダメージに差は出ていますが、実際戦った感じではトータルの火力としてはそこまで大きくはない感じですおそらく、使った理由としては「カウンターストライク」を強化したかったというのがあるみたいで、これで装備を選択すると属性がバラけるのでまとめておこうか、という考えではないかと思います。

報復ビルドでこの武器での属性変換は「ドレインエッセンス」を使ったオプレッサーでありました。これはクラスとかの問題ではなく報復で物理属性を使う場合は、必須となる星座「戦争の死者」やスキルの「アセンション」に火炎報復ダメージがあることからだと思いますが、通常は「サモン ガーディアン オブ エンピリオン」に火炎耐性低下もあるので特に問題はないと思います。ただ、このビルドではそれ以外に盾の「コロッサル フォートレス」、雷報復付きで星座「死霊」、ショルダーの「神話級 ドーンガード エポレット」、ブーツの「神話級 ストームタイタン トレッド」があるということでの選択でしょう。また、それ以外の属性変換でレアベルトの「ウグデンボーグ ガードル」に50%酸→物理変換がありますが、これはレリック「赦免」で使えます。

次にポイントになるのが、「ストーンガード」セットが無いことによる装甲値の低さですが、代わりとしてはレア盾のAffixで物理耐性付きのものにして物理耐性を稼ぐという方法をとっています。また星座でダメージ減少のある「エンピリオンの光」「石の守護女神ヴィール」というところを取っているので「ウォークライ」は無しです。

では、75シャードで軽く戦ってみますが、火力・ディフェンス共に「ストーンガード」セットを使っている構成と比べても全く遜色がない感じです。まあ、火力はともかくディフェンスが全く変わらないくらいに強いのがちょっと驚きな感じですが、要は装甲値が低くても物理耐性があれば結果としては同じこと、ということではないかと思います。

ちなみに、前回のビルド例の中には酸報復型もありましたが、これはこの物理型とほぼ同じ構成で、装備だけが違う感じでした。そこで、スキル・星座は同じで装備だけを「三神の衛兵」セットを使った構成に変えて戦ってみると、やはりディフェンスは弱くなりますが、盾だけを上記の「コロッサル フォートレス」に変えてあげると、たしかにディフェンス的には近くなるので、酸報復型が物理報復型よりディフェンスが弱めなのは装甲値、あるいは物理耐性が稼ぎにくいのが理由だと言えそうです。

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まあ、強さとしては大きな違いはないと言っても、スキルが少なく操作がシンプルだし、攻撃・防御能力に耐性もしっかり稼いであるのは流石で、普通の人が簡単に作れる代物ではないです。なんとなく、「ストーンガード」なんか無くてもコレぐらいは出来る!という高度な技術を見せつけられた感じです。(・_・;)

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続いてエントリーナンバー2番、「オレクスラのフラッシュフリーズ」をフル強化なんかしちゃってて、これで本当に75シャード行けるんかいな?」という疑惑の眼差しを感じるキャスター型エレメンタルDoTスペルブレイカーを試してみたいと思います。(・_・;) 

まず装備を見て、凍傷メインじゃないの?という感じもしますが、耐性低下は冷気だけでなく火炎やエレメンタルもあるので、「補正ダメージ強化はエレメンタルだし、いいから、気にせずどんどん入れちゃって」って感じで、(・_・;) 火炎・燃焼強化のスキル変化を持つ装備や星座なんかも入れてあります。なので、オフハンドの「神話級 イスカンドラのテキスト」あたりは普通は発想として出てこない装備でしょう。あと、通常攻撃は最近はあまり見ることが無くなった感じの「チル スパイクス」です。(・_・;)

星座についても、とにかく凍結優先の選択ですが、それ以外は「ビヒモス」「刈入れの大釜」でヘルス再生を重視して引き撃ち的な戦い方を想定しているような選択になっています。最後にスキルは、なんと言っても「オレクスラのフラッシュフリーズ」「フローズン コア」のフル強化というのがこのビルドを表している感じです。全体的に見ると一見何気ないですが、レジェンダリー装備だけでここまでしっかり耐性まで確保しているのは並でなく、非常に高度な技術のなせる技だと思います。(・_・;)

では実際に戦ってみます。まず、カカシのヘルスリセットまでのタイムは23秒と良好ですが、「チル スパイクス」を連射しても全くエナジーが減らないのは流石スペルブレイカーって感じです。(・_・;) 次にシャッタードレルムは75まで行けてないので65-66を戦ってみましたが、問題なくクリア出来、ボス戦で一対一で戦える分にはたしかに75も行けそうな感じはあります。「オレクスラのフラッシュフリーズ」については流石にボス戦だと殆ど効いていない感じですが、「リング オブ スチール」「トロザンのスカイシャード」や星座の凍結は効きネメシスでも時々凍結をするのでビルドとしては全く問題ないです。それより、通常マップで厄介なバフ剥がしやデバフ持ちのヒーローなどを一気に無力化出来るのは大きく、すこぶる快適でマップのクリア速度自体も非常に速いです。

ということで、「オレクスラのフラッシュフリーズ」だけを見るとイマイチでも、ビルド全体で考えると非常に効果的な役割を果たしているのが分かり、これまた中華ビルドの知恵と技術の高さを感じさせるビルドかなと思うところです。


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実際に使って見ると当たり前のように強いのですが、やはり普通は「メイジスレイヤー」セットで75シャードはキツイよね、とか考えてしまうところです。まあ、そこを凍結を有効に使って、ぐらいまでは誰でも思うところですが、それだけでなく「スターパクト」でのリチャージ短縮にエナジー再生なども含めてスペルブレイカーに完全に最適化されたビルドを作り上げているところは真に凄いな~と思うところです。(・_・;)

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では最後に、前回最も驚きだったプレイヤーボーナス型ペットをメインにした異色の出血トリックスターを試してみましょう。ポイントになるペットについては前回も書いたように「ブレイド スピリット」、星座の「無名戦士」、レリックの「デス ストーカー」で、あとはディフェンス&出血一撃のダメージ源としてフル強化した「サークル オブ スローター」で切り抜けようという、ある意味シンプルな考え方ではありますが、それを実用化レベルまで引き上げる数々の工夫が画期的で、特に耐性は装備・星座で稼いでおいて、それ以外の増強剤などは防御能力、ヘルス再生強化に使うというのは、なかなか出来ない発想だと思います。(・_・;)

まずはメインとなるプレイヤーボーナス型のペットについて触れておく必要があると思います。このタイプのペットはレリック「ネメシス」「デスストーカー」などもFG後のパッチでおそらく全て不死扱いに仕様変更になりましたが、通常のペット(ペットボーナス型)と比較すると、例えば「ドリーグの血」や通常ペットが使う「ストーム スピリット」などの仲間に効果のあるバフ類での強化は効かないのと、ペットが殴ったダメージの反射などがプレイヤーにも帰ってくる辺りが特殊です。また、今回は出血なので属性変換はないですが、装備などでのグローバル変換は効きます。(ただ、試したところではアルカニストの「マニフェステイション」は効かないようです。)

ということで、このビルドに関しては特殊なペットビルドと見ることが出来ますが、上のような特徴を理解した上で見てみると、反射ダメージ削減としての「自然の復讐者」セットや星座の「梟」に、星座「ビヒモス」やスキル・増強剤でのヘルス再生強化の意味が良くわかります。では実際に作ってみますが、アミュレットの耐性に関しては毒酸かイーサー以外だと結構耐性のバランスが難しい感じで、倉庫にあったのはカオス耐性のものでしたが、結局新規に10個程作って毒酸耐性付きの物に替えました。

まず、カカシのヘルスリセットまでのタイムは50秒ほどとやはり速くはないです。ただ、出血というのは耐性持ちがあまりいなくて属性的な相性としては、かなり有利なところはあります。またペットビルドとしてみた場合は絶対に死なないのでペットが死んで崩壊するというのがなく、また本体のディフェンス力も圧倒的に高いという違いが大きいでしょう。つまり火力は多少弱くても本体が死ななければいずれ勝てるという理論かもしれません。

