2020年7月3日金曜日

第2段階レンズマン:2H刺突インフィルトレイター

結構Vsync問題に手こずっているのか、なかなかHotFixが出ないですが、使っているのがタイタンクエストのエンジンということは、すでに15年以上前のシステムなわけで簡単には修正できないのかもしれません。ちなみに、先日のパッチでは敵が地面に埋まりにくいように調整が入っているようですが、どうも代わりにこちらが地面に埋まりやすくなった感じで、あちらを立てるとこちらが立たずみたいな状況なのかもしれません。(開発の方でもパズルゲームをやらされている感じでしょうか。(・_・;))

そして、ここに来てPlasmodermic氏からとんでもない動画が出ました。(・_・;) 前回SR75-76を7分10秒で驚いていたのもつかの間、キャスター型の刺突インフィルトレイターを使って驚異の6分35秒です。さらに、驚くなかれこれは最後のボス戦で惜しくも死んでおり、もし死んでなければ間違いなく6分を切っていたという、まさにPlasmo伝説を体現したかのような恐るべき動画だと言って良いでしょう。(・_・;) → 動画リンク*フォーラムに記事は出ていません。

今回は妙なタイトルを持ってきましたが、E.E.スミスの名作SF小説からで、「レンズマン」シリーズの3作目です。発行は1941年なので凄く古い作品ですが、中学生でこれを読んだときに、それまでSFは宇宙船やロボットみたいな未来のガジェット類がメインだと思っていた所、この作品は精神力をつかうサイコキネシスを中心とした展開の斬新さに衝撃を受けました。(・_・;) 内容としては「銀河パトロール」と「ボスコニアン」という宇宙海賊との戦いですが、視点を広げるとそれを背後でサポートするアリシア人とエッドール人との善と悪、あるいは神と悪魔の戦いというような側面があります。

レンズは友好種族内のエリート中のエリートに対してアリシア人が与える強力なアイテムで、精神力を高める作用や生きた細胞として本人と同化するので偽物が作れないなど、さまざまな性質がありますが、通常は会話すら不可能な龍みたいな姿や、ドラム缶に触手が付いた姿の異星人とでもレンズマン同士であれば意思の疎通が出来るというメリットもあります。で、レンズの力というのは非常に大きいのですが、この3作目において主人公は、精神的に覚醒してもうレンズを必要としなくなります。で、これが第2段階というわけです。実はレンズはただのきっかけで本当に重要なのは自分自身の精神力の強さだったというわけですね。ということで、長い解説になりましたが、(・_・;) ここに来てSR75-76のクリアタイムは劇的に短縮した感じで、どうやらフォーラムにいる何人かのレンズマン(常連者)は第2段階に到達したようです。(・_・;)

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最初にbanana peel氏のクルーシブルW151-170で3分台に迫る4分6秒という、イーサーレイのスペルバインダーをサラッと見ておきます。 → 動画リンク


ここで珍しいのが、クラフト品のオフハンド「スペルショック トウム」ですが、エレメンタル→イーサー変換があるのでスキル変化が使えるし、クラフトだと狙ったステータスをGetしやすいので、なかなか良い考えかもしれません。あと、チェストの「ホーンテッド ベストメント」「ディシンティグレイション」強化目的での選択ですが、こちらはランダムなのでちょっと入手は無理でしょう。星座では「毒蛇」ではなく「哀れな者」というのが興味深いです。あとはネクロマンサー側のスキルのスカスカ具合がすごいですが、サブのオカルティスト顔負けの削り方という感じで、完全にドラッグレース仕様です。(・_・;)

なお、イーサーレイのスペルバインダーの動画は、他にromanN1氏からも出ていて、3分58秒は僅かではありますが現バージョンでの最速タイムではないかと思います。→ 動画リンク

GTリンク
まあ、イーサーレイは依然としてトップに君臨している感じですが、パッチでの弱体化もあってか、新たな素材を求めて工夫をこらしてきた感じです。それにしても、ネメシス以外はマップ中央でレーザを掃射するだけという王様プレイが異常な感じですが、あまりの 火力の高さに目がくらみます。(・_・;)

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次に、シャッタードレルムの方に行ってみますが、まずは、grey-maybe氏の毒酸ダーヴィッシュで、SR75-76は8分15秒と7分台まであと僅かというところまで来ました。 → 動画リンク

構成的には、両手武器の「神話級 ドリーガル'アノレ」の毒酸型ということで、日wikiの「毒走」ダーヴィッシュと多少装備構成は違うものの、戦い方も含めて同じタイプのビルドと言って良いかと思います。「毒走」ダーヴィッシュとの大きな違いとしては、あちらが「シャドウ ストライク」強化の所、こちらは「アマラスタのブレイドバースト」強化というところですが、星座やスキルの振り方も微妙に違っており、比べてみると結構面白いと思います。

