第3日目:死の刃

前回までのGrimDawnTownは!
爆発の原因は、またしてもクトーン教団のビルド異端者へのテロ攻撃だった。近年、街周辺の治安が悪化しており、森で熊に襲われる者、隕石に潰される者、地下街の暗闇の中で身ぐるみ剥がされて転がる者などが跡を絶たなかった。そして、爆発のショックで記憶喪失となったカースンだったが、かろうじて体は覚えていた。不屈の闘志で全くのゼロから再スタートを図る一方、ビルドの最前線では、クルーシブルのレギュレーション変更が超絶的な難易度の上昇を引き起こし、ビルド作成の基準が一変。誰もがディフェンスに苦しむことになり死傷者が続出した。


今回はAoM以降の新装備を中心に、よく使われるものをピックアップしてみる。
*説明が面倒なので特に記載していませんが、基本的に神話級のものが対象です。


エピック
「シルバー センチネル」セット
集めやすいセットでありながら、冷気系ビルドでは最終装備としても使える優秀なセット。特に資産が少ない場合に最適なので、必ず集めておこう。他にインクイジターなら「ルミナリの礼装」セット。ネクロマンサーなら「魂を汚す者」セット「ドレッドウォーカー」セットと新クラス向けに良いセットが用意されているので、集めておくと新キャラ作成時に役に立つだろう。

「エレメンタルハーモニー」(リング2点セット)
以前から優秀なセットだったが、これだけで十分メイン火力になる優秀さで、属性変換でも使いやすいことから最終装備としても定番品となった。

「ザ メイジロード」(リング2点セット)
イーサー属性がメインの場合、属性変換を使ったブースト用として、最終装備でも使用される定番セット。

「メンヒルの聖典」(オフハンド)
発動スキルの [+20% 防御能力] が「何それ! 桁が間違っていないか?」って感じの壊れ具合だが、インクィジターの卑怯さが如実に現れた装備と言えるだろう。

「ルーンシングド ハンドガード」(グローブ)
DA型で一躍メジャーになった装備で、非常に出やすいので防御能力を厳選しやすく、利用頻度が増えた。

「アルケノウィーブ コード」(ベルト)
クラス 全+1が複数に減速デバフも付いて破格の性能。対象クラスなら絶対見逃さないように。

「シャドウフィーンドのコード」(ベルト)
これもペットビルド用の必需品なので、必ず入手しておきたい。

「バウンティ ハンターの帽子」(ハット)
上と同様にクラス 全+1が複数付いていてレベリング時の大きな助けになる。このような装備はたとえ使わなくても倉庫内の一等地の目立つ場所に保管しておこう。

「震動」(両手メイス)
物理両手武器型の通過儀礼的なレジェンダリー武器が手に入るまでの定番品。

「スピリットクラッシャー」(片手メイス)
+1 ネクロマンサー全スキルに耐性低下と優秀だが、何と言っても [ヘルス再生量増加 -100%] が特定のボス相手にはキラーアイテムとなりえるので、試してみるのもよいだろう。


この他に各派閥で売っているエピック品の中で、特にアクセサリー類は有用なものが多いのでチェックしておこう。


レジェンダリー
「クリーグの武装」セット
ドロップする敵が固定な上に、エリートでも落としてくれるので最初のレジェンダリーセットとして必ず集めておきたい。「デスナイト」「バトルメイジ」なら最終装備として使えるが、イーサーメインであれば他のクラスでもとりあえず装備させておくだけでも十分役に立つので有効活用したい。*詳しい入手場所はwikiで確認しよう。

「闇き者の賜物」セット
こちらもドロップする敵が固定なので集めやすいセットだが、アルティメット限定で、隠しエリアの「現実のふち」はかなり敵が強いので「クリーグの武装」より入手難易度は高い。また、性能的には問題ないが酸・生命力というのがややマイナーということもあり必ずしも初心者にお勧めとは言い切れないところがある。

「囁きの導管」シリーズ(アミュレット)
「熟達の記章」と同様にランダムでAffixが変わるクラフト専用装備。各クラス用に8種類あるので全種類集めるのは結構大変だが、スキル変化は有用なものが多いので、入手したら必ず数個は作っておきたい。

「マインドワープ」(ダガー)
以前はそこまでメジャーな装備ではなかったが、「クリーグの武装」セットと合わせてブレイク。一躍AoMを代表する武器になった。何と言っても2種類の耐性低下が付いているのが凄まじく、実は、これは開発側の間違いだったらしいが、完全に反則だろう。

