2024年3月24日日曜日

ヒーローズ オブ マイト アンド マジック Ⅴ 日本語化

 苦節、一年以上かかりましたが😂 GrimDawnとは別のプロジェクトとして進めていた日本語化が、ようやくテストプレイが出来る状態まで出来たので試験的に公開&ついでに宣伝しておきたいと思います。😅

多分テストに1.2ヶ月はかかると思うので、しばらくGrimDawnの方はパッチの変更を追うくらいしかできないかもしれません。😂

この日本語化には以下が必要です。

・Heroes of Might and Magic 5(本体)
・Hammers of Fate(HoF) *DLC1
・Tribes of the East(ToE)*DLC2

私はSteam 版で作業しましたが、GoG版でも大丈夫ではないかと思います。ちょうどGoGはセールが始まったところですが、セール時はDLC込みのセットで$4.99なのでSteamより安いです。(GoG版でも大丈夫なのを確認しました。)

・MMH5.5(最新のRC18j対応)*コミュニティ作成のModで現在も開発継続中

ダウンロードリンク

このゲーム、HoFは普通のDLCですが、ToEは単体動作可能でインストールフォルダも別という変則的な構成で、そのままだと翻訳ファイルも分散させないといけないとか面倒なのですが、このModがあればToEから全部のキャンペーンがプレイでき、翻訳ファイルも一箇所で済むということでMod必須となりました。まあ、他にもバグ修正やグラフィックやUIも改良されているので今からプレイするならこれもセットで使うのが良いのではないかと思います。

*MMH5.5はインストーラ付きなのでToEのフォルダを選択してインストールします。

日本語化ファイル

*4/15 少し修正したのでファイルを更新しました。
*4/16 タイムスタンプを変更するのを忘れていたので再度更新。😆
*5/3 少し修正したのでファイルを更新しました。(バニラの6章まで確認)

ダウンロード(MEGA)→ リンク
*サイズがそこそこ大きいのでMEGAを使ってみましたが、初めてなので問題があったらコメントください。😆ある程度テストして問題なさそうならHEROES of Might and Magic @Wikiのアップローダの方へ上げようかなと思います。(MEGAのフリープランだと30日で消える可能性があるので)

*ToEのインストールフォルダはバニラとは別なのでインストール場所を間違えないように注意してください。

*フォントと序盤の翻訳の一部は以前HEROES of Might and Magic @Wikiのアップローダで公開されていた日本語化ファイルを使用しています。まあ、フォントは小文字の「ァ」が存在しなく文字欠けするなど問題が多々あるので作り直したかったのですが、日本語のフォントを作れるツールが見つからなかったので断念しました。

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では、ここでヒーローズ オブ マイト アンド マジック Ⅴについて簡単に説明しておきましょう。

ターンベースのファンタジー系RPGで、非常に歴史のある作品ですが、この5作目は2006年発売ですね。(それでも20年近く前!😅)流石に今見るとグラフィックはしょぼいし、この手のターンベースのゲームは今では普通によくあるスタイルではありますが、世界観やストーリーが素晴らしいし、音楽に関しては現時点でも最上級と言って良いかと思います。(フルオーケストラ+合唱とか普通のゲームではありえないし!😅)

*音楽は2作目辺りからポール・ロメロさんが一貫して作曲しています、で、ヒーローズオーケストラという専用の楽団があって今でも活動していますが、ゲストでピアノを弾いたりもしています。ちなみにYouTubeの動画から5作目のメインテーマの生演奏がこちら → リンク (いや~いろんな意味ですごいゲームです!😁)

マップを回って資源を回収したり、ヒーローを成長させたりして、町と軍隊を強化するというゲームですが、同系統の「Age of Wonders」などに比べるとシンプルで私でもなんとかやれます。😅 ほとんどの箇所で右クリックすると詳細な説明が出るのが親切です。

