2019年4月17日水曜日

Forgotten Gods その7:ねじの回転

Grim Misadventuresによると、パッチ警報が発令されたようですが、シャッタードレルムの調整は良いとして、はたして物理報復がどのくらい調整されるのかというところが焦点ではないかと思います。ともかく開店特別サービス的にブッ壊れビルドで遊べるのは楽しいのですが、今回はあまりに壊れすぎていて普通のまともなビルドが作りにくくなっている感すらあるので、「どんどん吊せ~」という感じで、サクッと息の根を止めてもらうしか無いでしょう。(お祭りも終了間近のようです。(・_・;))

タイトルはヘンリージェイムスの名作小説で映画化もされていますが、古いので知っている人は少ないでしょう。内容は怪奇ホラー物かと思いきや怖さはなく心理劇というか謎だらけで結局よく分からないというところが面白さです。(・_・;) 要はネジをひと捻りということで捻りまくった作品ということです。というところで、今回のテーマとなる「アイ オブ ザ レコニング」の回転スキルですが、ただの回転ではなく動作自体に捻りが入っていて、こちらも今ひとつ良く分からないという謎スキル的な雰囲気が感じられます。(・_・;)


最初に、ちょっと余談ですが注目のSuperfluff先生やJohn_Smith氏は次に何を作るのかな~と動画をチェックしていたら、なにやら二人共にベルゴシアンのブレイドマスターでタイムアタック合戦をやっているではないですか...(・_・;) 実はこれにはその前の話があり、先日のSuperfluff先生の記事のコメントでJohn_Smith氏がWPSスキルの比較を出していて、意外に「マーコヴィアンのアドバンテッジ」が優秀な数字を出していることが分かりました。で、

Superfluff先生:「こんなはずはないんだが...」
Superfluff先生:「むっ!「ベルゴシアンのマスク」にはスキル変化がついておったか!ワシとしたことが見逃しておったわ。ガッハッハ。」

という感じで、Superfluff先生から一本取るとはJohn_Smith氏も流石ですが、大いに盛り上がった所で二人共このブレイドマスターにどっぷりハマってしまったとさ... (日本昔話かよ。(・_・;))で、Superfluff先生は再度更新版が出てエピック斧の「ノッチト ボーン オブ ア サウザンド デス」を使ったバージョンが出ています。(ついにファビウス化しました。(・_・;))一方、John_Smith氏もグラディエーターで5分48秒まで出していますが、情けをかけて「リビングシャドウ」を取ったのが仇となったのか、(・_・;) Superfluff先生にはわずかに3秒届かずと激戦で、なんとなく、平成最後の名勝負という感じですが、この戦いを通してSuperfluff先生とJohn_Smith氏はマブダチになったようです。(・_・;)

ベルゴシアン・ブレイドマスター(ノッチ仕様)
Superfluff版 → GTリンク
John_Smith版 → GTリンク

*John_Smith氏は3秒負けましたがレア装備を全く使っていないので、試合に負けて勝負には勝ったともいえるでしょう。(・_・;)

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では本題。「大竜巻」セットが揃った所で先日紹介したJohn_Smith氏のアルコンを試してみました。→ リンク 残念ながら武器の「神話級 エンピリオンの慈悲」が無かったので代わりに雷耐性低下の付いた「神話級 エルゴロスのルーン」を使いました。また新キャラで派閥の評判が足りていないので耐性確保のためパンツは妥協してネメシスパンツに替えました。

とにかく最初に、「アイ オブ ザ レコニング」について書いておく必要がありますが、アルコンのレベリング時に中盤からあえて使ってみましたが、このスキルはかなり特殊な感じで、押している間だけ発動なのでチャネリング的な動作で、攻撃の間隔が非常に速く星座やスキルの発動に優れています。また、武器参照付きではありますが26ポイントで40%と控えめです。ただ、攻撃している間も移動できるし、詠唱速度ではなく攻撃速度に依存するようで、他のチャネリングスキルとは結構な違いがあります。

さらに、本体の「アイ オブ ザ レコニング」だけの場合は普通の近接の攻撃スキルという感じですが、派生スキルの「ソウル ファイア」を取ると範囲攻撃力が出てくるというところが変わっていて、イメージ的にはチャネリングという感じは薄いです。ということで、ツリーの2つのスキルの性格がかなり違うので近接型がメインなのか、範囲攻撃を重視するのかということをスキル変化での強化を含めてしっかり把握しておく必要がありそうです。