では、星座スキルのレベル上げのためFGエリアを軽く回ってみましたが、殲滅速度的には並って感じなものの、DoTなので初速は遅くとも確実に削っていくので悪くないです。あとは、意外なほどにディフェンスが強いのが驚きですが、ボスクラスでも結構張り付きのままで勝てます。これは盾+物理耐性の高さが一つポイントですが、加えて「サークル オブ スローター」のフル強化による近接回避の強さが効いていて、リチャージも短いので驚くほど受けるダメージが少ないです。とは言っても盾ソルジャーほどではないので相手によってはヒット・アンド・アウェイ的な戦い方になるでしょう。ということで、65-66シャードですが普通にいけます。まあ物理攻撃はOKですが、デバフ類は重なるとやはり危ないので、そこは少し離れつつヘルス再生力で回復させるのが大事でしょう。75シャードは正直楽ではないとは思いますが、近接回避がかなり強力なのでうまく操作でカバーすれば決して不可能ではないと思います。

なお、前回のビルド例の中には同じ考え方でダーヴィシュもありましたので、そちらも見ておくべきでしょう。

GrimDawnTools
いや~正直このビルドは凄いです。(・_・;) まずこんな構成とても考えつきませんが、それだけではなく、へんてこな構成に見えて、実は高等技術のオンパレードみたいに非常に細部まで計算しつくされた作りになっています。普通はナイトブレイドで盾持ちというだけでも不利な感じがするところ、単にスキル変化を使うだけでなく、だったらディフェンスとして最大限活かそうという考え方こそが素晴らしいところではないかと思います。


前回の中華ビルドをひと通り見て感じるのは、フォーラムの火力重視のバランスとは違って、それに比べるとややディフェンスよりです。これは自作のビルドのバランスとも近いですがクリアタイムは最優先ではなく、安定して戦えるという部分に重きをおいた感じだと思います。で、ビルドの作り的な部分での特徴としては、物理耐性とヘルス再生を重視している感じで、戦闘スタイル的にも張り付きのままというようなこだわりは全く無いです。特にスペルブレイカーの「オレクスラのフラッシュフリーズ」以外にも「ブレイド バリア」などはフォーラムでは使っているケースを見ることがないですが、ここもタイム優先などのこだわりがないことから、使えるものは有効に使おうという姿勢が感じられます。

まあ、以前の中華ビルドに比べるとコンポーネントの使い方などは普通になった感じもしますが、どのビルドもレジェンダリー中心の装備だけで耐性まできちんと整えているのは非常に高度な作りという感じで、ここはやはり中華ビルドならではという感じがしました。

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最後に、補足も兼ねてついでに自作のビルドを一つ。実は中華ビルドの記事が出る直前にちょうど出血属性のペットビルドを作っていたところだったので、上のビルドなどは、またしても運命的なめぐり合わせを感じるところですが、(・_・;) 一応下のような感じです。とにかく、出血のペットビルドがなかったので試してみたかったのと、アミュレットの「神話級 砂王の心臓」、ベルトの「神話級 ノスフェラティス」、エピックリングの「神話級 深紅の荊棘の指輪」などを使ってみたかったというのもあります。

で、星座では上のビルドと同じように「アサシンの刃」を取っているのですが、これだけ出血一色に染まっているように見えてGrim Internalsで統計情報を見るとペットのダメージの半分は物理です。ということで、物理耐性低下も加えてあげると飛躍的にダメージも伸びるのですが、出血は属性変換がないというところが特殊なので意外に見落としやすい部分かもしれません。カカシのヘルスリセットまでは22秒とまずまずで、シャッタードレルムに関しては60シャード辺りなら行けますが、やはり問答無用で本体に向かってくる相手をどう対処するかが問題で、そこがクリアできないとペットビルドで75シャードあたりというのは難しい感じがします。まあ、もう少し研究の余地はありそうなので、ペットビルドについてはさらに試行錯誤してみたいと思います。(・_・;)

GrimDawnTools
今回はキングス付きのパンツもありましたがやはり耐性の方が優先度は高いです。ちなみに、ネメシスパンツで「オブ キングス」付きのものは実は現在10個ほどは持っていて今やそれほど珍しくはありません。で、この内7個くらいはシャッタードレルムで出たものなので、いかにシャッタードレルムの75以上辺りで出るレアの品質が良いかというのが分かるというものです。

2019年10月18日金曜日

炎陽オアシスの雑談:最新中華ビルド

今週はフォーラムで非常に重要な記事がありました。この記事、元々はバランス調整について、という重いの議論だったのですが、(・_・;) 途中で中華ビルドの顔とも言えるABCbarbecue氏の乱入&ビルド紹介という予想外の展開から、zantaiまで巻き込んだ凄い内容になっています。流石に疲れたので最後の方は飛ばしましたが、(・_・;) ある意味必見なので、とりあえず、ビルド例だけでも紹介しておきたいと思います。

なお、この記事のコメントでzantaiより重要な情報が聞けましたが、どうやらグラディエーターのW170の難易度は、シャッタードレルムではおよそSR40-50になるとのことです。で、やはり報酬的な区切りとなるのはSR60らしいので、そこが一つ分岐点となるところなのかもしれません。また、ABCbarbecue氏らによる解析によるとシャッタードレルムのシャードのスケールは200シャードが上限になっているらしいですが、zantai曰く、「誰かそこまでいけたら上限を引き上げるよ。」とのこと。(断言します。無理。(・_・;))


では、最先端の中華ビルドということで、何かAoM時代の高DA型ビルドの紹介の再来みたいな感じでワクワクしますが、ABCbarbecue氏によると強さの基準としてはSR75以上で安定して戦えることらしく、動画などを見た感じでは、さらに薬品類の使用は無しで、装備もダブルレアなどの通常のプレイでは入手が不可能に近いようなものは使わない方針のような感じがします。これは個人的に目指していたところと一致するのでありがたいですが、ハードルとしてはかなり高いところを果たしてどのようにクリアしているのか、というところが見どころでしょう。

★ビルド一覧 → リンク
★ABCbarbecue氏イチオシプレイヤーの動画リンク → リンク


とりあえず、上の動画の新しいものからいくつかピックアップしてみますが、これ以外にもかなり斬新なビルドがたくさんあり、まさに宝の山という感じで、全てを把握するのは時間がかかりそうです。(・_・;) とりあえず今回は速報という感じで紹介するだけですがいくつかは週末に実際に試してみたいと思うので、追加で記事を書くかもしれません。

2H 銃火炎シールドブレイカー

これは、John Smith氏のボンバーマンに近い形ですが、星座が「イオンの砂時計」を取るCDR型で、さらに逃げ撃ち型ということでヘルス再生を重視した配置になっています。あとは耐性超過も刺突以外はしっかり確保しているし、行動系耐性も一時的なバフなしの状態でも十分な数値を稼いでいます。

動画では、基本引き撃ちでの戦い方ですが、最小限の動きでのダメージコントロールの仕方が見事で、キャスター型の戦い方として大いに参考になりそうです。特に、ディフェンス系のスキルはできるだけ温存して無駄なく効率よく使おうというエコな姿勢が見受けられて素敵です。(・_・;)

DW毒酸センチネル
センチネルは今ひとつ良いビルドが無いですが新セットの「コルヴァン デューンフィーンド」セットを使った「アイ オブ レコニング」の2刀型です。アミュレットのAffixが選択されていないのが謎ですが、(・_・;) 攻撃速度を重視している以外は、スタンダードな毒酸型の構成に近く、これで81シャード以上が戦えるというのはちょっと驚きな感じです。

動画では82のボス戦での「グラヴァ'スル」の倒し方は見事で、John Smith氏と同様に小さな壁をうまく使って攻撃やバフ剥がしをかわしています。まあ、これだけ慣れているということは、かなり高い授業料を払っているのかもしれませんが... (・_・;) このビルドに関しても効率の良い戦い方が感じられるところで、この部分での+αが大きい感じがします。

酸報復ウォーロード

自作の酸報復ウォーロードと同じような構成をようやく見ることが出来ましたが、ここでは酸報復一本に寄せずに物理も混ぜた感じです。まあ、他のビルドもレアはメダルぐらいしか使ってないので、これは極力レジェンダリーのみで作るという縛り的なものがあるのかもしれません。スキルの方はかなりシンプルで、スキル変化のある「メンヒルの盾」「ヴィールズ マイト」を使って無いのは操作性を考えた結果なのかもしれません。自作の構成と比較するとディフェンスが弱めな感じですが、このビルドは81くらいは楽勝なので特に驚きではないです。

