2018年1月9日火曜日

老兵は死なず:シールドカデンツ・タクティシャン

今回はお試しコーナーは一休みしてフォーラムについに真のグラディエーター170クリア可能なビルドが登場したのでその話を。

で、おなじみのその前に、前回のペットビルドの強烈さに驚いたところで、もう少し難易度を上げて戦ってみましたが、「ローカー」はどうしても本体が狙われるのでちょっと無理。セレスチャル相手としては耐性低下が弱いのでダメージが入りにくいというのもあります。さらに「ラヴァジャー」の階段ハメで時間を測ろうかと思いましたがペットの攻撃で動いてしまうのでどうも無理ぽい感じでした。あと星座スキルがMaxまで達していないのでクルーシブルは試していませんが、もともとペットビルドとは相性が悪いのでグラディエーターの終盤はやはり厳しいでしょう。ということで、相手を選ぶところはありますが特定の相手に対して異常に強いのは間違いないのでスペシャリスト的な運用で活躍できることからデスナイトとこれだけあれば大抵は事足りるという気もするのでおすすめです。

では、フォーラムのビルドですが、作者は常連のSuperfluff氏でクラスはやはりというかディフェンス力のあるタクティシャンです。「カデンツ」「ブリッツ」のメイン攻撃に「ウォーボーン バスティオン」セットということで、見た目は何の事はないウォーボーン・シールドカデンツそのままという感じで、インクィジター側は「ワード オブ リニューアル」「デッドリー エイム」「インクィジター シール」の3つだけの、これはオカルティストのようにサブでインクィジターを使う場合の定番のセッティングと言って良いでしょう。これだけ見ると戦闘はすごく地味になりそうなのが予想されますが、今回ソルジャー側は「メンヒルの防壁」をとっているのでディフェンスは十分として火力は何らかの形で補う必要があるでしょう。

ではこのビルドの最大の見どころはどこかというと星座です。下にGrimDawnToolsの画像を貼っておきましたが非常に珍しく、また工夫が凝らされた配置になっています。これは「石の守護女神 ヴィール」を前提とした配置でこの星座の物理ダメージ減少によるディフェンスを目的とした選択でしょう。発動スキルの「ヴィールの拳」は被打時発動ですがクルーシブル終盤では殴られる機会が高いのとリチャージ時間が短いので非常に適しています。また星座自体に耐性が多く含まれているのも今回は重要です。ただ、この星座、アセンダント(紫)12を要求するのが難点で取りにくい星座です。ということで、ここが工夫のしどころですができるだけ完成ボーナスが複数でアセンダントを含む星座を取っています。「死霊」あたりはその典型的な星座ですが「牡鹿」「豹」「真面目な見張り」なども完成ボーナス目当てで選択されたものでしょう。

そしてもう一つポイントとなるのが、やはり耐性超過です。星座で「春の乙女 イシュターク」「エンピリオンの光」と取っているのは耐性確保用と言って良く全ての耐性を60%以上確保した上で生命、イーサーを100%超過させているところがポイントです。インクィジターはスキルでイーサー、カオスの耐性を上げられるところがメリットですが、クルーシブル終盤への対策として「アレクサンダー」「アナステリア」のイーサーや「迷いし者の死神」「クバカブラ」「ブラッドロード タロニス」の生命など耐性低下によるダメージの軽減を目的とした対処として非常によく練られていると思います。他に注目する部分としてはアミュレットの「ケアンの復讐者」があります。イーサー耐性確保もありますが、スキル変化の刺突報復による補助火力の役目もあり非常に上手い選択だと思います。

さてこのビルド例はオフェンシブ型とディフェンシブ型の2パターンが出されていますが、
オフェンシブ型でも「迷いし者の死神」「グラヴァ’スル」の組み合わせを安定して打ち破っているのでさすがです。ただ他が「ザンタリン」2体なのがやや楽なのと、途中危ない場面もみられることからこれでも決して万全では無いようで、そういう意味でディフェンシブ型の存在が有るのでしょう。こちらを見ると「アレクサンダー」のメテオを受けても大してヘルスが減ってなく耐性超過の効果が分かります。

ということで、シールドカデンツをベースにディフェンスと耐性超過を確保しつつ火力をうまく整えてバランスを取った職人技的なビルドと言えるでしょう。あらためてシールドカデンツの強さが分かるというところです。しかしながら、ある意味グラディエーターの151以上はここまでしないと難しいとも言えるわけで、現時点では限られたビルド以外安定クリアはまず無理と言っても良いので、その意味ではモグドロゲンやラヴァジャーと同レベルのチャレンジ要素でしょう。

非常に工夫を感じさせる星座の配置。画面には写っていませんがメイスなので「ローワンの王笏」も含め無駄がありません。それにしても耐性超過というややマイナーな部分を重視させるというところが他のゲームではちょと無さそうなところで、開発陣はやはり海外ドラマ「ビッグバン★セオリー」や「シリコンバレー」のようなオタク集団だなと思ってしまうところです。(・_・;)

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