2019年5月19日日曜日

Forgotten Gods その13:レイ・ドノヴァン

前回の「キャニスターボム」の火力には正直驚きましたが、やはりFGにおいて燃焼ダメージというのは一つポイントかなという感じです。まあ、ワルの間でネンショウといえば少年鑑別所のことだし、(・_・;) デモで火炎瓶や手榴弾を投げるのは完全にワルのイメージなので問題ないと思いますが、行動系耐性が標準値を「割る」のは問題だと思います。(・_・;) また、sigatrev氏の新カオス・カバリストもタイムを5分07まで縮めてきましたが、所詮彼もSuperfluff先生と同類だったということでしょうか。(・_・;) ただ、「グルの悪意」セットは例によって色々なパターンを研究しているようで特に「リープスピリット」をカオス化して使うバージョンは非常に面白いです。→ 動画リンク


タイトルは、トラブルを解決するフィクサーを描いたサスペンス物の海外ドラマからですが、残念ながら動画サービスでは配信していないために見たことはありません。ただ結構評判が良くて面白そうなので、是非そのうち見てみたいところです。で、パッチ後にイーサーレイを使ったビルドは山のように出ていますが、だれもがイーサー「レイ」で一番強いのは「どの版?」って思ってしまうところです。ということで、あとでイーサーレイの記事ってどれだっけ?と思った時にもすぐに思い出せるという、非常に考え抜かれたタイトルになっています。(本当かよ。(・_・;) )


ここで突然News Flashのコーナーです。(・_・;)
・Grim Internals 32bit版のサポートが打ち切りに。
当初は64bit版は出さないとか言ってたような気もしましたが、こちらの目処がたったことで32bit版を切ることにしたようです。まあ、先日のパッチで旅行中に更新されなかった時の催促の書き込みの量を見ると、毎回更新するのも大変だろうし、やむを得ないところでしょう。多くの人はオートピックアップや、テレポートなどの便利機能が目当てなのかもしれませんが、個人的には例えばDoTやスキル別のダメージとかが出せればビルドの研究に役立つので、どちらかというと統計情報の方に力を入れてもらったほうが嬉しい感じがします。

・次のV1.1.3.0で、新セット装備が5つ追加。
最新のGrim Misadventureでの情報ですが、このサービス精神だけには頭がさがるというか、「Zanちゃん。あんた疲れを知らないな。」というか、まだ、新装備すら全て試しきれてない状態で、ちょっとペース早すぎでついて行けてませんが... (・_・;) まあ、準備ができた所でまたTwitchでお披露目があるのではないかと思います。

・「怒り司令」ことmad_lee氏。ついにやっちゃった?
フォーラムでmad_lee氏のステータスが一時的に「Banned User」に変わっていました。まあ、いつかやりそうだとは思っていましたが、精神汚染で暴走したのか「追放者」となってしまったようです。(・_・;) *現在は元に戻ったようで一安心?。

・韓国のAKDONG氏もひっそりと復帰。
過去に当ブログでも「パネッティの複製ミサイル」の興味深いビルドを紹介したAKDONG氏ですが、「ダガロンの破壊」セットを使った2丁拳銃のピュリファイアを出しています。→ リンク  ちなみに同じ韓国のShopping氏は今何をやっているかというところですが、動画を見ると「モンスターハンター」を楽しんでおられるようで当面復帰はないでしょう。(・_・;)

・タイタンクエストに新拡張パック登場
このゲームの元になっているということもあって共通点も多いのですが、まだ開発を続けていたとは思いませんでした。(・_・;) まあ、流石にシステム周りはかなり古いのでGrimDawnと比べると厳しかったりはするのですが、このゲームのヒットもあってか今年のハクスラゲームは豊作な感じで、5/31リリース(スタンダード版は6/5)の「Warhammer: Chaosbane」は日本語にも対応していて良さそうなのでやってみようかなと思案中です。まあ、個人的にはWarhammer 40000の方が好みですが、最近はTotal Warなどで知名度も上がってきたので注目なのかもしれません。

ちなみにこのWarhammerは元はボードゲームなので設定情報が非常に細かく、背景の情報を読んでいるだけでも面白いですが、当然マニアックなだけにハマるとヤバイので覚悟が必要です。(・_・;) 

