前回の二丁拳銃ウォーロードに負けてなるか~ということなのかは不明ですが、😅eardianm氏から気合の「カデンツ」二丁拳銃ウォーロードによるSR75-76を6分26秒という素晴らしい動画が出たので、 → 動画リンク 今回は2つのビルドというか「カデンツ」と「正義の熱情」の比較をしてみたいと思います。
それにしても、タイムアタックの記事は完成しないまま、どんどん先に進んでしまっていますが、記事は鮮度が命なので賞味期限が過ぎたら廃棄(ボツ)される運命が待っていそうです。😂
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最初に、一応前回紹介した「正義の熱情」メインのウォーロードを再度載せておきます。
GTリンク前回はかなり端折ったのでもう少し詳しく書いておくと、「デスディーラーズ サイドアーム」については「強打」へのスキル変化がついていること、WPSのアイテムスキルがあること、物理フラットダメージがあること、ヘルス変換、攻撃速度があること、「カデンツ」+1「強打」+2に「ソルジャー」+1があること、といった具合に盛り沢山で「恵まれすぎじゃね~か!」みたいな感じもしますがまあ良しとしておきましょう。😅
もう片方の「ヴァイパー サンドスピッター」は、すでにおなじみという感じの武器ですが、「正義の熱情」への100%貫通、グローバルでのエレメンタル→物理変換がポイントで、属性変換はショルダーの「コルヴァン スポールダー」と組み合わせて最大96%変換できます。
貫通については、ちょうどフォーラムでeardianm氏を含めて議論が出ているので興味がある人は合わせて見ておくと良いでしょう。 → リンク
それからWPSは、
・「絶滅(デスディーラーズ サイドアーム)」:15% [貫通100%]
・「強打(Smite)」:26%(10p)[貫通100%]
・「マーコヴィアンのアドバンテッジ」:30%(22p)
・「ゾルハンのテクニック」:30%(22p)
合計101%で、ピッタリ合わせている感じですね。あと、こちらの二丁拳銃有効化はチェストの「神話級 ガンスリンガーのジャケット」を使っているので、メダルは「神話級 マーコヴィアンの策略」をチョイスしたという形です。
基本的にはWPSを最大限に使おうという狙いですが、スキルポイント数が必要なので、「フィールドコマンド」「美徳の存在」のポイントを減らして割り当てて、代わりに攻撃能力確保のために排他オーラは「オレロンの激怒」にするという、説明すると簡単ではありますが、個人的には結構思い切った斬新な手法という感じがします。
続いて、下がeardianm氏の「デスディーラーズ サイドアーム」を2つ使った二丁拳銃物理ウォーロードの最新版で、こちらは「カデンツ」型になります。
ちなみに、このビルドは少し前にもほぼ同じ構成で動画が出ていましたが、今回グローブ、メダルのコンポーネントが変更されていていてヘルス変換とエナジー再生を改善させてあります。
こちらは、「カデンツ」なので「デスディーラーズ サイドアーム」2つと「ウォーボーン バスティオン」セット3点の組み合わせで、基本的にはAoM時代にタクティシャンで定番だったビルドをウォーロードに置き換えた形と言って良いと思いますが、やはり物理耐性低下があるのはうれしいですね。😅
こちらのWPSは、
・「絶滅(デスディーラーズ サイドアーム)」:30%(15%✕2)[貫通100%]
・「強打(Smite)」:29%(17p)[貫通100%]
・「マーコヴィアンのアドバンテッジ」:25%(9p)
・「ゾルハンのテクニック」:22%(6p)
・「コルヴァークの烙印(コルヴァークの標章)」(メダル):20%
合計126%でちょっと溢れている感じですが、二丁拳銃有効化を「コルヴァークの標章」で行っているので仕方ないです。また、こちらはエレメンタル変換はないのでメダルのフラットダメージは使えません。(ただ、アイテムスキルのWPSは武器ダメージ分が火力の殆どを占めるのであまり問題ないと思います。)
貫通に関しては「カデンツ」自体は「ファイティングフォーム」で貫通になるので、トータルで見ると貫通の割合は結構高いと思われます。細かい部分としてレリックが「デスストーカー」というチョイスですが、これには酸のフラットダメージがあり、ベルトの「ウグデンボーグ ガードル」の酸→物理変換で半分ほどを有効活用できます。あとは、このレリックには気絶耐性が付いていますが、リングのコンポーネントは防御能力が低めということもあって「ルーンバウンド トパーズ」にした感じでしょうか。まあ、「正義の熱情」型の方もそうですが基本的にはフラットダメージ優先での装備選択ですね。
