2019年4月21日日曜日

Forgotten Gods その8:帰ってきたウルトラマン

だんだんサブタイトルが訳のわからない方向に行っている感じがしますが、そうです、ついにjajaja氏が帰ってきました。ということで復帰第一弾は「美徳の光」セットを使って「メンヒルの盾」をメインとしたパラディン、じゃなくて「えっ!センチネル???」う~む、流石にこの人は何を考えているのか全く予測できませんが、グラディエーターのW151-170が8分30秒?「まあまあ、じゃない?」と思った方はまだ若い。これは何とハードコアです。ということで、今回も存分に楽しませてくれそうです。(・_・;)

*サブタイトルはズバリそのままですが、普通続編のタイトルというのは頭に「新」「続」や最後に「2」なんかが付くものですが、「帰ってきた」というのは珍しい気がします。まあ、「バットマン リターンズ」などが同じ感じだと思いますが、やはりウルトラマンのほうがインパクトがありそうなのでこっちにしてみました。(・_・;)


その前にTwitchの動画配信がありましたが、内容としてはGrim Misadventuresで出ていた、既存のセット装備4点のアップグレードについての紹介でした。パッチは来週早々みたいですが、そんなことより他のバランス調整のほうが先だろうという気もしますが、(・_・;) シャッタードレルムや他の弱体化に埋もれる可能性があるので触れておきましょう。(・_・;)

・「千里眼の集中」セット
スペルバインダーの定番が「アグリヴィックスの悪意」セットに移ったことで行き場を失った感がありましたが、「アルブレヒトのイーサーレイ」がついに待望の貫通レーザーとなるということで今回の目玉です。まあ、これでウォーロックが生き返るとは誰も思っていないと思いますが、とりあえず、お客さんが集まれば作戦成功と言って良いでしょう。(・_・;)


・「イスカンドラの統一」セット
これまたイーサー・スペルバインダーの弱体化の巻き添えを喰らって、路頭に迷った感のあるセットでしたが「トロザンのスカイシャード」を無理やり火炎化して使っちゃおう、というこれまたドラゴンボール的な「もう、何でもありね。」というか、それだとただのメテオじゃないか、という気もしてきますが見た目も紫のメテオに変わっていて、ソーサラーも少しは使ってね、というところです。ただ、このクラスの場合、もはや棺桶に片足を突っ込んだレベルではなく、セメント詰めで海の底に沈んでいる状態なので、果たして蘇生が可能なのかは不明な感じです。(・_・;)



・「ウルズインの地獄のアバター」セット
このセットについては火力は素晴らしく、フォーラム常連もその辺りは認めているところですが、耐性も装甲も弱くまさにグラスキャノンの典型的なパターンに陥るために避けれている感じがするセットかなというところかなと思います。で、今回突然の「キャニスターボム」強化ですが、それが何故なのかというのが分かればだれも苦労はしません。(・_・;) とりあえず、デモリッショニストというのは本来「投げ物」で稼いでなんぼのクラスなので、「ポイポイ」するのは間違いではないと思いますが、両手銃とどう噛み合うのかは謎です。ともかく「ヴィールズ マイト」辺りと合わせれば機動力は出ると思うので、その辺りが活路でしょうか?(・_・;)



・「ブラッドレイジャーの果てなき狂乱」セット
このセットに関しては特に微妙なセットではなく、出血ビルドの現役バリバリだと思っていましたが、何が気に入らなかったのかテコ入れ対象となりました。そして、動画でどう変わったのか紹介されるわけですが、ただ殴っているだけにしか見えなく、全く凄さが伝わって来ませんが... (・_・;) さすがにZantaiもこれはマズイと思ったのか、すぐに紹介を切り上げたので全部の装備のステータスを見ることが出来ませんでした。(・_・;) え~強化としては火力強化というより、物理耐性やヘルス回復が’加わったディフェンス中心の強化なので、当然ただ殴っているのを見て違いが分かるはずがないです。(・_・;) 個人的にはテコ入れするなら「ワイルドブラッド」セットのほうが先だろうという感じはしますが、出血装備は新ネタが少なかったこともあり出血ファンがうるさいから「とりあえず適当に盛っておけ」というどんぶり勘定的な強化なのかもしれません。(そんなアホな。でもありえたりして... (・_・;))



