第2日目:哀れな者

前回までのGrimDawnTownは!
世界はあまりに変化していた、新しいクラスや装備、星座、スキルが増え、過去のビルド作成の常識はもはや通用しなくなっていた。シールドカデンツ型やBWC型は次第に時代遅れとなり、新クラスがビルドを一新させていった。カースンは遅れを取り戻すべくビルド作成を開始するが、お手洗いで便座の蓋を開けた瞬間、眼の前で謎の爆発が起きた。


今回は新規追加されたものを中心にAoMを代表する星座について見てみよう。

Tier 1
アセンダント上昇(紫)
ヒキガエル
AoM以前ではボーナスが紫3,緑3で攻撃力に優れる「隼」が定番だったが同じボーナスでヘルス変換を持つ上に必要ポイントも4で済むということで利用者が急増。特にネクロマンサーメインや武器攻撃型なら取って損はない。

クズリ
以前は、ペットビルド用の星座であったがDA型の登場で、防御能力の重要性から一躍利用頻度が急上昇。たったひとつのビルドによって、星座の役割や利用頻度が完全に違ったものになってしまうという、AoM時代を代表する星座の1つ。


カオス 混沌(赤)
グール
こちらも、AoM以降でTire1を代表する重要スキルになった感じだが、多くのビルドがヘルス回復を「ビヒモス」「生命の樹」からこの発動スキルで代用するケースが増えたことが原因で、AoMではそれまでのヘルス再生中心の回復では追いつかず、ヘルス変換が主力に移行したことを象徴している。

フィーンド
こちらも以前から、ペットビルドなどで利用が多かった星座であるが、発動スキルの高いスキルに割り当てると、多数派生することで火力が出せることに加えて、AoMで属性変換が使いやすくなったこともあり、更に利用頻度が上がった。

インプ
今の所、まだ利用頻度は高いとは言えないが、複数同時攻撃できるスキルなどで使うと多数発生して非常に火力が出ることから、「フィーンド」と並ぶ優秀な火力用星座で、火炎・イーサーは属性変換でも使いやすく今後利用されるケースが増えると思われる。


エルドリッチ 不気味なもの(緑)
羽根ペン
隣りの「学者の明かり」と似ているが「ヒキガエル」と同様、ボーナスが紫3,緑3なので
「死者のチャリオット」を取りたい場合になどで選択肢になる。また、防御能力2%はどんなビルドでもあって損はないので内容的にも悪くない。


オーダー 秩序(黄)
このグループはTire2の星座でオーダーを確保するケースが増えてきたせいか、Tire1星座は非常にマイナーになってしまった感があり、取る場合でもステータスや発動スキルより完成ボーナスのためという感じなのが寂しいところ。


プライモーディアル 原始(青)
このグループも新規追加が無いこと、複数の完成ボーナスが優先される傾向になったこと、移動速度が他の星座にも多数追加されたことで、全体的に重要性が下がった感がある。



Tier 2
「ローワンの王冠」
AoMを代表する星座に昇格した感じで、インクィジターの強さと共に利用頻度が激増、というか、エレメンタル系の属性なら、「真っ先に必ず取れ」的な必須の星座になった。

「吟遊詩人のハープ」
取りやすい星座でない上に、発動スキルは被打時発動ではあるが、OA,DA,エナジー再生に減速、捕縛耐性と必要なステータスの強化が可能な非常に優秀な星座。特に近接型でエナジーが厳しいビルドの場合は、この星座を前提に組んでも良いだろう。

「噂の女王 マーマー」
いろいろな要素が絡みあっての結果ではあるが、AoMにおいて冷気属性は非常に強くなった。そしてその要因の一つとしてこの星座も重要な役割を果たしている。冷気、毒酸ビルドなら取らない理由はないだろう。

「ヒドラ」
AoM以前は使えない星座だったが、インクィジターの追加で見事に生き返った。エレメンタル属性も強化されたことによりこの星座が持つフラットダメージは遠隔銃のビルドにおいて非常に効果的。



Tier 3
嵐の番人 ウルトス
耐性低下を持つ上に、親和性の関係で取りやすいため雷系だけにかかわらず、エレメンタル系ビルドなら選択肢に入り、使いやすい星座。ただ、発動スキルの耐性低下は「毒蛇」と同系統なので、ここ最近は利用が減ってきた感じがする。

石の守護女神 ヴィール
性能的には優秀なものの、必要親和性がアセンダントとプライモーディアルというのが使い辛く組み込むのが難しい。おそらく「オレロン」と比較することになると思うが、こちらはディフェンス重視で、発動スキルの被打時発動は盾持ち型と相性が良い。また、体内損傷のDoTダメージなので、これを重視しているビルドでないと生かせないところには注意が必要。

