2020年1月24日金曜日

アリータ バトルエンジェル:キャスター型火炎ソーサラー

前回に続いてPlasmodermic氏から「イスカンドラの統一」フルセットを使ったキャスター型の火炎ソーサラーが出ていますが、実は最初に見たときは、特に目新しい部分も無い感じなので、注目していなかったのですが、mad_lee氏がSR75-76を戦っている動画を見て「ちょっと待って!」とばかりにあらためて見直した次第です。で、saveファイルが置いてあるので早速試してみた所、「えっ!何!この火力???」という感じで、「キャニスター ボム」に匹敵するような範囲火力に驚きます。(・_・;) → リンク

というところで、今回は、もはやJohn_Smith氏のレベルに迫りつつあるPlasmodermic氏に加え、その後を追う形のbanana_peel氏、romanN1氏のフォーラムの明日を背負う3人のビルドを一度に見てみたいと思います。

タイトルは、日本のコミック「銃夢」を実写化した映画ですが、時間が経ちすぎてもう映画化は無理かと思っていたところ何とか完成にこぎつけたという曰くの作品 で、この手の実写化するケースというのは、あまり成功した例が無いので、実はほとんど注目していませんでしたが、思いの外良い出来で、原作と全く同じシーンがたくさん出て来て、知っている人には感動モノでしょう。また、主人公はCGキャラですが、ついにCGもここまで来たかと思わせるようなリアルな動きや仕草に驚きます。ということで、今回のビルドも、「まあ、ありきたりかな?」と思えそうな所、実際に使ってみるとトンデモナイ強さで、例えるなら、ただのジジイと思っていたのが、実は水戸光圀公だったという感じの驚き。あるいは、古びたフォルクスワーゲンだと思っていたのが実はバンブルビーだった、という感じでしょうか。(・_・;)


まず、何日か前にya_氏からシャッタードレルムについての議案が出されていて盛り上がっていました。簡単にまとめると、「SR75近辺ならグラスキャノンの高火力ビルドなどにとっては楽勝で、何回か死ぬとしても短時間でクリアで出来、報酬は変わらないので、死んだ場合のペナルティをもっと増やすべきだろう。」みたいな話です。→ リンク 

まあ、楽勝なのは装備をチートで強化しているからだろう?というのはありますが、(・_・;) 確かにボス戦で複数同時に襲いかかられても、死ぬまでに1体を倒せる程の火力があれば、一体ずつ道連れにしながら倒すことでクリアでき、全体的な殲滅速度が速いので、死んでタイムペナルティがあるとしても時間内にはクリアできたりするので、火力のないビルドより有利なのは間違いないです。ということで、ボス戦は最初は1体だけで、時間経過で2体目、3体目がでてくるようにしたら?とかの意見も出ていますが、なかなか面白いアイデアです。


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最初に、banana_peel氏から2H刺突タクティシャンの更新版が出ていて、これが、なかなか興味深いので見てみます。→ リンク

なんとなく更新版というより、全く別のビルドという感じの大変更ですが、(・_・;) 基本は両手武器「ナダーンのリーチ」と、リングの「ブレイドツイスター シグネット」で85%程のエレメンタル→刺突変換を使うというところがポイントですが、通常攻撃に「ブレイド アーク」を使ういうところが変わっています。また、「ワード オブ ペイン」もフル強化ですが、これは前回のメイジハンターと同様に、「デス センテンス」の刺突耐性低下と一体になるので範囲攻撃力が期待できます。

他にポイントになるのは、全+1の装備中心で、ヘルム、アミュレット、レリック、ベルトに、武器も実質全+2になるので合計で全+6で、これで「ワード オブ ペイン」をフル強化するのと、リング、グローブのスキル強化を使う意味で「ブレイド アーク」を選択した形でしょう。このため刺突だけでなく出血も含める属性配分になっています。星座は、基本的に刺突ビルドの配置ですが、出血耐性低下用に「女狩人」を取っています。あと、スキルに関しては全+1を利用して「信念のオーラ」が22ポイント、「インクィジター シール」「アルケイン エンパワーメント」が共に18ポイントと高いのが優れているところです。

では作ってみますが、アミュレットで狙った耐性付きというのはちょっと難しいので、エレメンタル耐性をカバーするためにショルダーをレアアイテムに変更しました。まあ、「ワード オブ アゴニー」が下がりますが、逆にエレメンタル→刺突変換は100%になるので良しとしましょう。(・_・;) で、カカシのヘルスリセットまでのタイムは、残念ながらエナジー枯渇で計測不可です。(・_・;) まあ、クルーシブルやシャッタードレルムのように敵が多い場面では辛うじて問題ない感じですが、本編だとかなりエナジーは厳しい感じで、キャスター型でもないのに魔法スキルをフルに使ったりすると、こういう事になりがちです。(・_・;)

星座スキルが半分まで上がったところでSR65-66を戦ってみましたが、ディフェンスはヘルス変換メインなので、死ぬときは死ぬみたいな感じですが、火力的には十分なのでクリア自体は問題ない感じです。ただ、刺突なので耐性持ちの「カイザン」は張り付きのままでは厳しく、ボス戦では注意が必要でしょう。

GrimDawnTools
最近は殆ど見かけなくなった感じのタクティシャンですが、刺突ビルドで出てくるとは時代が変わった感じです。(・_・;) まあ、刺突の場合は先日のナイフ投げブレイドマスターのインパクトが強かったので、どうしても見劣りする感じがしてしまいますが、ビルドの作りとしては悪くないと思います。

