2018年8月15日水曜日

誰がために鐘は鳴る:2丁拳銃物理デスナイト

Shopping氏の新作、2丁拳銃物理デスナイトが出ましたが、これは、少し前にveretragna氏が出していたものと非常にそっくりで、早速veretragna氏もコメントを出していますが、「Shoppingさんよ~ あんた俺と勝負しようってのかい。」という感じで、またしても味勝負か~ってところですが、(・_・;) 実は、veretragna氏のビルドを見たときは、ある程度強さは見えている感じがして、パスかなと思っていましたが、クリーグデスナイトも飽きてきたし、じゃあどこが違うのか、という部分を見てみる意味で取り上げてみましょう。

veretragna氏 → リンク
Shopping氏 → リンク

その前に、ペットビルドで一躍名を上げた感のあるsigatrev氏ですが、その後は研究に没頭しているようで、特定のペットや装備をメインとしてクラスを変えるとどのような変化が見られるかという実験に挑戦しており、いくつかの論文が提出されていますので紹介しておきましょう。(ペットだけにモルモットを使った動物実験って感じでしょうか。(・_・;))

・ネイチャーズ コールの礼装セット固定(全12クラス) → リンク
・サモンファミリア主力型(全9クラス) → リンク
・サモンヘルハウンド主力型(全7クラス) → リンク

まあ、詳しくは実際に記事を眺めてもらうとして、ビルドも結構壊れていたけど、この人も壊れているな、と思わずにはいられないですが、(・_・;) 暇人+廃人パワーが無いと、とても出来ない実験です。(What The Hell(Hound)というジョークが出る辺りからも、彼は本物と言って良いでしょう。(・_・;)) ザックリ掻い摘んでみると、実験の内容からリチュアリストは入っていないですがカバリスト、カンジュラー以外ではデシーヴァー、ウォーロックが健闘していて、以前作ったマインドコントロール・ウォーロックもあながち間違いではなかったかな?と、顔には出さないまでも心の中ではニンマリしてしまう感じですが、(・_・;) やはりカラスが強く犬はダメだな、ということが分かります。(・_・;)(ただ、ヘルハウンドはあくまで実験としてなので、ビルドとしてはもう少し強くできそうな感じがします。)

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では、本題へ行ってみましょう。武器に「神話級 デスディーラーズ サイドアーム」を2つ使った2丁拳銃型ですが、発動スキルの[武器ダメージ300%]というのが目を引くものの、装甲貫通が高かったり、というのもあって、AoM以前から使えそうで使えないという微妙感のある武器でした。(・_・;) そこにスキル変化も付いたということで、デスナイトならいけるんじゃね~の、というところで、装備に「ウォーボーン バスティオン」セット3点他、物理をメインにしたある意味想定通りの、ど真ん中のストレートって感じの構成です。そして、Shopping氏とveretragna氏の装備の違いはベルトだけで、あとはコンポーネントの使い方に違いがありますが、veretragna氏が「ウグデンボーグの革」を多用しているところ、Shopping氏は「抗毒膏薬」を使っています。

スキルも当然似た感じですが、veretragna氏はベルトの「神話級 剣闘士の殊勲」で生命力→物理変換を使って「ボーンハーベスト」「サイフォン ソウルズ」を取っています。あと、ソルジャー側で「テリファイ」を取っているのが珍しいですが、遠隔型ということでの選択でしょう。ただ、個人的には3ポイントも使う価値があるかは疑問って感じです。Shopping氏はソルジャーの最下段の「デコレイテッド ソルジャー」「スカーズ オブ バトル」にかなりポイントを振っているのが目を引きますが、パッシブスキル中心で、アクションスキルが少ないです。また、今回も防御能力が低めですね。

*コメントで言ってますが、防御能力より「fitness」を選択したってことで、これはヘルス、ヘルス再生、活力などの方を重視したってことのようで、結構驚きですが、あとはマスタリーレベルの中途半端感も、普通はなかなか出来ないところです。(・_・;)

