2018年5月16日水曜日

夏が来た:ナイフ投げ冷気・ウィッチハンター

またまた、Superfluff氏ですが、今回は「ファンタズマル ブレイズ」を冷気変換したウィッチハンターで、ここに来て一気に気温が上がって暑苦しくなってきた所に冷たく冷えたナイフを持ってくるという、絶妙なタイミングでビルドを出してくるところは流石と言って良いでしょう。(多分そこまでは考えていません。そもそも、住んでいるところが違います。(・_・;))そして何故冷気なのにウィッチハンターなのかというところも気になりますね。→ リンク

では早速詳しく見てみますが、今回の装備は結構驚きです。さて、パッと見で分かるでしょうか? まずDA、装甲値、ヘルスが高いのが「おやっ?」という感じになりますが、このクラスでナイフ投げ型を作るとなると普通はDA=2500、装甲値=1500、ヘルス=9,000がいいところかな、と思います。そこで、今回多めに使用しているレアアイテムをよく見てみると、まず耐性がかなり付いています。何故ここまで耐性を重視しているのか?というところで、増強剤を見てみると全部がヘルス・活力強化の「ウェンディゴ ライフセントパウダー」です。前にもChthon氏がこれに近いアプローチを取っていたのを見ましたが、正直ここまでやっているのは初めて見ました。

全体的には、「ファンタズマル ブレイズ」を含めたスキル変化での強化を重視した冷気型ナイトブレイドの装備と言って良いですが、まず、オフハンドの「神話級 死の弁者」での生命→冷気変換が重要です。また、レア装備ではダガーの「ウグデンボーグ チル ストライフ」に、パッチで追加されたショルダーの「クラ’ヴァール ショルダーガード」のカオス→冷気変換が重要です。まあ、Superfluff氏くらいのレベルになると、この特殊な属性変換も、早押しクイズに例えると0.2秒(CD短縮込み (・_・;))「ネザーエッジ」が出てきて全問正解→ハワイ旅行くらいは余裕かな?というところですが、(・_・;) これらの属性変換を活かすべくサブをオカルティストにしての「第2儀式」「ポゼッション」を強化した形です。ただ、変換率としてはそれほど高くないので、もう少し上げられれば、という感じはします。あとは、何と言ってもユニークなのが、武器コンポーネントが「夜の印章」「チル スパイクス」、レリックに「ニダラの大感染」のブーメランナイフを持ってきて、全てナイフで揃えてきていますが、これは彼特有のジョークでしょう。(・_・;)(いや、ちゃんとした火力源です。)

星座については、冷気ビルドのパターンに沿った感じですが、ここでも「哀れな者」に加えて「瀕死の神」を全部取るなどしつこくカオスを攻めています。あとは、スキルについては上でも書いていますが、ナイトブレイド側は「ファンタズマル ブレイズ」ツリーフル強化以外は、典型的な冷気型のパターン、オカルティスト側はカオス・生命型のパターンと面白い感じの構成になっています。

では実際に作ってみます。レアアイテムはちょっとすぐには揃わないのでチープ版の方で行きますが、(涙 。(・_・;))本編程度ならこれでも大丈夫でしょう。と思っていたらそこまで甘くはなく、まともに行くと簡単に死ねるディフェンスの弱さで、これはなかなか戦い方にコツが必要な癖のあるビルドです。まず、火力に関しては、流石というかかなりの高火力であることは間違いなく、特に属性変換で強化された「ファンタズマル ブレイズ」「ブリザード」の組み合わせはお釣りが来るほど強烈で、大抵の敵は一発であの世行きです。そしてギリギリでも持ちこたえられるディフェンスの部分での「ドリーグの血」の存在は大きく、そう考えるとサブをオカルティストにしているのは非常に理にかなっていると思えます。

とはいえ、CDもあるし、「チルスパイクス」も一緒に打ちまくっているとエナジーもすぐに無くなるので、少ない攻撃を的確に急所に叩き込むような、まさにナイフを急所に叩き込みながら戦うイメージです。とにかく、攻撃としてだけでなくヘルス変換による回復の必要性からも、的確に当てていく必要があります。つまり火力が高いので瀕死の状態でも一発当てれば全回復するが、外せば終わりというような感じです。しかしながら、あまり近すぎるとボコられるし、遠すぎると全弾当たらないので、相手によって距離感を変えながらで常に動きながらの方が良いです。最初は感じが解らなくてかなり死にかけましたが、慣れてくれば意外と普通に戦えなくもないというところで、結構テクニカルな動きを要求されます。