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早速、今回のお題ですが「アルブレヒトのイーサーレイ」が貫通するようになったのはやはり大きなところで、フォーラムにも驚くほどたくさんのビルドが出ていて、開発としても久々の成功事例かな、(・_・;) という感じですが、いくつか見てみたいと思います。

まず、イーサー属性で使う場合は同時にデザイン変更された「千里眼の集中」セットを使うことになるのですが、カオス属性が無くなってイーサー・生命力になったことで、よりスペルバインダー向けにシフトした感じになりました。スキル強化についても「アルブレヒトのイーサー レイ」「リープ スピリット」強化へと変わりましたが、一方で、AoMでぶっ壊れた感があったワンドのスキルは排除されて、かなりマイルドになった感じがあります。

というところで、エントリーナンバー1番。こちらも久々の投稿ですが中華コミュニティの顔とも言えるABCbarbecue氏が出しているバージョンを見てみましょう。リンク  おそらく、このビルドにおいて装備でポイントになるのはアミュレットとオフハンドの選択かなと思いますが、ここでは「神話級 グリムドーンのエッセンス」にレアMIの「パルシングシャード」になっていて、ヘルス変換重視の安定性を考えたチョイスで、非常にABCbarbecue氏らしさが出ている感じです。そして、中華ビルドではおなじみの装甲吸収率78%に、保険としてメダルは「神話級 神聖の標章」というのが特徴的です。

星座に関しては「禿鷹」というのが珍しいです。これは属性値の振り方から考えると精神力の%ボーナスを目的とした選択のようで、こういう発想は普通なかなか出てこないので、是非見逃さないようにしてほしいと思います。あと「レブナント」もスキルまで取っていますが、ペットの属性がイーサー・生命力なので今回のような場合は最も有効に使えるケースではないかと思います。

最後にスキルに関しては「アルケイン ウィル」にかなり振っているのが面白いです。これは、ワンドの下がった補正ダメージの代わりと、パッチで強化された防御能力にチャネリングということでのエナジー確保の3つをこれで確保しようという、非常に興味深い考えで、リチャージ自体も短いので面白いです。ということで、戦い方もこれを想定した立ち回りが必要になってくるでしょう。それ以外では排他オーラは「ハービンジャー オブ ソウルズ」ですが「リープスピリット」は使わず、「エレメンタルバランス」でクリティカルダメージを上げる方を選んだ形です。

あと、シャッタードレルム版もありますが、星座が「天の槍」から「死者のチャリオット」に変わっています。これは攻撃能力は確保したいが、耐性超過をもう少し確保したいということでの変更という感じに見えます。また、スキルでも、「ナリフィケイション」にポイントを振っていますが、デバフ対策としてリチャージ短縮を重視していることが分かります。あとは、属性値も体格に振って防御能力をしっかり上げているのがハッキリ分かりますが、ここに、クルーシブルとシャッタードレルムの対応の違いを見ることが出来ると思います。

全体的には、クルーシブルよりはシャッタードレルムを想定した作りという感じで、クルーシブルのW151-170のクリアタイムは7分20秒くらいで、そこそこってところですが、マップが「深淵の坩堝」に「ストームコーラー」ビーコンを使うなど、フォーラム常連とは違うアプローチを取っているのが新鮮でなかなか興味深いです。

ABCbarbecue版(クルーシブルバージョン)
GTリンク
相変わらず強さやタイムが全てではないという作り方で、いかにもABCbarbecue氏というか中華ビルドらしい感じがしますが、一見地味に見えて考え方的なところでは、非常に攻めの姿勢を感じる部分もあり、おなじみの常連人が作るビルドより遥かに斬新な構成の素晴らしい作りです。


次にmad_lee氏が動画で出しているバージョンですが、→ 動画リンク こちらは、オフハンドが「神話級 嘘の古写本」でレア無しで揃えた形です。星座は従来のスペルバインダーそのままで「瀕死の神」「天の槍」の組み合わせで他の部分も全く同じという感じになっています。で、ポイントとなるのがスキルで、「リープ スピリット」をフル強化していますが、個人的にはイーサーレイと同時に使うにはちょっと使いにくいスキルかなという感じがしないではないです。また、排他スキルは「レックレスパワー」なので、「リープ スピリット」はこれだけのために取った形です。

mad_lee版
GTリンク
mad_lee氏が動画で出しているバージョンですが、装備・星座・スキルとセット装備をそのまま活かす感じの作りでリファレンスに近い構成ではないかと思います。グラディエーターのW151-170は6分50秒で、この辺りが一つ目安となりそうです。上のABCbarbecue氏と比較すると考え方の違いがハッキリ分かって面白いですね。


