2019年10月21日月曜日

レギオン:中華ビルド検証

前回の予告通りいくつか中華ビルドを実際に作って試してみましたが、星座のスキル上げなどに時間がかかるので、やはり3つくらいが限界でした。(・_・;) まあ、GrimDawnToolsだけで見るのと実際作ってみるのではやはり大きな違いがあるので、試す価値は十分あるのですが、キャラ数も50以上になると一部の装備はどこにあるのか探すのも大変で、そろそろ倉庫ツールあたりは使わないと限界かもしれません。(・_・;)

タイトルは、マーベル・コミックXメンで、プロフェッサーXの息子「デイビッド」を主人公にした海外ドラマからですが、近年の海外ドラマの中でも映像・音楽・ストーリーのどれもが斬新でかなりぶっ飛んだ作品です。(・_・;) 正直なところ傑作なのか問題作なのか、その両方なのか評価も難しいですが、これほど斬新な作品も珍しく時代背景からかレトロでサイケでプログレッシブな不思議な映像美が印象的です。先日シーズン3を持って終了しましたがこの作品に関しては無理に長く引っ張っても新鮮見がなくなるのでコレで正解だと思います。ということで、前回紹介した中華ビルド例の中から3つのビルドを厳選して試してみましたが、どれもが非常に斬新な構成で中華4000年、いや、400人といわれるコミュニティーの知恵と工夫には脱帽させられます。(・_・;)


では、まずエントリーナンバー1番、物理報復ウォーロードですが、「ストーンガード」セット無しで果たしてどの程度の実力があるのかというところを見てみたいと思います。

詳しく説明すると長くなるので、ビルドのポイントの部分だけに絞って説明すると、まずは「神話級 鍛えられたベロナス」を使ってのエレメンタル→物理’変換の効果ですが、下が「ベロナスの力」のオーラの有り無しでの比較で、左が無し、右が有りです。

本編の「三神の秘密会議所」を出て少し進んだ辺りを戦っただけのデータで、画像ではダメージに差は出ていますが、実際戦った感じではトータルの火力としてはそこまで大きくはない感じですおそらく、使った理由としては「カウンターストライク」を強化したかったというのがあるみたいで、これで装備を選択すると属性がバラけるのでまとめておこうか、という考えではないかと思います。

報復ビルドでこの武器での属性変換は「ドレインエッセンス」を使ったオプレッサーでありました。これはクラスとかの問題ではなく報復で物理属性を使う場合は、必須となる星座「戦争の死者」やスキルの「アセンション」に火炎報復ダメージがあることからだと思いますが、通常は「サモン ガーディアン オブ エンピリオン」に火炎耐性低下もあるので特に問題はないと思います。ただ、このビルドではそれ以外に盾の「コロッサル フォートレス」、雷報復付きで星座「死霊」、ショルダーの「神話級 ドーンガード エポレット」、ブーツの「神話級 ストームタイタン トレッド」があるということでの選択でしょう。また、それ以外の属性変換でレアベルトの「ウグデンボーグ ガードル」に50%酸→物理変換がありますが、これはレリック「赦免」で使えます。

次にポイントになるのが、「ストーンガード」セットが無いことによる装甲値の低さですが、代わりとしてはレア盾のAffixで物理耐性付きのものにして物理耐性を稼ぐという方法をとっています。また星座でダメージ減少のある「エンピリオンの光」「石の守護女神ヴィール」というところを取っているので「ウォークライ」は無しです。

では、75シャードで軽く戦ってみますが、火力・ディフェンス共に「ストーンガード」セットを使っている構成と比べても全く遜色がない感じです。まあ、火力はともかくディフェンスが全く変わらないくらいに強いのがちょっと驚きな感じですが、要は装甲値が低くても物理耐性があれば結果としては同じこと、ということではないかと思います。

ちなみに、前回のビルド例の中には酸報復型もありましたが、これはこの物理型とほぼ同じ構成で、装備だけが違う感じでした。そこで、スキル・星座は同じで装備だけを「三神の衛兵」セットを使った構成に変えて戦ってみると、やはりディフェンスは弱くなりますが、盾だけを上記の「コロッサル フォートレス」に変えてあげると、たしかにディフェンス的には近くなるので、酸報復型が物理報復型よりディフェンスが弱めなのは装甲値、あるいは物理耐性が稼ぎにくいのが理由だと言えそうです。