蜃気楼のアターク セル
エレメンタル属性で防御に優れた星座で、ステータスは悪くはないものの発動スキルは正直微妙。また、これが必要なビルドにとってアセンダント16は重い。これを取る場合「盲目の賢人」「リヴァイアサン」などと同時に取りたくなるがそうすると組み合わせが制限されるのでそのあたりの難しさがある。

ベールの番人 ラトッシュ
ネクロマンサーメインならジャストフィットする星座であり、親和性も低めなので「嵐の番人 ウルトス」同様取りやすく、それ以外でも生命力属性なら真っ先に選択肢になるだろう。

春の乙女 イシュターク
一見ペットビルド用の星座と思いきや、各種ステータスも揃っている上、発動スキルのダメージ吸収45%は非常に強力で、実際はペットビルド以外で使われる方が多い。この星座は「生命の樹」「エンピリオンの光」「メンヒルのオベリスク」と同時にTier3の星座を4つ取ることもでき、星座だけで強力なディフェンスを作ることが可能。どうしてもディフェンスが確保が難しい場合は選択肢になるだろう。


その他、既存の星座では「瀕死の神」の発動スキルの効果が優秀なため、属性に関係なく採用する場合もあるほどに使用率が高い。また、「ウルズインの松明」も属性変換で利用しやすいことから、相変わらず使用頻度が高い星座。あとは、エレメンタル属性の強化とともに優秀な火力ソースとして「盲目の賢人」を取るケースをよく見るようになってきた。



では恒例の使えない星座も挙げてみよう。

「魂たちの看守テュボス」
ペット用かと思いきや、ペットビルドでも採用されているケースを見ないという、「こんな星座あったっけ?」と新星座でありながら、すでに忘れ去られてしまっている。V1.0.6.0で強化が入っりステータスは良くなったが、やはり場所が悪いのか使っているケースを見ることは少ない。

「秋猪」
こちらもV1.0.6.0で強化が入ったが、すでに手遅れだったのか生き返ることはなさそう。拡張パックまで冷凍保存で問題ないだろう。

「アラドラーの不死鳥」
火炎・イーサーはよく使われる属性であるが、いかんせん発動スキルが微妙過ぎて完全に無視されるどころか、使っていると白い目で見られそうなくらいにマイナーと化した星座。なんとかパッチでテコ入れして不死鳥のように復活してほしいところ。

「戦争の使者」
報復ビルド自体がマイナーなので、使用頻度が低い星座だったところに、DA型の登場で報復ビルド自体にトドメが刺された形で完全に息の根が止まった。もはや立て直し自体が可能かも不明で、地震で崩壊した建築物のような星座といえる。合掌...

「禿鷹」
以前から利用頻度の低い星座であったが、今あらためて見ても狡猾に各種耐性と全てがいらない。唯一ライフ吸収耐性を重視する場合に一つの選択肢となるが、それだけのために5ポイントも使うのはありえない。

「哀れな者」
新規追加された星座でありながら、酸とカオスという組み合わせ自体がマイナーな所に、特にステータスも良くないし、完成ボーナス目的なら「毒蛇」の方を取る。ということで、ほとんどのケースで見向きもされない。カオスのグループで使えない星座は「禿鷹」だけで充分なのに更に増えてしまったという、名前通り哀れな星座。

「津波」
急遽追記しました。完全に忘れていました。(・_・;)

それ以外の既存の星座では、刺突自体が死んでいる「ナダーンの刃」「無名戦士」あたりと、「狐」「雄牛」「難儀」などはどのようなケースでも取ることが少なく絶滅寸前だろう。


GrimDawnToolsで見た [片手銃型火炎ピュリファイア] の星座

以前と違い「ビヒモス」「生命の樹」「死者のチャリオット」などのヘルス回復系の星座は無く、「ヒキガエル」「グール」などのヘルス変換を使っているところがAoM時代の特徴の1つだろう。また、遠隔銃というところで「ヒドラ」、耐性低下の「ローワンの王冠」、火力に「ウルズインの松明」「盲目の賢人」と、いかにもインクィジタークラスという星座の配置になっている。


こちらは [体内損傷型ウィッチブレイド] の星座

AoMで祈祷ポイントが増えたことで、こうのようにTire3の星座を4つも同時に取ることが可能になった。これは火力用の星座が全く無いという、かなり極端な星座の配置だが、一方で最高レベルのディフェンスを構築する非常に強力な構成でもある。



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