まあ、内容はともかく「毒走」ダーヴィッシュもシャッタードレルムのタイムとしては速い方ですが、その理由としては戦い方によるところが大きく、できるだけ動くことで被ダメージを減らせるので、その分火力を上げることが出来るという考えだと思います。ただ、この動画を見ても分かる通り、ある程度慣れている人でないと動画と同じようなプレイは難しいでしょう。ともかく、8分以下ということであればクルーシブルのW151-170のバフ・バナーなしのタイムと同レベルという感じもするので、今後シャッタードレルム向けのビルドとしては、このような立ち回りを前提としてタイムを意識した作り
が主流になっていくのではないかと思います。


GTリンク
まあ、属性的に毒酸はいまいちパッとしませんが、このダーヴィシュに関しては耐性低下も含めて相性が良すぎる感じで、冷気インフィルトレイターと同じようにどんなスタイルでも強いです。なので、個人的には強くて当然かな、みたいな感じがどうしてもしてしまいますが、逆に言うと使いやすいとも言えるので初心者に向いたクラスではないかと思います。

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次にDMT嬢による刺突インフィルトレイターを使ったSR75-76ですが、7分50秒と見事に7分台のタイムを出してきました。→ 動画リンク

まあ、次のPlasmodermic氏のビルドが同じく「神話級 ナダーンのリーチ」を使った刺突インフィルトレイターと同じタイプなので実際に作って試すのは止めておきますが、「シャッタード ガーディアン」セットを使ってもこれだけ強いということは、それを使っても火力をカバーできるだけの強力なスキル変化の付いた装備があるということで、まあ、武器が相当に強いのだろうということが予測できます。

ポイントとなるのは「神話級 ナダーンのリーチ」+リングの「ブレイド ツイスター シグネット」での100%エレメンタル→刺突変換で、ここはどのような構成でも固定でしょう。あとは、それをどう活かすかというところで、ここではそれほどエレメンタルは意識せず、あくまでメインの刺突強化という方向性で組み立てた感じですが、最終的に「ブレイド スピリット」を使うことにして、パンツとリングの選択が決まり、合わせてレリックも「アズラカーの新機軸」になったというイメージでしょうか。

動画はマップの組み合わせ的には多少恵まれている感じがしますが、結構厳しそうな場面もうまく乗り切っているし、ボス戦も刺突ビルドにおいて「カイザン」は鬼門なので、確かな実力がなければ出せないタイムだと思います。それにしても毎回ボス戦でこんな戦い方で勝てるのか?とか思わないでもないです。(・_・;)

なお、DMT嬢は同時にフォーラムにソーサラーの記事を出していて、こちらも良い出来ですが、特に動画で殴りの強い相手に対して、小刻みに動いて殴りをかわすという立ち回りが、女性的なきめ細かさということなのかもしれませんが、あまりこのような戦い方をする人はいないので非常に珍しいです。(・_・;) → リンク

GTリンク
ビルド構成的には意外な部分は少なく至ってオーソドックスな作りだと思いますが、立ち回り的な部分は相当にやり込んでいる感じで、とても女性プレイヤーとは思えないようなレベルの高さです。(・_・;)

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では、本題のPlasmodermic氏のインフィルトレイターですが、グラディエーターW151-170の方も4分2秒と上のbanana peel氏をわずかに上回って激しいトップ争いという感じで、動画の方も負けず劣らずの凄い火力に見えます。 → 動画リンク

で、この刺突インフィルトレイターはPlasmodermic氏の得意とする属性変換がふんだんに出た感じの実に面白い構成ですが、同じく武器の「ナダーンのリーチ」とリングの「ブレイド ツイスター シグネット」で100%エレメンタル→刺突変換に、グローブ、ブーツも同じです。DMT嬢との違いとしては、前回の自作の2丁拳銃パラディンと同様にダブルルーンをメインに持って来たところですが、ダブルルーンを使う場合はスキルポイントを確保する必要があることから、同じくインクィジター+1中心の選択になっていて、特にアミュレットの「ルーン囁きの導管」で唯一残った物理ダメージもキレイに刺突に変換しきっているところは見事です。

あと、チェストの「神話級 マグニソンのトレンチコート」が珍しい選択ですが「アーティファクト ハンドリング」強化での選択。また、レリックの「ヴェンジェンス」もあまり使われないですが、インクィジター+1と刺突強化ということでの選択です。最後にグローブの「神話級 グラスプ オブ アンチェインドマイト」は、「リング オブ スチール」強化というよりは星座でA耐性低下が取れないので、とりあえず、この装備のスキル変化を充てておいたというところかもしれません。