で、今回のビルドに関してキャスター型の引き撃ちメインのスタイルですが、試してみた感じではスキル的には「アイ オブ ザ レコニング」の殴りの火力というよりは、このスキルの発動率の高さを生かして星座やアイテムのスキルで火力を出すというイメージです。このため、装備がないと火力は半減しますので装備依存度が高いです。ただ、その火力はたしかに強烈でボス相手であろうと直接殴らなくても勝てるくらいの火力があります。一方ヘルス変換はあまり稼いでいないし、武器参照も低いのでヘルス回復は星座「蝙蝠」のスキル頼み、その他はフル強化した「アセンション」で持ちこたえるという方針なので、スキルの使い方や立ち回りを考えて戦う必要があり、ここが分かっているかで実際の強さにかなりの差が出てくる感じです。なのでキャスター型に慣れていないと本来の力が出ない可能性がありそうです。

ということで、コツ的な部分があるとすれば、まず「ウィンド デビル」は火力の要なのでとにかく連射しまくって火力をスタックさせることが大事です。一方「アセンション」はリチャージがそこそこあるので、バフがあるときと無いときで立ち回りを考えないと痛いダメージを受けることがありますので注意が必要です。このため、「ヴィールズマイト」「天地のルーン」の移動スキルで立ち位置を調整するというのがある意味コツなのかもしれません。そのためにも、スキル操作はできるだけシンプルにして動き周りやすいようにしておく必要があると思います。この辺りは動画やスキルスロットの割当などもよく見ておくと良いと思います。なお、流石はキャスターアーマー+オフハンドでエナジーに関しては全く減らなく常に回転していてもOKです。(・_・;)

カカシのヘルスリセットまでのタイムは30秒くらいで、装備が揃いきればもう少しは短くなると思いますが、これでも火力的には十分にトップレベルという感じで驚くばかりです。まあ、このビルドに関しては「アイ オブ ザ レコニング」を使うビルドの中では結構特殊な部類という気がしますが、ディアブロの回転スキルのイメージとはちょっと違うかなという感じです。

GrimDawnTools
火力は流石の一言ですが、純粋なキャスター型でかなりプレイヤースキル的な部分を要求するビルドだと思うので、慣れが必要でしょう。ともかく、操作や立ち回りも含めて考えていないと成り立たないわけで、それを短期間で仕上げるJohn_Smith氏は凄いです。

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では、「アイ オブ ザ レコニング」の特性を確かめるためにもう一つビルドを試してみるということで、ya_氏のカオス型のセンチネルですが、これまたなかなか見ごたえのあるビルドです。 → リンク

装備は、リリース前から噂の「神話級 テネブリスの憤怒」ですが、スキル変化での「アイ オブ ザ レコニング」の物理→カオス100%変換に「ドゥームボルト」強化。16%ヘルス変換に攻撃速度20%と非常に強力です。さらにグローバルでの雷→カオス50%変換も付いていて、「ソウルファイア」の変換に有効と至れり尽くせりな感じです。他には「ラー’ズィンの苦悶」セット3点で、このセットは決してセンチネル向きではないのですが、アミュレットの耐性低下が優秀なので使いたいところ、チェストに関しては「神話級 信仰断絶の法衣」がマッチしているし、フルセットのスキル変化もアイテムスキルも必要ないので、それなら3点のセットボーナスまで頂いておこうという考えでしょう。

あとは、メダル、ブーツが意外な感じかもしれませんが単にスキル強化のための選択です。またレリックに関しては全+1なら新レリックの「平穏」の方が良さそうに思えますが、トグルスキルの攻撃速度強化を優先した選択です。ただ、今回のはクラフトボーナスの属性値強化を前提とした割り振りになっているのは流石にやりすぎでしょう。(・_・;)

星座の方は、いかにもカオス型というような配置ですが、新星座の「エルドリッチ 太陽のコルヴァーク」を使ってきました。あと、「イオンの砂時計」を取るCDR型ですが、これは攻撃スキルの短縮というのも当然ありますが、メインとなるのは「アセンション」の回転率を上げることでのディフェンス強化で間違いないでしょう。新クラスのオースキーパーを使う上で、この「アセンション」はディフェンス面で非常に重要なわけで、これを時間短縮を使って有効に使おうというのはある意味鉄則なので必ず抑えておきましょう。それにしてもya_は星座の組み方が相変わらずうまく、この星座の配置も非常に見事な出来という感じがします。