「クレアボヤンツ ワンド」(セプター)
これまたAoMを代表する壊れ武器。発動スキルの+300% 全ダメージに加えて、カオス・イーサーはそこからさらに+300%というのは、どう考えても壊れた性能。こんな武器がいくつもあればAoMでイーサーが強いのは当然だろう。

「欺瞞のコード」(ベルト)
DA型の登場に加えて、インクィジターの強さから非常に目にするケースが多い定番的なベルト。

「シンダータッチ」(グローブ)
発動スキルは「ウインドデビル」のような竜巻が出るという珍しい装備だが、「ウィンドデビル」同様3体フルに出ると非常に火力が出るので、属性が合う場合は優先的に使いたいところ。ちなみにシンダーと名がつく装備は3つあるが、何故かセットではなく、また死んでいる装備でもないので勘違いしないように。

「闇炎の服装」セット
大抵のセットにはどこかに微妙なところがあったりするが、このセットはどの部位のステータスもスキル変化も文句無しで非常に優秀なセット言えるだろう。カオスビルドで定番なのも納得できる。

「オクタヴィアスの熱意」セット
使えるビルドが限られているし、インクィジターならエレメンタル属性のほうが有利ではあるが、フルセットボーナスの「フォースウェーブ」へのスキル変化 [+800% 体内損傷ダメージ +100% 持続時間延長 ]は明らかに壊れている。また、装備にエレメンタル→物理変換が付いているのも嬉しい。

「大異変」「リージョンの砦」セット
共に3点のセットで性能もよく非常に使いやすいお徳用セットで、他のセット装備とも組み合わせて使えるので、やはりインクィジターは恵まれている。

「裁判官の封印」(リング2点セット)
神話級でのブースト分は少ないものの、ビルドを選ばないので、以前と変わらずに十分使える定番セット。これという装備がない場合はとりあえず付けておけ。

「ベロナスの比類なき目」(アミュレット)
正直神話級での性能強化の渋さに見放したくなるが、それでも全+1と攻撃能力、攻撃能力低下のデバフにつられて、つい使ってしまうという、依存症化しやすい装備。

「大司法官の防護」セット
これも相変わらず優秀なセットだが、神話級では腕の属性変換が強い。耐性・装甲・防御能力に火力強化と揃っているので、ソルジャーを含む火炎ビルドなら何も考えず着せておけば間違いない。


*それ以外では、ある意味反則に近い装備だが、頭の「破壊者の恐視」は耐性低下が稼げないビルドではやはり喉から手が出るほど欲しい装備なので、階段ハメ技を使ってでも入手しておきたい。また、ノーマルなら普通のビルドでも十分正攻法で倒すことが可能だが、入手できるエピック版もLV75で使える頭装備としては十分優秀なので、育成用にいくつか入手しておくと良いだろう。


レアアイテム
ステータス次第ではレジェンダリーアイテムを超えることもあるし、AoMではレアアイテムにもスキル変化がついている物もあるので、MI品狙いで特定の敵をトレハンする機会が増えたが、非常に楽しくAoMでの成功例と言えるだろう。


ウグデンボーグ [チル・フレイム・ストーム] ストライフ」(ダガー)
魔女団の隠れ家から、直ぐ右の洞窟にいる「ジャナクシア」が落とすMI品だが、火炎、冷気、雷用の3種類がランダムでドロップし、特に2刀型ではAffixによっては最終武器にもなりえる高性能さ。とにかくレベリングの段階から必ず入手しておきたい。

ハート オブ セオディン マルセル」(セプター)
ラスボス「肉の支配者」のMI品でパッチで途中から追加された。アイテムスキルが通常攻撃として使えるという破格の性能で、イーサーメインならレベリング時から最終装備入手まで必須となるだろう。

バルゴールズ ハート(メイス)
こちらも古代の森の商人が売っている装備で、パッチで追加された装備だがエレメンタル耐性低下に毒酸耐性もついて破格の性能。インクィジターを含むエレメンタル系ならノーマルの時点から速攻で買っておこう。いや、最終的に他の属性だとしても、このような装備を使えば育成時はエレメンタルで育てる方が楽だったりする。

ミュータント ブラジョン(メイス)
マルマスレジスタンスで普通に売っている装備ながら、Affixによっては最終装備にもなりえるので、「フォース ウェーブ」を使っているなら労を惜しまず厳選して買っておこう。

AoMのネメシスパンツ各種
以前のガーディアンMIパンツも未だに現役ではあるが、基本的にはこちらに移行完了した感じで、必要な耐性やステータスが付いている上で、スキルも強化出来る種類ならベスト。