星座は、当然刺突型の配置ですが、Tire3は「永遠の砂 アズラカー」「無名戦士」を取るパターンで、それ以外では「吟遊詩人のハープ」がポイントでしょうか。おそらく現時点での性能的な部分では「ウルカマの天秤」の方が魅力的だと思いますが、ここでは親和性ボーナスと刺突ダメージ強化もあるということでの選択だと思います。まあ、親和性的にはかなりキツキツで結構考えた配置という感じがします。

最後にスキルでは、ダブルルーンに振り切るのではなく「ワード オブ アゴニー」にも結構振っているのが興味深いですが、範囲を広げるだけでなく遠隔攻撃回避も重視したのかもしれません。全体的には、武器攻撃はなく「チルスパイクス」+ ダブルルーンのキャスター型で、私も前回の2丁拳銃パラディンを試したときに、火力だけを考えるのなら魔法スキルだけのキャスター型にしたほうが良いと感じましたが、このビルドが一つの答えかもしれません。そして、エピックのパンツなどを見るとよく分かるのですが、単にステータスだけで選んだのではなく、これは体格値の要求の低い装備を選ぶことで、狡猾性にポイントを多く振るという狙いもありそうで、2箇所のレアアイテムも耐性確保だけでなく狡猾性強化も兼ねていて細部に至るまでスキなく考え抜かれた見事な作りになっています。

では、作ってみますがヘルムは同じのが見当たらなかったので魂のラヴァジャーのもので代用、また、「ルーン囁きの導管」の耐性は幸運にも同じカオス耐性のものがありましたが、増強剤で防御能力を確保しているので、耐性はカオスか生命力以外だと防御能力確保に苦労するかもしれません。で、星座のスキルが7割ほどまで上がったところでカカシのヘルスリセットまでのタイムを測ってみると、15秒とCDありのスキルメインのキャスター型とは思えない程の速さに驚きます。とにかく武器のスキル変化による「リング オブ スチール」のダメージが強力で、これが火力のメインなのは間違いないですが、次期弱体化候補の最有力かもしれません。(・_・;)

次にSR75-76ですが、てっきりグラスキャノンと思いきや、意外にも簡単に死ぬようなことはなく動きながら戦っていればそう簡単に死ぬことはないし、「サークル オブ スローター」をうまく使いながら戦えば、ボス相手に張り付いて戦っても一撃で死ぬようなことはないです。ただ、ディフェンス自体は決して強くはないので、デバフがキツイヒーローあたりは早めに潰していかないと危ないです。とにかく瞬間的なダメージが非常に高いので短期決戦で勝負をしながら進んでいくのがポイントでしょう。

SR75-76で戦ってみると上の画像のように最大DPSは2,000Kに達しているし、ライフスティールもかなりの量があるのが驚きです。本編で戦っている限りでは、一見そこまで凄いという感じはなく「ぶっ壊れ」という感じもしないですが、モンスタートーテム相手だと確かに報復ウィッチブレイドと遜色ないほどの異常な殲滅速度を感じます。

いや~、「リング オブ スチール」のダメージの高さには驚きましたが、「ワード オブ ペイン」も刺突耐性低下とセットになっているので結構強力だし、ダブルルーンも全て刺突なので威力があるということで、自分を中心とした半径6~8mほどの殲滅力が凄まじく、これがタイムの速さにつながっている感じです。ということで、DMT嬢が「リング オブ スチール」の強いところをさらに強化する方向にした所、Plasmodermic氏は強いのは武器のスキル変化だと割り切って、他の部分を強化することでその火力を最大限活かそうという真逆のアプローチにしたところが見どころでしょうか。結果的にはどちらも間違いではなく、共に素晴らしいビルドだと思いますが、やはりトッププレイヤーの作るビルドというのは非常に楽しめるし流石だな~という感じです。

*試しに前回のパラディンを同じように魔法キャスター型に変えてみると、火力は凄く上がり、これはある意味予想通りなのですが、やはりディフェンス力はかなり落ちるし、2丁拳銃ビルドでもなくなるので日wikiに出すということでは、あれはあれで正解だったと思いました。

GrimDawnTools
たしか以前に自作のダブルルーンのメイジハンターを出したあとに、John_Smith氏が似たようなヴィンディケイターを出したことがありましたが、またしてもダブルルーンのビルドを出したあとに同じような狙いのビルドが出てくるのが実に不思議です。(・_・;) まあ、今回のビルドについては最初からダブルルーンで作ろうと思ったわけではなく、「リング オブ スチール」の火力との組み合わせとして、これが一番良かったというところではないかと思います。

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