動画ではやはり「アレクサンダー」に苦労していますが、この方は溶岩のマップでは最初に上側に進むので、そうなると狭い場所で2体を同時に相手をするケースが多くなるので不利です。なので、個人的な意見としては、下側に「アレクサンダー」が出ることはないので、まず下の2体を片付けて、少なくとも残り2体の状況で「アレクサンダー」と対峙したほうが楽だと思います。82-2ではスタート地点近くにネメシス2体がいるという要注意のケースですが、この動画のようにネメシスを安全な位置まで引っ張ってきてから戦うというのは高難易度になるほど重要で、特に耐性低下や召喚物・ペット持ちの場合はデバフ持ちの雑魚と混ざるだけでも危ないので出来る限り一対一で戦うのが大事です。


2H銃ハイブリッド報復パラディン
このタイプは以前紹介していますが、構成的には「ストーンガード」セットも使って無く物理報復はやや弱めです。ただ、狙いとしては全く同じで、スキル構成などに違いはないです。ポイントになるは星座の「イオンの砂時計」「天門の守護者 ハイリアン」という辺りだと思いますが、「アセンション」のリチャージ短縮による火力・ディフェンスの安定を狙ったものかもしれません。

動画では秘密会議書のマップの上側のメテオをブロックできる場所に入ってやり過ごしていますが、ここは「インクィジター シール」やトーテムなどの設置系のスキルが使用できなくなりやすいので注意が必要です。まあ、ちょっとズルって感じもしますが、ここなら確実に安全というわけでもないので、4体残っている場合は半分ダメ元で、1,2体倒せればラッキーって感じでしょう。また、82のボス戦での「砕かれた魂 ダリウス コンノレイ」(クロンリーの変異版)は足元のイーサーの池のダメージがキツくて張り付きではまず勝てないですが、それさえかわせば特に強くはないので引き撃ちで戦うのが良いです。


キャスター型雷ピュリファイア

でた!「スタン ジャックス」(・_・;) いつかフォーラムで出るかと思って待っていましたが、こんなところに潜んでいましたか。(・_・;) しかし、このビルドで81シャード以上をいけるとは思っていませんでしたが、やはり、スキルの割り振りとして「ウルズインの選民」は取らざるを得ないので50/50になりポイント的にはキツそうな感じです。星座も雷型としてはかなりイレギュラーな感じですが、攻撃・防御能力を稼ぐためにやむなくというところなのかもしれません。

動画では最初の溶岩のマップでのボス戦で上側の狭い場所におびき寄せて戦っていますが、ここで戦うというのは相当激戦を戦ってきたという証拠だと見ました。(・_・;) まあ、狭い場所というより画面の端や障害物がある場所というのは重要で、このような場所では、敵がいる位置によっては「カイザン」「アレクサンダー」などの召喚物が設置できなくなることがあるので、うまく誘導してあげると有利に戦うことが出来ます。これは、ボス戦だけでなく通常のマップなどでも有効なテクニックなので覚えておくと便利です。で、通常マップの方では「迷いし者の死神」相手に死にまくりで「だよね~」って感じで安心しました。(・_・;) 82のボス戦は、また出たって感じのインチキ戦法ですが、 角の隅っこの場所で戦うのは初めて見ました。こんな戦法を使うということは、やはり相当な修羅場をくぐっているという感じですが、完全に反則でしょう。(・_・;)

物理報復ウォーロード
GTリンク 動画リンク

こちらも「ストーン ガード」セットを使わない結構珍しい装備のパターンですが、「ドレイン エッセンス」オプレッサーのように、武器の「神話級 鍛えられたベロナス」でのエレメンタル・カオス→物理変換を使う非常に興味深い構成です。スキルと星座に関しては特に意外性はないですが、この方はこのビルド以外でも星座「石の守護女神 ヴィール」を使うことが多く、これはやはり20%の物理ダメージ減少の効果を重視してのことかもしれません。

動画ではいきなり4体同時相手に突っ込んでいくという無茶振りですが、「最低でも、1,2体倒せればOK」みたいな楽観的戦術で、死んで当然でしょう。(・_・;) まあ、この動画だけ見ると他のビルドに比べても異常な強さに感じますが、自作の酸報復ウォーロードでもボスの組み合わせによっては2,3体同時でも勝てるので、物理型だけが抜きん出いるわけではないと思います。ただ、このディフェンスの強さは流石という感じがします。

2H刺突・出血ブレイドマスター
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これは、非常に斬新な構成ですが、「シャッタード ガーディアン」セットを使う場合においてはその他の装備でのスキル変化というのが重要ですが、武器の「神話級 ナダーンのリーチ」の強化をそのまま活かす形での刺突・出血ビルドという非常に珍しい形です。ただ、出血というのは属性変換がないこともあり他の属性とは違って、物理や刺突とセットで強化するのは普通にありです。ただ、ここではそれを「フォースウェーブ」メインでやるというのが斬新で、個人的にはかなり衝撃的なビルドかなと思います。(・_・;)

動画では角の隅っこで戦う反則的な戦術を使っているので、やはり強さ的にはやや苦しい感じかもしれませんが、両手武器の近接に刺突属性というのはかなり不利だと思うので、それを考えると非常に頑張っているビルドではないかと思います。



最後に動画は無いですが「なにこれ?」って感じの驚きのコメントが出ていた斬新なビルドを一つ紹介しておきましょう。

ハイブリッド・ペット型出血トリックスター
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ひと目見て武器の「ブラッド ボーラー」のインパクトが大きく「なに~~!!」って感じですが、これは囮で、(なんだそりゃ(・_・;))本命はレア盾の「スカラベシェル」やアミュレットの「夜の囁きの導管」による「ブレイド スピリット」強化です。これに、レリックの「デス ストーカー」星座「無名戦士」でのプレイヤーボーナス型ペットを使って出血DoTのスタックを狙うという非常に面白いビルドですが、どれぐらいの強さなのか是非試してみたい感じがします。


いや~、とにかく色々と興味深い点が多くてまさに衝撃的ですが、フォーラムの常連人も相当に刺激になったと思うので、これからビルドの方向が少し変わっていくのかが非常に気になるところです。

2019年10月14日月曜日

グリーン・ランタン:2Hイーサー・スペルバインダー

連休だったというのもありますが、またしても面白いビルドが出てしまったので書かざるを得ないという感じで、しばらくお休みするはずの予定が全く思うように行かないのは毎度のことです。(・_・;) で、先日のエレメンタル・デシーヴァーが素晴らしかったPlasmodermic氏の新作ですが、今回のスペルバインダーも傑作という感じの素晴らしい出来で、おそらく武器の「テンポラル アークブレイド」を使った例としては最も成功したビルドではないかと思います。そして、グラディーエーターのW151-170を5分ジャストというのは驚きです。 → リンク

タイトルは、言うまでもなくDCコミックス スーパーヒーローの2011年の映画からですが、ヒーロー物が全盛の近年にあってまれに見る空振りに終わった曰く付きの作品で、「デッドプール2」のエンディングでもネタにされていました。(・_・;) まあ、本来はザック・スナイダーが監督をするはずだったらしく「ウォッチメン」の出来を見ると残念な限りですが、このヒーローの人気がないのは寂しい限りなので懲りずにリブート作を出してほしいところです。(・_・;) ということで、今回のビルドですが100%イーサー変換によってスキルのエフェクトがグリーンに染まっているのが非常に美しく、とても新鮮な感じがしますので、これを期に「テンポラル アークブレイド」も人気を取り戻してほしいところでしょう。(・_・;)


今回は寄り道無しで早速本題です。まあ、上で書いたように「テンポラル アークブレイド」というのは人気商品で日wikiにもドルイドなどで多数の例があるのですが、強さという意味ではもう一つ物足りない感じがありました。で、今回のスペルバインダーですが、まず、このような魔法系同士を組み合わせたクラスにおいて武器攻撃の両手型というのはディフェンスの確保が大変で作るのが難しいです。なので、そこをクリアしているだけでも評価に値しますが、今回も非常に目の付け所が良いと言うか、属性変換の使い方が見事だと思います。