最後に、この2つのビルドで決定的に違うのが星座で、veretragna氏は「春の乙女 イシュターク」「エンピリオンの光」を取ってますが、他には攻撃系のものはほとんど無く、非常にディフェンシブな構成です。まあ、2丁拳銃でクルーシブルを戦うならこれくらい必要という考えだと思います。一方Shopping氏は「オレロン」「無名戦士」と非常に火力重視の選択ですが、共に星座スキルを取らないという、またまたセオリーに反した行為をやってきました。「クリティカルでしか出ないようなスキルなんぞいらね~」って感じかもしれませんが、「盲目の激怒」は耐性低下は「ブレイクモラル」、減速も「ゾルハンのテクニック」と被るということであえて取る価値はないということかもしれませんが、なかなか思い切った考えです。あとは双方共に「水の番人 ウロ」を取っているところは興味深いところで、耐性低下やデバフの攻撃の対処用としての選択です。

クルーシブルの動画では、veretragna氏は、最近画面の解像度を下げてSuperfluff氏のようにプロ仕様のセッティングに変えたようで、このゲームにかける本気度が伺えます。(・_・;) ここでは、中盤でのストームタイタンのド派手なジャンピングダイブが見どころでしょう。(そこかよ。(・_・;) )一方、Shopping氏の動画を見ると、GrimDawnToolsのステータス以上に火力の差を感じますが、W161-170クリアタイムがveretragna氏の8分に対して、Shopping氏は6分弱ということで驚きです。

では、実際に作ってみますが、「神話級 デスディーラーズ サイドアーム」が倉庫に一つもない~と思ったらクラフトでしたか。(・_・;) ということで、ダークヴェイル村あたりを彷徨って物資調達に走ります。で、なんとかGetして装備は揃いましたがレアアイテムはないのでほぼ同じになりました。まあ、2丁拳銃は基本2刀流と同じで、攻撃速度、クリティカルダメージ、攻撃能力の3つが大事で、あとはヘルス変換が多くあれば言うことなしって感じです。

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さて、ここで一時休憩して、新企画「実験してみよう」のコーナーです。 (・_・;)

veretragna氏の記事のコメントに、装甲アップの付いたコンポーネントをつけるならベルトにしないとダメだぜ~みたいなことが書いてあって、確かにベルトの装甲は他の部位にも加算されるとwikiの戦闘のメカニクスのページに書いてあったな~と思い出しました。(完全に忘れていたってことです。(・_・;))ということで、ちょうど「神話級 戦闘騎士の殊勲」が2個あったので「魔性の板金」の有りと無しで比較してみると、コンポーネント自体は装甲+30ですが、全部位で44~45アップしています。そしてベルト以外の場所だと当然その部位の装甲が30上がるだけです。

ということで、意外に大事なので忘れないようにしたいと思いますが、今回の「神話級 戦闘騎士の殊勲」はアイテムスキルに装甲+8%がありますが、両手武器必須なので今回は使えないのが残念ですね。また、そう考えると「神話級 ハンマーフォール ガードル」の装甲強化30%は壊れているな~という感じがします。

左が「魔性の板金」の有りで、右は無しです。

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では、再開して、まずveretragna氏の方から試してみます。画面ショットとGrimDawnToolsを取り忘れましたが、(・_・;) まあ、上のリンク先の記事を見れば分かるし、星座スキルが上がりきっていないこと以外は差はないと思うので良しとさせてください。まず、結構火力はある感じですが、カカシのヘルスリセットまでのタイムとしては、1分5秒と今ひとつ振るわないところです。基本的にはヘルス変換が十分にあるので攻撃している分にはヘルスは安定しているが、問題は耐性低下やデバフ系の攻撃で、ヘルス回復スキルがないので、そこを「マーク オブ トーメント」「コール オブ ザ グレイブ」に割り当てた「ネイチャーズ ガーディアンズ」で耐えて、デバフは「サイフォン ソウルズ」に割り当てた「浄化の水」で解除するという流れになります。(ただ、「ネイチャーズ ガーディアンズ」は被打時25%だし、「サイフォン ソウルズ」も普段使わないのはもったいない感じがします。)