GrimDawnTools
まあ、強さとしては大きな違いはないと言っても、スキルが少なく操作がシンプルだし、攻撃・防御能力に耐性もしっかり稼いであるのは流石で、普通の人が簡単に作れる代物ではないです。なんとなく、「ストーンガード」なんか無くてもコレぐらいは出来る!という高度な技術を見せつけられた感じです。(・_・;)

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続いてエントリーナンバー2番、「オレクスラのフラッシュフリーズ」をフル強化なんかしちゃってて、これで本当に75シャード行けるんかいな?」という疑惑の眼差しを感じるキャスター型エレメンタルDoTスペルブレイカーを試してみたいと思います。(・_・;) 

まず装備を見て、凍傷メインじゃないの?という感じもしますが、耐性低下は冷気だけでなく火炎やエレメンタルもあるので、「補正ダメージ強化はエレメンタルだし、いいから、気にせずどんどん入れちゃって」って感じで、(・_・;) 火炎・燃焼強化のスキル変化を持つ装備や星座なんかも入れてあります。なので、オフハンドの「神話級 イスカンドラのテキスト」あたりは普通は発想として出てこない装備でしょう。あと、通常攻撃は最近はあまり見ることが無くなった感じの「チル スパイクス」です。(・_・;)

星座についても、とにかく凍結優先の選択ですが、それ以外は「ビヒモス」「刈入れの大釜」でヘルス再生を重視して引き撃ち的な戦い方を想定しているような選択になっています。最後にスキルは、なんと言っても「オレクスラのフラッシュフリーズ」「フローズン コア」のフル強化というのがこのビルドを表している感じです。全体的に見ると一見何気ないですが、レジェンダリー装備だけでここまでしっかり耐性まで確保しているのは並でなく、非常に高度な技術のなせる技だと思います。(・_・;)

では実際に戦ってみます。まず、カカシのヘルスリセットまでのタイムは23秒と良好ですが、「チル スパイクス」を連射しても全くエナジーが減らないのは流石スペルブレイカーって感じです。(・_・;) 次にシャッタードレルムは75まで行けてないので65-66を戦ってみましたが、問題なくクリア出来、ボス戦で一対一で戦える分にはたしかに75も行けそうな感じはあります。「オレクスラのフラッシュフリーズ」については流石にボス戦だと殆ど効いていない感じですが、「リング オブ スチール」「トロザンのスカイシャード」や星座の凍結は効きネメシスでも時々凍結をするのでビルドとしては全く問題ないです。それより、通常マップで厄介なバフ剥がしやデバフ持ちのヒーローなどを一気に無力化出来るのは大きく、すこぶる快適でマップのクリア速度自体も非常に速いです。

ということで、「オレクスラのフラッシュフリーズ」だけを見るとイマイチでも、ビルド全体で考えると非常に効果的な役割を果たしているのが分かり、これまた中華ビルドの知恵と技術の高さを感じさせるビルドかなと思うところです。


GrimDawnTools
実際に使って見ると当たり前のように強いのですが、やはり普通は「メイジスレイヤー」セットで75シャードはキツイよね、とか考えてしまうところです。まあ、そこを凍結を有効に使って、ぐらいまでは誰でも思うところですが、それだけでなく「スターパクト」でのリチャージ短縮にエナジー再生なども含めてスペルブレイカーに完全に最適化されたビルドを作り上げているところは真に凄いな~と思うところです。(・_・;)

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では最後に、前回最も驚きだったプレイヤーボーナス型ペットをメインにした異色の出血トリックスターを試してみましょう。ポイントになるペットについては前回も書いたように「ブレイド スピリット」、星座の「無名戦士」、レリックの「デス ストーカー」で、あとはディフェンス&出血一撃のダメージ源としてフル強化した「サークル オブ スローター」で切り抜けようという、ある意味シンプルな考え方ではありますが、それを実用化レベルまで引き上げる数々の工夫が画期的で、特に耐性は装備・星座で稼いでおいて、それ以外の増強剤などは防御能力、ヘルス再生強化に使うというのは、なかなか出来ない発想だと思います。(・_・;)