ということで、武器以外の装備でポイントになるのが、ヘルムの「ディヴァイナズ マスク」とエピックリングの「ザ メイジロード」セットによるエレメンタル→イーサー変換と、レアベルトの「チェインズ オブ イグラード」の生命力→イーサー変換です。これは「テンポラル アークブレイド」のスキル「イーサーの導管」に星座の雷ダメージの変換から、「ボーン ハーベスト」「キャリドアのテンペスト」「スペクトラル ラース」のスキルなど多岐にわたるので非常に効果的で、ある意味このビルドは属性変換が全てかもしれません。それ以外では「クリーグの武装」セット4点で、なんとなくバトルメイジみたいなイメージがしますが、やはり耐性低下スキルを持たないクラスの組み合わせというのは辛く、シャーマンもイーサー属性だと同様なので、ある意味必然的にこうなった、という部分はあるでしょう。

星座については両手武器での「クラーケン」以外は定番的な配置ですが、パッチの変更によって攻撃速度だけでなく詠唱速度も強化されるようになったおかげで、武器攻撃型だけでなく魔法攻撃型でも使えるようになり、ビルド例としても武器攻撃型と魔法攻撃型の2種類が用意されています。最後にスキルですが、「ボーン ハーベスト」は冷気・生命力が変換できることから主力になりますが、それ以外では「キャリドアのテンペスト」の火力はそこまででもなく、どちらかというと20ポイントの「スペクトラル ラース」や22ポイントの「イナーフォーカス」「レックレス パワー」の方が重要でしょう。あとは「ファブリック オブ リアリティ」に関してはカオス変換がないこともあり他のスキルを使う考えもありだと思います。

では作ってみますが、レアベルトの耐性はかなりレアで確保するのが厳しいので、出来れば「不朽の囁きの導管」の耐性でカオス耐性付きのものが欲しかったのですが、無かったのでちょっと耐性確保が厳し目です。また、ベルトは体格強化付きのものを選択したので足りている形ですが、普通に組むと体格は1035必要なのでビルド例の配分では少し体格が足りないと思います。

*属性値の割り振りについては、FG以前であれば狡猾性、精神力に関しては装備に必要な分だけで、基本的に体格に振るというのが常識でしたが、個人的には魔法系ビルドの場合、現在であれば今回のように装備に必要な分だけを体格で、あとは精神力に振る方が基本ではないかと思います。まあ、どうしても防御能力が確保できない場合は体格に振るしかないですが、何も考えずに体格に振るのではなく、最初はあくまで火力を優先させるという方向で考えたほうが良い気がします。

まず、カカシのヘルスリセットまでのタイムからですが、40秒程度と並です。(・_・;) ただ、イーサー・スペルバインダーは伝統的にカカシ相手のタイムは良くないので、これだけで火力が低いとは言えないと思います。また、アイコン砦の複数のカカシで試すと良くわかりますが、範囲攻撃力ということでは非常に良好です。では、FGエリアを軽く回ってみますが、まず「イーサーの導管」が発動しまくりで超強力! 「以前からこんなに発動したっけ?」と、ちょっとビックリな感じですが、リチャージが1秒と短いこともあって、ハッキリ言ってこれはイーサー変換された「プライマル ストライク」をぶっ放している感じで範囲攻撃力は非常に強いです。一部「カイモン神父」相手にサクッと殺されたかと思えば次に戦ったらサクッと倒せたりと、やや謎なところがありましたが (・_・;) 基本的には火力・ディフェンス共に大きな問題はなく、両手武器攻撃型のスペルバインダーでこれだけ戦えるというのは驚きです。(まあ、この時は火炎耐性や気絶耐性が低かったのが影響していた感じです。)

このビルドでちょっと変わっているのは、まず、アルカニスト+属性値を精神力に振っているのでエナジーは全く減りません。一方ヘルス回復スキルが無い+「瀕死の神」のペナルティがあるのでヘルス変換できないと、ドンドンヘルスが減っていくのでカカシを殴っていると、死にはしないですが上の画像のようにヘルスが1まで下がるのがちょっとアレな感じです。(・_・;)

次にシャッタードレルムの65シャードから戦ってみますが、通常マップは問題ないもののボス戦は楽勝とは言えず、一対一でも結構ギリギリな場面はあります。とにかく、この手のスペルバインダーはヘルス回復スキルがないところに「瀕死の神」のヘルスペナルティがあるので、持続ダメージ系のデバフは「ナリフィケイション」で丁寧に消しておかないとヘルス変換や「マーク オブ トーメント」だけでは耐えきれなく、常に油断は禁物です。なので、「クバカブラ」はさすがに張り付きのままではちょっときつい感じでした。

ということで、若干不安定気味だったので結局「ファブリック オブ リアリティ」を下げて「ディケイ」に振りました。さらに、気絶耐性もちょっと低いのでレアのパンツに変えて、属性値も体格に振り直しました。これで、かなり楽になりましたが、ボス戦は殴りも持続ダメージも注意が必要なのでややシビアな感じはあります。ただ範囲火力は強いので殲滅速度は速く出来としては決して悪くないです。なお、武器攻撃型と魔法型のどちらが良いかについては、個人的には魔法型の方が少し離れ気味でも戦えるので良い感じがしました。ともかく、「テンポラル アークブレイド」ファンなら絶対に試してみるべきでしょう。

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おそらく気になるのはヘルスペナルティだけなので、薬品使用に抵抗がなければロイヤルゼリー系の薬品でも使っておくのが良いと思います。ともかく、出来としては素晴らしくPlasmodermic氏は今後要注意だと思いますが、今回のビルドなどを見ると、常連人だと過去の情報のイメージが邪魔して作れないところ、先入観のない新規のプレイヤーだからこそ現在のステータスを正しく評価出来て作れるのかな?とか思いました。

2019年10月12日土曜日

ゴッサム:DW冷気スペルブレイカー

前回の記事で、派生スキルの属性変換後にグローバル変換が可能なのは「ストームトーテム」「サモン ガーディアン オブ エンピリオン」だけだったようで、思いっきり訂正文を書く羽目になってしまいました。(・_・;) 逆に言うと、なんでこれだけ可能かというのが謎な感じもしますが、共にプレーヤーボーナスタイプなので、もしかして不死属性に変更した辺りの副作用でしょうか?(・_・;) ということで、しばらく記事はお休みするはずでしたが、ちょうどSuperfluff先生から「シャドウ ストライク」に凍傷DoTメインという極めて珍しいスペルブレイカーが出て、グラディエーターのW151-170を5分前半ということなのでチェックしてみましょう。

タイトルはDCのバットマンの世界をえがいたドラマですが、他のアロー、フラッシュ、スーパーガールなどとの連携はなく単独作として我が道を行く感じで展開します。(・_・;) なお、時代設定が若くブルース・ウェインは子供で、どちらかというと刑事のゴードンが主役という感じですが、敵側のキャラはオールスターキャストという感じでたくさん出てくるので、映画のバットマンよりコミックやTVゲームなどで馴染んでいる人向きに思えました。ということで、今回の「シャドウストライク」ビルドというのも、何度も焼き直しでリメイクされる古参のビルドですが、そこは最新版ということで、非常に時代にマッチしたイケてるビルドになっています。(・_・;)


で、せっかく属性変換が出たついでに、最近フォーラムで話題になっていたsir_spanksalot氏の「根深き怨恨」を使ったナイフ投げブレイドマスターについて、今ひとつよくわからなかったので確かめてみることにしました。→ リンク

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基本的には刺突属性メインですが、「根深き怨恨」にはスキル変化で生命力・カオス→刺突100%変換があるので、普通はCDありで使う想定のところ、この方は「連射じゃなきゃ やだ!」というわがままを通したい一心で、(・_・;) 「フレネティック スロウ」を取りました。で、これを取ると刺突は100%生命力ダメージに変換されてしまうのでよろしくないのですが、実際に試すと取って連射にしたほうが断然強いです。


