2017年11月14日火曜日

ネクロメインのアポステイト

トレハンの暮らしに戻るはずがちょっと思い立ったので実験をしてみることにしました。

ビルドを作成している人間としてはAoMが導入されてビルド作成がどのように変化するのか、ということが気になっていたわけですが、方向性という感じではないものの、いくつかの新しい手法というのが見えてきた感があります。あくまで個人的な主観ですがピックアップしてみます。

1.スキル変化
装備のステータスに特定のスキルに対する効果が新しく加わりましたが、これが結構曲者というか、非常に効果の高いものや性質を変化させるものがあって予想外に重要性が高い感じです。特にレアアイテムや今まであまり使われなかった装備なども思わぬ使い方ができる可能性が出てきましたので要注意です。(すでにwikiにスキル変化付きの装備の情報が纏められており、素晴らしい仕事です。じっくりと各装備についた効果を眺めてみれば、きっとそこから何かが生まれてくるでしょう。)

2.属性変換
スキル変化とも深く関わっていますが、装備に付く属性変換の種類が増えました。そして新クラスにも変化スキルが用意されています。ということで、従来よりも高度な作り方のビルドとして、この属性変換を効果的に使った手法がビルドの方向性を決める鍵になるかもしれません。例えばクラス間でシナジーが少なくビルド作りが難しいと思われがちな、デシーヴァー(オカルティスト+インクィジター)やディファイラー(デモリッショニスト+ネクロマンサー)などにおいてはこの属性変化を使うことが前提ではないかと思わせる部分があります。もしこの方法で強いビルドが作れるようであれば、もはやクラス間での属性の違いなどは関係無いとも言えるので、スキルよりはまず属性変換の付いた装備を研究する事が大事になるかもしれません。

3.設置型スキル
まず新クラスでは設置型攻撃スキルがいくつか追加されました。インクィジターの「ハガラッドのルーン」「カラスターのルーン」にネクロマンサーの「ラヴェナス アース」ですね。(「インクィジター シール」も設置型といえるかもしれませんがディフェンスが主だと思うので)そして従来の「モータートラップ」「ストームトーテム」などの召喚数が増える効果を持つアイテムが追加されたことで実用性が高くなっています。なお、召喚数増加は他にペットや「ウィンドデビル」などもあり、さらに砲弾数が増えるものなども存在していてかなりののバリエーションがあります。ここで重要なのは設置型で火力が出せるのであれば、本体は逃げているだけでよく、つまりは立ち止まらずに常に動き回ることができる、ということで新しい戦闘スタイルが出来る可能性があるかもしれません。

というところでようやく本題です。上に挙げたような要素を使ってはたして面白いビルドが作れるかサラッと実験してみることにします。新たにキャラを作るのは時間がかかるので、とりあえずアポステイトを属性値、マスタリーをリセットしてどうなるかやってみました。

まず、インクィジター40、ネクロマンサー50の構成にガラッと変えて、上に挙げた設置型スキル3つを取ります。そして、イーサーの属性をメインで使うために「デス センテンス」「スペクトラル ラース」の2つのイーサー耐性低下スキルを強化します。ここで問題になるのが「ハガラッドのルーン」は冷気、「カラスターのルーン」が火炎の属性であることですが、これはエレメンタル→イーサーの属性変換を使うことでイーサー化出来ます。これが可能な装備はいくつかありますが、今回は新セットの「ディヴァイナの予見」セットが揃っていたのでこれを使ってみます。これでエレメンタルの50%と生命の45%がイーサーに変換されます。さらに25%火炎→イーサーが付いたベルトの「コード オブ バイオレント ディケイ」も使ってみますが、他にはスキルでも「エルゴロスのストーム ボックス」「サイフォン ソウルズ」は変化スキルでイーサー化することが出来ます。

これで装備してみると、ペットの「リープ スピリット」が自然と強化されるので使うとして、星座もイーサーと同時にペットも強化できる「ラトッシュの杖」を取ってみます。あとは、このセットはオフハンドなのでディフェンスが厳しそうですが生命属性も使えるので「ウェンディゴ」「蝙蝠」を取ってヘルス変換を加えてみることにしました。最後に増強剤とコンポーネントで耐性を整えれば大枠完成です。イーサーは最大で3000%を超えていて、さすがAoMで強化されいてるだけあります。(というか「クレアボヤンツ ワンド」がちょっと壊れた%ダメージになっているのが原因とも言えますが、2刀とかにしたらどうなることか...(・_・;) )

これで戦ってみると、攻撃は設置スキルにペットが主力なので本体は自由に動き回れるのが面白いですが、となると「インクィジター シール」は合わないので思い切って外して、「ディケイ」のダメージ減少だけを頼りにあとは逃げ回るだけ、受けたダメージはルーンに割り当てた「ウェンディゴ」「蝙蝠」で回復させるという作戦にしました。難しいのは自由に動き回れるものの敵から離れすぎると耐性低下がうまくかからないのと、敵にデバフと設置スキルの攻撃がヒットしていればヘルスは安定しているものの、少しでも外れるとまともにダメージを受けるので危険という、最高に面白いが注意していないと簡単に死ねるという綱渡り感も満載な感じです。

結局のところ、いろいろ弄ってみましたがオフハンドだとやはりディフェンスが厳しいのと、立ち回りやスキルの使い方も難しく安定しないので実験はここまでにしました。しかしながら、なかなか可能性を感じる部分もあったのでいずれ別の形で再挑戦してみようと思います。

見た目も操作感も斬新な、ネクロマンサーメインのイーサー・生命設置型キャスタービルドで、属性変換もてんこもりで前衛的な感じですが、ちょっとステータスが低めなのと、やはりオフハンドでディフェンスを安定させるのは難しかったというところです。まあ、いつか改良して日の目を見ることがあるかもしれません。



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