2018年6月16日土曜日

ザ・エクスペンダブルズ:ペット・リチュアリスト

前回書いたように、全クラス作り終わってやっと一息と思ったところに、このタイミングでリチュアリストのペットビルドが出てくるかな。というか、あるいは作っておいてよかったというか、複雑な気分ですが、せっかくなのでSuperfluff氏の新作ペット・リチュアリストを試してみたいと思います。とにかく、フォーラムの動画を見てほしいのですが、まずペットビルドでグラディエーターをクリアすること自体が難関ですが、逃げや立て直しは全くなしで、正面から突撃してクリアしているというのがありえない感じで、いろいろな部分で従来のペットビルドの常識を覆していて、こちらも偉業達成というところでしょう。(・_・;) → リンク

では、一応おさらいしておくと、以前にも書いているように、ペットビルドというのは、このゲームのビルドの中でもかなり特殊で、専門家というのが存在します。フォーラムではDaShiv氏が有名で、解説も恐ろしく詳しくなにか学術論文みたいですが、(・_・;) 日wikiでも他のビルドに比べてかなり詳しく書かれていたりと、軽く作ってみる分には特に難しくはないものの、掘り下げていくとかなりの専門知識が必要になり、フォーラムのいつもの常連メンバーでさえもあまりビルド例を見ることがありません。しかし、そこは廃人王のSuperfluff氏、安易にカバリスト、カンジュラーではなく、リチュアリストを使って本格的なペットビルドを出してきました。

*ちなみにSuperfluff氏は少し前にドルイドのペットビルドも作っていて、実は作って試し済みですが、(・_・;) アルカニストの超マニアックなスキル「マニフェステイション」を使うという、「このスキルを使うのはあんただけだろう。」的なチャネリング以上のマニアックさに、もう笑うしかない感じですが、確かに強さは十分なものの結構扱いづらいのと、装備のレア度が高すぎて再現には程遠く、ちょっとオススメできない感じだったのでボツにしました。(・_・;)

ペットビルドとしてのリチュアリストですが、カバリスト、カンジュラーと比べると、専用装備が少ないというのもありますが、やはり、オカルティストの「ドリーグの血」が無い所が大きく、ペットと本体のヘルス回復という部分で不利で、特に「瀕死の神」を取る場合は対策が必要になります。ということで、普通は「モグドロゲン ザ ウルフ」型で行きたくなるところですが、Superfluff氏は「瀕死の神」を使ってきました。ということで、ここが見どころでしょう。

では、詳しく見てみると装備では、両手武器の「神話級 死門の守護者」を使ってきました。正直ペットビルドで両手武器を使っているのを見るのは始めてです。(冬王トリックスターなども両手ですが、殆どはハイブリッド型だと思うので、純粋なペットビルドでは、コンポーネントが1つしか使えないデメリットが結構痛いので、殆ど使われない感じです。)他も結構珍しい装備の組み合わせですが、重要そうなものとしてはヘルム「神話級 ネクロロードの凝視」とリングの「神話級 スピリットバインダー グリフ」がリチュアリスト向けでステータスもスキル変化も素晴らしくて優秀な感じです。あとは、アミュレットの「不朽の囁きの導管」のランダムスキル変化による「レイズ スケルトン」の召喚数+1とリチャージ短縮は重要でしょう。

次に星座に関しては、最近こればかりという感じになっている「イオンの砂時計」の時間短縮に「瀕死の神」のコンビですが、ペットビルドではスタンダードな使い方なので普通の選択です。ただそれ以外は「ラトッシュの杖」「魂たちの看守 テュポス」と先日のパッチで強化された星座を使ってきました。スキルについては、生命力属性がメインということで当然耐性低下の「デヴァウリング スウォーム」「スペクトラル ラース」はフル強化です。あとは「モグドロゲンズ パクト」に結構振っているところが目を引きますが、「瀕死の神」のヘルスペナルティと時間短縮でスキルの使用率が上がることでのエナジー消費の対応をここで調整したというところでしょう。それ以外はいかにもペットビルドという構成です。

では一通りペット関連のステータスを見てみると、耐性を確保しているのは当然として、「ダメージ」「攻撃速度」が高い半面「ヘルス」や「防御能力」は完全に捨てていて、速攻で倒すことを想定した超短期決戦型の作りと見ることが出来るでしょう。では実際に作ってみますが、前回の生命力キャスター型とTire3の星座が同じでスキル上げが楽なのが救いですが、今回もレアアイテムが難関で、キングス付きパンツはあるものの、耐性が確保できないので断念して別のものにしました。次に、メダルは倉庫にまずまずのものがありましたが、ブーツのエレメンタル耐性は難しいので、出血耐性付きのものを使っておいて、エレメンタル耐性はアクセサリーの増強剤で穴埋めすることにしました。というところで、やや本体の耐性が足りていませんがペットのステータス部分ではそれほど差がない範囲に収まった感じです。(このレア装備は再現できないと思いますが、耐性などは必ず揃える必要が出てくるので、作るにあたっては装備に合わせて星座、増強剤、コンポーネントなどのどこかで調整が必要になってくると思います。)

では戦ってみますが、まず、ペットはヘルスや防御力が低いので当然すぐに死にます。ただ、リチャージ短縮があるので、短時間で補充することが出来ます。つまり、ガンガン死にますがそれを上回るペースで補充出来れば問題ないし、ペットのヘルスを回復させる必要もなくなる。という大量消費、大量生産型の使い捨てスタイルです。ということで、なんとなく全部のペットを「カンジャー プライマル スピリット」のように時間制限ありで使っている感じになります。なので、強さ以前にペットの管理、立ち回り、ヘルスコントロールと操作が難しく、かなり慣れが必要な感じです。どちらかというと、ペットビルドというよりは、たくさんのスキルを使うキャスタービルドに近いイメージかもしれません。

まとめると、最近のSuperfluff氏のビルドはクルーシブルの設備・祝福を使うことを前提とした、非常に火力重視のバランスなので、上級者以外であれば多少ディフェンス寄りに調整したほうが戦いやすいのではないかという感じますが、このビルドに関しては特にその様な傾向が強く、本編などでも必ずしも戦いやすいビルドとは言えない気がします。ビルド自体は、ヘルス回復のなさを使い捨て型にすることで不要にして、リチュアリストの得意とする生命力と「瀕死の神」の組み合わせを使える形にするという、強さにおいても工夫においても素晴らしい作りで傑作と言って良いビルドではありますが、そのような理由もあって非常に評価が難しいビルドでもあると思います。

GrimDawnTools
おそらく、かなりペットビルドを使ってきた上級者でないと使いこなせ無さそうな上にグラディエーター専用という感じもします。動画のプレイは見事と言うしか無いですが、前へ前へ突っ込んで戦っているのは、気合でも性格でもなく1秒でも早く倒すしか生き残る道がないので、そうせざるを得ないという、実は非常に追い込まれた戦いを強いられているようにも見えます。

全体的にはその前のペット・ドルイドと同じような作りで、それをさらに押し進めた感じですが、たぶん、パッチでペットに強化が入ったこともあって、なんとかしてペットビルドでグラディエーターを制覇したかったのかな、という感じがしました。

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