先日の「Reign of Terror」に続いてのMod特集ですが、 前回のは完全に別ゲー感が強かったところ、今回の「Nydiamar」はGrimDawnはそのままに、マップやクエストが完全に新規のオリジナルで作った形で非常に期待が持てます。このModもかなり古くからあるものですが、現役バリバリのようで今年の1月に更新も入っている位なので安心して使えると思います。→ リンク
では、早速インストールからですが、上の記事内にいくつかファイルのリンクがあります。大きく分けるとDiablo3クラスModありとなしに、それぞれアルティメット版とクラシック版の計4種類ですが、作者的にはアルティメット版を推奨みたいなので、今回は、アルティメット版でDiabblo3クラスModは無しの一番スタンダードそうなバージョンを試しました。ちなみに、アルティメット版というのはノーマル、エリートをカットしてアルティメットだけでLV1~100までを育てる形で、1周だけで終わるのでプレイ時間としても短くて済みそうです。
ダウンロードに必要なファイルは上記4つのファイルのどれか一つと全バージョン共通のパッチファイルの2つで、今回は下の黄色枠の2つのファイルを落としました。で、パッチファイルは前回の「Reign of Terror」同様にフォルダを丸ごと上書きすればOKですが、「Nydiamar」と「NydiamarDungeons」2つのフォルダをGrimDawnのmodsフォルダに放り込みます。
*「NydiamarDungeons」はLV100以降で挑戦できるローグライクダンジョンらしいです。
それから、日本語ファイルはありませんが、翻訳用の言語ファイルが用意されてあるので、GrimDawnの日本語化ファイルにこのファイルを上書きすることで、「Nydiamar」で追加された分以外は日本語化した状態で遊ぶことは出来ます。
やり方は、日wikiの「Dawn of Masteries」などと基本的に同じで、記事内にある翻訳ファイルをまず解凍しておいてから、日本語化ファイル(zip)をダブルクリックするとエクスプローラーは展開前の閲覧モードになり中身のファイルが見れますが、この状態で解凍した翻訳ファイルの中身を全て日本語化ファイルの中に放り込めばOKです。
*「ファイルを上書きするか?」のメッセージが4,5回出ますが問答無用で上書きしました。あと、通常の日本語ファイルと別にしたい場合は、都度日本語化ファイルを入れ替えるのでも良いですが、zipファイル内にあるlanguage.defの「Language=」の部分をNydiamarとかに変えておくとゲームオプションからファイルを切り替えるだけで済みます。
これで、後は会話の部分だけでも日本語化できればというところですが、翻訳用ファイルを見た限りでは単純な文字テキストだけでは無いのでちょっと自力では無理そう。ということで外部翻訳ツールの出番ですが、以前紹介した「PCOT」は、自分の環境では使うと自キャラが地形にスタックして移動できなくなる副作用が発生するためゲーム中は使用できなく、考えた末、一度動画に撮ってから映像を「PCOT」で翻訳するみたいな苦しい戦法で進めることになりました。😓
*いや~マジでMatougi氏にリクエストを出したい感じですが、結構文量がありそうなので一人では厳しいかもしれません。まあ、翻訳が無くてもどこかに攻略情報だけでもあればなんとかなりそうな気はしますが。
それから、このModでは、マップ内のオブジェクトや入口などが通常の視点では見えなかったり見にくい場所にあったりすることが多いので、カメラの回転が必要な機会が多いと思います。パッドなら問題ありませんが、マウス・キーボードの場合はカメラの回転がしやすいようにキー設定をしておいた方が良いと思います。
追記:グラフィック設定として、シャドウをハイ以上、シェーダーをミディアム以上、反射はオフ、照明をミディアム以上、天候をロー以上が推奨設定らしいので調整しておきましょう。
また、とにかく「犬を撫でろ」と書いてありますので撫でてあげましょう。😅
*見た感じ移動速度が上がりますね。さらに追記:経験値にもボーナスが入るようです。
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では、プレイ開始ですが、カスタムゲームから「Nydiamar」を選んだら新規キャラを作ってスタートします。あと、アルティメット版はノーマル、エリートではプレイ出来ないので難易度はアルティメットを選びます。
まず、下の画像の本に話しかけますが、物語の導入的なフレーバーテキストで、特に重要な内容ではありません。で、サクッと「Decide to Leave」を選択するとドアが開きます。