戦闘はターン系バトルの元祖という感じですが、種族やユニットの個性が強く色々な特殊攻撃や魔法を把握する必要があります。最弱のペザント(農民)でも1000人もいれば馬鹿にできく基本的には数は力ですが、ブラックドラゴンとかだと一体だけでも油断できないので侮れません。😅

MMH5.5があればDLCも含めたすべてのキャンペーンが一度にプレイできます。また、画面もワイドスクリーン対応で1980×1080とかでもきれいに表示できます。ただ、音楽は一度はバニラ本体やHoFを単体で起動して是非タイトル曲を聞いてほしいです。

MMH5.5の新機能スキルホイール。すべてのクラスのスキルツリーがゲーム内でひと目で確認できる優れもの!

同じくユニットのデータベースも一覧で確認できるのでもうwikiなどは見なくても良いでしょう。

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次に、ゲームの肝となるストーリーにも少し触れておきましょうか。Heroes of Might and Magicのシリーズとしては4作目で一旦区切りとなり、この5作目から新しい世界での話となります。(例えるとジョジョの奇妙な冒険のPart6で別の世界に変わったみたいな感じでしょうか。)

ちなみに、他のゲームともつながりがあり、
・Dark Messiah of Might & MagicSteamリンク
FPS型のRPGですが、本作のあとに続くストーリーでイザベルの息子が主人公。有志の日本語化ファイルがあります。

・Might & Magic: Clash of Heroes Steamリンク
パズルゲームですが、ストーリー的には時代が数十年前で、本作の登場人物の何人かは若い姿で登場します。こちらは公式で日本語化されています。

さて、一番最初から説明しておいたほうがわかりやすいと思いますが、世界は最初にアシャウルガシュのドラゴンがいて、加えてその子供6人のドラゴンが神という位置づけになり、派閥と結びついています。

例えば、アシャは世界を作ったドラゴンで、世界の名前がアシャン。ゲーム内で勝利条件にもなったりするアイテムで「アシャの涙」とかもあったりしますが、生と死の神なので派閥としてはネクロポリス(アンデッド)だったりするんですよね~。あとウルガシュはインフェルノ(デーモン)の神でこの2派閥はゲーム内では問答無用で悪っぽいです。😅

あとは、エルラスが人間、アーカスがドワーフ、マラッサがダークエルフ、シャラッサが精霊、シランナは知らんな!ではなくエルフ😅(最後のイラサはゲームに出てこないっぽいです。)で、このドラゴンの名前はゲーム内で頻繁に出てくるので知っておくとストーリーが理解しやすいでしょう。

このゲーム、ユニットだけでなく町ごとに紹介文や酒場での噂話などがありフレーバー満載ですが、町は固有の性能も持ってます。あと、上のインフェルノの都市はウル・xxxみたいな名前が多いですが、ドラゴンのウルガシュから来ているようでかなり細部までこだわりが感じられます。

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では、ざっくり派閥と登場人物の紹介をしますがバニラ本体は各章ごとに違う派閥を使っていく感じになり、ある意味キャンペーンを一通りやれば全派閥が理解できる、といううまい作りになっているわけですが、実はその派閥のユニットしか使えないわけでなく、別の派閥のヒーローを雇えたり、施設で別の派閥のユニットを雇用するというのが普通にできます。

第一章「ヘイヴン」(グリフィン帝国で種族は人間)

・イザベル(女王)

このゲームのメインキャラと言って良いですが王子と結婚して幸せになるはずが酷い目に会いまくります。😂種族は善悪でいうと、善でもあり悪でもあるというか、一部のヒーローなどはデーモン以上に極悪です。😅

・ゴドリック(軍司令官?)
よくいる頑固一徹おやじキャラです。😅

・フレイダ(ゴドリックの娘)
主にHoF、ToEで登場シーンが多いですが、見た目がイザベルとそっくりで間違えやすいのが困りもの。😅

真面目で一途なお嬢様がなんでこんな不幸な目に...って感じはあったものの、最終的にはそれほど悪くはなかったのかも?難しいところです。

第二章「インフェルノ」(デーモン)

