DA強化型ウォーダーによってにわかにDAブームが訪れた感もありますが、またしても中華ビルドで「えっ!」と思うようなビルドが出ていたので速攻で調査してみます。→リンク
今回のビルドは、パッと見た感じは「黒焦の誓約」セットを使っているのでカオスレイのウォーロックか?という感じがしますが、カバリストなのでカオスレイは無く純粋なカオス・生命ビルドです。かなり以前にウォーロックで2刀型のカオス・生命ビルドを作ってwikiに載せたことがありますが、それと同じタイプのビルドですね。しかしながら、OA3000は良いとしてDA2300、装甲値1500は普通というか低めで、さらに装甲吸収率は70%!。しかもオフハンドというハンデがあります。当然ながらこれでグラディエーターの170がクリアできるの?というか可能か?と疑いたくなるレベル。
では、早速詳しく見てみると、まず星座の「瀕死の神」はカオス・生命なら当然として「イオンの砂時計」を取っているのでいわゆるCDR型ですね。では何を短縮しているかというと、「マーク オブ トーメント」のダメージ吸収と「黒焦の誓約」セットのセット効果のダメージ強化と物理耐性28%にあとは「ドゥーム ボルト」というところでしょうか。全体的にはスキルと星座のヘルス変換をディフェンスの柱としていますが、この程度では到底耐えられるわけありません。
続いてのポイントは耐性超過で、属性値の多くは60%程度超過させていてこれはセオリー通りですが、ひとまず属性値の耐性を仮に1次耐性と呼ぶとすると気絶、凍結、減速、捕縛などの行動系の耐性を2次耐性と呼んでおきます。で、このビルドの特徴は、この2次耐性も重視していて、どれも80%かそれ近くになっています。さらに重要なのが物理耐性で、盾無しでありながら最大で70%というのは簡単には出来ない数字なので、重視しているようです。ということで、胴の「フェイトウェーバーの服」アミュレットの「慈悲のアバター」は、装備での1次耐性確保用としての選択です。
最後にスキルですが、ここでポイントになるのは「ウェイスティング」をフルに強化してOA低下のデバフを使っています。あとは「イル オーメン」の物理ダメージ減少あたりもポイントでしょうか。なお、動画では「ラヴェナス アース」も使っているのでGrimDawnToolsとは少し違うようでさすがにグラディエーターでは「ディケイ」のダメージ減少も必要なのでしょう。その他で大事と思われるのは属性変換で複数の装備で火炎、冷気、イーサーからカオス変換と、カオス→生命変換を持っていて、特に星座の「フィーンド」とスキルの「デストラクション」の火炎→カオス変換で火力を出しているようです。
ビルドの全体像としてはこんな感じですが、どうもこれだけ見ても今ひとつ170を乗り切れそうな感じがしません。ということで実際に作って試してみます。「黒焦の誓約」セットをウォーロックから移動して、他の装備も運良く全て在庫があったのでほぼソックリに作れました。で、「あれ?」と思ったのが左クリック用の通常攻撃スキルがありません。(もしかしたら余計な反射ダメージを受けたくないからかもしれません。)そこで動画を見てみると「マーク オブ トーメント」を割り当てています。操作感もよくわからないので動画を参考にしましたが基本的には全部のスキルを使いまくりで、難しいことはやってない感じです。ということで、意外なことに間接的な攻撃スキルに星座や装備のアイテムスキル中心で、武器攻撃はおろか直接的な魔法攻撃すらもないという、設置型的なキャスタースタイルでした。(どおりで「リーピングストライク」を取ってないわけです。)
また、この動画では戦い方でも参考になる部分がありますが、「砂の坩堝」の下側のアーチになった狭い通路部分でストーンウォールバナーを立ててひたすら耐えるという戦い方になっています。この場所は体の大きな敵は通過できないこと、アレクサンダーのメテオを防げることなどでの選択のようで、良く考えられています。流石にウェーブ170は死んでも不思議ない感じですが、ビルドの構成を考えると不可能を可能にしているレベルです。(クリア後の報酬でエピックの設計図がかなり出ているということは、それほどやり込んでるわけで無い感じもしますが謎ですね。)
で、戦ってみた感じですが、ディフェンスは十分というか、本編のボスなどでも全く問題く、並の盾持ちなどより遥かに安定感があります。また、攻撃に関してはやはり属性変換された「デストラクション」と「炎の奔流」が効いていて「瀕死の神」でブーストされた火力はかなり強力な上に「ドゥーム ボルト」もスキル変化で強化されているので威力があります。その他には脚の「ウェンディゴメイン レギンス」のアイテムスキルが発動率が良くヘルス変換も付いていて中々優秀だと感じました。(動画で赤い玉が前後に動いているのがそれです。)
では、改めてこのビルドの最大のポイントであるディフェンスについて仕組みを見てみると、「マーク オブ トーメント」が11ポイントで51%のダメージ吸収、これに「ポゼッション 」の13%が加わって64%ですが、これが時間短縮の効果で常時展開されることにより大半のダメージを吸収します。これに「ウェイスティング」や「イル オーメン」のデバフと高い物理耐性の効果で、DA,装甲値、装甲吸収率の低さを全く感じさせない強固なディフェンスを作っているということになります。
リチャージを短縮するCDR型はアルカニストではよく使われるスタイルですが、意外にネクロマンサーだけでも結構使えるな、という感じで、2刀型などにも応用できそうな感じがします。それにしてもオフハンドに装甲吸収率70%なのにグラディエーターの170を近接型でクリアするというのは結構驚きです。たしかに、これだけダメージ吸収があればDAが4000以上あるのと同等に近いのかな、とも思えるので、そう考えると不思議ではないのですが、それでも、ちょっとこのビルドは考えつかないな~と他の部分も含めて驚きの連続でした。いや~中華ビルド恐るべしですが、素晴らしいビルドだと思います。
GrimDawnTools
速攻でペットカバリストをリセットして作ってみましたが、見た目もミニマルな感じにしてみました。それにしても、DAの次はダメージ吸収ですか...しかも単にダメージ吸収だけでなく低い装甲吸収率や通常攻撃まで無くすという発想やしっかり考えられた火力など、前回のウォーダーと比べてもはるかに高い完成度で驚きました。おそらく、グラディエーターの170をクリア出来ると書いて無ければ誰も良さに気が付かないし、動画を見ないと信じられないと思えるような意外性に脱帽です。
0 件のコメント:
コメントを投稿