で、ここまでは良いとして、問題はアミュレットの「夜の囁きの導管」で、Affixで「ファンタズマル ブレイズ」にカオスダメージと100%刺突→カオス変換のあるものを使っているところですが、結果的にこれは刺突ダメージ強化になるというのが、なかなか頭で考えても良くわからないところです。


では、実際に作ってみて確認してみます。
まず、上のビルドを作ってみた上で裸にして「ファンタズマル ブレイズ」のDPHの詳細を表示したものです。(アミュレットの装備に要する精神力を確保するためにレアのメダルだけを装備しています。)当然ながら「フレネティック スロウ」を取っているので刺突ダメージは無いですね。

次に「根深き怨恨」を装備した画像で、「ハートシーカー」の生命力ダメージと、「ネザー エッジ」のカオスダメージの分が刺突ダメージに変換された形ですが、補正ダメージも強化されるのでかなりの数値アップになります。あと、派生スキルの「フレネティック スロウ」で刺突→生命力変換された分の生命力ダメージは変換されずに残っている形だと思います。

で次はアミュレットの「夜の囁きの導管」だけを装備したところで、左がスキル変化が関係ない例としてAffixが「リング オブ スチール」のスキル変化がついたもの、右が本命の「ファンタズマル ブレイズ」のスキル変化のついたもので、基本的には単純にカオスダメージが加わるだけかと思いきや、生命力ダメージが少し減っています。ということは、単純に「フレネティック スロウ」のあとの変換ではなく込み入った計算になっている感じがします。

*属性変換のタイプの違い以外にも装備品の部位で変換の順番があるらしく、フォーラムだったか、5chだったか忘れましたが一度見た記憶があります。

ということで、上のセットアップに「根深き怨恨」を加えたものがこれですが、同じようにカオス属性を強化する「夜の囁きの導管」ではありますが、装備することで最終的には刺突ダメージも強化されるという結果となっています。

*このビルドの記事の冒頭でも書いてあるとおり、これに関しては、どのような変更になるのかは不明ですが、Zanntaiよりコメントがあり次のパッチで調整するとのことです。



次に、通常の派生スキルは、まあOKとして、ペットボーナス型の属性変換だけはついでに確認しておこうと思います。スキルとしてはアルカニストの「マニフェステイション」しか無いですが、これを3ポイント、「イスカンドラのエレメンタルエクスチェンジ」は1ポイントのみの状態でテストしてみます。



ビルドとしては、ちょうどペットウォーロックがあるので「サモン ヘルハウンド」だけでカカシを殴らせてみてGrim Internalsの統計情報の数値を比較してみます。そして、ペットに対して物理以外から属性変換出来る装備というのは、そもそも数が少ないのですが一応あります。今回は冷気→カオス変換の付いたオフハンドの「神話級 フィーンドゲイズ トウム」と、火炎→生命力変換の付いたアミュレットの「彷徨える魂の破片」を使ってみます。
ペットへのグローバルでの属性変換装備です。

こちらは「サモン ヘルハウンド」のスキル変化での属性変換です。


1.「サモンヘルハウンド」のみのダメージ
*左は「マニフェステイション」がOFFで、右はON
「サモンヘルハウンド」自体の攻撃属性は物理、火炎、カオスですが、ここでは星座で「ナイトタロン」などを取っている関係で出血も出ています。「マニフェステイション」がONになると物理が減って、火炎はペットの素の攻撃に加算されているのでこんな感じでしょうが冷気、雷は当然ながら全く同じ数値です。

*数値は画像では最大値だけでの比較ですが、2,3回やってみても、だいたい近い値にはなっているので問題ないと思います。

2.「神話級 フィーンドゲイズ トウム」を装備した状態
「マニフェステイション」OFFでは物理が半分程度カオスに移動しただけですが、ONだと物理は0になって、冷気が減ってカオスが増えているので、この状態でも装備の属性変換はステータス通りに効いている感じです。

3.「彷徨える魂の破片」を装備した状態
「マニフェステイション」OFFで物理の数値は変わってなく、生命力が増えているのは単にフラットダメージが追加されている分だけでしょうか?ただ、火炎は減っているので何らかの変換は効いているようです。 ONでも同じで火炎が残っていますが、冷気、雷より少ないので、変換は効いている感じですが100%ではないので、変換の順番などによってこうなるのかもしれません。

4.「神話級 フィーンドゲイズ トウム」と「彷徨える魂の破片」を両方装備した状態
「マニフェステイション」OFF・ON共に、基本的には両方の装備を単独で使っている状態と同じ効果が出ている感じに見えますが、ONだと物理が0になるということは、やはり変換の順番がある感じです。ということで、「マニフェステイション」がONでも装備の属性変換は効いている感じですが、このスキルはオーラタイプだと思うので、他の派生スキルでの属性変換とは違っても当然なのかもしれません。


まあ属性変換は複数混じってくると本当に分からなくなってきますが、ブレイドマスターの例のように真逆の変換がぶつかるのは厳しいです。(・_・;) こんなのを見ているとパッチなどでの調整の困難さがよく分かる感じですが、確かめるだけでも一苦労なので、基本的にはDPHの詳細を見て必要な属性の数値が上がっていればOKという考え方で良いような気もします。(・_・;)

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では、本題。DW冷気インフィルトレイターが思った以上に強かったところに、さらに「シャッタード ガーディアン」セットを使ったya_氏の「チル ハート」「ハガラッドのルーン」型や毒酸型のダーヴィッシュを使ってみると「リーサル アサルト」がちょっと強すぎな感じがして、以前のN&Oインフィルトレイター時代はここまで強くなかったと思いますが個人的には弱体化されても不思議でないくらいの強さに感じます。

というところでの、同じく「リーサル アサルト」フル強化の冷気ナイトブレイドです。「シャドウ ストライク」特化というのは個人的には以前N&O型で試してみて強かったので驚きではないですが、凍傷DoTメインというのは予想外で、このタイプはAoM以前の対ファビウス用ビルドなどで毒ダメージに特化したビルドがあって、これに近い感じですが、凍傷DoTビルド自体が殆どないので珍しいです。→ リンク

では装備からですが、MI武器の「ロクシミア フロストブレイド」「スペクトラル ロングソード」「シャドウ ストライク」のスキル変化が柱なので必須ですが、良品はクルーシブルやシャッタードレルムでないと難しいと思うので、入手難易度は高いと思います。それ以外の装備についても基本的に「シャドウ ストライク」強化を目的とした選択で、レアベルトだけが耐性確保用途ですね。それ以外では武器のコーンポーネントの「コールド ストーン」2個が火力特化を体現している感じですが、(・_・;) とにかく火力が全てという感じの構成です。

星座に関しては、やはりSuperfluff先生も先日紹介したエレメンタル・デシーヴァーに感銘を受けたのか、「盲目の賢人」「リヴァイアサン」を使ってきました。最後にスキルですが、アルカニスト側は「オーバーロード」「エレメンタルバランス」に12ポイントでDoTとクリティカルダメージ強化に「スターパクト」での凍傷とクールダウン短縮が見事にハマっている感じで、やはりこの構成は非常にスペルブレイカーに向いている感じです。ナイトブレイド側は「シャドウストライク」はツリー含めてフル強化、あとは「リーサルアサルト」「エレメンタル アウェイクニング」もフル強化です。

全体的には「シャドウストライク」メインなので攻撃速度は不要で、代わりにスキルリチャージが大事になってきます。あとはフラットダメージとクリティカルダメージを積むだけ、という作りですね。なおヘルス変換は意識してあげている感じはないですが、「ナイトフォール」だけでも結構な回復量がありますので基本問題ないでしょう。

では作ってみますが、実は「ロクシミア フロストブレイド」はいつか「シャドウストライク」ビルドが来ることを予想して(願って。(・_・;))潤沢に確保してあります。で、今回は「フロストボーン+フロストバイト」とフロストが3つ続くという至高の逸品を使ってみました。(・_・;) ただ、もう片方の「スペクトラル ロングソード」の方は完全にノーマークだったので3流品しか用意できませんでした。(だめじゃん。(・_・;))さらに、キャラがカイモン派閥選択なので、アクセサリーの増強剤が使えないのと、他の派閥の評判も上がりきっていないのがあるという、手抜きキャラだったので他ので代用しています。(・_・;) また、ベルトのAffixも同じのは無理なのでアミュレットのコンポーネントはカオス耐性確保で変更しました。

