シールドカデンツやDA型のように革新的なビルドが出ると、当然それを応用した別のビルドが出てくることになるのですが、例えばBWC型は最初コマンドーで登場しましたが、その後それを応用したソーサラー版が出ました。そして個人的は遠隔寄りでエナジーに余裕があり「ナリフィケイション」や「エレオクテスの鏡」の使えるこのソーサラー版のほうが好みで、それまであまり好きでなかったソーサラーへの評価が一変しました。さらには先日改良したパイロマンサーも単にBWC型を別のクラスで応用したパターンです。
というわけで、素晴らしいアイデアを元にどのように活かすかという部分もビルド作成の面白さであるわけですが、今回はその応用を使ったパターンという所に注目して2つのビルドを見てみることにします。なお残念ながらクラスや装備がなく実際に作ることが出来ないのでGrimDawnToolsの画像を張っておくことにします。
ではまず最初にCDR型リーパーは、前回に引き続きSuperfluff氏の登場ですがペース速過ぎです。(・_・;) →リンク (ただこのビルドはこれまた常連のChthon氏も作っておりほぼソックリですがSuperfluff氏のバージョンのほうが今回の趣旨には最適な感じでした。→リンク )
このビルドは2刀型ですが属性がイーサーということで装備をアルカニストを含まないビルドなのに「千里眼の集中」セットを持ってきたところが面白いところで、AoM以前の固定観念が強すぎると思いつかないところかもしれません。そしてポイントとなるのが「シャドウストライク」と「マーク オブ トーメント」を徹底して強化しているところで、ここを時間短縮させ回転率を上げるというところがこのビルドの全てです。そしてこれは先日紹介したカオス生命カバリストの「マーク オブ トーメント」のダメージ吸収でディフェンスを構築するスタイルを2刀型に応用したパターンと見ることが出来ます。
こう考えると、装備の「千里眼の集中」セットはイーサー強化だけでなくCD短縮でも重要で理にかなっています。とにかく装備は「シャドウストライク」と「マーク オブ トーメント」のスキル強化とCD短縮優先で選択されています。まあ、武器に関してはAoM以降の壊れ装備を代表する「マインドワープ」と「クレアボヤンツ ワンド」というのが若干卑怯な感じもしますが、今回はCDR型がメインなので良しとしておきましょう。(%ダメージがやたら高いのはこいつらのせいです。 (・_・;))
さて、動画を見た感じですがやはりダメージの受け方としてはカオス生命カバリストに似ているかなという気がしますが「ポゼッション」のダメージ吸収分の低さを「マーク オブ トーメント」を徹底的に強化することで同じ60%くらいまで稼いでいる形で、そこそこダメージは受けるものの近接2刀型でもグラディエーターの170がクリアできるというのは流石ですね。これを見ると毒酸、冷気、生命などでも可能かも、という気がしてきますので大いに参考になる良いビルド例だと思います。
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「熟達の記章」の「シャドウストライク」+5はご愛嬌ですが、レリック「ベルゴシアンの修羅道」のCD短縮やクリーグセット2点でイーサーと「マーク オブ トーメント」を同時に強化しているところなどはさすがというところでしょう。
では続いて体内損傷タクティシャンですが、これは以前紹介した体内損傷ウィッチブレイドをタクティシャンで応用したパターンで、作者はこれまたフォーラム常連のTZ Tz氏ですが、今回はそれでなくこのビルドのコメント欄にChthon氏がさらにアレンジしたバージョンがあり、より洗練されている感じなのでビルド例としてはこちらがおすすめです。→リンク
*フォーラム常連者が入り交じる感じでこの記事も面白くなってきましたが、(・_・;) このChthon氏が作るビルドは、希少なレアアイテムを使ったりでややマニアックなものが多いような気もしますが、それだけに装備については非常に詳しく的確なコメントが多いです。またTZ Tz氏はこの体内損傷型でデスナイト版も出していますが、ちょっと極端すぎかなという感じがして強さは別として個人的にはイマイチかも。(・_・;) →リンク
さて、内容については「オクタヴィアスの熱意」セット+「フォースウェイブ」の火力に星座「生命の樹」「春の乙女 イシュターク」「エンピリオンの光」「メンヒルのオベリスク」のディフェンスを使う形ですが、正直な所このスタイルのビルドはおそらく現段階では最強ではないかと思っています。とにかくディフェンスの強力さが半端じゃないですが、それなのに火力も強力でいくらDA型でもちょっとここまでの完成度を作るのは難しいと思います。ということですがこのスタイルはソルジャー+「オクタヴィアスの熱意」セット+星座で完成しているのでサブクラスは別のでも良く、そこをどれだけ上手く使えるかで差が出てきます。
それでは、今回のタクティシャンですが「エルゴロスのストーム ボックス」を使うところがポイントで、これを属性変換でおなじみの「鍛え直したベロナス」で物理変換するわけですが、TZ Tz氏は「エルゴロスのストーム ボックス」を重視していますがChthon氏は「ライトニング テザー」を重視していて体内損傷メインのビルドというスタイルから考えるとChthon氏の方が正解かなと思うのと、さらに「ブレイドアーク」も使っているところも理にかなっていると思います。(「エルゴロスのストーム ボックス」は他のスキルの影に隠れて若干過小評価されている気もしますがDA低下、減速のデバフも付いて使うポイント数も少なく星座発動率も良いと非常に優秀なスキルだと思います。)
ということで、このビルドに関しては動画を見る必要もないくらいに強いのは当然なので、見るべきポイントはいかに基本部分以外の所で工夫が凝らされているかになり、適当にアレンジしただけで強いと思って喜んでいても、実は自分で考えた部分は全然イケてなかったという可能性もあるので、僅かな部分たりとも気を抜いてはいけない、と自分への教訓にしたいビルド例ともいえるでしょう。(・_・;)
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またまた「熟達の記章」で「エルゴロスのストーム ボックス」+5とか使ってたりしますが、装備については腕と靴以外はありきたりで、せめてリングあたりは別のを使ってほしい感じもしますが、まあクリーグセットのように初心者へのわかり易さということではこれでもOKかなという気もします。
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