かなり暗い場面が多いのでガンマ設定で明るめにしておいた方が良いでしょう。また、敵も見にくいのでオプションで敵のヘルスバーを表示させておいた方が良いと思います。道なりに進むと「Choice」というエリアに入ります。少し進むと「Lectern of Choice」という本のオブジェがあり、ここではアルティメット版とクラシック版の違いについての説明ですが、マップ上の敵の強さはプレーヤーのレベルに応じてスケールするということで、後で序盤の地域に戻ったとしても楽になることは一切無く、常に厳しい戦いを要求されるのでスキルの振り方や装備の選択が甘いとかなり苦労することになります。あと、もう一つ別のModとなる「Nydiamar Dungeons」で最大レベルが200まで到達するということです。
では、先に進みましょう。
特にこのModでは書物や球体のオブジェクトがあちこちに出てきますが、話しかけるといろいろな情報や説明をしてくれます。道の奥にはポータルがあり飛び込むと最初の町に到着します。そして、ここからの最序盤はチュートリアル的に進みます。
一応説明付きのマップを作ってみましたが、「最初のマップ」のベッドは通常の視点では見にくいので注意。「Outpost」方面へのルートは「最初のマップ」をクリアした後にアンロックされます。また、「Sedaah Ruin」は闘技場みたいな拠点ですが、こちらもある程度進んでからアンロックされます。(追記:LV30でアンロックみたいです。)
今度も最初に本のオブジェクトに話しかけます。まず、5つのインベントリスロットと1500鉄片をもらえますが、特定のレベルごとに報酬がもらえるようになっているので定期的に確認するようにしましょう。
次に、「Blessings(祝福)」が必要なのでリスと話せとのことですが、他にも貰える物は全て貰っておきましょう。まあ役に立たないペットとかは良いとして、😅「Beutekugel」というのはオーブの形をしたドロップアイテムで、この本のオブジェクトでアイテムと交換できる引換券みたいな物で、アイテム以外でもさまざまな取引の材料として使いますが、種類がいくつかあり、コンポーネントと書いてある物はコンポーネントと交換できるし、レジェンダリーならレジェンダリー品が出ます。
他には、世界の各地に隠された祠があり、スキルポイントを増やすポーションをくれる、ということで地域の一覧で存在する数を説明してくれたりしますが、今の段階では他に特に知っておくことはないと思います。
*余談ですが、このModは固有名詞がかなり難しい感じの単語ばかりですが、犬の会話がノルウェー語だったので、北欧系の言葉なのかもしれません。 犬はランダムでいろいろな言語を話すようです。あと、作者はドイツ人だそうです。
この段階で画面左のクエストリストには「リスと話す。」と「ベッドで寝る。」みたいなの2つだと思うので先にリスと話しておきましょう。ちょっと小さくて場所が分かりにくいのですが、このリスから受けられる祝福と新派閥は極めて重要です。
ある程度進めた上での感想ですが、この祝福は資産0では必須です。まず、アルティメットでLV1から戦う以上耐性が低いと敵の攻撃に耐えられないので「Resistance」は増強剤が入手出来るまでは必ず必要です。あとは、「Damage」もおそらく必須で、これがないとヒーローを1体倒すだけで死力を尽くすという感じの戦いになります。ということで、最初はこの2つに加えて「Health」「Speed」辺りが良いのではないかと思います。
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さらに、派閥は新しく3つが追加されていますが、特に「Corruption」と「Faver of the Gods」はこのゲームにおいて非常に大きな影響を与える要素になっているので、しっかり頭に入れておく必要があります。
・「Corruption」は、評判が悪くなると突然マップ上に凶悪なモンスターが出現て苦戦を強いられることになります。まあ、苦戦というのは控えめな表現で、正直に言ってまともに戦うと一瞬で死ぬレベルの敵が出てきます。😅 ということで、下げておくに越したことは無いのですが、お金もかかるしそう簡単にはいかない事情もあるので、直ぐに逃げられるように常に考えておくことと、まあ、ローグライクダンジョンに入るときだけ賄賂で悪評を少し下げておくなど、安全な人生を送るためのやりくりが必要になってくるでしょう。ということで、簡単に言えば「金さえ頂ければ悪いことは起きませんぜ!」的なヤクザシステムです。😂