さて、実は今回のビルドに関しては、このように非常にマニアックなのでボツにしようかとも思いましたが、Superfluff氏が出してきた3つのビルドには、これとは別に何かメッセージのようなものを感じるところがあって、あえて出してみました。これは簡単に言うとV1.0.6.0パッチで、いろいろな部分に変化が出てきて新しく変わりつつある、という部分についてなので、そこについても書いてみましょう。

・グラディエーターの位置付け
今回のパッチ後にクルーシブルを戦ってみると、ウェーブ150までと150-170までの難易度的にかなりスムーズに繋がって来た感じを受けます。AoM後に170まで拡張する以前は、グラディエーターの150クリアはビルドを作成する上での強さの基準みたいな部分がありました。それが完全に崩れて戦国時代のようになり、火力を思いっきり削ってディフェンスビルドに変えたり、高DAにしたりという感じで無理やりクリアする人が出てきました。しかし、個人的にはjajaja氏が作った「ダブルブリッツ コマンドー」のような素晴らしい作りのビルドが、グラディエーターの170をクリアするためだけにディフェンス強化で、つまらないビルドに変わってしまうのはちょっと悲しい感じがして、それ以降グラディエーターを意識するのは止めました。

そして、Superfluff氏などのフォーラム常連陣も、ビルド例の動画でグラディエーター170クリアを出すことは少なくなった感じでした。それが、ここに来て3つのビルド共に動画付きで出してきたというところが非常に重要なところで、これは今回のパッチの修正によって、再びグラディエーターのクリアがビルドの強さの基準としてふさわしい難易度になった、ということを示しているような気がしました。また、3つのビルドともにバナー1つに祝福4つを使っていて、ビルド自体もそれを使う前提でバランスを取っている感じがします。祝福・設備に関しては、まだどの様な形が定番的な使い方になるかは流動的だと思いますが、ビーコンもかなり強化されているので、それを使うのが前提のビルドというのも十分ありだと思います。

・ディフェンスの方向性
Superfluff氏の今回の3つのビルドですが、パッチでのDA型修正で高難易度でのディフェンスをどうするかというところがポイントとなっていましたが、これはグラディエーターとのバランスでも違ってくるところですが、Superfluff氏はDA、装甲はある程度のところまでしっかり意識してあげる、ということを基本にしつつも「ウェンディゴ トーテム」などをあえて使わなかったりと、ディフェンスガチガチでもなく火力も十分に活かすという方向のバランスにしており、このあたりもビルドの作り方として興味深いところです。

・星座のトレンド
今回のビルドに限ったことではないですが、星座の選択というところも少し気になる所があり、今回のビルドはスキルでヘルス変換ができるタイプだったということはありますが、ヘルス回復の星座はやはり取らない方向で、最近利用が多かった「グール」もありません。一方で「瀕死の神」「イオンの砂時計」の重要性が増している感じで、「瀕死の神」は属性が合わないことはもちろん、攻撃速度のバフまでもが関係ないとしても、クリティカルダメージ強化として発動スキルまで含めて取るというケースが多くなってきた感があります。また「イオンの砂時計」は攻撃用スキルのCD短縮としても必要不可欠と考えられるようになって来ている感じで、ディフェンス用スキルの短縮だけでなく、全てのビルドにおいて考慮に入れておくべきかな、という感じになっているような気がします。

ということで、単にビルドの出来だけではなく、いろいろな部分で興味深いSuperfluff氏の連作でしたが、なんとなく動画をみていると一時期のjajaja氏のように、ここに来て「笑いを取りに来ているな」という感じもしないでもなく、これは余裕のなせる技なのか、ろうそくが燃え尽きる前の最後の輝きなのかは不明ですが、こちらとしても、いつもより笑いを取りに行ってみました。(・_・;)

GrimDawnTools
動画ではご臨終寸前で見事な「ブレイド バリア」での土俵際の粘りを見ることが出来るわけですが、(・_・;) これだけスムーズに技が出るということは「花京院。きさま、ナイトブレイドをやり込んでいるな。」と言われそうなところです。(・_・;) ということで、このあたりのビルド作成に関しては行くとことまで行った様な人物だと、我々凡人には理解の及ばないようなヘンテコなビルドを出して来たりしますので十分注意しましょう。(・_・;)

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