・アグラエル(司令官)
デーモン君主の右腕と言われていますが、彼には大きな秘密があります。この種族は完全に悪ですね。

・カ・ベレス(王)
通称デーモンの君主(ソヴリン)で、悪の親玉ですが時折ユーモアを感じる謎キャラ?😅

・ビアラ(サキュバス)
ただの手下と思いきや、ストーリー的にはメインキャラと言っても良さそうな活躍ぶりです。

後でアグラエルの秘密が明らかになったときに、上の画像を思い出すとそう言われてみれば...みたいな感じがするでしょう。

第三章「ネクロポリス」(アンデッド)

・マーカル(ネクロマンサー)
元はグリフィン帝国出身者で、イザベルを罠にはめようと画策する悪玉なんですが、どこか憎めない感じのユーモアのあるジジイって感じで私は好きです。😅この種族もどこに行っても悪です。

・ジョバンニ(ドラキュラ)
こちらはDLCで登場。この人も薄っすらとユーモアを忍ばせてくる曲者です。

・オルネラ(ネクロマンサー)
ジョバンニと一緒にDLCで登場し出番は結構あるのですが...

最初に登場したときに「あんた誰に話しかけてるの?」とか思いますが、彼には骸骨を通して何かの声が聞こえているのか?単にイッちゃてるだけなのか? どこか笑えるジジイです。😅

第四章「ウォーロック」(ダークエルフ)

・ラエラグ(族長)
四章のはじめの試練を経て族長となりますが、ある目的がありイザベルを追います。種族的には悪っぽいですが善の種族と協力したりもするので中立かな。

・シャディヤ(シャドウ ウィッチ系)
ラエラグの部下だと思ってましたが実は...

・イラヤ(ブラッド メイデン系?)
DLCで登場しますが、ラエラグを探す過程でドワーフやエルフと協力して戦います。

キャンペーンをすべて終えたあとでも結構謎の多い人物で、相当有能ではあると思うのだけど彼の行動は「何故?」みたいな部分が多いです。ちなみに、なにか悪いことが起きるとマラッサのせいにする癖があります。😅

第五章「シルヴァン」(エルフ)

・フィンダン(レンジャー)
結構な熱血漢って感じですが、種族的には完全な善でみんな真面目です。

・ティエル
二章や四章で出てくるエルフの師匠ですがヒーローを導く存在でもあります。ちなみにシングルミッションでは若い頃の時代の姿を見ることが出来ます。

・ダンカン
DLCで登場。ドワーフのウルフスタンと仲良しで、「ロード オブ ザ リング」で言うところのレゴラス的な人物ですが、見た目はファラミアって感じ。😅

曲者ぞろいのキャラの中では至って普通に見えるのがこの方。

第六章「アカデミー」(魔術師)

・ゼヒール(魔法使い)
父のサイラスは悪党呼ばわりされてたりしますが、息子は超優秀&善人でユーモアもあるスター選手です。😅

正直この人こそが最強で仲間や援軍などは全く不要、全て一人で蹴散らします。

HoF「フォートレス」(ドワーフ)

・ウルフスタン
典型的なドワーフで、彼にはユーモアしかありません。😅ドワーフは善も悪もある感じで中立でしょうか。

・ロルフ
ウルフスタンのライバルで、次期国王の座を狙っています。

・トルガー王
ドワーフにしてはおとなしめな性格にも見えますが、こちらもシングルミッションで若き日の姿を見ることが出来ます。

クラスはMMH5.5での設定ですがエンジニア!兵器のスペシャリストだっとはちょっと意外。

ToE「ストロングホールド」(オーク&ゴブリン)

・ゴタイ(チーフテン)
最初はクロックの右腕という感じでしたが、後にリーダーに昇格します。オークは人間などに奴隷として使われていた過去があり、悪というよりアメリカ先住民的な自由な種族という感じで、属性は中立に近い感じです。とにかく種族の特性が非常に特殊でかなりマニアックな派閥でしょう。

・クロック(チーフテン
最初のリーダーですが、あっけなくトップは交代となります。😅

・クジン(女シャーマン)

どこか知能の低そうな種族(失礼な!😅)の中にあって、知的で沈着冷静な優れた参謀という感じで、オークの強さにクジンありですね!