あともう一つ「オーバーガード」の変更についても出ていましたが、リチャージが20秒から24秒へと延びました。さらに気絶耐性もLV1で100%から26%に落ちているのが確認できました。そして変化スキルの「マーコヴィアンの防御」についてはシールド回復-10%が付いた代わりに報復ダメージの修正総計-18%が付きました。まあ報復にもペナルティがないとおかしなことになるので、これは仕方ないでしょうが明らかな弱体化です。これは、他のクラスとのバランス調整という形だと思いますが、方向性として「アセンション」のように常のかかるのではなくリチャージ込みでやりくりしながら戦ってほしいという意思表示かという気もします。まあ、結局の所「オーバーガード」は使うしか無いですが「マーコヴィアンの防御」についてはかなり火力が落ちるので、よほどの理由がない限りは取らないほうが良いとは思います。



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では本題ですが、最初にセンチネルでya_氏が「三神の衛兵」セットを使ったいかにも真っ当な毒酸報復型を出しているので見てみましょう。→ リンク

装備は「三神の衛兵」セット以外は、順当に酸報復強化の装備を集めていますが、ポイントとしてグローブの「闇き者のグラスプ」はスキル変化のダメージ減少目的でしょう。まあ、「ドリーグの邪眼」「フォーカストゲイズ」でも代用は可能だと思いますが、スキルポイントやスキル割当も不要だし、攻撃能力強化としても良さそうというところでの選択でしょうか。あと、ここで重要なのがレリックの「赦免」でアイテムスキルのシールド回復-100%、シールドブロック率+25%のディフェンスに、全報復400%と非常に高性能で、しかも属性が火炎・毒酸なのでいろいろなビルドで使用可能です。ということで、オースキーパーで報復を使う場合、ディフェンスが不足するクラスの場合はこれと「アセンション」の組み合わせで対応するというのが常套手段になるのではないかと思います。

星座に関しては、基本的に前回のカオス型センチネルと同じ考え方で、「アセンション」などのリチャージ短縮での「イオンの砂時計」にディフェンス&報復強化での「メンヒルのオベリスク」ということで、非常に納得できる配置です。スキルについては、オースキーパー側は報復メインということで、「メンヒルの盾」「リプライザル」「正義の熱情」「応報」メインの強化。あとは「美徳の存在」「アセンション」はツリー全て強化に「三神の道」「セレスチャル プレゼンス」をフル強化ということで、物理報復型と方向性は同じです。オカルティスト側での注目はやはり「フィーバード レイジ」でしょう。ある意味「諸刃の剣」ではありますが、報復ビルドで使わずにどこで使う、という感じもするので正しいと思いますが、注意して使わないと即死もあり得るので使用にあたって注意が必要なのは間違いないです。(・_・;)

では作ってみますが、集まった装備の耐性が標準より低めだったので、メダルを耐性確保でレア装備に替えました。拡張以降のビルドにおいて、特に近接型の場合は耐性超過を疎かにすると安定して戦うことは不可能と思って良いのでここは大事です。カカシのヘルスリセットまでのタイムは1分15秒と全く奮いませんが、本来報復ビルドというのはこんなものです。まあ、物理報復とはそもそも比較するのが間違いなので、それを考えると十分だし、いざとなれば秘密兵器の「フィーバード レイジ」もあるので火力に関しては問題ないでしょう。

ということで問題はディフェンスですが、おそらくウォーロード以外のオースキーパークラスはこのディフェンスをどうまとめられるかがポイントで、今回は上で書いているように時間短縮と、レリック、星座で補強しているイメージです。なので、これを適切なタイミングで使用すれば十分なディフェンス力が見込めるわけですが、問題は前回のカオス型と同様、非常にややこしいスキル操作が必要で、この辺りは「スペルバインダーのクリエイターが作った近接報復作品」という宣伝文句を付けたくなる操作の難しさで、ビルドの出来も強さも問題なく、作りも流石ではあるのですが、何かが違うような感じがするのは気のせいでしょうか。(・_・;)

ということで、ya-_氏は報復ビルドを作るのは初めてと言っていますが、作り自体は見事で流石というところなものの、この後に出てくるveretragna氏、jajaja氏のビルドと比較すると、単に強さだけではなく操作性や戦いやすさまで考えているところが年季という感じで、この辺りが突っ走りがちな若手とベテランの違いというところでしょうか。(・_・;)

GrimDawnTools
せっかくなので見た目も「センチネル」ファッションにしてみましたが、まあ、悪質な耐性低下の悪いイメージが大きいせいか、正直かっこ良い感じはないです。(・_・;) 多分「三神の衛兵」セットについても性能は悪くないと思いますが、物理報復のインパクトが強すぎたので、他の属性の報復はかなり損をしている感じがしてしまうのはやむを得ないかもしれません。ということで、傷がいえるまでにはしばらく時間がかかるでしょう。(・_・;)