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次に、GrimDawnToolsでフラットダメージを比較してみると、
実は「カデンツ」と「正義の熱情」の比較は、以前V1.1.7.1の時代に二丁拳銃パラディンを作ったときにやったことがあるので、ある程度読めているところはあるのですが、その後WPSにかなり強化が入っているので再度試して見る価値はあると思います。
では、2つほどサンプル動画を撮ったので出しておきますが、まず最初に言っておくとビルドとしての単体火力としてはeardianm氏の「カデンツ」型の方が高く、カカシ相手で速度を測ると数秒は速いです。なのでスーパーボス戦でのタイムとしては速くなる可能性がありそうですが、単体火力だけで判断できないのがシャッタードレルムなので、ここではある程度範囲火力というのも見る意味で複数のカカシ相手でテストしてみました。
まず、事前準備としてWPSのエフェクトを確認しておくために説明動画を撮っておきましたので、イマイチよく分かってないという人は見ておくとテスト動画の意味が分かりやすいと思います。→ WPSの確認動画
そしてテスト開始ですが「ウォークライ」の部分には差がないので使わず、同様に「アセンション」や移動スキルなども使ってないです。あと「カデンツ」型は「モール(ダイアベア)」に移動スキルが割り当ててられたので、これは、とりあえず「強打」か「絶滅(デスディーラーズ サイドアーム)」に変更が必要、また、「正義の熱情」型は「ドゥーム フォース」を使うかどうか迷いましたが、ここでは使ってみました。
結果としては、普通にカカシ一体相手で試した時とさほど違いはなく、「カデンツ」型のほうが速度が速く、範囲攻撃力も特に差はない感じで、貫通率の影響がないというよりはフラットダメージの高さで単純に火力が上回った感じに思えます。一方で 個人的な感想としては、これだけのフラットダメージの差からすると「正義の熱情」型の火力は想像以上に高いな、という感じが強いです。(まあ、先日SR75-76を試して強いのは分かっていたので驚きはなかったのですが...)
次は、WPSの発動具合をもっとよく見たいので、ズームして撮ってみました。そして、今回「正義に熱情」型は「ドゥーム フォース」も無しに加えて、共にペットも無しにして、できるだけ通常攻撃+WPSのみでの比較にしてみました。
結果としては「正義の熱情」型の方がわずかに速かったのですが、まあ、多少の誤差は出ると思うので互角ってところではないかと思います。とりあえず一つ言えるのは余計なスキルを使わないほうがスピードは出るってことですが、「ドゥーム 」は範囲攻撃力として有効なので集団戦で結構便利だし、WPSのポイント数を稼ぐためのソルジャー+1に物理フラットダメージも付いているので順当な選択ではあります。(あとは、「カデンツ」型は「デスストーカー」がない分火力が下がったとも言えるかもしれません。)
テストを実施しての感想としては、以前パラディンで試したときと基本的に同じで、その時も書いたと思いますが、「カデンツ」+WPSは発動の仕方が他の通常攻撃と違って、3発目は「カデンツ」、1.2発の部分でWPSが発動する形なので、トータルで考えるとWPSの発動率は実際の数値より低くなります。ということで、テスト動画2をよく見ると見た目で分かりやすい「強打」の発動率は「正義の熱情」型に比べるとかなり低めに見えます。なので、「カデンツ」はWPSよりは「カデンツ」自体の火力が強めに出るのが特徴と言えるかもしれません。
まあ、個人的にはやはり「カデンツ」型はWPSの発動が特殊なのと、WPSを強化しても損をしている気もして二丁拳銃の「カデンツ」はあまり好みではないのですが、あくまで二丁拳銃だけの話で両手武器や近接型では全く気にならないのがある意味不思議な感じです。😅
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上のテストはあくまで参考レベルの情報として頭の隅においておくとして、最終的にはSR75-76を戦ってみてどうかというが全てなので、それぞれで4回ほど戦ってみました。
文章が長くなると読むのも疲れると思うので、ズバリ結論から言うと、火力はほぼ互角ですが、ディフェンス力や安定感で上回る「正義の熱情」型の勝ちかな、というのが感想です。
