2018年1月10日水曜日

衝撃の再来:DA強化型出血ウォーダー

前回グラディエーターのウェーブ170をクリアできるビルドとしてシールドカデンツ型タクティシャンを紹介しましたが、フォーラムに同じく170をクリアできる中国産のビルドが4種類出ていて、その中のウォーダーが非常に面白そうなので今回はそのビルドを使って実験をしてみます。

前回のタクティシャンはシールドカデンツをベースにディフェンスと耐性超過を強化するという、正攻法での対処を行ったビルドでしたが、今回のビルドはDA(防御能力)を特化させることで強力なディフェンスを作っています。(ステータスは何と5980です。)さて、このビルド、耐性はギリギリな上にヘルス回復も少なく「オーバーガード」「ウィンディゴトーテム」にも数ポイントしか振っていない上に装甲吸収率も85%しかないというちょっと常識はずれな構成で、星座もヘルス回復系のものは取っておらず、僅かなヘルス回復と変換しかありません。

で、これで大丈夫なのかと思うところですが動画を見ると、設備無しで祝福もアマトクだけです。それでいてほとんどヘルスが減る場面がなく余裕でウェーブ170をクリアしているのが驚きです。しかもマップはディフェンス的には厳しい「虚無の坩堝」です。さらにこの動画は2回連続でクリアしており、実際「迷いし者の死神」2体相手でも全くヘルスが減ることなく倒していることから、たまたまクリアできたとかではなく、おそらくどんな組み合わせでも安定クリア出来る上、4回まわすことも可能と思われます。これはシールドカデンツが出たときに匹敵する程の衝撃とも言えますが、中華ビルド恐るべしです。

それでは、非常に興味が出てきたところで実際に作って試してみることにします。しかしながらDA5980を実現するためにはかなりレアなMI品を使うしか無いので簡単には再現できません。そこで可能な範囲で妥協するとして5000位を目指してみることにします。クルーシブルの場合はストーンウォールバナーを使えばDA+10%になるので、このぐらいあれば十分と思われます。

では作る前に一応このビルドの全体像について見ておきます。ベースとなるのはメイン攻撃が「ブレイド アーク」に装備が「ブラッドレイジャーの果てなき狂乱」セットということで、ここまでは一般的な盾持ち出血ビルドですが、装備や星座をDA強化に回した分、不足した火力を補うため武器は「鍛え直したベロナス」を使ってシャーマンの雷系スキルと星座の発動スキルをエレメンタル→物理変換して補助火力として使っています。このため攻撃属性としては出血と物理になっています。ただ、かなり無理をしているだけあってエナジーは足りないし、スキルや星座の割り振りも徹底的にDA優先で取っているので部分的にバランスを欠いている感もあります。

とりあえずざっくり装備を整えてみた所、DAは4700くらいですがバフと星座スキルがMax になれば最大5200くらいにはなるということで十分でしょう。で、これで少し戦ってみると、たしかにヘルスが減りません。実際にはダメージは受けるし何もしないで耐性低下を受けるとヘルスも減るわけですが、受けるダメージが非常に少ないのでヘルス回復とわずかなヘルス変換のみで回復でき、戦っている分にはまったくヘルスは減りません。ただエナジーがキツイので星座はDAも上がる「吟遊詩人のハープ」に変えて装備も有るもので置き換えました。ディフェンスは完璧なものの火力に関してはデスナイトよりは劣るのでグラディエーターでなければ火力重視に変えたほうが良さそうです。ということで「ローカー」も倒せるものの火力が足りなくて時間がかかります。(DA4000くらいだとアルティメットのマッドクイーン相手に終始張り付きは厳しい感じなので、この用途で使うなら4500以上はあったほうが良いかもしれません。)

ではクルーシブルチャレンジャーでテスト走行してみますが、「シャー’ズル」はおろか「マッドクイーン」も張り付いたままでも全くヘルスが減りません。そして151以降ですが偶にヘルスが減るケースはありますが一気に減ったりはしないのでゆっくり対処でき問題無しで「迷いし者の死神」「グラヴァ’スル」を軽く捌いて余裕でクリアできました。とにかくこのディフェンスの強さは驚くばかりですが、戦闘中にDAのステータスを見ると雑魚は命中率が10%以下でヒーロー・ボスでも20%以下なので、そもそも攻撃が当たってない感じです。ということでDoTだろうが耐性低下だろうがいくらかかっていてもヘルスが減らないというある意味無敵に近い状態です。特に「アレクサンダー」はメテオが直撃してもヘルスが減らないので全く当たってないと思われますが、そうなると完全に雑魚と言って良いです。

さて、このDA特化スタイルですが、耐性超過が不要、装甲吸収率やヘルス再生・変換もそこそこでOK。ヘルス回復用の星座も必要ありません。また、攻撃を回避する必要が無いのでクルーシブルではバナーのそばを離れる必要がなく効果的に使えるのと、減速、捕縛耐性も不要と非常にメリットが多く優れていると感じました。しかもこのスタイルはこのビルドだけしか出来ないわけではないので他のビルドにも応用ができると考えられ今後重視される可能性もあります。となるとDA強化の装備は大きく価値が上がると思われますが、盾の「アンタッチャブル」「シージブレイカー」に代わって一躍スタンダードな装備になるかもしれません。ということで今回はウォーダーや出血ビルドがどうかではなくDAを特化すると耐性なんか無くてもほとんど無敵になってしまうという驚くべき結果を体験出来ました。(・_・;)

GrimDawnTools
とりあえず手持ちの装備で整えて再現してみた感じですが受けるダメージの少なさは驚異的。凄いというかヤバイという感じもしますがパッチで修正されるかとか、でも、簡単に修正出来ないような気もするしと余計な心配をしてしまうくらいにヤバイです。(・_・;) 一応、盾持ちソルジャーならどんなクラスでも応用が出来そうなのでDAを確保した上で、必要なレベルまでに火力を上げられるかが勝負となるでしょう。

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