最後にスキルですが、「アイ オブ ザ レコニング」「ドゥームボルト」は当然フル強化としてポイントになりそうなのは「神聖化」のバフ目当てで「正義の熱情」を1振りですが、ひとつは攻撃速度を目当てとした選択でしょう。あと、同じく1振りの「サモン ガーディアン オブ エンピリオン」に関しては星座スキル発動用としての選択で、操作を増やさないようにペットで自動化しようというナイスなアイデアだと思います。全体的にはスキル強化と攻撃速度を最優先とした構成で、あとは時間短縮を使ってディフェンスを乗り切ろうという考えに見えます。

では作ってみますが、装備はすべて揃っているものの星座スキルが上がりきっていないし、スキルポイントも全て取れていないので、多少は劣化しています。また、レリックは新しいのを試す意味であえて「平穏」を使ってみました。カカシのヘルスリセットまでのタイムは35秒程度で、火力的には全く不足感はないです。ディフェンスに関しては「アセンション」の使い方が全てという感じがしますが、武器のヘルス変換は残念ながら武器参照の低さが災いしてイマイチです。となるとやはり「アセンション」「ドリーグの血」頼みになりますが「ドゥームボルト」は間隔が速すぎるので時間短縮のタイミングが計りにくいのと、流石に連射するとエナジーが尽きるので、ボス戦でなければ連射せずに、「時間拡張」のリチャージの16秒に一発程度の割合で使ったほうがストレスがない感じがします。この辺りは上のアルコンと違ってキャスターアーマーではないので、装甲値は高いものの装備にエナジー再生がないところが響いています。

ともかく、「アイ オブ ザ レコニング」に関しては上の雷型よりは本来の使い方という感じもしますが、「正義の熱情」を少しだけ使ってバフをかけてから「アイ オブ ザ レコニング」。あとは「アセンション」「ドリーグ血」でダメージコントロールしながら「ドゥームボルト」で追加ダメージ&時間短縮と、結局キャスター型と同じくらいに忙しいビルドになっているのが難点ではありますが、ya_氏もJohn_Smith氏もキャスター型は得意なのでこういう作りになったのでしょう。ともかく一見装備などはマッチしてなさそうに見えて実は細部までよく考えられているのが流石だなと思うところです。


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「アイ オブ ザ レコニング」についてハッキリ分かるのは、「カデンツ」「フォースウェーブ」のようにシンプルにこれだけ打っていればOKなスキルではなく、星座やスキルの発動を活かす構成だったり立ち回りだったりをしっかり考えて使わないと駄目な感じで、開発のマニアックさが感じられるところです。(・_・;)

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続いて前回登場したomnitrio氏の「チルウィスパー」セットを使ったインフィルトレイターを見てみます。→ リンク  これは非常に面白いビルドで、「チルウィスパー」セットの「ブレイド スピリット」強化を生かすべく、オフハンドの「神話級 死者の抱き付き」「夜の囁きの導管」「ブレイド スピリット」の召喚数+1を使って、4体の「ブレイド スピリット」を使ったハイブリッドペットビルドに近い構成で、動画を見ればよく分かりますが、逃げているだけでどんどん敵が死んでいきます。

とにかく、気絶耐性や耐性超過が低めで、これで大丈夫なのか心配になるところですが、それでも88シャードまで行けるというのが凄いというか、シャッタードレルムでの引き撃ち型との相性の良さを感じるところですが、「ブレイド スピリット」ってこんなに強かったのかと考えさせる斬新なビルドかなと思いますので、是非動画の方も見てほしいと思います。

まあ、全体的には一般的なインフィルトレイターと大きな違いはないですが、オフハンド装備ということで、通常攻撃に「チルスパイクス」を使うキャスター型の構成です。星座も重要なところは抑えてあるので問題はないですが、新星座の「蟷螂」「蓮」は特に重要ではないので変えても良いでしょう。スキルに関しては逃げ撃ち型ではありますが「インクィジター シール」は取っています。

では作ってみますが、オフハンドの「神話級 死者の抱き付き」が未入手なので考えた所、手近にあった新装備の片手メイス「神話級 アマトクの布告者」「ブレイドスピリット」のスキル変化があるので思い切って2刀にアレンジすることにしました。このため、2刀パッシブにも1振りして、「アマラスタのブレイドバースト」も強化しました。また星座もヘルス変換を加える感じでアレンジしています。ということでオリジナルからかなり変わってしまいましたが2刀ならこのような形のほうが良いと思います。更に2刀よりにするなら武器のコンポーネントも「ベロナスのかけら」にして、「エクスキューション」も強化すればよいでしょう。