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ついでに、romanN1氏から「果てなき夜の防具」セットを使ったリチュアリストが出ているので簡単に見ておきましょう。本当はこちらも実際に試してみたいところですが、ペットビルドから作り変えるのは結構大変なので今回は断念しました。(・_・;) → リンク

*そろそろ、リチュアリストも、もう1キャラ作らないと駄目な感じですが、ちなみにペットビルドが資産0で可能かということについては、個人的見解ではちょっと難しいと思います。まあ、エリートくらいまでは特に問題はないと思いますが、特に終盤は装備がないと本体が非常に弱いので相当に苦労すると思うし、そもそも、クルーシブルやシャッタードレルムにはあまり向いてなく、かなり本編でトレハンが必要になると思うので効率的な面では良くない感じがします。


リチュアリストだと当然生命力型なので、火力強化としてどのような工夫があるのかがポイントですが、「マルマスの布告」の2刀にして100%近いエレメンタル→生命力変換を使う形です。基本的には「サヴィジィ」の雷成分は生命力になるのでメイン攻撃にして、ネクロマンサーのWPSを加える形の武器攻撃型で、「ネザーエッジ」「ソウルハーベルト」の冷気ダメージがフルに生命力で使えるのがポイントです。また、装備でスキル強化のある「ウインドデビル」「ボーンハーベスト」「イル オーメン」も冷気ダメージの変換が期待できるので強化しています。あとは、ベルトのカオス→生命力変換も「瀕死の神」「フィーンド」で活かせています。なお、星座に関しては典型的な生命力型の配置で特別なところはないです。

グラディエーターのW151-170は6分8秒くらいですが、これは、祝福3バナー1なので、最近流行のストームコーラービーコン3~4個よりは、20~30秒程は遅くなると思って良いと思うので、生命力型ということを考えるとかなり良いタイムだと思います。ただ、武器にもグローブにも攻撃速度がないので、実際の攻撃速度としては足りてない感じだし、防御能力、物理耐性、耐性超過も低めでやや苦しい感じもします。

やはり生命力で武器攻撃型というのは、ヘルス変換の高さを考えてもかなり不利な要素が多い気がします。ただ、出来る限り属性変換を有効に使おうと、かなり頑張っている感じで、ビルドの作りという面では光るものが有り今後に期待できる出来だと思います。

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では、本題の火炎ソーサラー。まず最初に下のカカシ相手の画像を見てほしいのですが、GrimInternalsの統計情報で、最大DPSは1,200K超えに、この範囲火力の派手さに驚きます。



う~む、装備的には、なんとなく遥か昔に作った火炎・イーサー型ウォーロックと同じような構成で、どう見ても「キャニスターボム」「アルブレヒトのイーサレイ」のビルドに勝てるとは思えなく、おそらく特別な部分があるとすれば、排他スキルを「スターパクト」にしたところと、星座の「盲目の賢人」くらいだと思います。(あと、精神力極振りもかな。)

ですが、まさにそこが重要で、この火力の秘密は属性変換とクールダウン短縮です。まず、属性変換は武器の「神話級 ワープファイア」とリングの「神話級 永劫仮想の指輪」2個で冷気はほぼ100%。雷は50%が火炎に変換されます。加えてチェスト、ショルダーで50%イーサー→エレメンタル変換に、「トロザンのスカイシャード」はスキル変化で33%冷気・雷→火炎変換があります。ということで、エレメンタルはかなりの部分を火炎に変換できるのですが、ここを有効に使う狙いでの「盲目の賢人」というわけです。

次にクールダウン短縮ですが、この装備構成はアルカニスト全+5で、そこにメダルの「スターパクト」+3とレリックのクラフトボーナスを加えて「スターパクト」は21ポイントでクールダウン短縮は15%です。これに「イスカンドラの統一」セットのオフハンド、ヘルム・アミュレットで26%なので、このセットはクールダウン短縮に非常に向いた装備です。で、これが上の属性変換がある場合は、「スターパクト」の補正ダメージは無駄ですが、凍傷ダメージは燃焼になるし、物理・イーサーの冷気変換も特にマイナス要素ではないので、実は「レックレスパワー」より断然こちらが良いということになります。

そして、トータルで40%以上のクールダウン短縮にレリックの「エタニティ」の短縮が効いて、前々回のスペルブレイカーのように、ほとんどのスキルのリチャージが半分程度まで短縮されます。そして、スキルをたくさん重ねて燃焼DoTを中心としたダメージをスタックさせるというのがこのビルドの狙いです。

カカシのヘルスリセットまでのタイムは17秒ほどですが、DoT中心なので時間が経つとさらに加速し、範囲も広いです。また、「トロザンのスカイシャード」は凍結付きなのが効いていて、固まっている間に敵が溶けるので、ダメージを受けにくくディフェンスの強さに繋がっています。ということで、今回のビルドを見ると「懲戒のオーラ」「セレスチャル プレゼンス」の耐性低下より、クールダウン短縮を積んだほうが火力が高くなるというのが分かりますが、さっそく、mad_lee氏やNery氏からも「スターパクト」を使ったソーサラーが出ていて、アルカニストを中心としたクールダウン短縮がブームになる可能性もあり、極めて重要なビルドだと思います。

GTリンク
AoMの頃のキャスター型は、火力はあってもディフェンスが弱くて「使えね~」的なイメージがあったのですが、ハッキリ言って今だと、武器攻撃型よりキャスターのほうが強いんじゃないかというくらいに、勢力図が変わってしまった感じです。そして、その頃には完全に絶滅していた感じだったソーサラーですが、今やメイジハンターやシールドブレイカーと同列かそれ以上の強クラスになった感じです。



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