ではカカシのヘルスリセットまでのタイムからですが、「えっ!15秒!マジですか?」というかヤバいですよ、これは... (・_・;) ただ、本編あたりを戦ってみると、強烈な殲滅速度で敵が死ぬのが恐ろしく速いですが、こちらが死にそうになるのも恐ろしく速いです。(・_・;) FGエリアでは「カイモン神父」は火力で押せましたが「コルヴァークの発現」は最終形態で即死しました。また、普通の雑魚でもデバフを大量にかけられると厳しい場面になるのはザラで、そこは「ナリフィケイション」のバフ消しと、時間がかかりそうなときは無敵で乗り切るというのが必須になります。

一応シャッタードレルムの65シャードもクリアは出来ましたが、10回くらいは死にました。まあ、火力だけは恐ろしく高いので、無敵を使って乗り切れれば「アレクサンダー」「マッドクイーン」も速攻で倒せるので死につつも先に進むことは出来そうですが「クバカブラ」の出血ダメージなどは結構キツイので、相手によっては張り付きだけでは無理で、DoTを生かしてのヒットアンドアウェイも使わないとダメもしれません。(ただ持続時間延長が少ないし通常のDoTビルドのような感じはなく直接的なダメージ主体のビルドです。)個人的には星座の「グール」「神聖の標章」のような保険があと一つほしい感じですが、とにかく移動も含めて爆速って感じのスピード感が楽しいのは確かです。(・_・;) まあ、今回も武器がポイントなので、例によって「シャッタード ガーディアン」セットでの置き換えも可能かもしれません。

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凍傷の補正ダメージ3500%に一瞬目を疑いましたが本当です。(・_・;) ya_氏のビルドもかなり火力志向のビルドでしたが、それをも上回るやけくそ気味の超火力型ですが、良くこんなの作るな~とあっぱれな感じです。(・_・;) ともかく、最近はクルーシブルは6分台が当たり前になってきた感じの火力志向がシャッタードレルムにも少しずつ広がってきている感じで、ディフェンスガチガチや報復ビルドなどはすでに時代遅れになってきている感じもします。(・_・;)



2019年10月6日日曜日

カイラン埠頭の雑談:SR用ビルドまとめ

いよいよ3部作完結の第3弾ですが、今回の記事は本来はシャッタードレルム研究所のまとめ記事として出そうかなと思って書いたものの、ビルドはパッチでも結構変わるし、やはりデータ的な部分だけにしておいたほうが良さそうな気もしたので通常の記事で出すことにしました。ということで、今回はシャッタードレルム用のビルドについて考える、という感じの内容です。

*そういえば、書くのを忘れていましたが、トップメニュー「神話級 便利なツール」のフォーラムの検索方法は新しくなったフォーラムに合わせて書き換えておいたので、検索の仕方がよくわからない場合には参考にどうぞ。(・_・;)

最初に、少し前の話ですが、日wikiを見ていたら、コメントで「ストーム トーテム」「サモン ガーディアン オブ エンピリオン」のペット類に関して、派生スキルの属性変換後にもグローバル変換は有効か?ということについてたくさん書き込みが出ていました。これは特にペットに限ったことでもなく「ドレインエッセンス」のように派生スキルで属性変換出来るものも当てはまり、派生スキルで変換された属性をさらにグローバル変換で別の属性に変換可能です。

追記:
日wikiのコメントで、派生スキルの後からグローバル変換できるのは「ストームトーテム」「サモン ガーディアン オブ エンピリオン」だけとのことで、改めて「ドレイン エッセンス」で、「グレイブチル」を取った後にエレメンタル→イーサー変換を持つ「アルドリッチの布告」に持ち替えてみましたが、たしかに変換されていませんでした。「え~ 久々にやっちゃった?」って感じですが、AoMリリース直後辺りで試したときには、このケースで変換できてた記憶がありましたが、まあ、流石にこの辺りはパッチで変わることはなさそうな気がするので、記憶違いだったのかもしれません。ということで、訂正の上お詫びさせて頂きたいと思います。m(_ _)m


これは右、左クリックに割り当てたDPHの内訳を見ることで確認出来ますが、まあペットはダメージが0なので分かりにくいです。ただし、Grim Internalsの統計情報でダメージを与えている属性を見ることでグルーバル変換されていることが確認可能で、例えば「ストーム トーテム」を生命力で使う場合、ベルトにグローバルでの生命力→物理変換を持つ「神話級 剣闘士の殊勲」を装備すると、ちゃんと物理ダメージに変わっているのが分かります。

ついでに書いておくと、物理属性については装甲でダメージがカットされるためか同じ条件としては物理のフラットダメージは他の属性よりかなり多めになっています。このためか他の属性から物理に変換する場合は注意が必要で、例えば「ストーム トーテム」を100%物理にすると装甲でカットされる分、元の属性よりダメージが出ない感じがあります。なので、物理変換の場合はそのスキルそのままを属正変換してメインに使うというケースではあまり機能しなく、スペルスカージがイマイチなのもこのせいではないかと思っています。ただし、余分な属性ダメージの分を変換して+αとして加える形であれば全く問題ないので、このあたりは、なかなか初心者には難しいところかもしれません。

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さて、実のところシャッタードレルムを想定した場合、ボス戦で出来るだけハマらないビルドということを考えると、ペットビルドなら「アレクサンダー」のメテオも本体を狙ってこないので楽だし、デバフも本体に届かなければ余裕かもしれないので、ペットビルドはどうなのかというのを試してみましょう。

で、実際にいくつか試してみた中で最も優れていたのは、おなじみsigatrev氏の「彷徨える魂の飼い主」セットを使ったカバリストで、ディフェンス力ということではmaya氏や同じくsigatrev氏のカンジュラーも優れていますが、このカバリストは非常にディフェンス力が高い上に火力も素晴らしく、個人的には現在のペットビルドの中ではNo1かなと思っています。 → リンク

*火力という面では同じくsigatrev氏作で「魔の時」を使ったカオス型も定評がありますが、ディフェンス的には弱め目でシャッタードレルムだと結構厳しいです。

このビルドは細かいバージョンの違いで何種類もありますが、個人的には「リープスピリット」を使うカオス・生命力型で、星座が「春の乙女 イシュターク」を使うバージョンが気に入りました。長くなるので説明はサラッと行きますが、「サモンブライトフィーンド」は使わずに、「レイズ スケルトン」「リープ スピリット」がメインでスケルトンは計13体になり、やはり数の多さは力ということで思った以上に火力が高いです。またスケルトンのディフェンス力もしっかりしていて本編ではスケルトンが死ぬことはまず無いくらいの安定感があります。

ということで、これを使ってシャッタードレルムを戦ってみますが、たしかに「アレクサンダー」のメテオは本体に落ちてこないので楽勝だし、敵のデバフも離れていれば当たらないのが素晴らしいですが、ボス戦では問答無用で本体に向かってくるのが居るのと、やはりアキレス腱を突かれる感じの「クバカブラ」の出血ダメージは辛くペットが持ちません。ということで、65シャードでも苦戦する場面はあり、残念ながらクルーシブル同様ペットビルドはシャッタードレルムにも、あまり向いているとは言えないでしょう。


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まあ、シャッタードレルムでは向かないとしても、ペットビルドとしては素晴らしい出来で流石sigatrev氏というところではないかと思います。

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次にベルゴシアン・ブレイドマスターで93シャードまで行けたというビルドが出ているのでチェックしてみます。まあ。このタイプはSuperfluff先生のビルドが有名ですが、ここでは徹底的にディフェンス寄りにシフトさせて乗り切ろうという考えで、特に装甲、物理耐性を重点的に強化しています。→ リンク

で、詳細は飛ばして結果だけ言うと、ディフェンス的にはたしかに強いのですが、本編で戦っている時点でもハッキリ分かるくらいに火力の落ち込み方が大きいです。一応シャッタードレルムの75シャードあたりを戦ってみましたが、まあ、勝てるのは勝てるのですが時間がかかりすぎで結構ストレスがあるし、このビルドの持ち味が全然なくなってしまっているのがちょっと微妙な感じがあります。