最後に、スペルバインダーということでは黙っていられないということなのか、(・_・;) ya_氏も出してきました。 → リンク そして、グラディエーターのW151-170は5分43秒、そして、これまた久々登場の Mercymaker氏だと5分20秒ということで、これはもはやトップビルドと言っても良いタイムで、とうとうイーサーレイもここまで来ましたか。(・_・;)

装備ではオフハンドはレアMIの「フレッシュワープト トウム」を使ってきました。これはベースの生命力→イーサー変換に、「アルブレヒトのイーサー レイ」の雷→イーサー変換を目的としたもので火力重視の選択です。他にはセットは2点だけに落としてヘルムを「追放者の秘密」にしていますが、これも火力重視の選択でしょう。あと、ショルダーは「神話級 ドーンシャード ポールドロン」ですが、アイテムスキルのダメージ減少目的での選択です。まあ、生命力→エレメンタル変換が邪魔な感じはしますが他のステータスも悪くなく、スキル強化もあるので、火力寄りになったバランスの調整として持ってきたのでしょう。

星座は「レブナント」を取る代わりに「瀕死の髪」は4ポイントに減らした形ですが、このビルドは上のABCbarbecue版を見た上で出したものなので、そこの構成を踏まえてのアプローチの仕方と考えるとより楽しめると思います。最後にスキルですが、排他スキルは「レックレスパワー」「リープスピリット」も使わないのでネクロマンサー側はマスタリーも40までに落としています。そしてその分を「アルケイン ウィル」「ナリフィケイション」「メンタル アラクリティ」にバランスよく振った感じで、ここもABCbarbecue版を見たあとであれば、その理由がよく分かるのではないかと思います。

ともかく3者3様に見応えのある出来だと思いますが、これだけたくさんのビルドが一度に出ると比較ができてなかなか面白いところではあります。ただ、「千里眼の集中」セットはカオス・イーサーのウォーロックではちょっと使えなくなった感じもするので、大いに賑わって喜んでいる人々の影で、静かにビルドを埋葬する人もいるわけです。(・_・;)

ya_版
GTリンク
こちらは、完全にクルーシブルのクリアタイムを目指したタイムアタック仕様ではありますが、やはり5分半ばのタイムが出るというのは結構驚きで、火力を重視するならやはりイーサーに寄せたほうが有利というのは変わらないようです。ともかく「アルブレヒトのイーサー レイ」に関してはもう他のスキルと比較しても微妙な感じは一切なく、開発としても悲願達成というところでしょうか?(・_・;)

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次に、John Smith氏からも新しい動画が出ていますが、これがちょっと予想外な感じの「シャー'ズールズ ワールドイーター」「フォースウェーブ」の両手近接型で、前作のピュリファイアもShopping氏のイメージが有りましたが、今回も代表作とも言える2H火炎タクティシャンのサブをオースキーパーに変えた感じのビルドになっています。→ 動画リンク

まあ、オースキーパーは物理・火炎がメインだし「大司法官の防護」セットには「ジャッジメント」の強化が加わっているので必然的に「フォースウェーブ」「ジャッジメント」の組み合わせになっています。で、ビルドの構成については、あまり特筆する部分はないのですが、星座に関しては「イオンの砂時計」を取るCDR型にしているのがポイントでしょう。これは言うまでもなく「アセンション」「ジャッジメント」のリチャージ短縮を狙ったものです。また、前回のピュリファイアと違って、今回は近接スタイルということもあってか気絶耐性を含めた行動系耐性もしっかりと確保してあり、Shopping氏のような無茶ぶりはなく至って理性的な作りです。(・_・;)

もともとが強いビルドなので弱いわけはないですが、もうウォーロードは何をやっても強い感じで、AoMで言うところのタクティシャンみたいになっています。ということで、以前に物理や火炎で強かったようなビルドというのはウォーロードにそのままアレンジできそうな感じもあります。あと、オースキーパーについては、スキルが思ったほど強くないようなイメージを持つかもしれませんが、要はシャッタードレルムを戦うということにおいて必要なステータス(装甲、防御能力、行動系耐性、ダメージ吸収など)を用意したクラスと考えると非常に納得がいく感じで、シャッタードレルムで戦うなら新クラスを使ってね。という開発からのメッセージが強く感じられます。