まずはメインとなるプレイヤーボーナス型のペットについて触れておく必要があると思います。このタイプのペットはレリック「ネメシス」「デスストーカー」などもFG後のパッチでおそらく全て不死扱いに仕様変更になりましたが、通常のペット(ペットボーナス型)と比較すると、例えば「ドリーグの血」や通常ペットが使う「ストーム スピリット」などの仲間に効果のあるバフ類での強化は効かないのと、ペットが殴ったダメージの反射などがプレイヤーにも帰ってくる辺りが特殊です。また、今回は出血なので属性変換はないですが、装備などでのグローバル変換は効きます。(ただ、試したところではアルカニストの「マニフェステイション」は効かないようです。)

ということで、このビルドに関しては特殊なペットビルドと見ることが出来ますが、上のような特徴を理解した上で見てみると、反射ダメージ削減としての「自然の復讐者」セットや星座の「梟」に、星座「ビヒモス」やスキル・増強剤でのヘルス再生強化の意味が良くわかります。では実際に作ってみますが、アミュレットの耐性に関しては毒酸かイーサー以外だと結構耐性のバランスが難しい感じで、倉庫にあったのはカオス耐性のものでしたが、結局新規に10個程作って毒酸耐性付きの物に替えました。

まず、カカシのヘルスリセットまでのタイムは50秒ほどとやはり速くはないです。ただ、出血というのは耐性持ちがあまりいなくて属性的な相性としては、かなり有利なところはあります。またペットビルドとしてみた場合は絶対に死なないのでペットが死んで崩壊するというのがなく、また本体のディフェンス力も圧倒的に高いという違いが大きいでしょう。つまり火力は多少弱くても本体が死ななければいずれ勝てるという理論かもしれません。

では、星座スキルのレベル上げのためFGエリアを軽く回ってみましたが、殲滅速度的には並って感じなものの、DoTなので初速は遅くとも確実に削っていくので悪くないです。あとは、意外なほどにディフェンスが強いのが驚きですが、ボスクラスでも結構張り付きのままで勝てます。これは盾+物理耐性の高さが一つポイントですが、加えて「サークル オブ スローター」のフル強化による近接回避の強さが効いていて、リチャージも短いので驚くほど受けるダメージが少ないです。とは言っても盾ソルジャーほどではないので相手によってはヒット・アンド・アウェイ的な戦い方になるでしょう。ということで、65-66シャードですが普通にいけます。まあ物理攻撃はOKですが、デバフ類は重なるとやはり危ないので、そこは少し離れつつヘルス再生力で回復させるのが大事でしょう。75シャードは正直楽ではないとは思いますが、近接回避がかなり強力なのでうまく操作でカバーすれば決して不可能ではないと思います。

なお、前回のビルド例の中には同じ考え方でダーヴィシュもありましたので、そちらも見ておくべきでしょう。

GrimDawnTools
いや~正直このビルドは凄いです。(・_・;) まずこんな構成とても考えつきませんが、それだけではなく、へんてこな構成に見えて、実は高等技術のオンパレードみたいに非常に細部まで計算しつくされた作りになっています。普通はナイトブレイドで盾持ちというだけでも不利な感じがするところ、単にスキル変化を使うだけでなく、だったらディフェンスとして最大限活かそうという考え方こそが素晴らしいところではないかと思います。


前回の中華ビルドをひと通り見て感じるのは、フォーラムの火力重視のバランスとは違って、それに比べるとややディフェンスよりです。これは自作のビルドのバランスとも近いですがクリアタイムは最優先ではなく、安定して戦えるという部分に重きをおいた感じだと思います。で、ビルドの作り的な部分での特徴としては、物理耐性とヘルス再生を重視している感じで、戦闘スタイル的にも張り付きのままというようなこだわりは全く無いです。特にスペルブレイカーの「オレクスラのフラッシュフリーズ」以外にも「ブレイド バリア」などはフォーラムでは使っているケースを見ることがないですが、ここもタイム優先などのこだわりがないことから、使えるものは有効に使おうという姿勢が感じられます。