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次に、jajaja氏復帰祝いということなのか (・_・;) veretragna氏も久々のビルド投稿ですが、これがまたjajaja氏の「マーコヴィアンの要塞」セットを使ったシールドカデンツ型で、少し前にも似たようなビルドを出してはいましたが、なんとなくダブルブリッツ・コマンドーをさらにパワーアップした感じのトリプルブリッツ・ウォーロードという感じのビルドになっています。→ リンク

装備はほとんど解説の必要がないくらい定番品で固めていますが、レリックに「名誉」、メダルに「セーフガード」強化と耐性確保で「神話級 サンクトゥスの紋章」を使っているのが珍しいです。このメダルはクラフトだしステータスも優秀で便利ですね。星座もいかにも定番という感じですが、耐性も含めてディフェンス寄りの配置です。ポイントになるのは「ウルザード、コルヴァークの伝令」だと思いますが、この新星座のスキルは報復でも優秀ですが、それ以外でも物理ダメージと装甲強化に、物理、刺突、体内損傷+200%のバフが強力で物理型なら最優先で考えたいところだと思います。

最後にスキルですが、ソルジャー側は特に解説の必要がないくらいに定番的な割り振りで、「ブリッツ」強化というのがこのビルドでのポイントになります。そしてオースキーパー側ですが、ここでも「ヴィールズ マイト」だけを強化した上で「セーフガード」をフル強化して盾持ちのメリットを引き出す作戦です。あとは耐性低下の「セレスチャルプレゼンス」とバフの「美徳の存在」以外は1振り程度とメリハリがはっきりしていますが、オースキーパーをサブで使う場合の構成としては結構特殊なパターンではないかと思います。あとはメダルの増強剤の「焼き尽くされる終焉のルーン」が3つ目の「ブリッツ」ということになるわけです。

全体的には耐性超過も十分に稼いで、ディフェンスをしっかり固めた安定重視のバランスで、いかにもveretragna氏らしい作りですが実際戦ってみるとこれが非常に良い出来で、ド安定のディフェンスに火力も十分なのはまあ当然という感じもしますが、突撃3連発が結構面白く単調になりがちなこの手のビルドのアクセントになっています。カカシのヘルスリセットまでのタイムは30秒で、物理盾持ちとしてはかなり良いタイムだと思いますが、ダメージの入り方が突撃の強打でゴリゴリっと削る感じなのは、なかなか見ることが出来ない感じで新鮮です。

ウォーロードと言えば「ブッ壊れ」の物理報復のイメージが大きいかもしれませんが、フォーラムの常連あたりだと、そのような期間限定の特価商品などにはさっさと見切りをつけているので、いつまでも執着して別のクラスで同じ装備を使って強いと喜んでいるようでは、いつまでも三流の域を出ることは出来ません。(・_・;) なので、そろそろきちんと地に足がついた正しいビルドを作るべきでしょう。そういう意味では、目新しさはなくても火力良し、ディフェンス良し、操作性良し、とさすがはベテランの仕事という感じです。(・_・;)

GrimDawnTools
特に目新しい部分はまったくないのですが、あえて突撃スキルに特化することで、初代シールドカデンツの基本であるマーコヴィアン+「ブリッツ」の良さをそのまま引き出しているのと、まとめ方もそつがない感じで、veretragna氏久々のヒット商品かもしれません。(・_・;) それにしても、このビルドの基本は2年以上経過してもまだ強いというのが他のビルドではちょっとありえないところですが、そこがjajaja伝説というところでしょう。(・_・;)

追記:一点気になっていたので少し試してみましたが、「ブレイクモラル」の代わりに「シャッタリング スマッシュ」を使った場合ですが、やはりこちらの方が僅かではありますがカカシ相手のタイムでもGrim Internalsの統計情報でも火力的には上になるようです。まあ、「ブレイクモラル」にはスキル妨害の効果もあるので何を狙っての選択なのか分かりませんが、そのうちコメントで説明があるかもしれません。

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では、いよいよjajaja氏のセンチネルを見てみますが、たまたまセンチネルを作っていて良かったいうのもありますが、早くも3回目のビルド変更で、意外にセンチネルもバリエーションが広いなという感じがします。→ リンク

基本的な構成としては「美徳の光」セット+「メンヒルの盾」メインというのが柱ですが、今回の新クラスのオースキーパーのスキルについては戦前の予想通り、スキルのリチャージ短縮をかけて稼働率が上がればどれも非常に強力です。ということで、「メンヒルの盾」もレベリング序盤では大して強い感じはしないのですが、このレベルになると異常に速度が速い上にそれが遠隔で範囲攻撃できるし、しかも武器は片手でOKだし、なにより通常攻撃ではないので攻撃速度が必要ないところも優れているとなると、すでに「フォースウェーブ」の立場がない感じですが、(・_・;) まあ、セット装備が必須なので許せる範囲でしょう。

