2018年8月1日水曜日

そして誰もいなくなった:カオス・ペットカンジュラー

少し前から、なかなか面白そうなペットビルドを出し続けているsigatrev氏ですが、新作が登場しましたので、取り上げてみたいと思います。sigatrev氏は、カンジュラー中心でペットビルドを専門に、少しずつ改良を重ねてきており、最近はコンスタントにグラディエーターの151-170を10分以下でクリアしていて、非常に完成度が上がってきている感じです。→ リンク

では、内容を見てみますが、ペットカンジュラーに関してはある程度完成している感があり、大枠は変更の余地がないので、どの部分を改良してくるか、というところが見どころになるわけですが、今回は武器の「神話級 魔の時」と、リングの「神話級 ヴォイドウィスパー バンド」を使ってカオス特化の作りになっています。「神話級 魔の時」に関しては前回のパッチでやや弱体化を受けたものの、ペットボーナスが高性能な上に、アイテムスキルも非常に強力です。そして、「神話級 ヴォイドウィスパー バンド」でのペットに対する物理→カオス変換を使うことで、星座、「フィーンド」「守護者の目」「瀕死の神」を最大限活かそうという考えだと思います。

星座は、上記に挙げたものがメインで、非常にカオス寄りのパターンで分かりやすく綺麗にまとまっていますが、普通は「羊飼いの杖」あたりは取りたくなるところで、装備が前提になければ、意外にこのような形で取るのは難しいのではないかと思うところで、かなり研究してきたな、という感じを受けます。スキルに関しては、まさにペットカンジュラーそのままという感じですが、カオス強化での「ヘルファイア」に、セット装備で召喚数が+1になる「サモン ブライアソーン」をフル強化しているところが目を引きます。あと、「ドリーグの邪眼」は星座スキル発動用ですね。

次にペットのステータスをひと通り見てみますが、ダメージ、攻撃速度、クリティカルダメージの全てが、先日のSuperfluff氏のペット・リチュアリストの数値を上回っていて、非常に期待できそうです。また、ライフや防御能力もちゃんと確保されているので、火力特化のかわりにディフェンスを削っているわけではありません。耐性については、刺突、出血が低めですが、両手武器なのでコンポーネントが1つしか使えないデメリットが出ているというところでしょう。

では、作ってみますが、レア装備はないので今回はほぼそっくりになりました。とりあえず、いつものようにカカシのヘルスリセットまでの時間を測ってみると、24秒で、これはかなりの高火力だと思います。実際戦ってみてもアルティメットのAct6辺りは、完全に無敵で、「セオディン マルセル」もただの雑魚って感じです。(・_・;) さらに驚くのがディフェンスの安定の高さで、「ウェンディゴ トーテム」を立てておけば、まずペットが死ぬことはなさそうです。「サモン ブライアソーン」はスキルを強化している効果かな?という気もしますが、比較的死にやすい「チルメイン」もかなり丈夫なのが不思議です。あとは、「サモン ブライアソーン」に割り当てた「守護者の目」が凄まじい軌道で動き回るのが個人的には衝撃って感じでした。(・_・;)

ということで、あまり改良の余地は無さそうなペットカンジュラーで、たしかに変更した部分はわずかです。しかし、確実に進化していると実感できる完成度で、今まで使ったペットビルドの中ではNo1の出来だと感じました。個人的にはやはり「カンジャー プライマル スピリット」の強さで、カバリストよりカンジュラーの方が好みですが、やはり「瀕死の神」はカオスを使ってこそ最大限に火力が活かせるのだな、としみじみ思いました。

GrimDawnTools
大抵のペットビルドは通常は無敵でも、ある一定のラインを超えると死にまくりで、「そして誰もいなくなった。」の状態になってしまいがちですが、このビルドは、そう簡単には死なない感じで、ペットの鬼門ともいわれるクロンリーあたりも余裕があります。とにかく、火力の強さだけじゃなく、ディフェンスもド安定ってところで、こんなに楽して勝ったら仕事がなくなるんじゃないか、(・_・;) と心配になるくらいの強さです。sigatrev氏はこのあともペットビルドをどんどん出してくれると思いますので、期待したいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