・「Faver of the Gods」の方は評判が高いと突然マップ上にアイテムがどっさり出現したり、味方としてモンスターが大量に出現して敵と戦ってくれたりと非常にうれしい効果をもたらしてくれますが、ここの評判は非常に変動が激しく、祝福を使ったり、死んだりすると一気に悪評に転落してしまい、そうなると突如マップ上に敵ヒーローの集団が出たりしてヤバいです。なので、こちらもローグライクダンジョンやアリーナ等に入る前には一応チェックしておきたいところです。ということで、簡単に言うと「しっかり稼いでくれたらボーナス弾むで~」と言いながらヘマをすると一気にブチ切れるワンマン社長って感じでしょうか。😂
最後の「Nydiamar Traders」については正直よく分かりませんが簡単に崇拝になったので、まあ問題ないでしょう。😅
*個人的な見解としては、最初のレベリングではとにかくお金が必要になるので賄賂を払う余裕はなく、評判は無視して悪いイベントが出たら出たで随時対処するしかない感じがしました。
さて、祝福を掛けて準備が万全になったらベッドをクリックして眠ります。すると、そこはデビルズクロッシングなのですが、薄暗く行ける場所が限られていたりして微妙に違う感じもあります。(まあ、夢をみているという演出ですね。)ここから、「ローワー クロッシング」のリフトの位置まで通常のGrimDawnと同じ感じで進んでいきます。アルティメットスタートなのでレベルがガンガン上がりますが、ヒーローはかなり強いので油断は禁物です。
おそらく、終点まで行ったところでLV10になっていると思いますが、スキルの振り方はGrimDawnの資産0のレベリングよりシビアに行かないと後で苦しくなりますので、しっかり考えて振っていきましょう。おそらくポイントとしてはアルティメットスタートだと耐性周りが祝福を使っても低すぎるので、装備はとにかく耐性確保で、さらに出来れば気絶や凍結などの行動系耐性も序盤から容赦なく攻めてくるのでしっかり稼いでおきたいです。
スキルでは、ヒーローがとにかく硬いので耐性低下がほしいです。もし、直ぐに取れない場合はここをクリアした後に祈祷ポイントを15貰えるので、星座で取るという方法もあるでしょう。
今回1キャラ目は最も定番的なソルジャー+「フォースウェイブ」でスタートしてみましたが、この記事を書くために2キャラ目で序盤をオカルティスト+「シジル オブ コンサンプション」も試してみました。で、GrimDawnでは「シジル オブ コンサンプション」→ 「デストラクション」→ 「ポゼッション」みたいに一直線で進んでもOKですが、このModではしっかり「シジル オブ コンサンプション」に加えて「ヴァルネラヴィリティ」の耐性低下も取っていかないとキツく、おそらくこの後も「ドリーグの血」「アスペクト オブ ガーディアン」などにもしっかり振っていかないと厳しそうな感じがします。
最初のマップはGrimDawnと全く同じですが、アルティメットスタートなので橋を渡って直ぐなのにもうLV4と、ガンガンレベルが上がります。なので、あらかじめどこにポイントを振っていくか事前に決めておいた方が良いのと、序盤の装備は入れ替わりが激しく直ぐに使い捨てになります。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
マップをクリアしたところで、町に戻ってきますが、次のクエストとしては「Siegmar's Landing (Faction Centre)」(通称「派閥村」😅)「Devotion」の2カ所に行くことです。あと、本に話しかけると祈祷ポイントが15ポイント貰えるので頂いておきましょう。(どこの本でもOKなのかは不明。)
では、派閥村から行ってみますが、マップ中央にあるボートをクリックします。そして、ここも説明付きのマップを作ってみました。
GrimDawnの派閥の商人が1カ所に集結している場所で、加えて派閥の評判を稼ぐためのアリーナが設置されています。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
続いて「Devotion」ですが、最初の町の中央付近に地下への扉があるのでクリックします。そして、地下に入った先のレバーを引くとポータルが出るので、そこに入ります。
ここは結構狭い場所で、中央に石柱のオブジェと周りには柵で塞がれた通路が6つあるだけです。このModで祈祷ポイントの入手はこの「Devotion Dungeon」をクリアすることですが、その前に塞がれた柵を開ける必要があります。ただ、今のところはここで出来ることはないので一通り見たら町に戻りましょう。