まあ、シャッタードレルムに適したビルドというのはGrimDawnToolsのステータスだけでは非常に分かりにくく、また、単に93まで行けたかどうかではなく、死にまくりながら何時間も掛けてなんとか行けた、とかではかなり意味が違ってくるので、ボス戦やスクリーンショットだけでは判断できないというところもあります。またOmniTrio氏のようにシャッタードレルム用ビルドだけを出してくれる人は非常に助かる反面、やはり薬品ありきだと実際の強さが分かりにくいし、動画でボスがあまりに都合が良すぎる相手しか出てこないのとかもちょっと怪しい感じです。(騙され無いように注意しましょう。(・_・;))


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2刀型+ヘルス変換はデバフや持続ダメージの攻撃に強いので、あとは装甲と物理耐性を強化してあげれば完璧!という考え方はある意味正しいですが、根本的に刺突属性はシャッタードレルムには向いてなく、元々耐性低下があまり積めない属性なのに突然変異での敵の刺突耐性+15%UPは重いです。(・_・;) また刺突耐性100%以上の「カイザン」は鬼門で、エルドリッチ系は種族ボーナスも稼げないのでかなり不利なのは間違いないでしょう。

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では、2刀型が出たところでya_氏の2刀型毒酸ダーヴィッシュも一応見ておきましょう。グラディエーターのW151-170を5分30秒とトップレベルの火力を誇るビルドですが、果たしてシャッタードレルムだとどうなのかというところです。 → リンク

で、ズバリ結果をいうと65シャードでも死にまくります。(・_・;) まあ、火力的には問題ないのですが、クルーシブルのバフなしだとディフェンスがスカスカ過ぎて、通常マップのヒーロー相手でもデバフであっさりやられます。ということで、クルーシブル専用のディフェンスを祝福に依存したグラスキャノンタイプだと、いくら最速タイムを誇るビルドでも全く通用しないということでしょう。

GTリンク

ということで、ここで一つ実験として最近良く出てくる「シャッタード ガーディアン」セットに置き換えてみたのが下ですが、流石にフラットダメージが半減するので火力はかなり落ちますが、簡単に死ぬことはなくなって安定感が増しました。

比較してみると火力はさておき、Tool上ではディフェンス面もそれほど大きく変化した感じは無いですが、「一時バフ」「追加的バフ」をオフにして「アセンション」「レジリエンス」がない状態にするとはっきり違いが分かります。つまり、2刀型の攻撃速度、ヘルス変換が重要なビルドにおいては、やはり行動系耐性というのは非常に大事だということだと思います。また、このセットの場合ヘルス、装甲値、物理耐性も上がるのが、この手のビルドにはありがたいです。まあ、このビルドは元がフルセットを使ったビルドなので、この変更は現実的ではないですが、単品を寄せ集めた構成のビルドならこのセットはかなり向いていそうな感じがあります。


GrimDawnTools(あくまで実験用のセットアップです)
基本は耐性を整えただけですが、それ以外では、この構成だと「アセンション」はあまり意味がなさそうなの「デュアル ブレイズ」の方に振ってみました。ただ、このビルドも上のブレイドマスターと同様に、毒酸属性は「アレクサンダー」「マッド クイーン」との相性が悪くボス戦で不利で、この属性のビルドもシャッタードレルムでは向かない感じがあります。

追記:
一応シャッタードレルム用に調整した感じのビルドとしてDmtことDementia氏のバージョンがありますが、当然ながらシビアさはあります。ただ、カカシ20秒の火力は伊達ではなく殲滅速度はすこぶる速いのでもっと刺激がほしいという方はどうぞ。(・_・;) → リンク

もう一つ追記:(・_・;)
ya_氏自らが「シャッタード ガーディアン」セットを使ったバージョンを出しています。→ リンク

GTリンク

75-76シャッドを戦ってみたところ、毒酸耐性の高い「アレクサンダー」も物ともしない破壊力で、DW冷気インフィルトレイターにも負けないと言うか火力はこちらのほうが高いです。やはり凍結と範囲攻撃力に優れるインフィルトレイターの方が戦いやすい気がしますが力は互角と言って良いでしょう。特に星座で「ウルズインの松明」という選択が面白いですね。ちょっと武器2本を集めるのが辛いかもしれませんがオススメです。

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では、もう一つ定評のあるビルドということで、ya_氏から2H感電DoTヴィンディケイターの最新版が出ているので見てみます。しかも今回はシャッタードレルムを想定した調整になっているので是非確認しておきましょう。 → リンク

装備的にはリングに「神話級 嵐の魔女のグリフ」、ベルトに「神話級 嵐の導き手」を使う火力重視の構成です。あとはブーツの「神話級 ウィルムスケイル フットガード」はパッチで気絶耐性が追加されたこともあって最近使用例が多いです。メダルの「神話級 コルヴァークの標章」はアイテムスキルは使えませんが雷のフラットダメージに攻撃速度、攻撃能力に耐性付きということでの選択でしょう。なお、武器のコンポーネントは「腐敗の印章」です。

星座の方は、「天の槍」を取るパターンですが、上のリングとベルトを使う場合は感電の持続時間とイーサー→雷変換があるのでこちらのほうが良いです。なお、「鼠」は親和性確保のためやむなく取った形です。最後にスキルは「サヴィジリィ」は16ポイントに抑えて「ストームタッチ」に振って攻撃速度重視です。あとは「エルゴロスのストームボックス」をフル強化に、「ウェンディゴ トーテム」は1振りで、代わりに「フィラル ハンガー」は発動率上限の25%に合わせるために8ポイントきっちりにしています。

ということで、基本的には耐性低下を重視した火力特化の構成ですが、これは今回、より深いシャードへ進むということがターゲットになっている感じなので、火力がないと高難易度では敵が倒せない、ということでの判断ではないかと思います。また、もう一つ重要なのがヘルス変換ですが、ストームタッチ」「フィラルハンガー」を重視したというのがポイントで、ここが今回のビルドの見どころでしょう。

実はya_氏は、以前紹介した「プライマル ストライク」メインの雷ヴィンディケイターのコメントでは攻撃速度強化に否定的でしたが、どうやら考え方を改めたようで、シャッタードレルムでは一発の回復量は下がっても回復の間隔が速くなったほうが有利ということなのかもしれません。たしかに、個人的な感想としても両手型よりは2刀の方が安定する感じがあり、ここが先日のDW冷気インフィルトレイターが非常にシャッタードレルムに向いているという理由にも繋がっているのかもしれません。

一応、同じ構成に変更して75-76シャードを戦ってみましたが、流石に火力が上がっているので快適なのと、ボス戦でも攻撃速度強化というのが確かに機能している感じで特に問題なさそうです。ただし、ディフェンス的にはギリギリで、安定して81シャード以上を戦えるという感じはなく、あくまで頑張れば行けるよ、というところではないかと思います。なので、ディフェンスの安定度に、対「アレクサンダー」の楽さ、移動の快適さなどを考えるとインフィルトレイターの方が優位なのは変わらないと思います。


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今回は結構長くなっていますが、シャッタードレルム用ということであれば報復ビルドにも触れておく必要があると思います。一応シャッタードレルムにおいては、下に挙げる物理報復と酸報復のウォーロードに加えて先日の生命力・カンジュラーは別格的な3強と言っても良いかもしれません。まあ、75シャード近辺のクリアタイム的な部分では火力特化した他のビルドには劣りますが、81シャード以上をまともに戦えるビルドとしてはこれ以外ではちょっとなさそうな感じがします。ということで、今回は物理報復と酸報復を比較して違いを見てみたいと思います。

「闇き者の賜物」セットの生命力・カンジュラーの記事で一点説明不足だと思ったので、ここで補足しておきますが、ディフェンスに関して最高なのは誰もが同意すると思いますが、火力に関しては最高とまでは思えない、という人もいるかもしれません。これについては、このディフェンス力であれば「フィーバード レイジ」が常用可能という事を含めての火力ということです。