まあゴタイがリーダーなんでしょうが、最初のナレーションやムービーシーンがクジンから始まるように、オークの物語は常にクジンよって語られる、という感じで彼女こそが本当のリーダーって感じもします。

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ゲーム全体の感想として、「MMH5.5」込みだとキャンペーンの最初からToEで拡張されたクラスやユニットが使えるので、バランス的には結構違って来る気はしますが、色々と便利だし、それに合わせてバランス調整もされているので特に問題はないかと思います。ただ自分的には最序盤以外は難易度「普通」でも結構キツめなマップがあり、ヒーローを育てたいのでゆっくり進めていくと敵が強くなりすぎて積みになったり、プレイ時間が長くなりすぎたり、みたいな感じはしました。でも、とにかくストーリーが一癖も二癖もあって面白いので、日本語化することでようやく本来の面白さが楽しめるゲームではないかと思います。

*試したところバニラ本体(MMH5.5なし)だけの日本語化プレイも可能でした。ToEのテキストで翻訳しているので一部訳が違う箇所があるかもしれませんが、初回プレイの場合はこちらでやるのも良いかもしれません。

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参考情報:

攻略情報はネットで検索すれば多々見つかると思いますが、Internet ArchiveからダウンロードできるStrategy Guidesがマップも完璧に載ってたりと非常に詳しいのでおすすめです。→ リンク

*MMH5.5入だと若干内容に違いが出ますが、基本的なマップの攻略の手順などはあまり変わらないと思うので参考にできます。


英語ですがPDFでダウンロードできるのでGoogle翻訳やDeepLなどで日本語に変換できます。
*PDF翻訳でファイルサイズの制限がある場合は印刷からページの範囲指定して再度PDF保存すればファイルが分割できるので小分けにして変換すれば大丈夫だと思います。うまくいかない場合は適時読みたい文章の範囲を選択してGoogle翻訳にコピー&ペースするのでも十分かもしれません。


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実際プレイしてみての注意点をメモ的書いてみると

・初回プレイでは敵ヒーローの行動パターンや進行ルートが読めないので、難易度は最低にしておかないと摘む可能性大。さらに進行が遅くなりすぎると敵ヒーローが強くなりすぎて勝てなくなる場合もあるので定期的にセーブしておくのが必須!(一応直近の3ターン分は自動セーブされます。)

・メインのヒーローのレベルや装備の一部はあとのマップでも引き継がれるので、できるだけ育てておきたいところですが、全部の敵と戦っていると時間もかかるし味方の損害も大きくなる場合があるので強そうな敵は避ける判断も大事。(装備してないアイテムはだいたいなくなるのでマップが終わる前に装備は確認しておきましょう)

*一部のマップで育てたヒーローが敵としてでてくるケースが有るのですが、あまり育てすぎていると強すぎて摘みになりました。(とてもやり直せないのでチートコマンドを使っちゃいましたよ!😂)

・すべての戦闘を手動でプレイするとメッチャ時間がかかるので、途中からゲームオプションでクイックバトルを使ったのですが、AIは時折効率の悪いプレイをするので損害が大きかったら自動セーブをロードして、手動でやり直しとかにするのが良さそうです。

・魔術ギルドをLV5まで建設しているタウンゲートの魔法でテレポートできるようになるので場合によっては建設の優先度を上げたほうが楽な場合があるでしょう。

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