石柱に話しかけると、各ダンジョンの説明と攻略のヒントみたいなのを教えてくれますが、柵の解除は各地域にあるローグライクダンジョン的な場所をクリアする必要があります。ただ、これが単純にボスを倒すとかでは無く、謎解きや仕掛けを解かないとダメな結構凝ったものなので、ある意味ここは難関かもしれません。左の細い一本道を進むと、結構美しい景色の渓谷を挟んで、ようやく「Outpost」のリフトがあるところにたどり着きます。また、リフトの左側には小さな集落がありここでいくつかのクエストを受けることが出来ます。最初の進行方向としてはリフトの北東方面でしょうが、南東の「Hawnton Mine」は祈祷ポイントの獲得のために早めにクリアしておきたいところです。ただ、ここはローグライクダンジョン的な場所で、敵も結構手強いのである程度準備が出来てからでも良いと思います。
リフトに到達して、ワールドマップを開いたところですが、リフトの下にある「Hawton Mine」は最初の「Devotion Dungeon」への柵を解除する場所で、リフトの下側の暗いクレーターの左側の細い街道の先に入口があります。ただ、通常の視点では隠れているので見つけにくいです。ちなみに、この「Hawnton Mine」をクリアすると「Devotion Dungeon」の「Adventurous Lectern」のルートがアンロックされます。で、これが面白いので少し書いておきますが、ここもリフトが出せないローグライクな場所で、下に降りた先は狭い場所に本のオブジェクトがあるだけです。
で、本に話しかけると、何と!ゲームブックかテーブルトークRPGのようにテキストで物語が進行し、途中でいくつかの選択を要求していきます。例えば「エレベータを修理して乗る」「エレベーターにそのまま乗る」「階段を使う」みたいな3択が出たりするわけですが、最終的に時間がかかりすぎると不利になるらしいので階段は止めとこうか、とか結構考えるところです。また、選択肢によっては松明やダイナマイトなどのアイテムを入手する場合がありますが、その後の選択でこのアイテムが使えるケースだと有利になったりするようです。
そして、途中にで戦闘になるケースでは、当然ながら実際に敵が出現して戦うハメになるのですが、ここでイーサークリスタルが山ほど出現するパターンは結構ヤバく、耐性が低いと大量のビームが一度に集中して即死したので油断は出来ません。😂
即死の瞬間を捉えた貴重な映像が見つかったので画像を追加しました。😂*まあ、一度死んでも最初からではなく途中からの再開になったのでそれほど致命的ではありませんでしたが、途中の選択はどれが正解なのかは全く分からないし、とりあえず、どうせ何回かは戦闘になるし、遅くなりそうな選択だけ避けていればOKな感じはしました。
*ついでに2つめの「Devotion Dungeon」の解放も結構凝っていて、マップの中央の柵の中にレベル100の無敵ぽいヒーローがいて、すぐ側にレバーが見えるけど柵を開ける方法が分からない、という謎解きみたいなのがあって、これは少し頭を使わないと解けない仕掛けで楽しめました。
かなり斬新なクエストで驚きましたが、苦労して手に入ったのが祈祷2ポイントだけという方がガクッときました。😂
最後に、1キャラ目の「フォースウェイブ」ウォーロードは、現在LV66で、なんとか「デビルズクロッシング」の評判を崇拝にしたので耐性的には少し楽になりましたが、レベルが上がると使える祝福の数が減るので、LV70までにはもう2つほど派閥の評判を崇拝にしないと厳しそうです。装備的にはLV52で「鉄拳制裁」を引いたので余裕かとも思ったのですが、「Devotion Dungeon」が一つしかクリア出来て無く、祈祷ポイントが22しかないのが響いて反射対策の星座が取れないので「叱責」にポイント振ったりで、まだ「セレスチャル プレゼンス」まで取れていません。
いや~一度ローグライクダンジョン内で祝福が切れて、ダメージは出ないし耐性はガタガタになりながら先に進んでいましたが、さらに回復ポーションも切れ、活力での回復も尽きて、ボロボロの状態で死力を尽くしてクリア目前までたどりついたところでのトラップでの即死は結構厳しいものがありましたが、😂 実に楽しいModです。それにしても、まだまだ遊べるGrimDawn恐るべしって感じですね。😅
倉庫の容量も拡張されているので余裕がありますが、このModはクエスト用のアイテムが結構多い上に出てきたオーブ型の「Beutekugel」以外にも仮想通貨みたいなアイテムがたくさんあります。
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