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酸報復のフラットダメージの高さは強烈で本編やクルーシブルあたりでは敵が吹っ飛びまくるので楽しいです。(・_・;) また、「メンヒルの盾」も威力が高く、デバフをかけてくるペットや召喚物を素早く倒せるところは利点だと思います。まあ、自作のビルドを持ち上げる気はないですが、これだけ強いビルドなのに同じような構成のビルドがフォーラムに出てないのはちょっと不思議です。

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比較しやすいように上の酸報復型と似たような構成にしてみました。盾を「ゾルハンの報復」にするとGrimDawnTools上では酸報復型と互角の数値まで上がりますが、これはあくまで「メンヒルの意志」発動時の数値で、通常時は火力が落ちる感じがします。あと、耐性確保の観点からメダルに攻撃能力が特化したものを使えなかったために酸報復型に比べて少し攻撃能力が劣ってしまった感じです。全体的にはディフェンス寄りのバランスなので、このビルドを活かす観点ではもう少し火力重視に調整したほうが快適だと思います。

あと、チェストの「ギルドアのガード」に関しては耐性確保の面では有利で、レジェンダリー中心で組む場合はこちらの方が調整しやすいでしょう今回は個人的な好みで「ドレッドアーマー オブ アズラゴー」にしたので星座を「エンピリオンの光」にして耐性を確保するとともに、ダメージ減少が使えるので「ウォークライ」を外してスキルポイントを他に回すという方法を取ってみました。

2つを比較すると攻撃面で大きく違うのは、物理報復の方は「シャッタリング スマッシュ」「ゾルハンのテクニック」のWPSスキルなどもスキル変化での報復ダメージの上乗せが使えるので、「正義の熱情」の威力が高く、苦手なキャスター型への相性の悪さが少なくて扱いやすいイメージがあります。酸報復型の方は「カウンター ストライク」が主力で殴ってくる相手へのダメージは物理報復型より高いのと、「メンヒルの盾」の威力も物理報復型より上で、雑魚や召喚物の破壊に優れています。ただし、「正義の熱情」のダメージに関しては劣るので、そこが物理報復型より敵との相性の差が出て来る理由です。ということで、分かりやすそうな例えとしては、通常攻撃で殴って火力を出すのが物理報復型。殴らなくても火力が出るのが酸報復型ってところでしょうか。

ディフェンスに関しても結構感じが違いますが、物理報復型の方は「ストーンガード」セットでの装甲の高さとダメージ吸収はやはり大きく、素のディフェンス力が高く通常戦う場面において「オーバーガード」は不要です。ただし、シャッタードレルムの高難易度では物理ダメージはカットできてもデバフや範囲攻撃はモロに受けてしまうので、危ないときの緊急スキルとして「エレオクテスの鏡」のようなイメージで「オーバーガード」を使うことになる感じです。一方の酸報復型は、「オーバーガード」は普段から使いますが、危ない場面では「レジリエンス」に割り当てた星座「生命の樹」「ヒーリング レイン」でカバーする形になっています。ということで、総合的に見るとディフェンス力に関しては物理報復型のほうが上でしょう。

*流石に物理報復型でも突然変異でクリティカルダメージ60%がついた85シャードの「砕かれた心臓 ガルガバン」「ガルガボル」の変異版)あたりになると耐えるのは無理で一発でボロ雑巾って感じでした。(・_・;) 

では、実際シャッタードレルムの75シャード以上を戦ってみての比較ですが、共に苦手なイセリアル系のキャスター型の敵を倒す速度を比べると、物理報復型の速度と、酸報復型で「イーサーの嘲笑」2個をつけたときの速度が同じくらいなので、物理報復型のほうが20~30%程高いようです。一方で「クバカブラ」「グラヴァ'スル」や物理耐性持ちの「アイアン・メイデン」など殴ってくる敵の多くは酸報復型の方が倒すのが速い感じです。あとは、物理報復型は範囲攻撃力が弱めなのでボスが召喚してくるペットやシャードなどが破壊しにくく苦労する場面があります。

*特に物理報復型は81シャード近辺になると「カイザン」が召喚する「エルドリッチ シャード」が壊せなくなってくるので、シャードの攻撃が届かないところまで逃げながら戦う必要が出てきます。

結論としては、どちらも85シャードをクリアできて力としては互角だと思います。あえて言うならディフェンス力が高く、敵との相性が少ない物理報復型のほうが扱いやすいような気はしますが、やはりこの物理報復型というのは[報復ダメージを攻撃に追加]を使って通常攻撃で火力を出すという割合が強いことから報復ビルドとしては特殊な感じで、酸報復型の方が従来の報復ビルドに近い感じがします。ただ、これも「カウンター ストライク」を[報復ダメージを攻撃に追加]で強化した結果ではあるので、結果的にはスキル変化の違いが性質の違いというところなのかもしれません。

少し前に撮ったものですが、動画を見ると違いが分かりやすいと思います。

参考動画:物理報復型85シャード
上の例とショルダーだけが違いますが他は全く同じです。こちらは通常攻撃で殴って倒しているのがよく分かると思います。デバフを2列分かけられても持ちこたえられるディフェンス力というのはある意味驚異的ですが、それでも回復持ちのバフ剥がしヒーローはスルーするしか無いし、スルーしても何でもなさそうな雑魚集団相手に死んだりするところがこのあたりの難易度の高さでしょうか。(・_・;) まあ、突然変異的には最悪で、敵のクリティカル+60%に攻撃能力+6%。さらに自分のヘルス-15%と非常に不利で、殴りの強いボス相手だと流石にこのディフェンス力も持ってしても厳しい感じでした。

*なお、Grim Internalsで最大DPSが2,215,156というのは異常に高い数値ですが、「ゾルハンの報復」を装備していたときに一時的にバフが重なって出たものかもしれなく、通常はそこまでの火力はないです。

参考動画:酸報復型86シャード
85は「アレクサンダー」で時間がかかったので86にしましたが、まあ敵の強さに関しては同じようなものです。こちらはよく見ると基本敵に殴られてダメージを与えているのがよく分かると思います。なお、ボス戦での「ファビウス」「アセンション」「オーバーガード」使用直後なのに1,2発で殺られたのが結構謎で、またしても、変な武器を装備をしていて5%ぐらいの確率でヤバイスキルが発動したのかもしれません。(・_・;)

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と、実は上の報復型の記事を書いたのは1ヶ月くらい前なので少し古く、現在酸報復型は最新の研究結果 (・_・;) を元にヘルス変換重視に改良されているので、こちらも参考までに動画を出しておきます。

参考動画:酸報復型(ヘルス変換重視バージョン)75-76シャード

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*装備は同じですが星座とコンポーネント類が変わっていて、スキルでは「ウォークライ」を外して「正義の熱情」に振っています。あと、武器の増強剤とコンポーネントで種族ボーナスを稼ぐ方法を取りました。

3回ほど撮ってみて4体同時を倒したりクリア時間がもっと短いものもありましたが、やはり「アレクサンダー」を張り付きで倒している動画の方が良さそうなのでこれにしました。75のボス戦で死んでいるのが惜しいですが、「迷いし者の死神」がペットを召喚する最悪のタイミングで移動するミスを犯してしまったのが原因で、複数を同時に相手をしているときは確実にペットは消しておかないとこうなります。(・_・;) あとは途中でバフ消しも食らっていたりしますが、この辺りのシャードならそのまま戦ってもまあ大丈夫です。

「アレクサンダー」は召喚するシャードだけまめに壊していれば張り付きでも倒せるようになったのが感動ですが、(・_・;) もう報復ビルド的な敵との相性の悪さという弱点は無くなり完成された感じで、どんなビルドと比較しても引けを取らないと思います。最終的には悲願の90シャードまでをクリアできましたが、正直86シャード以上は殴りの痛さが半端でないし、持続ダメージも秒間1000ダメージを軽く超えてくるので、ボス戦で2体同時とかはもう無理で、確実に一体ずつおびき寄せが出来ないと地獄を見ます。なので、一回やれば十分でしょう。(・_・;)

ということで、装備もクラスも全て揃ったし、最強クラスのビルドも作れて、90シャードまで行けてやることがなくなってしまったので、次のパッチまではお休みして別のゲームでもやることにしたいと思います。(・_・;)