まあ、以前の中華ビルドに比べるとコンポーネントの使い方などは普通になった感じもしますが、どのビルドもレジェンダリー中心の装備だけで耐性まできちんと整えているのは非常に高度な作りという感じで、ここはやはり中華ビルドならではという感じがしました。

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最後に、補足も兼ねてついでに自作のビルドを一つ。実は中華ビルドの記事が出る直前にちょうど出血属性のペットビルドを作っていたところだったので、上のビルドなどは、またしても運命的なめぐり合わせを感じるところですが、(・_・;) 一応下のような感じです。とにかく、出血のペットビルドがなかったので試してみたかったのと、アミュレットの「神話級 砂王の心臓」、ベルトの「神話級 ノスフェラティス」、エピックリングの「神話級 深紅の荊棘の指輪」などを使ってみたかったというのもあります。

で、星座では上のビルドと同じように「アサシンの刃」を取っているのですが、これだけ出血一色に染まっているように見えてGrim Internalsで統計情報を見るとペットのダメージの半分は物理です。ということで、物理耐性低下も加えてあげると飛躍的にダメージも伸びるのですが、出血は属性変換がないというところが特殊なので意外に見落としやすい部分かもしれません。カカシのヘルスリセットまでは22秒とまずまずで、シャッタードレルムに関しては60シャード辺りなら行けますが、やはり問答無用で本体に向かってくる相手をどう対処するかが問題で、そこがクリアできないとペットビルドで75シャードあたりというのは難しい感じがします。まあ、もう少し研究の余地はありそうなので、ペットビルドについてはさらに試行錯誤してみたいと思います。(・_・;)

GrimDawnTools
今回はキングス付きのパンツもありましたがやはり耐性の方が優先度は高いです。ちなみに、ネメシスパンツで「オブ キングス」付きのものは実は現在10個ほどは持っていて今やそれほど珍しくはありません。で、この内7個くらいはシャッタードレルムで出たものなので、いかにシャッタードレルムの75以上辺りで出るレアの品質が良いかというのが分かるというものです。

6 件のコメント:

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  2. 初めまして、通りすがりのグリムドーンプレイヤーです。以前あなたが作成した火炎タクティシャンを作ろうと思ったのですが、3止めだったクラーケンに詠唱速度が追加されたりと環境が随分と変わっていると思います。そこで、少し前の記事でSRに自作の火炎タクティシャンで挑んでいたようでしたので、今の環境に適応した貴方の火炎タクティシャンビルドを教えていただけないでしょうか? もちろん無断転載などは致しませんのでご一考していただければ幸いです。本当は火炎タクティシャンの記事に書き込むべきなのかもしれませんが、それで届くかどうかわからなかったのでこちらに書き込ませていただきました。これからも密かにこのブログを楽しみながらグリムドーンをプレイしていきたいと思います。それでは

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    1. 正直なところシャッタードレルム向けということでは、現在両手武器の近接型自体があまりパッとしないような状況なので、火炎タクティシャンもあまり向いている方ではないかもしれません。まあ、元々攻守のバランスは良いビルドなので最終的には火力が出せるか次第だと思います。で、フォーラムの例としてこのコマンドーあたりが参考になるかもしれません。https://forums.crateentertainment.com/t/1-1-4-1-2h-melee-world-on-fire-fire-fw-commando/87365

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    2. 迅速な対応ありがとうございます。これは火炎タクティシャンを今のバージョンにアレンジする際の参考にするといいという事でしょうか? それとも2H近接武器の火焔型を作る場合はタクティシャンよりコマンドーの方が今の環境だといいという事でしょうか? ド素人な質問ばかりですみません

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    3. まあ、上で書いているようにあくまで参考にという意味です。一つ言えるのはシャッタードレルムの場合ボス戦がポイントになるので、耐性低下が少ないと火炎耐性持ちの敵相手に対してどうしても不利になる、というところで、この例では火炎耐性低下を持つデモリッショニストと組み合わせたのではないかと思います。なので、メイン攻撃もフォースウェーブにこだわらないのであればオースキーパーと組み合わせるという考えもあるのかもしれませんが、この辺りは実際に試してみないとなんとも言えません。

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    4. なるほど。親切に色々ありがとうございます! このコマンドーを参考にしながら少し悩んでみることにしますね。重ねてありがとうございました!

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