「メンヒルの盾」については序盤はリチャージが長いのでカデンツみたいな感じになり微妙感がありますので、盾持ちの場合はここにポイントを振るよりは「セーフガード」などのパッシブを強化したほうがディフェンス力も上がるのでお得かもしれません。なお、「セーフガード」は盾持ちならすべての攻撃に有効ですが、「強打」「シャッタリング スマッシュ」は通常攻撃にしか乗らないので注意しましょう。

それ以外で重要性が高そうなのがレリックの「赦免」で、これはya_氏のセンチネルと同じ考えで、火炎・毒酸なので当然ここでも真っ先に選択肢となるわけです。あと、メダルの「神話級 神聖の標章」はハードコアならではの保険用途での採用でしょう。それにしても、普通の人は武器の「ブレーズ ハート」はまだしもグローブの「神話級 ウィルムボーン ハンドガード」ブーツの「神話級 灰色の魔術師のフットパッド」の選択はまず出てこないと思いますが、良く見てみると決して間違った選択ではない感じで実に不思議です。

星座に感しては耐性低下以外はディフェンス系の星座ばかりというのが意外な感じですが、ここもハードコアというところでバランスを考えた構成という感じです。最後にスキルについては、オースキーパー側は当然「メンヒルの盾」「セーフガード」はフル強化。耐性低下の「セレスチャル プレゼンス」排他オーラの「神の信任」もフル強化。そして「美徳の存在」「アセンション」のバフ系にも十分に振っていて、この辺りはもう定番という感じもしてきました。最後にWPSの「強打」「シャッタリング スマッシュ」「メンヒルの盾」のリチャージの合間の通常攻撃だけにしか効かないので、取らなくてもよいのかもしれませんが1振りなのであまり気にする必要はないでしょう。また、操作が面倒でなければ「神聖化」のバフ目当てで「正義の熱情」併用する考えもありだとは思います。

では作ってみますが、今回はすべて装備は揃っているのでほぼ同じに出来ました。で、カカシのヘルスリセットまでのタイムは40秒程で平均的かなという感じですが、Act6やFG終盤のエリアで少し戦ってみると、これが非常に戦いやすいのに驚きます。まず、操作がシンプルで扱いやすいのが良いですが2つの移動スキルも快適だし、耐性超過も稼いであるのでディフェンスも非常に安定していて安心してプレイできます。全体的には「ヴィールズ マイト」に加えてメダルの増強剤も結構考えて選んでるようで、上のveretragna氏と同様、ダブルブリッツ・コマンドーに近いタイプのビルドではないかという気がしました。

解説を読むとパラディンでは無いのは「懲戒のオーラ」より「神の信任」だから、シールドブレイカーでは無いのは「アスペクト オブ ザ ガーディアン」の物理耐性が重要だから、ウォーロードでは無いのは火炎強化に何も貢献しないから、というような理由みたいで、なかなか考えさせられるところではないでしょうか。そして、やはりオカルティスト側のサブクラスとして最小限のポイントの振り方は、最近はあまり見なくなりましたがメインクラスの方にスキルポイントをたくさん使えるという意味では非常に効率が良いということを改めて感じさせます。

まあ、一年以上ブランクがあったわけで、まだウォーミングアップ程度というところかもしれませんが、それにしてもGrimDawnToolsを見ただけでは良さはわからないし、実際に戦いながら組み立てないと絶対に作れないビルドだと思います。そして先日のsigatrev氏もそうでしたが、人気や話題の新装備などに全く動じること無く、セット以外はありふれた装備をうまく使って完璧なバランスのビルドを仕上げてくる辺りが流石に只者ではないな、という感じがします。とにかく、このような意外性のあるアイデアというのは単にゲームに詳しいから出来るというものではないので、ぜひ引き続きビルドを出してほしいと思うところです。

GrimDawnTools
残念ながらビルドの強さということではveretragna氏の勝ちかな、という気がしますが、果たして何人の人がセンチネルでこの構成のビルドを思いつけるかということを考えると、非常に考えさせられるものがありこの辺りがウルトラマンというところでしょう。個人的にはケンシロウが帰ってきてバットマンに「バット。男の顔になったな。」と声を掛けて皆が抱き合って涙を流すシーンを想像してしまいましたが、(何かが違うような... (・_・;))ともかくリハクが言ったように「われらの叫びが、奇跡の男をよみがえらせた。」のだと思っておきましょう。(・_・;)

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