まあ、eardianm氏を庇うわけではないのですが、クリタイムの速さとしてはどちらも同じくらいになる実力だと思います。しかし、これはこのビルドに合わせた正しい立ち回りをしての話で、上の動画をよく見てもらうと分かりますが、eardianm氏は移動スキルを使って後方にダッシュして距離をとってから遠隔攻撃、みたいな戦い方をしていて、私は遠隔銃のビルドならではの実にうまい戦い方だと思いましたが、逆に言うと、これをやらないとデバフで死にかねなく危険ということでもあります。一方「正義の熱情」型はそのような戦い方をしなくても危ない場面は少ないので、ここが最大の差ではないかと思います。
では、なぜ、「カデンツ」型の方がディフェンス力が低いのか?という理由ですが、調べてみた感じではGrimInternalsの統計情報でのライフスティールの量が「正義の熱情」型より低く、ここが一つ大きな要因ではないかと思います。実は上のGTリンクを見てもらうと「正義の熱情」型はリングの「ガルボガルズ リング」のAffixに「ドレッドローズ」を使っていて意識して数値を調整しているのが分かりますが、合計の数値としては「カデンツ」型のほうが多いです。それでも「正義の熱情」型の方が統計情報で高くなっているのは、やはりWPSの発動率+貫通で敵にヒットする数が違うということではないかと思います。
あと、もう一つの理由として上げておきたいのがアミュレット「神話級 アズラカーの砂塵」の全耐性+4%の威力でしょうか。この装備については当ビルドを見ている方には中華系の動画で多用されているのがすでにお分かりかと思います。まあ、しっかり耐性超過やヘルス回復の手段を用意しているのが前提ですが、この全耐性+4%はかなり効果を感じます。
全耐性+の付いた装備というのは数が少なく殆どアミュレットばかりですが、「ソルジャー」メインということではソルジャー+1の付いた「神話級 ケアンの復讐者」を使うことが出来ます。ただし、今回のビルドでは、これを変えただけでは多少マシになる程度しか改善されないので、上の装備選択は間違っていないと思います。
「正義の熱情」型については、上に書いているように何故これだけディフェンス力に違いが出るのか不思議なくらい戦いやすいです。あとは、集団相手の雑魚殲滅力についても「カデンツ」型より上な感じなのと、突然変異で物理耐性+15%を引いていても、「アイアン・メイデン」を倒す速度が非常に速かったりとちょっと不思議な強さみたいなのを感じます。😅
最後に「正義の熱情」vs「カデンツ」はどうなの?ってところですが、結局は好みの問題で、どちらが上とかいうのはなく、うまくスキルを使うことが出来たほうが勝ちってことだと思います。そういう意味では、今回の「カデンツ」型は、メインである「カデンツ」へのスキル変化が何もなかったところがやや不利だったかなという気もしました。でも、eardianm氏の動画は本当に素晴らしかったので、これからも頑張って欲しいと思います。👍
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Nice writeup! I've been trying to get a sub 6 minute run on Warlord, but I'm running into maps that no nemesis spawns on, which gets real annoying
返信削除先日、5分未満の動画を分析して記事がほとんど書き上がっているので、あなたの動画を加えて明日出してみることにします。かなりの幸運が必要ですが実際にビルドを試してみた感じではチャンスはあると思います。
削除ところで、このようにアグレッシブなバージョンをどう思いますか?
https://www.grimtools.com/calc/mN4PXa0N
All the testing on this side has deathstalker beating most other physical choices regularly between the overall 10% RR and the pet itself doing damage, don't think the +1 from Doom actually beats it out for damage
返信削除Doomは+1が理由ではありません。デスストーカーの選択は間違いなく正しいと思いますが、プレイしてみて突然変異で物理耐性+15%があっても速度的には十分だったので、それであればフラットダメージが高いほうが集団相手としては有利だし、ライフスティールも期待できると思いました。😅
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