これでカカシのヘルスリセットまでのタイムを計ると20秒弱で、火力は申し分ありません。そして、肝心の「ブレイドスピリット」の火力もなかなかで、引き撃ち的に戦っても十分な火力があるので、近接と引き撃ちを自由に変えられてとても戦いやすいです。ということで、もともと強クラスのインフィルトレイターではありますが拡張でも安泰の強さであることは間違いなく、他にも新装備が多々あるのでいろいろ遊べそうです。

omnitrio氏が登場したのは年末ぐらいだったと思いますが、最近のビルドはどれもなかなかの出来だと思います。それにしてもロシアコミュニティは若手も育っているようで層が厚いですね。「ブレイドスピリット」もスキル変化があれば馬鹿にできない火力になることと、引き撃ち型はシャッタードレルムに向いているので、なかなか目の付け所が良いと思います。


*omnitrio氏は他にも「オクタヴィアスの熱意」セットを使ったパラディンを出しているのでこちらも簡単に紹介してきましょう。→ リンク

ちょうど先日ya_氏がこのタイプのウォーロードを出していますが、このビルドのもとはタクティシャンがベースなので、ソルジャーでなくインクィジターを使うのもありではないかという考え方だと思います。ということで、「メンヒルの盾」と合わせて使うメイン攻撃が「フォースウェーブ」の代わりに「カラスターのルーン」を使う形になっています。ウォーロードに比べるとDoT成分は少なくなると思いますが「カラスターのルーン」は引き撃ちにも向いているので、これもシャッタードレルムに合っているスタイルではないかと思います。

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では長くなりましたが、最後にもう一つ自分で試したものがあるので書いておきます。2H感電DoTヴィンディケイターは特に弱体化を受けなかったことから、拡張後も安定した強さがありますが、雷型のヴィンディケイター用の新装備としては「ルドリガンの誇り」セットがあるので軽く試してみました。

とりあえず、このセットはセットスキルの「ストーム トーテム」の召喚数+1に存続時間+12秒というのがポイントになるのですが、これに、レアオフハンドの「グローブル スカイエフェジー」とアミュレットの「ハラコーのセレスチャルストーン」を組み合わせると「ストーム トーテム」は最大6体召喚が可能になるわけです。これは今までだとリチャージ短縮しても5体召喚がギリギリと言う感じでしたが、存続時間が延びて24秒になるので余裕で6体召喚できるようになりました。

ということで、考えただけでもヤバそうですが、実際試して見るとやっぱりヤバく、(・_・;) カカシ相手のDPSで1,200K程出ましたが、結構装備は適当なのでもっと上がるのは間違いないです。

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レア装備はとりあえず手元に転がっていたものを使ってみただけなので、大した性能ではないです。とにかく拡張後のビルドに関して一つ言えるのは耐性超過をしっかり整えたほうが確実に安定するので、そのような意味ではレア装備で耐性を整えたほうが戦い易いです。

という感じで素晴らしい火力なわけですが、実は実際戦ってみると6体召喚するまでに殆どの敵は倒してしまうし、シャッタードレルムのように移動が多い戦い方だと6体召喚までの時間がかかりすぎてフルに火力が出しにくいし、どうしても戦いのテンポが悪くなります。ということで、結局の所John_Smith氏のアルコンのように「ストーム トーテム」よりは「ウインド デビル」重視の方が戦いやすいのは間違いなく、下のように変えてみました。

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難点としては体格、狡猾性、精神力と全ての属性値が厳しいので、どこかでレア装備を使ってカバーする必要があります。あとは欲を言えば刺突属性を変換したいところですが、適当なものが無いので若干もったいない感じがあります。

メリットしては自由に動けるのでメダルの増強剤の移動スキルも活きてくるのと、「ウインド デビル」に割り当てた「エレメンタル ストーム」の発動が良くなるところでしょうか。Grim Internalsで見た最大DPSだとかなり落ちる感じになりますが、カカシのヘルスリセットまでは30秒ほどで結局の所John_Smith氏のアルコンと比べてもあまり差はないのではないかという気もします。つまり、John_Smith氏のアルコンの強さは「アイ オブ ザ レコニング」の強さではなく、雷ビルド+スキル変化での強化の強さだということで、これを理解して正しくビルドを組めば他のクラスでも火力は間違いなく期待できるでしょう。


ということで、なんとなく、プレイし過ぎにビルド試し過ぎで訳が分からなくなってきているので、 少しペースダウンして、まったり残りのクラスでも作ろうかと思っている今日この頃です。(・_・;)

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