まあ、シャッタードレルムのバランス的には、マップに入ってすぐに「グラヴァ'スル」がヒーローを従えて突っ込んで来たり、アルケインのバフ剥がし持ちと回復キャスターが強力なタッグを組んで全力で殺しに来たりと、やはりあと一回くらいは調整が必要な感じもしますが、自分で一回でも死んだら終わりみたいな縛りで戦ってみると意外に面白かったりするので、やはりアルティメットの難易度はこれぐらいでも良いのかなとか思ったりもします。

*とはいえ、ボス戦で「グラヴァ'スル」「ギャバルサン」が切り離せないと激厳しいわけですが、秘密会議所のマップの場合は、まだ上側の出っ張りの場所で「グラヴァ'スル」をハメられるようなので、イカサマで切り抜けるしかないです。(・_・;)

GTリンク
やはりこのビルドの操作の楽さというのは魅力だし、ディフェンス的には装甲値や防御能力が高めになるので、ウォーロードの場合は、どちらかというとクルーシブルよりはシャッタードレルムの方が向いているかもしれません。しかし、ウォーロードは報復が非常に強いので他のビルドは採用しにくくなっているのが最大の難点でしょうか。(・_・;)

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最後に、「シャッタード ガーディアン」フルセットを使った例としてmad_lee氏のサバターを見てみましょう。→ リンク 「シャッタード ガーディアン」も先日のパッチで変更が入っていて、アミュレットから全+1が消えて、フルセットボーナスに全+2が付いたことで、フルセット運用の方がメリットが高くなりました。また、シャッタードレルムの中盤以降であれば宝箱から毎回出る感じだったので、すでに100個位は売り払いましたが、(・_・;) 報酬の部屋に新しく配置された商人が販売する形に変更されました。なんとなく今までタダで貰えていたのが、逆に金を取るのかよ~という感じで、消費者センターにクレームというレベルの横暴さですが、(・_・;) エリアの移動によってステータスの厳選ができるので、本当に欲しい人にとってはこれで良いのかもしれません。

で、この「シャッタード ガーディアン」はどんなセットかということですが、ズバリそのままでシャッタードレルムを戦うためのセットです。これはステータスを見るとよく分かりますが、まず、耐性・行動系耐性がたっぷり揃っています。そして、高い装甲値を持ったヘヴィーアーマーですが、この手の装備でヘルスとエナジー再生もたっぷり付いているのは珍しいです。一方で、スキル強化は無いしスキル変化も全く無いので、それ以外の部分で火力が出せないといけません。ということで、シャッタードレルムを戦う場合はこのようなステータスが必要だよ、という意思表示とも言えると思います。そういう意味ではシャッタードレルムが鞭なら、このセットは飴という感じのお助け装備というところかもしれません。

ということで、向いていそうなビルドとしては火力はあるのでクルーシブルは戦えるが、シャッタードレルムで戦うには装甲、ヘルス、耐性などが足りないというケースでしょうか。今回のサバターは、基本はN&O型のナイトブレイドそのままで、セット装備の部分を「シャッタード ガーディアン」フルセットに置き換えただけと言って良いです。ということで、星座やスキルについては、まったくの定番的な構成で、解説は不要でしょう。要はこのような、セット装備の箇所はあまり重要性はないが、ディフェンス力が不足するようなビルドで非常に役に立つセットだということだと思います。

GTリンク
このビルド以外ではインフィルトレイターやダーヴィッシュで使っているケースも有りましたが、上に書いたような理由から特にナイトブレイドには使いやすいセットかもしれません。ただこのセット自体は火力的には優れたセットではないので、上手くバランス取らないと回復キャスターの集団相手に火力不足で泣くことになりかねないので注意しましょう。(・_・;)


2 件のコメント:

  1. いつも楽しく拝見させていただいております。
    ものすごく細かいことなのですが、瀕死の「髪」になっており
    神様の頭皮がものすごく危ういことになってしまっています。

    ただの誤字指摘で申し訳ないのですが、胸が痛んでしまったので・・・

     彡⌒ミ
    (´・ω・`)

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    1. いつも殴り書きなので誤字も多いし文章も変だったりしますが、まあ、内容が伝わればOKかな、というところと、日頃ダジャレをたくさん混ぜておけば多少間違えても騙せるだろうという計算もあります。(計算が間違ってますが...(・_・;) )

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