【ここがポイント】試験に出ます。(・_・;)
ストーンプレート グリーヴ」(ブーツ)
クラフト専用で、これに関しては基本マジック品だがレアAffixがついた装備は、多くのビルドで必要となるので、一度は気合で大量生産する必要が出てくる。接頭辞は「サンダーストラック」「ストーンハイド」あたり、接尾辞は「オブ キングス」「オブ フェザーステップ」「オブ ザ フレッシュ ハルク」あたりが有用とされているが、基本的には稼ぎにくい気絶耐性に、各種耐性、ヘルス、発動スキル辺りを目当てに、有用なものがついたものを保管しておくと足りない部分の穴埋めとして使える。


それ以外では、エピック同様にAoMの派閥装備は、耐性にスキル強化もついて非常に優秀、更に何故か値段が異常に安い。装備が足りてない場合は、LV65,LV90になったと同時に買いに走れ。また、メダルはスキル変換が付いたものが多いのでステータス次第では非常に使える。注意して見ておこう。


さて恒例のダメアイテム。

「ブレーズハート」(ソード)
クエストで確実に入手できるレジェンダリー品なので、本来は初心者に人気の定番品となるはずだが、ディファイラーという最も作成難易度の高いクラス向けの装備なのと、火炎ビルドだとしても2刀型は少ないし、発動スキルもないため全く使われることが無いという、何を考えてクエスト報酬にしたのかが分からないミステリーアイテム。

「興奮の大釜」(ヘルム)
マルマス下水道の死体から確定で入手できる上に、発動スキルも優秀なものの、あまりに見た目がひどすぎる。装備しているとこちらも息苦しくなってくるので、すぐに外したくなってくるが、AoMで毒酸ビルドが減った原因の1つはこれだろう。

「ヘクスフレイム」(ダガー)
お店で買えるレジェンダリー設計図ということで、AoMで目玉となるクラフト用装備のはずだったが、非常に不可解な装備が多く空振りの山を築いている感がある。そしてその中でも一際使えなさが光るのがこれで、ソーサラー向けに見えるが属性が火炎、カオスという不思議さに、なぜか「アルブレヒトのイーサー レイ」強化という、何をさせたいのかが全く見えない謎な武器。

「ザ メイジスレイヤー」セット
AoMで多くのセット装備が追加されて、優秀なものから使えないものまで様々だが、その中でも、我々の理解が及ばない孤高の輝きを見せるのがこれ。そもそも「イグナファーの炎」「オレクスラのフラッシュ フリーズ」というマイナーなスキルの強化というだけで、眉をひそめたくなる所に、アイテムスキルも無く、何故DoT強化なのか?という不可解さに加えて、「インフィルトレイター」「メイジ ハンター」「スペルブレイカー」のどれもにもピッタリ当てはまらないという、フルセットでは絶対使ってはいけない珍セット。

「ライムタン」セット
V1.0.6.0で追加された新セットだが、「グレネイド」「ホーン オブ ガンダール」「ブレイド トラップ」と各クラスの死にスキルの強化を集めた珍セット。当然これが強いはずもなく、正直なところ、今削除されたとしても全く影響はないだろう。

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では、ようやく今回の本題となる、AoMで追加されたイリュージョンについて学習してみよう。とにかく、料理でも最後の盛り付けが大事なのと同様、ビルドも見た目を整えて初めて完成と言えるので決して手を抜いてはいけない。そう、君はライオンだ!兎を追え!(・_・;)


左から「死の目覚めの修道会」「カイモンの選民」「放浪民」だが、このような派閥装備はイリュージョンの原点とも言え、現地で人混みに紛れて潜入活動する際には必須となるので、必ず入手しておくように。




次のスッテプとしては、まず上のように火炎、冷気、雷のように属性に合わせた見た目で揃えてみるのが良いだろう。他にもエレメンタル、毒酸、カオス、イーサーなどが可能だが、生命力や出血はパッと見では分かりにくいのでトンチやジェスチャーも交えて、何らかの方法でカバーが必要だろう。



ここまで来たら、いよいよキャラの強さに見合った豪華な装備をイメージして、技術の限りを尽くしビルドを芸術の域にまで高めよう。上は既出のもので、左から「デスナイト」「ピュリファイア」「タクティシャン」。



そして、最後にチャレンジするのが、高難易度を誇る男性キャラでのイリュージョンだろう。左から歴史物コスプレの「十字軍兵士」「カルト教団の開祖様」「もっこりパンツの怪人」という感じで、どのようなリクエストにも応えられるだけの技量が必要となり、今まで学習してきたことの真価が問われる。しかし、ここをクリアできれば、もうイリュージョンマスターの称号は目の前なので日々精進しながら頑張ろう。

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