では、グラディエーターの100から設備・祝福なしでどんな感じかテストしてみると、まあなんとか戦えるものの、確かに耐性低下やデバフがかかると、かなりヘルスが減っていくので、うまく上に挙げたスキルで対処する必要があります。しかし、それでもファビウスあたりはなかなか厄介で、設備・祝福なしでの150クリアは結構厳し目って感じです。

では、Shopping氏のバージョンに作り変えてみますが、カカシのヘルスリセットまでのタイムは45秒と十分に合格ラインです。それにしても通常使うスキルが「カデンツ」「ウォークライ」「ドゥームフォース」の3つしか無いというのは削りすぎでしょう。(・_・;) なんとなく指が余って寂しい感じですが、こっちも危ないときは「ベロナスの凝視」に割り当てた「浄化の水」「マーク オブ トーメント」で対処します。同じくグラディエーターの100から設備・祝福なしで戦ってみますがveretragna氏とディフェンス力の差は全く感じません。それでいて火力は明らかに高いというのが流石ですが、これには理由があります。

まず、火力が強いぶん殲滅速度が上がるので、攻撃を受ける量も減ってディフェンスが楽になるというのはありますが、ダメージが上がると当然ヘルス変換もより乗ってくるというところは大事で、このような2丁拳銃や2刀型のスタイルでは、とにかく、攻撃速度やダメージを上げることで、基本的なディフェンス力も大きく上がるということを忘れてはいけません。ようは「黙って撃ちまくってりゃなんとかなるんだよ。怪我なんぞ包帯と絆創膏さえあれば問題ね~」って感じであいかわらずワイルドですが、どうせヤバくなるのは一瞬だけなので、そこだけ「マーク オブ トーメント」で乗り切ればあとは火力で押し切れるという作りです。

ということで、勝負としてはShopping氏の貫禄勝ちですが、纏めてみるとveretragna氏は、ベルトの生命力→物理変換を使って火力を強化しつつ、星座はディフェンシブにして、防御能力、装甲、耐性、行動系耐性などもある程度整えて、しっかりバランスをとるという、ある意味教科書通りの堅実な作りという感じです。一方Shopping氏は、相変わらず防御能力は低いし、耐性超過も少なく、パッと見だと火力重視は良いけどちょっと雑だな~と思えるかもしれません。しかし、突き詰めるとスポーツもビルドも最後は結果が全てともいえるわけで、とことんやるならディフェンスは限界まで切り詰めて火力重視にするべきという考え方は正解だし、あまり懲りすぎるよりはシンプルが一番強いというところを体現している感じもします。

*ちなみに、Shopping氏バージョンのベルトを「神話級 戦闘騎士の殊勲」に変えても、それだけでは大して火力に違いは出ないので、まあ「小細工なんかいらね~」ってことだと思います。(・_・;)

たしかに、Shopping氏やSuperfluff氏、jajaja氏などの火力重視のビルドは、初心者には扱いづらいものも多いですが、動画が証明しているように決してプレイできないようなバランスではなく、自分の操作の技量も含めて可能な限り火力を上げて、ディフェンスを削る、というのをひたすら繰り返してたどり着いた結果で、実際に自分で作ってみれば分かるのですが、このように限界まで火力を上げる形でバランスを取るのは、一見簡単に作れそうに見えて実は非常に難しく、大抵は火力は高いけどすぐ死ねる、というだけのビルドで終わります。ということで、おそらくトップレベルのビルドとその他のビルドの一番の差はここかな、という感じがするところで、そのように考えると、今回のShopping氏のビルドはveretragna氏にこそ見てほしいビルドだったのかな、とも思えてくるところです。

GrimDawnTools
得意のインクィジタークラスの超火力に比べると若干おとなしめではありますが、存分にShopping氏らしさは出ています。ビルドとしては基本撃つだけの良い意味でシンプルなビルドで、ピュリファイアなどよりは2刀型のブレイドマスターなんかに近い感じもします。それにしても、このような最大の火力とギリギリのディフェンスという際どいバランスでビルドを作れるようになるためには、なにより「俺は最強だから死ぬはずはね~」というような強い気持ちが必要でしょう。(・_・;)



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